【試合詳細】5・26 GLEAT新宿FACE大会 カズ・ハヤシ&田中稔&CIMAvsT-Hawk&エル・リンダマン&渡辺壮馬 飯塚優vs吉田綾斗 伊藤貴則&フランシスコ・アキラvs入江茂弘&鬼塚一聖

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『G PROWRESTLING Ver.0』
日程:2021年5月26日(水)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE
観衆:234人(札止め)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
●TiiiDA(フリー)
6分51秒 逆打ち
○佐藤恵一(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○伊藤貴則/フランシスコ・アキラ
12分42秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
[#STRONGHEARTS]入江茂弘(フリー)/●鬼塚一聖

▼タッグマッチ 20分1本勝負
松井珠紗(Beginning)/○X=アンドラス宮城(フリー)
8分30秒 ツームストンパイルドライバー→片エビ固め
清水ひかり(Color‘s)/●三浦亜美(Beginning)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●飯塚優
10分21秒 バックドロップ→片エビ固め
○吉田綾斗(2AW)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●カズ・ハヤシ/田中稔/CIMA
20分30秒 ナイトライド→片エビ固め
○T-Hawk/エル・リンダマン/渡辺壮馬

GLEAT旗揚げ戦を前にT-Hawkら若手世代が最強の40代たちを圧倒!試合後に河上隆一がCIMAを襲撃しT-Hawkとの一騎打ちを決定!飯塚が吉田綾斗に善戦も惜敗

オープニング


 開場後には欠場中の山村武寛とRickeyによるDJプレイが行われ、会場を温めた。

第0試合


 第0試合として行われたのは、TiiiDAと佐藤恵一というフリーとして数多の団体から高い評価を受ける2人のシングルマッチ、
 ゴングが鳴ると両者リングを周り、ロックアップからリストの取り合いとなり、互いに腰投げを見せて距離を取る。再び向き合う恵一一がヘッドロックからのショルダータックルを見せるが、TiiiDAがネックスプリングで軽々起き上がり、ロープワークのスピードで翻弄しながらジャンピングエルボー。場外に逃れた恵一へウルトラタイガードロップ。
 TiiiDAは恵一をリングに上げると、「俺の代わりに声出してくれや」と恵一に変形弓矢固めを見舞って苦悶の声を出させる。TiiiDAはエルボー連打からロープに飛ぶが、恵一はカウンターの風車式バックブリーカーで反撃の狼煙を上げる。
 恵一は串刺しランニングエルボー、串刺しジャンピングエルボーからゼロ戦キック。続けてガン・スタンを狙うが、TiiiDAが耐えるとトラースキック。TiiiDAはこれをキャッチしてDDTからライオンサルト。TiiiDAはダイビングフットスタンプを発射も恵一がこれを回避しジャーマン、ブレーンバスターからラリアットを放つが、TiiiDAが回避してオーバーヘッドキック。これを倒れず耐えた恵一はトラースキックからボディ、背中へのエルボーを連打し、背後から飛びついて逆打ちで叩きつけてそのまま3カウント。

 勝利した恵一の元へ、カズが現れてマイクで語りかける。

カズ「佐藤選手、TiiiDA選手、試合ありがとうございます!佐藤選手、勝利おめでとうございます。この試合、ダークマッチということでやりましたが、GLEATのプロレス部門。G PROWRESTLINGのオープニングマッチでもありました。佐藤選手、勝利した佐藤選手にGLEATからプレゼントがあります。公開オファーです。7月1日、GLEAT旗揚げ戦TDC大会、是非参戦してください!」

恵一「カズさん、ちょっとだけ、ちょっとだけ待ってください。ちょっとだけ待ってください。今日来てくれた皆さんと、ニコ生を見てくれている皆さんに一言だけ言わせてください。このご時世の中でこれだけ多くのお客様に来ていただいて、ニコ生にも来ていただいている皆様、これをすべて込でこんなにゾクゾクする、そしてこんなにワクワクする団体、僕初めてです。こちらこそです。7月1日、宜しくお願いします!」

