21歳の娘レスラーが出産し42歳でおばあちゃんになったママさんレスラーが誕生日当日に王座防衛!「親子3代目指します!」
19日、後楽園ホールにてアイスリボン『Oktober Iceribbon Fest2024』が開催。セミファイナルでは星ハム子&真琴の持つリボンタッグ王座に[人生サンブンノイチ]咲蘭&桜花由美が挑戦した。
先月のDUALSHOCK WAVEトーナメントでタッグを組んだ咲蘭と桜花。咲蘭の母と桜花が友人であり、現在15歳の咲蘭がお腹の中にいる頃から桜花は知っているという。DUALSHOCK WAVEは2回戦敗退となったが、先月の横浜大会に人生サンブンノイチで参戦するとハム子から桜花が勝利。そのままタッグ王座に挑戦表明し、ハム子が当日42歳の誕生日ということもあり真琴の意見を聞かずに挑戦を受諾した。
人生サンブンノイチが殴りかかり試合が開始し、桜花が咲蘭を武器のように使い攻め立てていく。だが咲蘭1人になると真琴がヘッドロックで絞り上げ、ハム子の腹ウォッシュで悶絶。桜花がビッグブーツで救出し流れを戻し、咲蘭が桜花の肩に乗って雑技団式フットスタンプをハム子に投下する。しかし真琴のスピアーとハム子のラリアットの同時攻撃など年季のある連携で圧倒し、最後は真琴のダブルアームスープレックスからハム子がダイビングボディプレスを投下し咲蘭から3カウントを奪った。
15歳の咲蘭はまるで母を見つめるような目で桜花を見ながら「桜花さんとベルトを絶対にとりたかった」と号泣。桜花も「これが最後じゃないから。これからがスタートだから大丈夫。次は絶対アイスのベルトでも、WAVEのベルトでも狙っていきたいと思います」と諭してタッグ継続を約束する。
この日42歳の誕生日を迎え、先日娘の星いぶきが女の子を出産したことでおばあちゃんとなったハム子は「今日はいい日だ!誕生日は嬉しくないんですけど(苦笑)ほんと歳は取りたくない。おばあちゃんになったことは本当に嬉しいです!親子3代目指しましょうか。女の子なんでね。強いおばあちゃんだよって自慢されたいので、まだまだプロレスラーとして辞められないじゃないですか(苦笑)なんか私、10周年で辞めようと思ったらいぶきがデビューして、15周年でまた辞めようと思ったら、なんか次々色んな事起こって辞められない。孫ができたらもっと辞めれなくなっちゃいました。頑張ります。皆さんついてきてください。お願いします。3代なるまで皆さんついてきてください」と意気込んだ。
星いぶきは14歳でデビューしているため、順調に行けばハム子が56歳、いぶきが35歳で親子3代女子レスラーになれる計算となる。63歳のジャガー横田や60歳の神取忍が現役の女子プロレス界であり、史上初の現役親子3代による女子レスラー共演が見られる日がくるかもしれない。