【試合詳細】9・5 新日本プロレスメットライフドーム大会 【IWGP世界ヘビー】鷹木信悟vsEVIL 【IWGPジュニア】ロビー・イーグルスvs高橋ヒロム 【IWGPタッグ】タイチ&ZSJvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs内藤哲也&SANADA 【IWGPジュニアタッグ】石森太二&エル・ファンタズモvsエル・デスペラード&金丸義信

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『カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』
日程:2021年9月5日(日)
開始:15:00
会場:埼玉・メットライフドーム
観衆:2,780人

▼第0試合 STARDOM SPECIAL MATCH 20分1本勝負
[Donna del mondo/Alto livello KABALIWAN]ジュリア/○朱里
11分31秒 白虎
[Queens Quest]渡辺桃/●上谷沙弥

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/●石井智宏
11分45秒 エリミネーター→体固め
[UNITED EMPIRE]ジェフ・コブ/○グレート-O-カーン

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/BULLET CLUB】石森太二/●エル・ファンタズモ
20分28秒 ピンチェ・ロコ→体固め
【挑戦者組/鈴木軍】○エル・デスペラード/金丸義信
※第66代王者組が2度目の防衛に失敗。デスペラード&金丸が第67代王者組へ

▼IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ 60分1本勝負
【王者組/DANGEROUS TEKKERS】○タイチ/ザック・セイバーJr.
26分43秒 ブラックメフィスト→片エビ固め
【挑戦者組/CHAOS】後藤洋央紀/●YOSHI-HASHI
※もう一組は【挑戦者組/L.I.J】内藤哲也&SANADA
※第91代王者組が初防衛に成功

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/CHAOS】○ロビー・イーグルス
24分7秒 ロン・ミラー・スペシャル
【挑戦者/L.I.J】●高橋ヒロム
※第90代王者が初防衛に成功

▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/L.I.J】○鷹木信悟
30分20秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
【挑戦者/BULLET CLUB】●“キング・オブ・ダークネス”EVIL
※第3代王者が2度目の防衛に成功

鷹木がセコンドの介入を退けIWGP世界ヘビーを防衛!ヒロムを倒したロビーへIWGPジュニアタッグ王者となったデスペラードがリマッチを要求!タイチ&ザックがIWGPタッグを防衛!

第0試合

 先発はジュリアと桃。ロックアップからリストの取り合い。桃がヘッドロックからグラウンドに持ち込むが、ジュリアはヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。

 バックの取り合いから朱里が引き倒すが上谷がアームホイップからロープに飛ぶも、朱里がアームホイップで投げ捨て走りこむが、上谷が足を刈って倒しフォール。すぐさま起き上がった朱里がショルダータックルで倒し、首投げから背中にサッカーボールキック。朱里はジュリアにタッチ。

 ジュリアは髪を掴んで正面ロープにくくり、顔面を朱里&ジュリアが踏みつける。
 ジュリアはボディスラムからフォールも1。
 ジュリアはSTFで捕らえるが桃がカット。
 ジュリアはロープに振ってバックエルボーも、避けた上谷がロープに振り、桃がスライディングで足を刈って倒し、上谷が低空ドロップキック。上谷は桃にタッチ。

 桃はコーナーに振ろうとするが朱里がカット。だが桃がジュリアを強引にコーナーに振り串刺しドロップキックから、走り込んできた朱里の足を刈ってジュリアに叩き込むと朱里の背中にサッカーボールキック。桃はジュリアをフォールも2。
 桃はピーチサンライズを狙うが、ジュリアが切り返しエルボーの打ち合い。桃がエルボー連打からロープに飛ぶが、ジュリアは蜘蛛の巣で捕らえていくが、桃がBドライバーに切り返そうとするもジュリアが丸め込むがすぐに立ち上がった桃がサッカーボールキック。フォールも2。
 桃がコーナーに登るが、ジュリアが正面に登るとコーナー上で蜘蛛の巣。カットしようとした上谷を朱里がぶら下がり腕ひしぎで捕らえ、ジュリアが桃を離すとミサイルキックを発射。フォールも2。ジュリアは朱里にタッチ。

 朱里はジョン・ウーから串刺しニー。さらにネックチャンスリーからフォールも2。
 桃がその場飛びドロップキックから裏投げで倒しフォールも2。
 桃は上谷にタッチ。

 上谷はドロップキックからロープに振ろうとするが、逆に朱里が振ってソバットからロープに飛ぶが、上谷が追走ジャンピングニーからロープへ飛ぶ。朱里も追走ニーからロープに飛ぶが、上谷がバイシクルキックで迎撃し、改めてロープに飛んでバイシクルキックからフォールも2。
 上谷はスタークラッシャーを狙うが、耐えた朱里がジュリアに振るとジュリアがビッグブーツ。
 ジュリアと朱里はダブルのフェイスバスターから朱里がランニングニー。フォールも桃がカット。
 朱里はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、飛び越えた上谷がフランケンで場外に投げ捨てると場外へのスワンダイブプランチャ。
 リングに戻り、桃と上谷でダイビングダブルニーアタックから、上谷がノーザンライトスープレックスホールドも2。
 上谷がスタークラッシャーからコーナーに登るが、ジュリアがカットしヘッドバッド。朱里が正面に登り雪崩式の朱雀から白虎も桃がカット。
 桃がジュリアにハイキックも、ガードしたジュリアが桃の顔面に膝蹴りからノーザンライトボム。
 上谷は朱里にエルボー連打も、朱里は膝立ちの上谷へミドルキック連打。朱里は担ぐも着地した上谷がリバースフランケンで投げ捨て、ロープに飛ぶが朱里はハイキックで迎撃しフォールも2。
 朱里とジュリアが上谷に大蛇を叩き込み、朱里が白虎で捕らえ上谷はギブアップした。

<試合後コメント>
アルト・リヴェッロ・カバリワン
ジュリア「あー、熱かった~! 新日本プロレスの西武ドーム!
朱里「サイコーだったね!」
ジュリア「やっぱデカい会場は最高に気持ちいい!」
朱里「いやー、アリカバ、今スターダムの(※前に置いたベルトを示して)ゴッデス(・オブ・スターダム選手権)のチャンピオンとして、ここで勝利を収めることができて、うれしいです。そして、本当に新日本プロレスのスタッフ、関係者の皆さん、本当にこういう場を設けていただけて、本当に本当にありがとうございます! スターダムを知らない人にたくさん見ていただいて、興味を持っていただいて、スターダムも新日本プロレスみたいにもっともっと注目されるように頑張りたいと思っているので、本当にこういう場をいただけてうれしいです」
ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、ごきげんよう。ということで、改めまして私たち、“Alto livello KABALIWAN(アルト・リヴェッロ・カバリワン)”。“アリカバ”で覚えてくださいね!」
朱里「アリカバ!」
ジュリア「私と朱里で、“アリカバ”というタッグチームを組んでおります。スターダム、まだまだ熱い試合やってますんで、止まらないんで、ぜひ! ちょっとでも興味持った人は見に来てください、スターダムに」
朱里「見に来てー!」
ジュリア「待ってるから! では、行きますか! フォルツァ!」
朱里「パソ!」
2人「アリカバ!」
ジュリア「アリベデルチ!」
朱里「サラマポ!」
2人「ありがとうございました!」

渡辺桃&上谷沙弥
上谷「スターダム、クイーンズ・クエストの上谷沙弥です。今日は負けてしまいましたが、私は今スターダムの不死鳥として、スターダムのナンバー1を目指して頑張っているので、試合を見て1人でも好きになってくださった方がいたら、ぜひ応援をしてくださるとうれしいです。本日はこんなに大きな会場に立たせていただき、本当にありがとうございました」
渡辺「昨日今日と、こんな大きな会場でたくさんの人に見られてる中、闘わせていただいて、とても光栄でしたし、この2日間私たちが呼ばれたということは、次もそうですよね? 楽しみにまってますので、また呼んでください。楽しい2日間でした。ぜひスターダムにまた見に来てください」
上谷「ありがとうございました」