第1試合


 入場時から伊藤と鬼塚が額を突き合わせてにらみ合い、両者がそのまま先発を買って出る。ゴングがなるなり鬼塚がドロップキックで奇襲。伊藤も即座にビッグブートで反撃し雄叫びを上げながらのエルボー合戦へ。これは伊藤がミドルキックでなぎ倒して打ち勝ち、両者タッチ。
 入江とアキラの対面となると、ロックアップで組み合い入江が圧倒的な体格差で押し勝ってヘッドロックからショルダータックル。アキラも即座に起き上がってアームドラッグからゼロ戦キック、スライディングキックとスピードファイトを見せ、エルボーを連打していくが入江はこれを受けきってブレーンバスターからキャリスプラッシュ。鬼塚にタッチ。
 鬼塚はアキラの胸板にチョップを連打していき、ボディスラムからアキラに「来いよ!」とエルボーを打たせていき、強烈なチョップでお返し。アキラも延髄斬りで一矢報いて伊藤にタッチ。
 伊藤は鬼塚に強烈なサッカーボールキック。鬼塚も気迫のエルボーを見せるが、伊藤はニーリフトから再びサッカーボールキックを叩き込みアキラにタッチ。
 アキラは鬼塚をロープに振るが、鬼塚は回転エビ固め。アキラは後転して脱出し顔面への低空ドロップキックから首4の字固め。これをブレイクされると、アキラはコーナーに振っていくが鬼塚はコーナーからのブート、ミサイルキックで反撃し入江にタッチ。
 入江は伊藤とアキラをラリアットで吹き飛ばし、伊藤にはブラックホールスラム、アキラにはホップアップ式バックフリップを狙い、アキラにビーストボンバーでの追撃を狙うが、アキラはこれをかわしてトラースキック、延髄斬りで反撃して伊藤にタッチ。
 伊藤は入江に村正からベリー・トゥ・ベリーで投げ飛ばし、さらにジャーマンを狙うが、入江がこれを振り払うと互いに重いエルボーを打ち合う肉弾戦へ。伊藤が顔面へのビンタを見舞ってロープに飛ぶと、入江はカウンターのビーストボンバーで叩き伏せて鬼塚にタッチ。

 鬼塚はミサイルキック、串刺しバックエルボーからブレーンバスターを見せ、さらに鬼塚魂を狙っていくが、伊藤がハーフネルソンスープレックスで切り返し、フライングニールキックで追撃。さらに起こしてニーリフト連打から水面蹴りで倒してPKを発射も、これを回避した鬼塚がロープに飛んでスピアー。さらにコーナーに振って串刺しバックエルボーを見舞うと、ここで入江が飛んできてキャノンボールで追撃。さらに鬼塚が伊藤を裏投げで叩きつけるが、これはアキラがカット。アキラは入江にライトニングスパイラルから場外に蹴り出してトペ・スイシーダで飛んでいき勝負を鬼塚に託す。
 鬼塚は鬼塚魂を狙うが、伊藤が着地してソバットからのハイキック。続くラリアットをかわした鬼塚がスピードあるロープワークで伊藤を翻弄していくが、伊藤は的確なキチンシンクをカウンターでヒットさせ、バックドロップ、ジャーマン・スープレックス・ホールドと畳み掛けて3カウントを奪った。


 第1試合終了後、メインイベントに出場する6人が登場し、まずはリンダマンがマイクを取る。

リンダマン「ついにこの日が来たぞ新宿ゥ~!今日のメインイベント、GLEATEST OF GLEATにふさわしい6人がここに集まったと俺は思ってますから、この6人で素晴らしい試合、皆さんにお見せすることを皆さんに約束します!」
CIMA「マイクでやり合うなんてお前久しぶりやないかオイ。GLEATプロレス部門はこのスタイルで行くからな。現場ですべてが起こるぞオイ!今日はGLEATEST OF GLEAT。まあ、GLEATの旗揚げ戦は皆さんも御存知の通り、7月1日、TDCホールだ。今日の新宿大会はG PROWRESTLINGの最初の大会やけど、物語、本で言えば今日は前書きみたいなもんや。でもな、この6人が揃ったんや。ただの前書きで済むと思うなよ?今までのプロレス界ではありえないくらい濃い前書きを今日のメインイベントで、この6人で作り上げようやないか」
壮馬「今日はその前書きかもしれないけど、CIMA!お前にとっては前書きじゃなくてエンディングにしてやるよ!」
CIMA「なんじゃコラ!(※カズに向かって)どういう教育しとんじゃ!」
稔「まあまあCIMAさん、まあまあ。いよいよですよ。この記念すべきG PROWRESTLING、一発目のメインイベント。俺たちで『これぞGLEATEST OF GLEAT!』ってのを示していこうぜこのスットコドッコイ」
T-Hawk「もっと元気出せよオイ!新宿盛り上がってるかオイ!俺が言いたいことはただ1つ!今日のGLEAT、G PROWRESTLING!盛り上がって行くぞォ~ッ!」
カズ「GLEATしてるじゃねェ~かよお前!エェ~ッ?!今日はテンションたけーぞオイィィ!いいか!この団体はな!GLEATするかしないかなんだよ!GLEATEST OF GLEATで勝負だこの野郎ッ!」

