飯伏幸太の欠場で棚橋弘至が急遽王座挑戦も鷹木信悟が迎撃!EVILが急襲し東京ドームのファンの心をダークネスワールドへ!
25日、東京ドームにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』が開催。メインイベントでは鷹木信悟の持つIWGP世界ヘビー級王座に棚橋弘至が挑戦した。
IWGP世界ヘビー級は第2代王者であったウィル・オスプレイが首の負傷により返上。6月にオカダ・カズチカと鷹木信悟により王座決定戦が行われ、王者となった鷹木が初代王者である飯伏幸太を挑戦者に指名した。だが飯伏は今月17日に体調不良を訴え、診察の結果誤嚥性肺炎と診断され欠場に。前日に王座挑戦をアピールした棚橋弘至が代わりに挑戦することとなった。
試合が始まると、前日の愛媛大会での後遺症からか足のダメージが見られる棚橋。鷹木は容赦ないパワーファイトで追い込んでいくが、棚橋はツイスト・アンド・シャウト3連発や足攻めを行い鷹木のスピードを殺していく。鷹木はMADE IN JAPANやパンピングボンバーと怒涛の攻めを見せるも、棚橋もダイビングクロスボディ式ハイフライフローで流れを引き戻し、飯伏の思いを繋ぐかのようなカミゴェ。だが鷹木はこれも受けきると、ショートレンジラリアットでなぎ倒してからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントを奪った。
マイクを持った鷹木は「おい東京ドーム!本音を言えば、ちょっとさみしーな。しかたねーよ。世間は色々とコロナ禍で感染予防、ソーシャルディスタンス、一番しんどいのは俺たちじゃねー。お客さんだろ。だけど、正直一都三県緊急事態宣言中だ。夏休みの日曜日、いいんだぞ家でオリンピック見てても。だけど今日、みんなはプロレスを選んでくれた!そのことは心から感謝する。俺もよ、今年39になるおっさんだけどよ、おい、俺達の世代が、まだまだプロレスを引っ張っていかなきゃいけねーだろ!これからも、このIWGP世界ヘビー級王座を通行手形に、新日本プロレス、いや今は東京オリンピック中だ。世界中のてっぺん目指して龍が如く駆け上っていくぞ!」と宣言する。
大きな拍手に包まれる東京ドームだったが、突如会場が暗転するとEVILとディック東郷が鷹木を急襲。次期挑戦者に名乗りをあげ去っていき、会場は無音のダークネスワールドに包まれた。