第1試合

 先発は石井とオーカーン。オーカーンのタックルを石井が切ろうとするが、オーカーンはそのままロープに押し込み頭を叩いてブレイク。
 オーカーンはガットショットからモンゴリアンチョップも、避けた石井にアイアンクローを狙うが、キャッチした石井が振り回すも足の取り合いへ。
 一度距離をとってからロックアップ。そのまま石井がコーナーに押し込みオカダが石井の背中にタッチ。

 オカダはエプロンのコブに突進し、そのまま場外乱闘へ。
 オカダはコブを鉄柵に叩き込むが、コブは場外で投げ捨てフロントスープレックスからストンピング連打。さらにエプロンに腰を叩きつけてからリングに投げ入れると、オーカーンがフォールも2。
 オカダはエルボー連打もオーカーンは膝蹴りからモンゴリアンチョップ連発。続けて掌底からフォールも2。
 オーカーンはリストを取ったまま下がりコブにタッチ。

 コブは首の後ろへのエルボー。オカダがエルボーを打ち込んでいくが、コブはヘッドバッドで返して倒すと、ロープに振ってツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、オカダは着地し腕をとってマネークリップを狙うが、コブはそのままコーナーに押し込み潰すと串刺し攻撃を狙う。だがオカダは担ぐとリバースネックブリーカードロップ。
 オカダは石井にタッチ。

 ショルダータックルの相打ち連発から、石井がコブをコーナーに振り串刺しラリアット。だがオーカーンが石井の背後から急襲するが、石井はコブにオーカーンを叩きつけて串刺し攻撃。オーカーンが避けてコブに串刺しショルダータックルから、ロープに飛んだオーカーンをショルダータックルで倒し、走り込んできたコブもショルダータックルで迎撃。
 石井はコブを投げようとするが、耐えたコブも投げようとするも、耐えるとお互いラリアットをガードすると石井がブレーンバスター。だがすぐさまコブも投げ捨てフロントスープレックス。すぐに立ち上がった石井がエルボーからロープに飛ぶが、コブがドロップキックで迎撃。コブはオーカーンにタッチ。

 オーカーンはコーナーに叩き込みながら追走ラリアットを背中に打ち込み、コーナーに座らせると背中へのモンゴリアンチョップ。コーナーで逆さ吊りになった石井の顔面を踏み潰し、さらに串刺しスライディングキックを顔面に叩き込む。
 オーカーンはフォールも2。
 オーカーンは俵投げからフォールも2。
 オーカーンとコブが石井をコーナーに振り、コブが走り込むが石井は避けてオーカーンに串刺しラリアット。オカダがコブにガットショットからDDTを狙うが、耐えたコブとエルボー合戦。コブがロープに飛ぶが、オカダがフラップジャックで迎撃。
 オカダはオーカーンのラリアットを避けて石井に突き飛ばし、石井がエルボーからオカダがビッグブーツ。さらに石井がパワースラムからフォールも2。
 石井とオーカーンはエルボーの打ち合いから石井がエルボー連打。オーカーンがコーナーに振ると、コブが串刺しバックエルボーからオーカーンが串刺しラリアット。コブとオーカーンがサンドイッチのビッグブーツからコブが担ぐと、オーカーンの王統流二段蹴りでアシストしてコブがブレーンバスター。オーカーンはフォールもオカダがカット。
 オカダがコブの背中にハンマーブローもオーカーンがオカダの背中にエルボー。オカダがオーカーンをロープに振りドロップキックを狙うが、コブがオカダをキャッチ。逃れたオカダがコブを突き飛ばして逃れ、コブにドロップキックからコブにもドロップキック。
 石井がオーカーンにラリアットを狙うが、巻き込んだオーカーンが大空スバル式羊殺し。さらにエリミネーターを狙うが、切り返した石井が投げようとするも、耐えたオーカーンが王統流二段蹴り。キャッチした石井がヘッドバッド。モンゴリアンチョップもガードしヘッドバッド。石井はロープに飛ぶが、オーカーンがバックを取りアイアンクローで捕らえると、そのままエリミネーターで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>
UNITED EMPIRE
オーカーン「言いたいことはたくさんある。宣言したいことが。まず一つ! 牛殺し、熊殺し、そしてあの石ころ坊や、倒したぞ、我々EMPIREが。もーし! チャンピオンとして悔しかったら、NEVERチャンピオン様が頭を下げて、『チャレンジしてください』と言えば、我々EMPIREはメンバーを選別して戦ってやらんでもない。だが、次は『G1』があったな? 『G1』にはもちろん我々、グレート-O-カーンとジェフ・コブは必ずエントリーされている。そして、必ず決勝、ファイナルで戦うことになるだろう」
コブ「WORLD(新日本プロレスワールド)で見ている英語圏のファン、オーカーンが何を言ったか俺から教えてやろう。俺たちはNEVER6人タッグ王者の一人、トモヒロ・イシイを下した。この男がイシイからワン、ツー、スリーで3カウントを獲った。オスプレイ、ヘナーレ、オーカーン、コブ、俺たちならどの3人組でも、あの6人タッグのベルトを易々と獲れる。全ては俺たちUNITED EMPIREの支配下だ。野球のシーズンも終わり、梅雨も開けて、次はいよいよ『G1』だ! (新日本)オフィスの思惑では、俺たちは一緒のブロックに入れられるだろう。そのほうがあいつらにとって都合がいいはずだ。仮に別々のブロックになったとしても、決勝戦はUNITED EMPIREの同門対決になる。俺たちの誰かが優勝を手にする」
オーカーン「(英語で)当然だ」
コブ「行くぞ」

オカダ・カズチカ
「まあ、昨日負けてしまったっていうのは変えることのできない事実。ですけども、もうすぐ『G1 CLIMAX』も始まりますんで、まだ時間も2週間ありますし、できる限りのことをしっかりやって、本当に強いオカダを待っている人たちには申し訳ないし、自分もここまで結果が出ないとはね。本当に分からない状態ではありますけども、僕たちは戦うことしかできないんで、戦いながらしっかりと今まで以上のオカダ・カズチカを見つけようかなと思います。まあ、『G1』、ジェフとどういうふうになるか分からないですけど、ジェフがまた勝ち上がってくれば決勝で戦うこともあるだろうし、同じブロックであれば戦うこともあるだろうし、とりあえずはもちろん優勝っていうのは目指すけども、その前にまずはジェフに借りを返す。その繋がりで、そっから優勝っていうものが見えてきたらいいかなと思います。本当に強いオカダをまた秋に皆さんにお見せしたいと思います。ありがとうございました」

※石井はノーコメント

第2試合

 金丸とデスペが襲撃し試合開始。金丸とファンタズモ、石森とデスペがエルボーの打ち合いから、ファンタズモがチョップを打ち込み場外に投げ捨てる。石森が場外で金丸とデスペを捕らえ、ファンタズモがロープ渡りもそのままリングに着地。金丸がリングに駆け上がり、ロープに振るがファンタズモはブーメランアタックからフォールも2。続けてライオンサルトからフォールも2。
 ファンタズモは担ぐが、着地した金丸がサミングからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うも、ファンタズモは避けるとロープに飛ぶが、金丸は足への低空ドロップキック2連発。
 金丸は左膝をリングに叩き込みデスペにタッチ。