第2試合


 アクトレスガールズの提供試合、予告されていた松井のパートナー“X”の正体は宮城倫子。
 4人それぞれクリーンに握手を交わし、清水と松井の対面でゴング。松井がいきなりドロップキックで突っ込むも、清水はこれをかわしてヘアホイップ。さらにコーナーに押し付けて顔面を踏みつけていき、再びヘアホイップを放つも
松井は側転で着地しランニングクロスボディ。清水もミドルキックで反撃すると、ここに三浦を呼び込み清水が松井を、三浦が宮城をロープにくくりつけて踏みつけながら「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ~!」とポーズを決め、宮城が「長い!長いよ!」と口上に文句をつける。

 三浦と宮城の対面となると、三浦が体格を生かしてショルダータックル連打で何度もなぎ倒していき、ボディスラムを狙うが宮城がクラッチを切ってDDT。続けてそのまま胴絞めフロントネックロックで決めにかかるが、三浦はなんとかロープブレイク。宮城は松井にタッチ。
 松井は三浦にエルボー連打で倒してニードロップからスリーパーホールド。これを清水がカットすると、松井は三浦をロープにくくりつけ、宮城がキックを見舞ってアシスト。
 代わる宮城はツームストンパイルドライバーを狙うが、三浦が着地すると松井が援護に入り、2人で三浦をロープに振っていくが、三浦はダブルのショルダータックルでなぎ倒して清水にタッチ。
 清水は宮城にミサイルキック、フランケンシュタイナー、二段蹴り、ダイビングフットスタンプと連撃し、ブレーンバスターの体勢もその横から松井がドロップキックを見舞って救出しタッチを受ける。
 松井はミサイルキックを突き刺して清水を引き起こすが、清水も左右のミドルキック連打から延髄斬り。さらにロープに飛ぶが、エプロンから宮城がキックを見舞ってロープ際で動きを止めると、松井が串刺し式のスライディングクロスボディ。さらにボディへの正拳突きからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけ、さらにロープに飛ぶが清水はカウンターのレッグラリアート。両者タッチ。
清水と三浦は宮城をコーナーに振ってトレイン攻撃、清水のトラースキック、2人同時の低空ドロップキックと連撃し、三浦が宮城へアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げて絞っていくが、松井がなんとかカット。三浦は再び宮城にアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、宮城が背面に回って胴絞スリーパーホールド。カットに来た清水を松井が卍固めに捕らえていく。三浦がなんとかこれをロープブレイクすると、宮城が「決めるぞ!」と叫んでからのツームストンパイルドライバーで突き刺して3カウント。

第3試合


 入場後のクリーンな握手からゴングが鳴ると、手4つからヘッドロックの奪い合いとなり、飯塚が得意のグラウンドに引き込んで首を取ろうとするも吉田は余裕を持って対応。クリーンブレイク。
 再び手4つで組み合い、吉田がガットショットからロープに飛ぶが、飯塚も追走していきなりの飛びつき腕十字。吉田は焦りを見せるものの足を伸ばしてロープブレイク。
 飯塚は腕に狙いを定め、ヒジへのニードロップからチキンウイングアームロック。吉田はこれを持ち上げるパワーの差を見せ、着地した飯塚の顔面にに強烈なエルボーを叩き込んでダウンを奪う。
 飯塚がふらふらと起き上がると吉田はその威力に定評のあるチョップを打ち込んでコーナーに追い込み、串刺しバックエルボーからサッカーボールキック。さらに連続片エビ固めで体力を奪っていく余裕を見せつける。飯塚もミドルキック連打で反撃するも、吉田はその蹴り足をキャッチし、レッグロックDDT。
 吉田は飯塚を引き起こし、好きなようにエルボーを打たせていった後に互いに打ち合うエルボー合戦へ。吉田が連打で打ち勝つも、飯塚はジャンピングハイキックからドロップキックを叩き込んで反撃の狼煙を上げる。

