斎藤裕の持つRIZINフェザー級王座にDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎が挑戦決定!「朝倉選手よりはいい試合したいと思います」
4日、都内某所にて、今月24日に神奈川県・ぴあアリーナMMにて行われる『Yogibo presents RIZIN.31』についての記者会見が実施され、斎藤裕vs牛久絢太郎のRIZINフェザー級タイトルマッチが行われることが発表された。
斎藤裕は、昨年11月21の大阪城ホール大会で朝倉未来との初代王座決定戦を制してRIZINフェザー級王座を戴冠。
その後の挑戦者候補として榊原信行CEOは約3ヶ月前からクレベル・コイケにオファーをかけていたというものの、「体重も落ちないしやれない」という答えが返ってきた上に足の負傷も重なってクレベルの王座挑戦は立ち消えに。10月2日の『RIZIN LANDMARK』での朝倉未来vs萩原京平の勝者が次期挑戦者に名乗りを上げるのではないかと思われていたが、RIZINが用意したのは現DEEPフェザー級王者である牛久絢太郎。
榊原CEOはこのカード決定の経緯について、未来からは2日の試合後に「僕に行かせてくれ」と強い要望があったことを明かしつつ、牛久からかなり早い段階からSNS等で強いアピールがあり、DEEPの佐伯繁代表もこれを後押ししたことから熱意を買ってRIZIN初参戦の牛久を抜擢したことを語る。
そして、「10月24日の2人のタイトルマッチの結果によっては斎藤裕vs朝倉未来というカードがファンの後押し次第で大晦日に実現するかも知れない」と未来へのフォローを入れた。
牛久は寡黙ながらも「僕の格闘家人生すべてをかけてぶち壊しに行く」と闘志を燃やし、「“ぶち壊す”というのは大晦日での斎藤裕vs朝倉未来というファンの予想をぶち壊したいということか」という質問に「はい。そうですね」と即答。
斎藤は、牛久の試合をPANCRASE時代からDEEPに行ってからも全て見ていることを明かし、「牛久選手と同じではないですけど似たような選手との対戦も何度もありますし、苦しい展開になることももちろん想定しています。で、色んな攻防があった上で最後は衝撃の結末、KOを目指して頑張りたいと思います」と防衛への決意を語った。
そして、未来から「華がない」などの挑発を受けていることについて聞かれた斎藤は、「華がある・無いってよくわかんないんですけど、多分その人の考え方とか色々あると思うんですけど、朝倉選手よりはいい試合したいと思いますね」と強気な答えを返しつつ、「対戦したいと言われるのは素直に嬉しいと思います。まためぐりあうかは別の話として、2人が一番いいときというか、みなさんが見たい、お客さん・ファンのみなさんが機運が高まったときにやるのが形としては美しいと思うんですけど、僕はとにかく24日にいい試合をするっていう気持ちがあるので、それは見てもらいたいですけどね、試合は」と未来へのメッセージを贈った。