 デスペはファンタズモの足に乗っていき、これを離すと足への膝蹴りからインディアンデスロック。これを離すと金丸にタッチ。

 金丸は膝裏へのローキックから、ロープに足を載せてヒザへのヒッププレス。
 金丸は足へのストンピングからコーナーに叩き込み、場外からデスペが足を掴み鉄柱に叩きつける。
 リングに戻ったファンタズモに金丸は逆片エビ固め。ファンタズモはロープを掴みブレイク。
 金丸はデスペにタッチ。

 デスペと金丸は足へのストンピング連打から股裂き。デスペはフォールも1でファンタズモがロープを掴む。
 ファンタズモはコーナーに押し込みボディへのショルダーアタックから石森にタッチ。

 石森がナックルからファンタズモがエルボー連打。石森はアームドラッグから腕へのストンピング。
 石森はコーナーに腕を叩き込み、フロントネックで捕らえファンタズモにタッチ。

 ファンタズモはコーナーからデスペの背中へダイビングひっかき攻撃。さらにサミングからフロントネックで捕らえ石森にタッチ。

 石森はコーナーからデスペの背中へダイビングひっかき攻撃。ファンタズモは胸へのひっかき攻撃から、石森がコーナーに逆さ吊りにすると串刺しスライディングキック。石森はファンタズモにタッチ。
 石森が串刺しスライディングキックからファンタズモと石森がコーナーに登り急所を踏みつける。これは金丸がカット。
 ファンタズモが金丸の背中をひっかき、デスペと同じコーナーに逆さ吊りにすると、石森とファンタズモが二人の股間をコーナー上で踏みつけていく。ファンタズモは石森にタッチ。

 ファンタズモがデスペにエルボーも、デスペはファンタズモと石森に交互にチョップ。ファンタズモと石森はロープに振るが、デスペがロープを掴んでスカすと、走り込んできた石森を場外に投げ捨て、ファンタズモにスパインバスター。
 デスペは金丸にタッチしようとするが、場外から石森が金丸の足を掴んで引きずり落としタッチを阻止。
 ファンタズモがデスペの足を掴んで引きずり、背中をひっかき石森にタッチ。

 石森は串刺し攻撃を狙うが、デスペが足を伸ばすとそれをキャッチしロープにかけると、後頭部に延髄斬りからスライディングジャーマン。フォールも2。
 石森は背後から胸へのエルボー連打から担ぐと、ネックブリーカードロップからフォールも2。
 石森は投げようとするが、耐えたデスペの背中にエルボー連打。デスペがロープに振ると、石森がハンドスプリングもデスペがキャッチ。逃れた石森を強引に引き込んでバックドロップ。デスペは金丸にタッチ。

 石森が金丸をロープに振ると、エプロンからファンタズモが蹴りつけ、コーナーに振ると石森が走り込むが金丸が足を伸ばしてカット。ファンタズモをスカして背中をひっかくと、石森をコーナーに振るが、石森はエプロンに着地。金丸が走り込むが石森はショルダーアタックで迎撃しスワンダイブも、避けた金丸がソバットからロープに飛び、ラリアットを避けて旋回式DDT。フォールも2。
 金丸は担ぐが、石森が切り返すとサイファーウタキを発射するが金丸がそのまま丸め込むも2。
 金丸が走り込むが、石井が足を伸ばしてカットし脳天へカカト落とし。再度走り込んできた金丸をコーナーへのコンプリートショットで叩きつけファンタズモにタッチ。

 ファンタズモはコーナに振って石森が串刺しダブルニーからファンタズモが石森を肩車し、石森が金丸にコードブレイカーからファンタズモがコーナーからセントーン。フォールも2。
 ファンタズモはパッケージドライバーの体勢も、金丸がリバースすると丸め込むが、切り返した金丸が足4の字。ファンタズモはロープを掴みブレイク。
 金丸はデスペにタッチ。

 金丸はニークラッシャーからデスペが膝裏へのスライディングエルボー。フォールも2。
 デスペはマフラーホールドで捕らえ、カットに来た石森を金丸がキャメルクラッチで捕らえる。ファンタズモはロープを掴みブレイク。
 デスペはファンタズモを担ぐが、ファンタズモは着地しデスペを金丸に突き飛ばして誤爆させるとデスペを丸め込むが2。
 デスペとファンタズモはエルボー合戦。デスペが膝を蹴りつけエルボー連打も、ファンタズモは足を踏みつけて前蹴りからトラースキック。さらに掟破りのピンチェロコからフォールも2。
 石森がサイファーウタキからファンタズモがコーナーに登りサンダーキス'86。フォールも金丸がカット。
 石森が金丸を場外に投げ捨て三角跳びケブラーダ。
 ファンタズモが靴の紐を解いてからシューズを手に持ってフルスイング。避けたデスペがロコ・モノから靴を奪うが、石森がレフェリーをデスペに叩きつけて倒す。石森が靴を奪おうとするが、デスペは靴を離さない。金丸が石森をウイスキーの瓶で殴りつけ、デスペが靴を右手に装着してファンタズモへロコ・モノ。
 デスペはファンタズモをピンチェロコで叩きつけフォールし3カウント。

<試合後コメント>
エル・デスペラード&金丸義信
デスペラード「(※左手の指を冷やしながら)あーー、痛てぇーーーー!(※と、氷のうを外すと指の付け根がすりむけて血がにじんでいる)」
金丸「(※デスペラードの指を差して)赤くなってんじゃん、手! やっぱりアイツのシューズ、おかしいだろ! この手見りゃ分かるだろオイ! えぇ!? 確信だよ、これで。板、入ってんだろ!」
デスペラード「普通のソールでこんなんなるかボケ!」
金丸「さすがだね、さすがデスペラード。今日は9対1ぐらいで、9割(試合に)出てたから。最強だよ」
デスペラード「いや、最強も何も、ただ捕まってただけですよ。キツかった……」
金丸「さすがだね! 最後、あのシューズを掴んでたところが」
デスペラード「いやぁ~、もともとアイツが持ってたからね! 持ってたから何とかなっただけで、いやぁ~、足殺しといてよかったっすね!」
金丸「いや、ホントだよ」
デスペラード「助かった~!」
金丸「(※再びデスペラードの手を見て)赤くなってるよ」
デスペラード「アマレスのソールはこんな固くねぇんだよ、バカヤロー! 痛ってぇ~~! ここから腫れるでしょうけど……」
金丸「冷やしてよぉ、酒飲んで冷やして、」
デスペラード「パンパンに腫れそうですけどね(笑)」
金丸「粗塩塗って」
デスペラード「ただ痛いだけじゃん、それ(笑)。……さてさてさてさて。もういいだろう、アイツらとやんのも! 何か、新しい相手探します?」
金丸「誰かいねぇのかよオイ。何かどっかのチャラチャラした2人もよぉ、何か別れちゃったらしいからよ」
デスペラード「何かやってたけど、何か、思ったより『ふーん』って感じだったし」
金丸「タッグのベルト関係なしに、楽しみだな、アイツらがどうなるか」
デスペラード「へへへ。さて、この後は、えーと、誰だっけ。そうだ、ザック&タイチも今日やるんでしょ?」
金丸「あぁ、そうだよ! アイツら勝つだろ!」
デスペラード「3WAYでしょ? 誰が一番頭いいかってことだよ。強いだ何だじゃねぇ、頭が回る、その上で強いヤツが勝つんだよ。負けないと思う」
金丸「よし、ZIMAで乾杯だ(※と、置かれていたZIMAを一本手に持って歩き出す)」
デスペラード「ファンタズモ。オマエは口が悪いだけで、あとは頭も身体能力もすげぇのはよーく分かった。だけどこんな小細工いらなくね? ま、オマエがそれでいいならいいけど」
金丸「オイ石森! (※角瓶を突き出し)いい薬あるからよぉ、覚えとけよ」
デスペラード「へッへへへ」
金丸「フフフフ(※と、笑いながら控室へ)」