 飯塚は串刺しジャンピングエルボーからチキンウイングアームロック、グラウンドに転がしながら腕十字に捕らえる。吉田が苦悶の声を上げながらロープブレイクすると、飯塚はビクトル投げからPKを発射も、吉田が回避して絡みつき、コブラツイストからグラウンドコブラ。飯塚がキックアウトすると気迫のエルボー連打を見せるが、吉田はトラースキックで黙らせる。吉田はバックドロップの体勢も、飯塚は振り払って腕を取り、そのままグラウンドに寝かせて変形オクラホマロール。これをキックアウトされるとハイキック、バズソーキックと続け、「投げるぞ!」とグルジア投げを狙っていくが、吉田がサムソンクラッチで切り返し、続けてバックスライド、飯塚のキックアウト際にバズソーキックを叩き込み、起き上がった飯塚の顔面にスピンキック。続けてバックドロップで叩きつけて3カウントを奪った。
 試合後、吉田は倒れ伏す飯塚に握手を求め、飯塚は悔しがりながらしばらく葛藤するも、しっかりと吉田の右手を握り返した。

第4試合


 GLEATなテンションで試合前からトップギアなカズが先発を買って出ると、リンダマンが「こっちもハヤシが行くしか無いでしょう!」とGLEATなテンションで応戦。
 カズとリンダマンの対面でゴングが鳴ると、ロックアップからバックの取り合いとなり、リンダマンがいきなりのジャーマンを狙うもカズが耐えてグラウンドに引き込みキーロック。リンダマンはそのまま自軍コーナーへお仕込み、カズも距離を取って両者タッチ。
 稔とT-Hawkの対面となると、ロックアップからバックの取り合い、リストロックの奪い合いが展開され、稔が熟練の技術で圧倒。再び向き合うとロックアップからT-Hawkがヘッドロックで捕らえショルダータックル。T-Hawkは「行くぜ新宿!」と観衆を煽ってブレーンバスターを狙うが、稔は「行かせるか新宿!」と叫んで耐える。するとCIMAが飛び込んできてドロップキックを見舞うアシストを見せ、稔がカニバサミで倒したT-Hawkの後頭部にCIMAがギロチンドロップ、CIMAのキャメルクラッチにカズ&稔が低空ドロップキックを合わせる同時攻撃を見せる。
 CIMAとT-Hawkの対面となると、T-Hawkが逆水平チョップを叩き込んで壮馬にタッチ。
 壮馬はCIMAにヘッドロックからショルダータックルでぶつかるも、CIMAが耐えてショルダータックルからローリングセントーン。さらにCIMAがロープに飛ぶが、壮馬はカウンターのドロップキックで迎撃し、カットに来たカズ、稔をカウンターのトラースキックで撃退しカズにミサイルキック。壮馬はT-Hawkにタッチ。
 T-Hawkはリンダマン、壮馬とともにCIMAにトレイン攻撃を見舞い、T-HawkがCIMAに強烈な逆水平チョップからカウンターのスパインボム。さらにT-Hawkは変形STFで捕らえ、ここにリンダマンと壮馬がダブルの低空ドロップキック。CIMAがなんとかこれをロープブレイクすると、T-Hawkは壮馬にタッチ。
 壮馬はCIMAへ逆水平チョップ連打からロープに振ろうとするが、CIMAが耐えると両手で交互にチョップ連打。CIMAはこの腕をキャッチして河津掛けから低空ドロップキック、フットスタンプを見舞って稔にタッチ。
 稔も顔面踏みつけからレフェリーの目の前で堂々とサミングを入れてからドロップキック。さらにダブルニードロップから腕十字。これは即座にT-Hawkがカット。稔はカズにタッチ。
 カズは、コーナーから足を突き出す稔の足へ壮馬の顔面を何度も叩きつけていき、さらに靴底にスパナをくっつけたCIMAが足を突き出すとカズは大笑いしながらそこへ壮馬の頭を叩きつける。続けてカズは壮馬に足掛け式の変形肩固めで痛めつけ、壮馬がこれをブレイクするとカズが壮馬をロープに振るが、壮馬はブーメランアタック式のエルボーを叩き込む。ここにCIMAと稔が加勢に入り、ダブルのバックエルボーで壮馬を倒すと稔がサッカーボールキックからその場飛びムーンサルト、CIMA&カズがそれぞれライオンサルトと猛攻。T-Hawkが救出に入ってCIMA&カズを場外に放り出すと、壮馬がトペ・スイシーダ。リンダマンにタッチ。
