秋山準が小橋建太が見守る前で王座陥落!新王者の竹下へクリス・ブルックスが「2019年からあなたは私にシングルの試合勝ってないでしょ?」
21日、神奈川・富士通スタジアム川崎(旧:川崎球場)にて『WRESTLE PETER PAN 2021』が開催。メインイベントでは秋山準が持つKO-D無差別級王座に竹下幸之介が挑戦した。
先日の後楽園ホール大会で竹下幸之介&勝俣瞬馬が持つKO-Dタッグ王座に秋山準&岡田佑介が挑戦し、勝俣が岡田から勝利。
しかし秘策である変形チキンウイングを出してしまった竹下に、秋山は「今日出しちゃったのは彼のミス」と余裕を見せていた。
立会人として小橋建太さんが来場し試合が始まると、じっくりしたグラウンドの攻防から一進一退の殴り合いへ。竹下は秘策の変形チキンウイングで捕らえていくが、前哨戦で一度くらっている秋山はこれを難なく逃れていく。
逆に秋山がフェイスロックで捕らえていき、顔面へのニードロップなど顔面攻め。
竹下はがむしゃらにラリアットやドロップキックを叩き込んでいくが、秋山はラリアットの相打ちを制してランニングニーを連発していくが、フラつきながらも耐えた竹下をリストクラッチ式エクスプロイダーで叩きつけフォール。
返した竹下が渾身の投げ捨てジャーマンからザーヒーを連続で叩き込み、クロスアーム式ジャーマンスープレックスホールドから変形チキンウィングで捕らえ逆転勝利を奪った。
勝利した竹下が「秋山さんにやっと勝つことができました!死ぬ気で防衛して、もっとデカイレスラーになって、次は僕が秋山準を迎え撃ちます!」と叫ぶが、そこへクリス・ブルックスが登場し「タケチャン、ついに秋山さんに勝った、本当におめでとう!でも、2019年から、あなたは私にシングルの試合勝ってないでしょ?だから、最初の挑戦者は、私。お願いします」と挑戦表明。
竹下はこれを受けると「竹下幸之介のプロレスってのは、日本のトップ狙うけど、それ以上に僕は世界に翔びたいです。クリスとワールドワイドなタイトルマッチをし、皆さんを納得させた上でクリスに勝って初防衛決めたいと思います」と意気込みを語る。
対するクリスは「『今の竹下は強いぞ』という言葉がリング上であった。たしかに彼はAEWに行ったり色んなことを体験して強くなっただろう。それは僕も思う。ただ、僕もユニバーサル王者になったり、EXTREME王者になったり、色々あったのは僕も同じだ。強い竹下が出てくるなら、それは僕にとっても願ったり叶ったりだし、竹下が強ければ強いほど僕の強さも引き出してくれる。彼はそういう対戦相手なので、とても竹下との対戦を楽しみにしている」と思いを語った。
竹下vsクリスの王座戦は、9月26日のDDT後楽園ホール大会で開催される。