石森太二
石森「(※ファンタズモのシューズを片方持ってインタビュースペースに現れると、イスを蹴散らかし、机をバン!と叩いて)アーッ! まんまとやられたよ。あぁ!? (※ため息をついて)俺たちの計画、狂ったな……。まぁ、この先のデスペ、金丸の、新ジュニアタッグ・チャンピオンというのを、ま、見てみようじゃないか。俺たちがベルトを持って、ベルトの価値が落ちたって言ってるからよぉ、なぁ、見ものじゃねぇか。フハハハ。タッグの完成度と経験値の高ーい、アイツらのチャンピオン像というのを、見てみようじゃねぇか。フハハハハ。あ、ファンタズモはちょっと、今日のダメージで来れねぇからよぉ。だが、コレ(シューズ)はこっちにあるぜ」
※ファンタズモはノーコメント

第3試合

 後藤とYOSHI-HASHIが急襲し試合開始。
 後藤がタイチに、YOSHI-HASHIがザックに殴りかかると、後藤がタイチをコーナーに振ると、それぞれ串刺し攻撃の避けあいから攻撃の避けあい。
 LIJが出てきて次々場外に蹴散らしていくと、タイチにダブルのヒップトスからザックが低空ドロップキック。ザックにも低空ドロップキックを叩き込んでいくが、後藤とYOSHI-HASHIがリングに入りSANADAをロープに振ってダブルのショルダータックルからざんまい。続けて内藤に太鼓の乱れ打ち。SANADAにも太鼓の乱れ打ちも、タイチがリングに入ると後藤がコーナーに振るが、タイチが避けるとザックが後藤に追走ショルダータックルからタイチが後藤とYOSHI-HASHIにダブルアックスボンバー。
 タイチは後藤に首投げからサッカーボールキック。チョーク攻撃を繰り返し、レフェリーが注意すると顔面を踏みつけていき、立ち上がった後藤がチョップ連発もタイチはチョークで捕らえる。後藤もチョークで捕らえ返すと、YOSHI-HASHIが出てきてタイチにダブルのチョーク攻撃。内藤も一緒にタイチにチョーク攻撃。SANADAも出てきてタイチにチョーク攻撃。
 ザックが助けに入ると、全員でストンピングの雨あられ。
 内藤が腕を上げ、SANADAがそれに拳を合わせる。後藤は悩んだ末にガットショットから場外に投げ捨て、タイチにストンピングから背中にエルボー。後藤は顔面を踏みつけ、背中を蹴りつけさらに胸にストンピング連打。後藤はYOSHI-HASHIにタッチ。

 YOSHI-HASHIは背中へのエルボーからロープにかけて背中へのドロップキック。フォールも2。
 YOSHI-HASHIは首投げからスリーパー。これはSANADAがカット。内藤がYOSHI-HASHIの背中にタッチしリングへ。

 内藤はタイチをロープに振ってバックエルボーで倒し後頭部に低空ドロップキック。
 タイチは下から蹴りつけていくが、内藤はハンマーブローを落としヘッドロック。タイチはサミングで逃れようとするが、内藤もサミングで返しプルマブランカ。これは後藤がカット。
 内藤はSANADAにタッチ。

 SANADAはタイチのボディを蹴りつけ、タイチのガットショットをキャッチして倒すとパラダイスロック。さらに低空ドロップキックを叩き込みフォールも2。
 タイチはコーナーにSANADAを押し込むと、後藤がSANADAの背中にタッチ。

 後藤はタイチに首投げからチンロック。さらに頭頂部にエルボー。
 タイチはチョークで押し倒しタッチしようとするが、ザックがエプロンにいないためタッチできず。後藤がコーナーに振って村正。さらにロープに振ろうとするが、タイチは耐えるとスピンキック。タイチはザックにタッチ。

 ザックはエルボースマッシュ連発からロープに飛ぶが、後藤が追走するもザックはアームホイップからネックツイスト。カットに来たYOSHI-HASHIにもアームホイップからネックツイスト。
 後藤にビッグブーツも、キャッチした後藤とバックの取り合いからザックがカサドーラからヨーロピアンクラッチも内藤がカット。
 LIJがザックをコーナーに振るが、ザックはSANADAを避けて内藤の足を刈って倒しネックツイストからSANADAにアームホイップ。だが後藤がザックをラリアットでなぎ倒す。
 後藤はザックに村正も、キャッチしたザックがSTF。タイチがYOSHI-HASHIに聖帝十字陵。ザックはグラウンド卍に移行するが、内藤がこれはカット。
 ザックは内藤にボディブローから場外に出し、後藤にエルボースマッシュ。タイチが後藤にバズソーキックからパンタロンを脱ぎ捨て、ザックが投げようとするが、後藤がバックを取りリングに叩きつけるとYOSHI-HASHIが後藤ごとハント。後藤はフォールも2。
 後藤とYOSHI-HASHIはザックにGYRを狙うが、ザックが逃れて後藤をコーナーに押し込むと、内藤は後藤の背中にタッチ。

 内藤はザックをコーナに振り串刺しキックから振り子式ドロップキック。さらに担ごうとするが、耐えたザックをアームホイップ。ザックが走りこむと、内藤が避けてSANADAが串刺しエルボースマッシュ。内藤がエルボースマッシュからSANADAがドロップキックを叩き込み内藤がマンハッタンドロップ。さらにSANADAがバックドロップから内藤がジャックナイフで捕らえるが後藤がカット。
 内藤はザックをコーナーに乗せ、正面に登ると雪崩式フランケン。内藤は走りこむが、タイチがビッグブーツで迎撃。 YOSHI-HASHIがタイチにショルダータックルから内藤を引きずるが、SANADAがYOSHI-HASHIに低空ドロップキック。後藤がSANADAにラリアット、タイチが後藤にアックスボンバー、内藤がタイチにネックブリーカー、ザックが内藤にエルボースマッシュ。全員ダウン。
 YOSHI-HASHIがザックにタッチ。

 内藤にガットショットからショルダーネックブリーカー。さらにパワーボムを狙うが、切り返した内藤へバックキックからランニングライガーボム。
 タイチとザックを後藤がダブルラリアットで蹴散らし、後藤とYOSHI-HASHIがGYWを狙うも、内藤は切り返していくがYOSHI-HASHIが隠し狭間からGYW。フォールもザックがカット。
 後藤がザックをコーナーに振り、串刺しラリアットを避けたザックがYOSHI-HASHIにエルボースマッシュ。後藤がザックにエルボーからタイチに牛殺しも、ザックが後藤にサッカーボールキックを叩き込むがYOSHI-HASHIがザックにトラースキック。全員ダウン。
 内藤はSANADAにタッチ。

