コロナを克服して復帰の王者・滝澤大志への挑戦を前にタンク永井が啖呵!「どっちかがぶっ倒れるまで試合しましょうよ」
13日、千葉・2AWスクエアにて2AWが『チーバトル98』が開催し、各王座戦線の前哨戦が過熱した。
本大会の注目すべきカードは、セミファイナルの2AWタッグの前哨戦である真霜拳號&花見達也&十嶋くにおvs浅川紫悠&梶トマト&チチャリート・翔暉の6人タッグマッチと、メインイベントの2AW無差別級前哨戦である滝澤大志&最上九vsタンク永井&吉野コータローのタッグマッチ。
来週20日にTKPガーデンシティ千葉で開催される『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』を目前に控えたタイトルマッチの前哨戦とあって、セミもメインも激しい闘いとなった。
5月に行われた『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で初挑戦の仁木琢郎と若松大樹を退け4度目の果たした王者組。その試合後に浅川と梶が挑戦表明をしにリングに上がった。
そして『2AWちばまつり2021(最終日)』で挑戦者の梶トマトを破り初防衛を果たした滝澤の前にタンク永井が現れ、挑戦状を叩きつけた。
滝澤は先月21日にコロナの陽性判定を受けて約3週間の欠場に入っていたが、療養を経て本日復帰。滝澤は欠場していたことを感じさせない、好戦的な姿勢でタンクにぶつかっていった。
試合序盤から滝澤とタンクは激しく組み合い、中盤からはパートナーの吉野コータローと息の合った連携で相手の動きを何度も止めていき、最後はタンクがダイビングセントーンで最上を沈めた。
勝ち名乗りを受けたタンクがマイクを握り「まずは滝澤大志、復帰おめでとう。あなたならしっかり克服して、このリングに戻ってくるって俺思ってたよ。そのうえで今日俺の絶好調、破壊力っぷり、存分に感じたんじゃねえか。病み上がりのあなたにこんなこと言いたくないけど、このままいったら来週このベルト確実に俺の腰に巻かれてますよ。あの強い滝澤大志を倒してこそ俺がそのベルトを巻いて、誇りを持って千葉中を回っていけると思うので、来週マジでマジでどっちかがぶっ倒れるまで試合しましょうよ」と言い放ち、タンクと滝澤は熱い握手を交わした。
そしてタンクは「絶対に来週のTKPに来て、この今日の試合っぷりを観た皆様、俺のことを後押ししてください。これは約束ですよ。そして来週のTKP、TollGlänzが全勝だ。そして、この俺タンク永井がチャンピオンだ!」と叫びマイクを締めた。
セミファイナルではギリギリのところで、梶が花見のバックロールクラッチで3カウントを取られ、挑戦者側は悔しい結果に終わった。
1週間後に迫った『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』。無差別級とタッグのベルトの行方はどうなるのか。今日の試合結果を受け、ますます目が離せなくなってきた。