 リンダマンと稔の対面となると、リンダマンのミサイルキックから裏投げを狙うが、稔がこれを振り払うとリンダマンは大ぶりのエルボーを叩き込みロープに飛ぶ。これをカウンターのハイキックで迎え撃った稔がショットガンドロップキックからブレーンバスターで叩きつけてコーナーに上っていくが、リンダマンが追いすがって雪崩式の飛びつき腕十字。位置が悪く稔がすぐにロープブレイクすると、リンダマンは壮馬にタッチ。
 壮馬はリンダマンとともに稔をコーナーに振ろうとするが、稔がクラッチを切って1vs2の打撃戦を挑む。しかし壮馬のブートに稔が怯んだところでリンダマンが組み付き、リンダマンのバックドロップ+壮馬のドロップキックの合体攻撃。壮馬はキークラッシャーを狙うが、稔が着地するとカウンターのキチンシンクからフットスタンプを突き刺し、CIMAにタッチ。
 CIMAは壮馬をコーナーに叩きつけて串刺しダブルニーアタックを2連撃、さらにリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。さらにロープに飛ぶが、壮馬は高さのあるローリングソバットを叩き込み、CIMAへキークラッシャーを狙うが、これを耐えたCIMAがパーフェクトドライバー。ここへ稔&カズが加勢に入り、3人でのトレイン攻撃からカズが壮馬へファイナルカット。満を持してCIMAがコーナートップからのメテオラを狙うが、T-Hawkが場外から足を引いて妨害。T-Hawkがリングに上ってくるとカズはコーナーに叩きつけるコンプリートショットから壮馬&T-Hawkを重ね、CIMAが2人まとめてメテオラ。CIMAは壮馬を体固めに捕らえるが、その背後からリンダマンがぶっこ抜きジャーマン・スープレックス。さらに稔にもジャーマンを見舞い、カズにも狙っていくがカズが一回転して着地しハンドスプリング式オーバーヘッドキック。6人全員大の字になり、壮馬はT-Hawkへ、CIMAはカズへタッチ。

 カズはT-Hawkとのエルボー合戦に打ち勝ちファイナルカットの体勢に入るが、T-Hawkが下から持ち上げてナイトライドを狙う。カズが暴れて着地するとCIMAが飛び込んできて2人でT-Hawkへダブルのトラースキック。さらに稔がバズソーキックを叩き込んでアシストすると、カズがファイナルカット。フォールに入るも壮馬がカットし、稔が壮馬を排除してプランチャで追撃。勝負を託されたカズはパワープラントを狙っていくが、T-Hawkが振り払って逆水平チョップを連打し顔面への右ストレート。T-Hawkがケルベロスを狙ってロープに飛ぶが、カズもロープへと飛んでハンドスプリング式オーバーヘッドキックを発射。しかしここに壮馬が飛び込んできてレッグラリアートで撃ち落とすという離れ業を見せ、T-Hawkがアウトサイダーズエッジからナイトライドで突き刺して3カウントを奪った。

 試合後、6人はそれぞれ笑顔で握手を交わして全員で手を掲げて健闘を称え合い、大会は大団円に終わるかと思われたが、ここで突如河上隆一が登場。リングに上ってきた河上を全員が警戒するものの、CIMAはGLEATの仲間として受け入れようと握手を求める。
 河上がその手を握り返すとCIMAは明るい笑みを浮かべるが、河上はその手を引き寄せてエルボーを叩き込み、ハリケーンドライバーで叩きつけてCIMAを足蹴にしながら中指を立てる。
 これに激怒したT-Hawkが河上を突き飛ばし、マイクを取る。