 SANADAはYOSHI-HASHIを丸め込むが2。
 SANADAはバックエルボーから走り込んできたYOSHI-HASHIを飛び越えてフランケンで場外に投げ捨てるとプランチャを投下。
 リングに投げ入れ、YOSHI-HASHIを担ぐが着地したYOSHI-HASHIがバックを取る。逃れたSANADAをコーナーに振ると、SANADAはエプロンに着地しスワンダイブ。YOSHI-HASHIが避けると後藤が担いでけ激烈一閃からYOSHI-HASHIがロープに飛ぶが、SANADAがビッグブーツで迎撃するとYOSHI-HASHIがチョップからトラースキック。さらに蒼魔刀からフォールも2。
 YOSHI-HASHIはカルマを狙うが、切り返したSANADAがドラゴンスリーパー。YOSHI-HASHIはアームホイップからラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 バックの取り合いから内藤がYOSHI-HASHIに延髄斬り。SANADAが担いでTKOからフォールも後藤がカット。
 SANADAがバックドロップからフォールも2。
 ザックが内藤にエルボースマッシュ連発。タイチが内藤を羽交い締めにしてザックが走りこむが、内藤は足を伸ばしてカットし、タイチを踏み台にしてザックにDDT。
 SANADAはYOSHI-HASHIにドラゴンスリーパーも、YOSHI-HASHIは首固めも2。
 SANADAはオコーナーブリッジをフェイントにドラゴンスリーパー。これをYOSHI-HASHIがサムソンクラッチで切り返すも2。
 YOSHI-HASHIが走りこむも、SANADAはドラゴンスリーパーで捕らえSkullEnd。逃れたYOSHI-HASHIを再度ドラゴンスリーパーからSkullEnd。なかなか落ちないYOSHI-HASHIに、SANADAがコーナーに登るがその足にタイチがタッチ。SANADAは気づかずラウンディングボディプレスを投下しフォールも、SANADAへタイチの喉輪落としとザックのバックドロップの合体技。
 後藤がタイチにヘッドバッドも、タイチが横綱式カチ上げエルボー。さらに内藤をタイチが担ぎ、これを降ろすとザックがグラウンドオクトパスホールド。タイチはYOSHI-HASHIに天翔十字鳳からブラックメフィストで叩きつけ3カウントを奪った。

<試合後コメント>
タイチ&ZSJ
タイチ「ああ、ダメだ。(ZIMAを見つけて)おっ! 乾杯だ」
ザック「(ZIMAで顔を冷やしつつ)どうだ?」
タイチ「(スペイン語で)ハンサムだ。(日本語に戻して)カッコいいよ。一番男前だよ」
ザック「笑かすなよ。乾杯!」
タイチ「いやあ、なんだかね。とりあえず乾杯だ。やっと俺のところに来たじゃん。いつもZIMAがない」
ザック「ZIMA ZEROにしてくれって言ったのに。太りたくないんだよ」
(金丸&デスペラードが登場)
金丸「(デスペラードと共にIWGPジュニアタッグのベルトを片手に)タイチ、良かったぞ!」
デスペラード「いやいやいや(と拍手しながら登場)」
タイチ「何? 挑戦表明?」
デスペラード「今だったら勝てるかも」
タイチ「やるか?(と言ってZIMAを掴む)」
デスペラード「今だったら勝てるぞ」
タイチ「ダメだ。ZIMAはそうやって使うもんじゃねえんだよ。怒られるぞ。乾杯だ、乾杯。(金丸に向かって)乾杯の音頭を取ってくれよ。いつも音頭取ってくれるだろう」
ザック「ノブ、ZIMAも飲むのか? ウィスキー飲んでるのしか見たことないけど」
タイチ「(右手を冷やしているデスペラードを見て)まーた! まーた!」
デスペラード「またとか言うなって!」
タイチ「また、嘘つけよ」
金丸「珍しくポッコリ腫れてる」
タイチ「嘘だよ。ま~たまた。酔っ払ってぶつけたんだろ?」
デスペラード「いや、そっちじゃない。違うから(笑)」
ザック「(デスペラードに向かって)お前、右利きか? 左利きだったっけ? やらしいジョークを言ってるんじゃないよ。お前、メキシコで変態になっちゃったのか? 俺はジェントルマンだ、やらしいことは考えない」
タイチ「チャンピオン、おめでとう!(と言って、4人で乾杯)。(金丸とデスペラードに)チャンピオンなの? (飲むふりだけをして)この後捕まってもシャレにならないから」
デスペラード「俺、代行で帰るから」
金丸「俺はタクシーで帰る」
タイチ「山梨まで?」
デスペラード「ウハハハハハ!」
タイチ「山梨までタクシーで帰るんだって」
ザック「(日本語で)イクラ?」
デスペラード「実家に帰んだ(笑)」
タイチ「しかしまあ、強かった。次はもう……」
デスペラード「我々も3WAYは散々やりましたからね」
金丸「本当だよ。3WAYはもういいよ。分かるよ」
タイチ「だろ?」
ザック「やっぱり3WAYはこれで最後だ。こんな面倒なのもうやりたくない。(日本語で)メンドクサイ。チャンピオンチームにはリスクしかないじゃないか」
デスペラード「面倒くさいね。頭も体も疲れる」
タイチ「本当にそうだよ。疲れたよ、久しぶりに」
金丸「まあ、良かったよ。おめでとう」
デスペラード「やっぱ立合いが全然違うよね」
タイチ「次な。次やるのか? 挑戦者? やるか、統一戦?」
デスペラード「統一戦?(笑)」
金丸「今夜家に帰って、飲んで考えるわ」
タイチ「オイ、ノブ! 『G1』の決勝で会おう」
金丸「会わねえよ!」
デスペラード「ウワハハハハ!(と、ここでデスペラードと金丸はバックステージから姿を消す)」
ザック「(デスペラードと金丸に向かって)次の挑戦者はあの2人でいいよ。2人なら他の奴らを相手にするより何倍もやる価値がある」
タイチ「やったっていいぞ? 仲間内で。ほら、他のチームも恐れをなして、いつもだったらここで内藤……今日はもう来ない? もうない?」
ザック「とにかく今日であいつらバカたちとは終わりだ。YOSHI-HASHI&ゴトーは去年も挑戦させてやったし、ナイトー&SANADAは3回もチャンスをやった。もう十分過ぎるほどだろ。あいつら以外の挑戦者をよこせ」
タイチ「なんだかよく分かんねえな。まあ、いっぺんにこれで2チーム片付けられたから、それでいいだろう。だから結局、最初からそうだったけど、あの2チーム、俺らのことばっかり見てたろ? 実質2vs1、4vs2、そんな状況でも俺らはやっぱり最強だよ。証明できたよ。逆に3WAYってことで、2チームいっぺんに。良かったんだ。最強だ。大丈夫か、ザック? 顔痛い? 顔面痛い?」
ザック「タッグ王者になってからのこの1年、ベルトの防衛と挑戦の繰り返しで俺は一気に老けたよ」
タイチ「疲れちゃってるぞ、ザックが本当に」
ザック「OK? イタクナイ?」
タイチ「ストレスが凄い」
ザック「でも何より大事なことは、ベルトは今も俺たちの元にある。(日本語で)ナニモナイ。モンダイナイ」
タイチ「長くやったバックステージ問答もこれで終わりだろ。誰も来ないしな。まあ、怖いだろう、今日の俺らの試合見たらな。勝てねえもんな。2vs4でもな。次は『G1』があるから。ザックは最高で最強のパートナー。これからも今までもずっとザックは最強のパートナーだけど、『G1』が始まれば一時でもやっぱりライバルに変わる。なかなか実現してこなかったけどな、パートナー同士の決勝も。そろそろ見えてきたんじゃないか? 史上初のタッグチャンピオン同士の決勝だって見えてきたんじゃないか? まあ、今までそうやろうってやった奴は見たことないけど、ザックとならあり得るんじゃないか? ひとまずタッグは休んで」
ザック「次は(『G1』の)決勝戦だな。やってやろうぜ。(日本語で)ダイジョウブ?」
タイチ「大丈夫。タッグはオフにしよう。タッグは一回オフにして、次は『G1』でシングル」
ザック「今こそ俺たちの真価を見せる時だ。タッグのチャンピオンの2人が『G1』の決勝戦で対戦なんてことになったら史上初だろ」
タイチ「タッグでは俺らが一番だって証明した後は、お互いにシングルで一番になって証明する番だ」
ザック「俺たちは最強だってことをお前ら全員にしっかり教えてやる」
タイチ「その後また、『G1』が終わった後。『G1』で会うかもしれないし」
ザック「ずっとあいつらの相手をさせられてたから『G1』はストレスフリーになりそうだ。(日本語で)タッグチーム・ディビジョン・メンドクサイ。『G1』はもっと楽だ。YOSHI-HASHI、ゴトー、ナイトーのバカども…SANADAはまぁバカじゃないか」
タイチ「良かったんじゃないの、YOSHI-HASHIも。(ザックに向かって)YOSHI-HASHIも頑張ったでしょ?」
ザック「今日のYOSHI-HASHIには驚いた」
タイチ「でも、YOSHI-HASHIにしては粘ったんじゃねえの? 一人で頑張ったよ、途中。まあ、やらせたっていう俺らの作戦でもあるからな。良かったよ、YOSHI-HASHI。まあ、あと5年もあれば(ベルトに手が)届くんじゃねえか? 頑張れよ。もう何もないな。帰ろう。ZIMAさんいただきます。俺は他の連中と違うから。YOSHI-HASHIみたいに置いてかないから。ゴミは置いていくけど。(スタッフに向かって)捨てとけよ、てめえ! ちょっと持ちきれない。(自分のタイツの中に何本もZIMAを突っ込むザックを見て)凄いな(笑)。大きい!」
ザック「(日本語で)キョウガサイゴ。『G1』、ノマナイ」
タイチ「じゃあな、タッグの連中」

