朝倉未来が配信マッチで対戦する萩原京平に「圧勝しないとダメでしょってレベルの相手。前にMMA素人いじめた感じでやろうかな」
21日、埼玉県某所にてRIZINが記者会見を実施し、新企画である『RIZIN LANDMARK』を発表した。
『RIZIN LANDMARK』は未だ収まる気配を見せず、来年以降も続いていくことが予想されるコロナ禍の時代に対応した新たなRIZINのシリーズであり、加入登録者数220万人を誇る映像配信サービス『U-NEXT』にて独占配信されるPPV。
榊原信行CEOは、10月2日の初回大会の手応え次第と前置きをしつつ、「今後は2ヶ月に1回ほどのペースでの開催し、コロナ収束後も続けていきたい」「購入者数15万人が目標」といったビジョンを語った。価格については調整中ながら、5000円程度になることを示唆した。
今大会のメインイベントとして発表されたのは、朝倉未来vs萩原京平という極上のカード。
このビッグカードを持ってきた意図について、榊原CEOは「RIZINの新しいチャレンジの第1回目に未来に出てほしかった」と語りつつ、「『なんだよ、さいたまスーパーアリーナとか19日の追加カードでやれよ!』っていうファンもいると思うんだよね。これはファンのみんなにも理解して助けてほしいんだけど、5000人しか入らないんだから。チケットも売り切れちゃってる状態で、そのカードを追加しても、新しくインカムとして生み出せないということをご理解いただけたら」という板挟みの胸中を明かした。
会見に登壇した萩原は、「この大会が終わったあとに、なんかAbemaで素人をいじめる企画(※10月31日に配信予定『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』)をやるって聞いたんですけど、それをやるって聞いたときには正直スゲー舐められてるなと思って腹も立ったし、そういうナメた考えしてるやつはフルボッコにして引導渡してやろうと思ってます。まずそもそも、俺と試合して無事に帰れると思うなよ?そういう甘い考え方を叩き直してやろうと思ってます」と未来を激しく挑発。
対する未来は表情一つ変えず、「圧勝しようかなと思ってますね、シンプルに。圧勝しないとダメでしょってレベルの相手っていう印象です。ストライカー同士の対戦って言われましたけど、レスリング力も、グラップリングも相手より全然遥かに上ですし。総合格闘技って相手の弱いところで闘う競技なんで、相手が殴り合いしたいって言ってるけど。前にMMA素人いじめてたような感じで俺だけ組みやってやろうかなっていう。で、削れたところで打撃で仕留めてもいいし。勝利の選択肢は色々あるんで」と余裕の発言。
さらに、6月のクレベル・コイケ戦で敗北した後に引退を仄めかすような発言があったことについて聞かれると、「ファンの方の声が大きかった、思ったより多かったのと、クレベル戦に向けて死にものぐるいでやってきたことを継続して、半年、1年で結果が変わってくるのかなと思ってるので、自分の可能性をもっと信じたいというところですね。野望としては、斎藤選手とクレベル選手にやり返すことです。 やり返すところを見たいと思ってると思うんで、それを実現させたいという強い思いがあります」と、かつてRIZINフェザー級王座決定戦で敗れた斎藤裕と、クレベルへのリベンジを宣言。この試合は再起を決意した未来の今後を占う試合となりそうだ。
『RIZIN LANDMARK vil.1』
日程:2021年10月2日(土)
開始:19:00(予定)
▼RIZIN MMAルール(68.0kg):5分3R
朝倉未来(トライフォース赤坂)
vs
萩原京平(SMOKER GYM)