NOAHの救世主・OZAWAが後楽園ホールをリアル札止めに!DDTのトップも引き込みTEAM 2000 Xは勢力拡大!
- 2025-1-12
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- プロレスリングNOAH
11日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION PREMIUM 2025』が開催。GHCヘビー級王者となったOZAWAが後楽園ホールを満員札止めにした。
OZAWAこと小澤大嗣は社会人プロレスを経てNOAHに入門し2022年9月にデビュー。2024年1月に海外遠征に出て10月に帰国すると、清宮率いるスター揃いのユニット【ALL REBELLION】に加入。その数日後には、凱旋帰国試合を行う前に練習で足を骨折して欠場に追い込まれるという憂き目に遭う。
しかし、小澤は欠場中にも関わらず11月の愛知県体育館大会で清宮を襲撃し、ヨシ・タツ率いる悪の反体制軍団【TEAM 2000 X】へと加入してOZAWAと改名。
OZAWAは入門時から清宮のパワハラに晒されてきたと主張し始め、復讐を宣言。清宮の同棲中の彼女の存在を暴露したり、ファンの女性をお持ち帰りしていることを仄めかしたり、キャバクラを満喫中であったり喫煙中であったりの清宮のプレイベート写真をSNS等で公開したりとやりたい放題。
こうして嫌がらせを続けながらプロレスが持つ虚実皮膜の極地を突っ走り、今月1日の日本武道館大会では清宮を制してGHCヘビー級王座を戴冠。
その規格外な試合ぶりや強烈なキャラクターはプロレス界に衝撃を生み、かつてのオカダ・カズチカの凱旋にあやかって“OZAWAショック”とNOAH公式が喧伝。今大会ではOZAWAショックの効果か当日券まで完売となる1,535人(札止め)という客入りを実現。空席なしの“絶景”を創り上げることに成功した。
この日のセミファイナルでは、OZAWAvs拳王のシングルマッチが実施。
これはOZAWAが王座戴冠後に「次は拳王と遊んでやる」と因縁をつけたことで実現の運びとなり、両者はSNSでウィットに富んだ“前哨戦”を展開するという令和7年最新型のプロレスを魅せてきた。
試合が始まると、OZAWAはのらりくらりとした態度や、拳王のバックボーンを意識してかエセ拳法を見せたり、拳王の師である新崎人生の拝み渡りを繰り出すなど徹底的に挑発。
OZAWAが場外飛びのフェイントからのブレイクダンスを見せ、ブチ切れた拳王へTEAM 2000 Xの面々が襲いかかって袋叩きに。OZAWAは弱った拳王の顔をベロベロと舐めていく。
拳王の輪廻に対して旋風脚で競り勝ったOZAWAがその場飛びシューティングスター・プレス、たっぷり頬ずりしてからのアサイDDT、リストクラッチ式ブルーサンダー・ボムと畳み掛けてReal Rebel(※ワンステップ・フェニックス・スプラッシュ)を発射も、これをかわした拳王が拳王スペシャル。
ここで突然ヨシ・タツが乱入して拳王に殴りかかり、リング内外が混沌とする中で試合はノーコンテストに。
マイクを取った拳王は「お前らふざけんじゃねーよ!こんなんで納得行くわけねーだろオイ!6vs4でいいから今ここで勝負しろ!」とブチ切れ、TEAM 2000X vs ALL REBELLIONの全面対抗戦となるOZAWA&ジャック・モリス&オモス&ダガ&大和田侑vs拳王&清宮海斗&アレハンドロ&カイ・フジムラのハンディキャップマッチが緊急決定。
この試合はゴングが鳴るなり全員入り乱れた場外戦となり、オモスが4人同時に相手取って大暴れ。アレハンドロが捕まる展開となり、ヨシ・タツの暗躍もありALL REBELLIONの反撃の芽もすぐに摘み取られる絶望の展開。最後はOZAWAがReal Rebelを決めてアレハンドロから3カウントを奪った。
試合後のバックステージでは、怒りに震えるガレノがOZAWAを襲撃しGHCヘビー級のベルトを奪い取るという事件が発生。TEAM 2000 X排除の意志で共鳴したガレノはALL REBELLIONへと加入する。
さらに、今大会のメインイベントでは試合中に突如TEAM 2000 X入りを果たしたDDTの遠藤哲哉が卑劣な手段を使って征矢学からGHCナショナル王座を奪取するという事件が発生。
これらの結果を受け、2月11日の後楽園ホール大会ではOZAWAvsガレノのGHCヘビー級王座戦、遠藤哲哉vs征矢学のGHCナショナル王座戦が決定。ともに強力な新戦力が加入した両軍団の抗争はさらに過熱していく。