内藤哲也
内藤「今日、フォールを獲られたのはYOSHI-HASHI。俺とSANADAは負けてない。でも、今回の3WAYタッグマッチ、そういうルールだからね。俺とSANADAは負けてないけど、俺とSANADAは負けなんでしょ? そういうルールだからしょうがない。東京ドームで負けて、そして今日メットライフドームでも負けて、何度も言っていた通り、タイチとザック・セイバーJrは偉大なタッグチャンピオンチームだよ。やってて楽しいよ。その点では俺は声を大にして言いたいね。タイチ、ザック・セイバーJr、グラシアス。また、あの2人とタッグマッチしたいなあ。やりたいなあ。まあ、でも、今、発表があった通り、この後『G1 CLIMAX』が控えてるんでね。とりあえず頭を切り替えて、『G1 CLIMAX』に集中しますよ。2013年の優勝者、誰か知ってる? その4年後、2017年の優勝者、誰か知ってる? その4年後、2021年、優勝者はきっと……まあその答えはもちろん、トランキーロだけどね。じゃあ、次は『G1 CLIMAX』開幕2連戦、大阪大会でまたお会いしましょう。アディオス!」
※SANADAはノーコメント

※後藤&YOSHI-HASHIはノーコメント

第4試合

 両者走り込みロビーが前蹴り。チョップの打ち合いからヒロムが突き飛ばし、ロックアップからヒロムがヘッドロックで捕らえショルダータックル。すぐに立ち上がったロビーを再度ショルダータックルで倒しロープに飛ぶが、ロビーが足を刈って倒しヘッドロックからロープに飛ぶが、ヒロムが追走してショルダータックルで倒す。ヒロムはロープに飛ぶが、お互いハイスピードな攻防から足を刈ってのフォール合戦。これはすぐに両者立ち上がり距離を取る。

 ロビーのハイキックを避けたヒロムがチョップを打ち込み、ロープに振ろうとするがロビーはロープに腕をかけて耐える。ヒロムはチョップもロビーはリストを取ってロープを駆け上がってのアームホイップから、ロープに飛んでティヘラ。さらにニールキックもヒロムが避けてトラースキックも、避けたロビーがハイキック。これも避けたヒロムがエルボーも、ガードしたロビーがターボバックパックを狙うも切り返したヒロムが逆さ押さえ込みを狙うが、着地したロビーをヒロムが投げようとするもバックの取り合いからロビーのアサイDDTを耐えたヒロムをロビーが正面に投げ捨て走りこむが、ヒロムがショルダースルーでエプロンに落とすとロビーがスワンダイブも、避けたヒロムが担ぐも着地したロビーがカサドーラを狙うが、下から蹴りつけたヒロムの足へロビーがニードロップ。ロビーは低空ドロップキックで場外に叩き出すと、そこへ向かってトペ・コンヒーロ。

 場外での打撃戦からリングに戻り、ロビーが足へのストンピングから足へのフィストドロップ。フォールも1。再度フォールも1。

 ロビーはヒザへのカーフストンプからフォールも2。

 ヒロムのチョップとロビーのローキックの打ち合いから、ロビーがロープに飛んでランニングミドルも、避けたヒロムがティヘラ。
 ロビーが先に立ち上がりストンピングも、ヒロムがコーナーに振って串刺しラリアットから低空ドロップキックで場外に叩き出す。
 ヒロムはエプロンを走り込んでのミサイルキック。
 
 リングに戻り、ヒロムがファルコンアローからフォールも2。

 ヒロムは担ぐも着地したロビーが串刺しダブルニーから再度串刺しダブルニー。避けたヒロムがトラースキックも、キャッチしたロビーがターボパックパックを狙うが、ヒロムは突き飛ばして逃れるとジョン・ウー。
 ロビーが走り込むが、ヒロムはカウンターのコーナーへの投げ捨てフロントスープレックス。

 ヒロムは担ぐが、着地したロビーがエルボーを避けていくが、ヒロムは繰り返しエルボーを振り回して当てるも、ロビーがロープに振っていくがヒロムはロープを掴んで耐えると足を伸ばしてカット。だがロビーが足への619からスワンダイブミサイルキックを足に叩き込みロン・ミラースペシャル。ヒロムはロープを掴みブレイク。

 ロビーはアサイDDTからフォールも2。

 ロビーはターボバックパックを狙うが、ヒロムが投げ捨てジャーマンも着地したロビーがトラースキック2連発から延髄斬り。さらに不知火を狙うが、力づくで動きを止めたヒロムがコーナーへのデスバレーボム。両者ダウン。

 ヒロムが担ぐとエプロンに投げ捨ててサンセットフリップパワーボム。
 場外で両者ダウン。

 カウント19でロビーが戻り、ヒロムが顔面へのジョン・ウーから投げ捨てジャーマン。立ち上がったロビーをラリアットで叩き伏せフォールも2。

 ヒロムはTIME BOMBを狙うが耐えたロビーにトラースキック。ロビーのラリアットも避けたヒロムがトラースキックからビクトリーロイヤル。フォールも2。

 ヒロムは引き起こそうとするがロビーが丸め込むも2。
 走り込んできたヒロムをロビーが丸め込むも1。
 ヒロムは担ごうとするが、耐えたロビーを強引に担いでTIME BOMB。フォールも2。

 ヒロムがロープに飛んでラリアット。さらに引き起こすも、ロビーは顔面にヒザを叩き込んで逃れようとするが、ヒロムは強引にリバースDDTで突き刺す。
 ヒロムはTIME BOMB IIを狙うが、ロビーはそのまま暴れてコーナーに座り、ヒロムはチョップから正面に登ると雪崩式カサドーラボムを狙うも、とめたロビーがリングに飛び込み走り込むが、ヒロムが足を伸ばしてカット。だがロビーは延髄斬りから足へのドロップキック。
 ロビーは正面に登り、雪崩式ターボバックパック。フォールも2。

 ロビーはトラースキックからコーナーに登ろうとするが、ヒロムは足を掴んで登らせない。
 ロビーは顔面にトラースキックからコーナーに登り、足へのワープ4.5からロン・ミラースペシャル。
 ロープを掴もうとするヒロムをリング中央に引きずり、足へのエルボーやストンピングから改めてロン・ミラースペシャル。これでヒロムがギブアップ。 