T-Hawk「オイ!河上隆一!ようやく姿を現したと思ったら、おうなんだオイ!こんなに盛り上がってるから寂しくてこっち来たのか?お前今更このGLEATのGプロレスのリングに何しに来たコラ!」
河上「オイ。T-Hawk、久しぶりだなぁ!俺は、宣言通りこのGLEATプロレスのてっぺん取りに来たんだよ。そして俺が今どこにいる?GLEATプロレスのど真ん中にいるぞオラ!そしてお前、メインで勝ったな?もう言わなくても分かるだろオイ!T-Hawk、俺と勝負だオラ!」
T-Hawk「お前がそこまで言うんだったら、俺が1vs1でお前と勝負してやろうじゃねえかオイ。場所は!決まってるよなオイ!7月1日、TDCホール!お前今のメインイベント見てたろ?お前にこれが出来んのかよ。GLEATの、Gプロレスの若大将はこの俺だ!」
河上「俺は全部捨ててきたんだよ!オイオイオイ余計なこと言うんじゃねえよ!俺がてっぺん取るって言ったらてっぺん取るんだよこの野郎オイ!正々堂々だこの野郎。勝つか負けるかだオイ。覚悟しとけよ?」

(河上が退場していくとリンダマンがマイクを取る)

リンダマン「河上隆一!やっと出てきたなあオイ!河上、お前の思うこのGLEATプロレスのトップへの最短距離がこれか?ちょっと荒々しいかもしんねーけど、まあそれくらいブチ切れてもらわねえとよ、河上隆一おもしろくねーからよ、あれくらいブチ切れてもらってありがたいくらいだぜ。なぜならなあ!同じブチ切れると言えば、このT-Hawkがブチ切れたときが一番怖い!一番強い!そして一番嫌なヤツになることを俺は近くで一番良く見て知ってるからよ!7月1日、TDCホール大会でGLEATプロレス、シングルマッチ、T-Hawkvs河上隆一。GLEATの命運を握るこのシングルマッチ。俺は楽しみにしてますよ。河上!そしてT-Hawk!ゴチャゴチャ言わんと誰が一番強いか決めたらええんや!皆さん、お楽しみにィ!
まあまあまあまあ、人の宣伝はこの辺にしておいて、問題は俺ですから。河上はああいう形でGLEATプロレスのトップを取ろうと思っている。それはT-HawkもT-Hawkも、後ろにいる伊藤だって全員がトップを取ろうと思っているわけだ。この俺も今日の試合を見てもらったら分かる通り、バリバリのコンディションに仕上がってんだよこの野郎!今日はGLEAT、Ver.0。そして7月1日のTDCの旗揚げ戦には、このまま……いや、今まで以上……いや、過去最高のエル・リンダマンでリングの上に立ってやるからよオイ!T-Hawkが7月1日の対戦相手は河上。これは決まったよな。この俺の対戦相手がまだ決まってないんだよ。そこで俺は会社に掛け合って、もうすでに発表された6月14日、王子大会。これは旗揚げ戦に向けたフェイスオフ。最後の大会だ。6月14日、王子BASEMENT MON☆STAR、俺はLIDETから預かった7月1日の対戦契約書を持って王子のリングに上がるから。ニコプロを見てる奴、今日もしかしたら会場に来ているかも知れない、プロレスラー、プロレス関係者!そして家でTwitterでエゴサーチしてるプロレス関係者!よく聞いとけよ!7月1日、TDCホールでこの過去最高のコンディションのエル・リンダマンとシングルマッチで戦う勇気がある奴、王子大会のリングで待ってるぞ。お前ら拡散よろしくだぜぇオイ!?
T-Hawkの宣伝までして、リンダマンの宣伝までして、どこまでやるんだって言われちゃうけど、壮馬!今日お前良かったじゃぁん!ねぇ?!普段静かな奴だと思ったらオイ!ちょっとお前、俺がケツ叩いたらいい感じに乗っちゃうじゃん!ねえ?!まあ、でも、俺達はもう先程7月1日に向けての気持ちをお客さんに伝えたわけだ。お前、もしかして、なんもないとは言わせないぞオイ!」

