“飛翔天女”豊田真奈美の後継者対決は直伝・日本海式原爆固めでつくしが勝利!「やらかしたね。やり散らかしたね」
13日、アイスリボン『大田区総合体育館大会』が開催。メインイベントでは藤本つかさの持つICE×∞王座に春輝つくしが挑戦した。
つくしは2010年に小学6年生でデビューし、キャリア10年を超えた現在アイスリボンの中核をなす存在に。
タッグ王座やICE×60王座時代はチャンピオンになっていたものの、同王座になってからは7度挑戦したが一度も勝利することはなかった。
“飛翔天女”豊田真奈美の後継者対決ともなったこの試合では、お互いの手の内を知り尽くしているだけに一進一退の攻防へ。
最後は技ではなくエルボーやチョップの意地の張り合いとなり、藤本のジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドを返したつくしがジャパニーズオーシャンスープレックスホールドで叩きつけ3カウントを奪った。
号泣しながらつくしは「7回も悔しい思いして、天井見ることしかできなくて、この景色をずっと見たかった!豊田さん、リングに上ってきてもらえませんか?過去色々あったけど、豊田さんから頂いたジャパニーズオーシャンで今日チャンピオンになってこのベルトとることできました。これからアイスリボンを引っ張っていくので、豊田さんこのベルトを自分の腰に巻いてもらえませんか?」と、師匠である豊田さんに懇願。
豊田さんも「つくし、やらかしたね。やり散らかしたね。アイスリボンの最高峰のベルト、これを活かすも殺すもこれからのつくしの頑張り。期待して見てます。これからもどんどんこのベルトの価値をあげていってほしいです」とベルトを受け取り、つくしの腰へベルトを巻いた。
改めて王者としてリングに立ったつくしは「色々あってほんとに心を閉ざしてた。色んな人にあんたは団体のトップになる立場なんだよって言われてたけど、どうしてももう一歩踏み出せることができなかった。でも、こうして巻けたのはほんとに周りの人のパワーがあったからであって、今は胸を張って言えるようになりました。自分がアイスリボンを引っ張っていきます!」と宣言した。
そのつくしは、防衛戦の相手に鈴季すずを指名。11月28日の後楽園ホール大会で初防衛戦が行われることとなった。