 リングにエル・デスペラードが登場。
デスペ「コングラッチュレーション。こないだ負けたばっかで何しに来たってのは判ってんだよんなことはよ、俺だってな。痛そうだなヒロムよ―わかるぜ。こないだ俺もこれでギブアップしたばっかりだからな。でも、このまんまG1発表されて、ジュニアの話題が何にもないまんま終わって、俺たちの存在が忘れさられるようなことがあっちゃいけねーんだよな。アイウォントリマッチ。でも、俺だけがお願いするのは悪い。そこでひとつ提案だ。もし俺の挑戦を受けてくれるのなら、俺はこのIWGPジュニアタッグのベルトを賭ける。だからパートナーを決めてくれ」
ロビー「タイガーマスク。デスペラード、俺は前にもいつでもリマッチを受けるって言った。だけど、オマエは俺がボロボロの状態でこうして現れた。それはべつにいいんだ。俺だってオマエに同じことしたし。俺がオマエの挑戦を受けるなら、オマエもそのジュニアタッグのベルトを賭けるって?なら、オマエの挑戦、受けてやるよ、デスペラードさん!でも、ヒロムと同じことをオマエにも言う……ワタシハアナタヲタオシマス」

<試合後コメント>
ロビー・イーグルス
「感情が込み上げてくる…ネットでファンの予想を見る限りでは大多数がヒロムが勝つって言ってた。デビューしてからずっとそうだった。いつも『ロビー・イーグルスはいい選手だけど何かが足りない』って。でも今日の結果を見てもまだ同じことが言えるか? これでもまだ俺をチャンピオンとして認めないファンがいるか? もしそうなら彼らは単純に俺が嫌いなんだろう。それなら仕方ない。俺にはどうにもできない。彼らが俺を応援しようがブーイングを送ろうが、純粋にプロレスを楽しんでくれさえすれば、俺は幸せだ。そして今日俺は宣言通りチャンピオンとしてベルトを防衛した。背中も首もボロボロだ。明日からしばらく休みで助かった。じゃあ乾杯の時間だ。(※ZIMAを開ける)もう靴に注いだりしないから、大丈夫だ。それに新たなベルト(タッグ)の可能性まで見えてきた。ヒロム…まず初めに…(※ZIMAを一口呑んで)キツかった。オマエはジュニアの力を見せたいっていつも言ってるが、オマエの力の強さはヘビー級並みだよ。オマエほどの力で俺にかかってくるやつは今までいなかった。それにオマエのそのクレージーさは他の誰にも真似できない。オマエは毎試合リングで文字通り全てを捧げ勝負に挑んでる。そこがオマエのいいところで俺は好きだ。でも今日俺はオマエに勝って、このベルトに恥じないチャンピオンだと証明した。だから、ヒロムさん、サンキュー。もう大きなケガをしないよう十分に気をつけてくれ。だって俺はこれから何度でもお前と闘っていきたいと思ってるから。俺にベルトを獲られた男がリングに上がってきたな。アイツの手、骨折しててもおかしくない。俺だってアイツがベルトを獲った瞬間に挑戦宣言をしてるから、これでおあいこだな。まぁ俺の方はビデオメッセージだけで実際には登場してなかったが。でもオマエがIWGPジュニアタッグのベルトを懸けるって言ったからには受けないわけにはいかない。なんだか俺とオマエは不思議とギブアンドテイクの関係で成り立ってるのかもな。だから、礼を言うよ。リングでも言ったがもう一度言う。お前の挑戦を受ける。パートナーはもちろんタイガーマスクだ。『SUPER Jr. TAG LEAGUE』でもかなりいいところまで結果を残せたしな。しかも次はリーグじゃない、1回勝てばベルトを獲れる。デスペラード&カネマル組にはリーグで一勝してるし、次も絶対に勝てる。(次の防衛戦で)そしてシングルとタッグのジュニア2冠王としてこれまで一度も見せたことのないロビー・イーグルスの闘いを築いていく。俺とパートナーは20歳近く年が離れてるけど、彼は他でもないレジェンドだ! フライング・タイガーズが次期IWGPジュニアタッグチャンピオンだ! シングル、タッグ、どっちが先でも構わない。そこはデスペラードが決めればいい。でもタイトルマッチまでに万全のコンディションに戻してくれよ。(前回の)トーキョードームを超える闘いをぶつけてきてくれ。その上で俺はこのZIMAのボトルのようにお前をクシャッと潰す。(※ZIMAを飲み干す)お前はこのスナイパーに降伏するんだ。アリガトウゴザイマシタ。一本もらってくよ(※と、置いてあったZIMAの残りを一本持って控室へ)」

高橋ヒロム
「(※ヨロヨロとインタビュースペースに着くと、机の前に倒れ込んで)ジュニアと、ヘビーの違い、見せれたか? 見せれてねぇだろ! アーッ! クソーッ! クソー、クソー、クソー、クソーッ! ダメだーっ! 俺はダメだーっ! クソだ! 俺なんてダメだ! 俺なんて結局何もできねぇんだよクソーッ! アーッ! 何やってもダメだ! 何やっても説得力のない俺! アーーーーーッ! アー! アー! アー!(※叫びながら顔を上げ、体を起こす) 。これが! 俺の! 立ち直り方だよ! 俺はクソだ! 俺はクソなんだよ! 負けて、結局何も変えられなかった! ジュニアとヘビー、違い、何を見せれた? (※机の前に座り込んで)分からない! 俺にも正解は分からないし、何したらいいかも分からない! でも! 今日は勝たなきゃいけなかった。でも負けた! (※立ち上がりながら)こうやって吐いて、俺は、次に向かうんだよ。いつも通りだ。こっから、這い上がってやんだよ。俺は凄いぞ。俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は、夢を叶えるんだよ。ジュニアで、すげぇもん見せてやる。ジュニアとヘビー、その違い、分からせてやる。俺は凄いんだ。俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い! 俺は凄い……(※と、繰り返しながら控室へ)」

エル・デスペラード
「というわけで、次のチャレンジャーはワタクシでございます(※と、チャンピオンのために用意されていたZIMAを3本、勝手に取って控室へ)」

第5試合

 EVILは試合が始まると場外へ降り、ハウス・オブ・トーチャーのメンバーと耳打ちしリングへ戻る。
 SHOがイスを持ってエプロンに上がり、鷹木が向かい合うとEVILが鷹木の背後から殴りかかりヘッドロック。
 鷹木がヘッドロックで取り返し、ショルダータックルも受けきったEVILが逆にショルダータックルで倒す。
 EVILは顔を蹴りつけて起こすとチョップ連発。ロープに飛ぶが鷹木はショルダータックルで動きを止め、チョップでなぎ倒す。
 鷹木はロープに振り追走ニーからショルダータックルで倒す。
 鷹木はブレーンバスターからフォールも2。

 EVILは場外に降りると、鷹木はこれを追って鉄柵に叩きつける。さらにエプロンに顔面を2回叩きつけて担ぐが、東郷がカットし追いかけっ子。リングに上がるとEVILがカットに来るが、鷹木がガードしてロープと飛ぶが、裕二郎が足を掴んで場外に引きずり落とし、SHOが鷹木を鉄柵に叩きつける。さらにEVILが鷹木を鉄柵に叩きつける。
 
 エプロンに登った鷹木をEVILがショルダータックルでふっ飛ばし、再度鉄柵に叩きつける。
 EVILはイスを持ち出し鷹木の首にセットすると、そこへイスをフルスイング。

 リングに戻り、金具がむき出しのコーナーへ鷹木を叩き込む。
 鷹木はエルボー連打も、EVILは膝蹴りから場外に投げ捨てると、セコンド3人で鷹木にストンピング連打。リングに投げ入れるとEVILがフォールも、レフェリーがカウントを叩かず。

