「一番泣きたいのは俺やぞ!」青春の終わりは涙と笑顔!怪我に泣いて電撃引退の原田大輔が盟友・小峠篤司と1分間のラストマッチ!

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 9日、東京都・後楽園ホールにて、プロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2023』が開催され、原田大輔が17年のプロレスラー生活に終止符を打った。

 原田は、2006年に大阪プロレスで小峠篤司を相手にデビューし、盟友となった小峠とのタッグ“桃の青春”でブレイクしつつ同団体のエースに成長。2013年にはNOAH入団を果たし、翌年には石森太二からGHCジュニアヘビー級王座を奪取するなどNOAHでもジュニアの中心選手へと成長。同王座を通算5度戴冠するなど常にジュニア界の最前線を走った。そして、2020年には “桃の青春”を復活させて大暴れ。一時はGHCジュニアのシングル&タッグの二冠王となるなど飛ぶ鳥を落とす勢いを見せた。
 原田の必殺技は見事なブリッジを描く片山ジャーマン・スープレックス・ホールドを始めとした多彩なスープレックスだが、これらの技の使用や、NOAHの持ち味でもあるハードな受けの数々は首に多大な負担をかけていた様子。昨年夏の検査で頚椎環軸椎亜脱臼が発覚し、これ以上の現役続行は命にも関わるというドクターストップを受けての無念の引退決定。今月2日の引退発表から約1週間後の引退とファンにとっては寝耳に水のものとなった。

 原田の引退試合は、盟友・小峠との1分間のエキシビジョンマッチ。
 試合前にはVTRにて原田から「踏みとどまること、諦めないこと、立ち向かうこと。教えてくれたのは皆さんの応援でした。17年間ありがとうございました!」とファンへのメッセージが読み上げられ、会場が涙声の声援に包まれる中で原田が入場。

 長くリングから離れていた熊野準もセコンドに駆けつける中、小峠が握手を求めるも原田は払い落として拒否。
 大・原田コールに包まれる中でゴングが鳴ると同時に原田が突貫し、ボディエルボーからジャンピング串刺しエルボーの連打。さらにロープへ飛んでスピード感溢れるランニングフォアアーム。
 残り時間30秒がコールされる中、雄叫びを上げた原田はニーアッパーからローリングエルボー。残り時間10秒でバックを取った原田が片山ジャーマンを狙うが、原田はゆっくりと離れて首を横に振る。2人が離れて見つめ合う中、試合終了のゴングが打ち鳴らされた。


 こらえきれず小峠が泣き出す中、原田は「泣きやがった、コイツ(笑)」と苦笑。
 マイクを取った原田は、「最後に、俺とプロレスをしてくれてありがとうございました!泣くなよ!(笑)おい、一番泣きたいのは俺やぞ!(笑)貴方から始まった俺のプロレス人生、最後も小峠さん、貴方で本当に良かったです。本当にありがとうございます。貴方がいてくれたから俺はこうやってNOAHに来て、今日までプロレスを続けることが出来ました。貴方がいてくれたから最後の1分、プロレスをさせてもらえました。本当にありがとうございます。大阪プロレスに入門したその日から今日まで生意気な後輩でしたけど、お世話になりました!ありがとうございました!このあとのセミファイナル、ファンの皆様が喜ぶ試合を期待してます!お願いします!」と小峠に語りかけて送り出す。

 観衆に向き直った原田は、「本日は後楽園ホール大会、ご来場ありがとうございます。今日、1分試合をさせて頂く上で、長浜トレーナー、医療チームの先生方、そしてプロレスリングNOAH、なによりも今日こうやって後楽園ホールに集まってくださった皆さんとAbemaを見てくださってる皆さん、本当にたくさんの方の支えがあって今日リングに立つことが出来ました。本当にありがとうございます!今日でプロレスラー・原田大輔は終わりますが、これからは皆さんと一緒。NOAHファンとしてこのプロレスリングNOAHがもう1度業界ナンバーワンに返り咲くところを一緒に見ていきたいとおもいますので、皆さんこれからもプロレスリングNOAH、応援よろしくお願いします!」と挨拶。

 最後に、「このあとはセレモニーも10カウントゴングもやりません。次の言葉で原田大輔、プロレスラーはドカーンと終わりたいと思います」とマイクを置き、「17年間ありがとうございました!」と生の声をファンへ届けて深々と一礼。正規軍の仲間たちと笑顔の抱擁を交わして退場していった。

 バックステージに戻った原田は、「去年の8月から休んで、いろんな気持ちもありました。もっともっとこの大好きなプロレス続けたかったんですけど、すいません。今日の1分が僕の限界です。最後、片山ジャーマンも打てない、受け身も取れない、技もろくに受けれない。本当に1分というのが今僕ができる限界の時間でした」と語り、声援が解禁された後楽園ホールでのラストマッチについては「コロナ禍に入って声援というのが禁止されて、聞きたいなってずっと思ってたんですけど、最後に聞けてよかったです」と笑顔。

 そして、片山ジャーマンの体勢に入ったときのことについて「悔しかったですね。投げたかったですけど、投げれないんですよね。バックを取った時に『いくぞ』って思ったんですけど、できない。そこは葛藤ありました。バック取るのやめといたらよかったなって(苦笑) ジャーマンが打てないようじゃ僕のプロレスもダメだなって」と寂しげな笑みを浮かべてコメントし、プロレスラーとしての最後の仕事を終えた。

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