「俺はNOAHのプロレスに人生メチャクチャにされた」復讐に燃えるDDTの遠藤哲哉が悪の道に堕ちてNOAH壊滅を宣言!

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 11日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION PREMIUM 2025』が開催。遠藤哲哉がTEAM 2000 X入りを果たし、GHCナショナル王座戴冠を果たした。

 遠藤哲哉はDDTのエース格であり、団体の至宝・KO-D無差別級王座も3度戴冠。小橋建太さんが率いた【BURNING】を復活させてDDT内で勢力を拡大していたが、約3年の活動の末に若手の成長を鑑みて12月に発展的解散。
 遠藤は2025年からDDTに籍を残しながらNOAHに参戦してさらなる高みを目指すことを宣言。小橋さんや秋山準の源流に触れて成長し、GHCと名の付くベルトを総なめしてDDTへ凱旋することを誓っていた。

 遠藤が最初にターゲットとして定めたのは、GHCナショナル王座を持つ征矢学。
 征矢は現在のNOAHのヘビー級戦線のトップを走る1人であり、体格としてはジュニアヘビー級である遠藤がNOAHのヘビー級でどこまで通用するのかを占う試合でもあった。

 試合は互いの基礎力を測り合うかのような堅実なレスリングに始まるが、征矢も遠藤のハンドスプリング式オーバーヘッドキックをラリアットで撃ち落とすなど自慢のパワーファイトで応戦。
 得意の首攻めを積み重ねていく征矢だったが、遠藤は遠藤スペシャル(サスケスペシャル)で逆転。征矢の弾道(ラリアット)もリバース・フランケンシュタイナーで切り返して必殺のバーニングスター・プレスを狙うが、情熱を燃やした征矢は雪崩式オクラホマ・スタンピードで切り返す。征矢は弾道で決めにかかるが、遠藤はテツヤ・イン・ザ・スカイで切り返し、エクスプロイダーからバーニングスター・プレスを狙う。
 しかし、ここで突然ヨシ・タツ率いる悪の【TEAM 2000 X】の面々がリングサイドに登場。遠藤は動揺しつつもバーニングスター・プレスを発射するが、征矢がかわしてDDTから弾道。レフェリーがカウントを叩き始めるが、ヨシ・タツがレフェリーの足を引いて妨害。さらにトンファーで殴りかかるが、遠藤が必死で止めてトンファーを奪い取る。
 しかし、遠藤はトンファーを征矢の頭へと振り下ろし、ヨシ・タツと笑顔でアイコンタクト。その後はトーチャーラック・ボムからバーニングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。


 遠藤は大ブーイングを受けながらTEAM 2000 Xの面々と握手を交わしつつ「俺がTEAM 2000 Xの遠藤哲哉だ!俺はな、このNOAHのプロレスに人生メチャクチャにされたんだ。BURNINGの源流?ハナから興味ねーんだよ!俺がここに来た目的はただ1つ。2025年、遠藤哲哉の人生をかけてプロレスリングNOAHを潰します」とNOAH壊滅を宣言。

 遠藤が言う「人生メチャクチャにされた」とは、2022年6月の『CyberFight Festival 2022』で当時NOAHに所属していた中嶋勝彦が当時のKO-D無差別級王者であった遠藤を張り手一発で失神してしまった事件を指すと思われる。
 この事件は棚橋弘至の“横一線”発言から強さの面でも高みを目指してきたDDTの尊厳を揺るがしたものであり、この事件後に王座を返上した遠藤はDDTのトップに返り咲くことも出来ず、中嶋もNOAHを去ったためリベンジの機会も喪失。モヤモヤを残したまま約2年半が経過していた。

 そんな中、自らの誇りを取り戻すためについに遠藤がNOAHへと乗り込んできた形。DDTからの“侵略”とも呼べる遠藤の暴挙をNOAHは跳ね返すことが出来るか。2月11日の後楽園ホール大会で行われることが決まった遠藤vs征矢のGHCナショナル王座戦のりマッチの行方にも期待したい。

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