 EVILはコブラツイストで捕らえ、東郷がEVILの腕を引っ張り連携。これはレフェリーが蹴り上げてカット。

 EVILはフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
 EVILは顔面を蹴りつけていき、チョップからコーナーに振ろうとするが、鷹木は逆に振って走りこむが、EVILが避けて金具がむき出しのコーナーに自爆。
 だが鷹木が走り込んできたEVILにエルボースマッシュからナックル。さらにDDTで突き刺す。

 鷹木はショルダータックルからボディスラム。さらにセントーンからフォールも2。

 エプロンに東郷があがり、レフェリーが注意。鷹木はEVILにチョップからロープに振るが、EVILはロープを掴みスカすと場外へ。鷹木がこれを追うが、SHOと裕二郎が殴りかかり、東郷が鉄柵に叩き込もうとするが鷹木が逆に東郷を鉄柵に叩きつける。さらに裕二郎をエプロンに投げつけ、EVILを本部席の机に叩き込み、東郷も本部席に座らせると、そこへ裕二郎とSHOを叩き込む。
 レフェリーがハウス・オブ・トーチャーのセコンドを帰らせ、鷹木はEVILをリングに戻す。

 鷹木は熨斗紙を狙うが、耐えたEVILがガットショットからロープに振ろうとするが、耐えた鷹木がラリアットを撃ち落とし熨斗紙。
 鷹木は強引にぶっこ抜きジャーマンから、ロープに飛んでスライディングラリアット。フォールも2。

 鷹木はMADE IN JAPANを狙うが、耐えたEVILがレフェリーを突き飛ばし、鷹木が直前で止まるがEVILはレフェリーを利用してのマジックキラー。両者ダウン。

 EVILが串刺しラリアットからコーナーに乗せると、正面に登り雪崩式ブレーンバスター。さらにEVILはサソリ固めで捕らえるが、鷹木はロープを掴みブレイク。

 EVILはダークネスフォールズも2。

 EVILはEVILを狙うが、切り返した鷹木が担ぐもEVILは突き飛ばす。鷹木が走り込むが、EVILはEVILを狙うも、耐えた鷹木を金具がむき出しのコーナーに叩きつける。だがすぐに鷹木がパンピングボンバーを叩き込む。両者ダウン。

 EVILはサミングから頭を踏みつけ、顔面を蹴りつけていくと鷹木は足をキャッチし左右のエルボー連打で倒す。
 鷹木はMADE IN JAPANを狙うが、エプロンに上がった東郷を見て鷹木は東郷を場外に落とす。だがEVILが背後から巻き込んでEVILを狙うが、鷹木は巻き込んでMADE IN JAPAN。フォールも東郷がレフェリーを場外に引きずり落とし、入れかわりでリングに上がるとストンピング連打からスポイラーズチョーカーでチョーク攻撃。しかし鷹木は力づくでこれを外し担ぎ上げるが、裕二郎がスティックで殴りかかりカット。
 裕二郎はピンプジュースで鷹木を叩きつけ、EVILがフォールも2。

 東郷が鷹木をスポイラーズチョーカーで絞り上げ、EVILがイスを持ち出すが、BUSHIがリングに走り込みイスごとEVILをドロップキックで吹っ飛ばす。
 さらに東郷に延髄斬りから裕二郎にバッククラッカー。
 SHOがBUSHIに投げ捨てジャーマンから、イスを掴むと鷹木の脳天に叩き込む。
 SHOは鷹木にショックアローの体勢も、内藤とSANADAがリングに走りこむとSHOはイスを掴んで内藤とSANADAのボディへ叩き込む。
 SHOはロープに飛ぶが、内藤はミドルキックからSANADAが低空ドロップキック。さらに内藤も低空ドロップキックで場外に落とし、SANADAがプランチャを投下。
 東郷がベルトを持ち出し内藤に殴りかかるが、内藤はガットショットから場外に投げ捨てるも、EVILが内藤の背後から急所攻撃。
 EVILはベルトを手に持ち、鷹木の顔面に殴りかかるが鷹木はガードするとガットショットからベルトを奪うが、鷹木はレフェリーにベルトを渡すと、EVILの急所攻撃をキャッチ、EVILも切り返すとバックエルボーからナックルを叩き込みラリアットでなぎ倒す。
 鷹木はロープに飛んでパンピングボンバー。さらにラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけ3カウント。

鷹木「しんどかったよ。今日だけじゃない、この3週間、色んな意味でしんどかったよ。だが、改めて、このメットライフドームに集まったファンと、ワールドを見てるファンに報告したい。鷹木信悟は、無事ベルトを持ったまま、新日本のリングに帰ってきたぞ。いやー、まさか、コロナウイルスに感染しちまってな、試合するのは、3週間ぶりだよ。不安が無いと言ったら嘘になるかもしれない。だけど、俺はその不安を、消し去るために、やれる限りのことはやってきた。このご時世だ、けしてウイルスを俺はナメてない。だけど、俺はプロレスラーだ。リングに上がれば、病み上がりとか、後遺症なんて関係ねーんだよ。俺は今日、プロレスラーとして、一人のプロレスラーとして、意地とプライド、そして新日本背負ってココに上がった。今日の結果を持って、鷹木信悟、大復活だ!大復活と言えば、大復活と言えば、ヒロム、ヒロムちゃんよ!おかえり!帰ってきて早々、怪我してるじゃん。え?痛いんか?まさか明日から欠場じゃねーだろうな?」
ヒロム「なわけねーだろ。面白くね~こと言うなよ」
鷹木「ということは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、大集合だオイ!もっともっともっと!拍手!きたきたきた!どうも。まあそれでも、俺はチャンピオンとして、まだやることは沢山あるんだ。これからも、暴れ龍としてとことん暴れ狂ってやるぜ。ということで、俺の、言いたいことは以上だ」

<試合後コメント>
鷹木信悟
「(IWGP世界ヘビー級のベルトを触りながら)ああ、やっと俺の元に戻ってきたぜ。3週間ぶりにでかい声を出したから喉が枯れちまった。EVILは所詮EVILだな。やっぱなんも変わってねえよ。SHOだけは残念だな。残念というより気の毒だよ。あいつらは上っ面の関係だから。俺たちを見てみろよ。何も言わなくても仲間が危ない時は、助けに来てくれるんだよ。俺たちの絆のほうが、L・I・Jの絆のほうが本物だろう。よし、これでベルトを持ったまま『G1』に参戦だ。なあ、オイ、俺はベルトを持ってっけどよ、『G1』覇者という冠が欲しいんだよ。棚橋だって、オカダだって、飯伏だって、内藤だって優勝してんだからな。だったら俺も優勝するしかねえだろう。それに飯伏と内藤が同じブロックか。面白え。令和3年のこの時代に昭和57年の最強を決めようじゃねえか。あっ、それから! 思い出したよ、もう一つ。あのウィル・オスプレイが、全治未定という謎の欠場してたウィル・オスプレイが、アメリカで偽物のこのベルトを持ってほざいてるらしいな? ハッキリ言っといてやるよ。オイ、オスプレイ! 真のIWGP世界ヘビー級王者はこの鷹木信悟だ! お前はフェイクだ。オスプレイ、文句があんだったら日本に来てみろ。話ぐらいは聞いてやるぜ。もちろんお前は列の最後尾だけどな。まあとにかく……ちょっと失礼。喉が枯れちまったから。あんまり長く喋りすぎると、一応病み上がりなんでな(と言って、ZIMAをごくごくと飲む)。今日は、今日は特に短めに終わらせてもらうよ(と言って、もう一度ZIMAを飲みほして控室へ)」

※EVILはノーコメント

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