壮馬「俺も考えてることありますよォ~ッ」
リンダマン「あんのかよぉ~!(笑)」
T-Hawk「良い顔してんなお前!良い顔してるよお前(笑)」
壮馬「ありますよぉ!今日もダークマッチからみんな選手、GLEATしてます。俺もGLEATしてなかったら、どんどん、どんどんみんなに置いてかれちゃいます。(※観衆から壮馬の口調に「かわいい!(笑)」の声が上がる)かわいいって言うのやめてください(笑)」
T-Hawk「自分のペースで行こう!自分のペースで!」
壮馬「そして6月9日はここ新宿FACEでUWFの試合もあります。僕は、そこで7月1日に向けてある発表をします。そこまで待っていてください。お願いします!そして今日最強の40代から勝ったT-Hawkさん、締めよう!お願いします!」

T-Hawk「OK!改めまして新宿FACEにお越しの皆様、今日は本当にご来場ありがとうございました!これね、T-Hawkの試合後あるあるなんですけど、毎回試合後に声がね、声出しすぎていつもガラガラになっちゃうんですよ。これはね、我が母校である駒大苫小牧高校の伝統ですから。何が言いたいかと言うと、僕はこの、いや、僕らは、このGLEAT、Gプロレスに入って、1試合1試合が全て全力です。もちろん、壮馬も言ったよな?6月9日、LIDET UWF、チケットも完売。すべて完売。それもそうだし、王子の6月14日、王子でフェイスオフがありますね。そしてお客さんも僕らも待ち望んでいる7月1日、GLEAT
TDCホール大会。それまでに我々GLEAT、Gプロレス、一丸となってさらにステップアップしてさらなるGLEATな団体目指して頑張っていきますので、それまで皆さん、GLEATにご注目ください!今日は本当にありがとうございましたァ~!」

<試合後コメント>

カズ・ハヤシ&CIMA&田中稔
CIMA「手応えあったでしょ。勝った負けたで言うならね、僕らみんな20年以上やってたら負けることもあるでしょ。だから一敗一敗をくよくよしててもしょうがない。カズさんも、自分磨きの限り」
カズ「キたねえ!」
稔「カズさんいつもと違いましたね」
カズ「うん。GLEATしてますよ」
CIMA「マイクからキレありましたね」
稔「一味違いましたよ」
カズ「なんか違う自分に出会った感じ。楽しくてしょうがない!」
CIMA「まあ、まだ旗が揚がってないんでね。T-Hawkとリンダマンは分かってるんですけど、マーソー(壮馬)ね。アイツ思ってたより、札幌のときより全然弾けてましたよ。彼もアレですよ。(稔と)カズさんもそうですけど6月9日、アイツUWFにも出ますよ」
稔「マーソーと組んで試合しますよ」
CIMA「ダブルバウト!そして伊藤も出ますし、今日出た吉田選手に負けてましたけど飯塚も出る。Gプロがあって、LIDET UWFがあって、7月1日ですから。河上もやっと来たんやからね。今日は一発行かれましたけど、全然僕らはいつでもやりますしね。とにかく若い奴らよりも、誰よりも、我々の世代がGLEATしまくって、GLEATキメこんで、7月1日行きましょうよ。まずは次、6月9日!Gプロは我々にまかせてください」
稔「今日せっかく組んだこの3人、負けたけど、これぞGLEATEST OF GLEATってのが出来たんじゃないですか?こっからもっともっと上がっていくんで。こっからもっとレベルアップしていきますよ」
CIMA「ブラッシュアップしていきましょう!カズさん、冒険はまだ終わらないですよ!」
カズ「もう始まりましたからね。これからですよ、ええ。……じゃあ、もういいかな?」
稔「なんすか(笑)この、間がつらいみたいな(笑)」
カズ「俺はもうなんにも出ない!(笑)」
CIMA「やりきった。カズさんはやりきった。次はやりきった上で勝ちましょうよ」
カズ「でもねえ、ホント楽しかった。ホントに。俺はねえ、プロレス楽しんでるよ」
稔「それが一番です」
カズ「しあわせです」
稔「GLEATするかしないか、それだけです」
CIMA「二択ですよね」
稔「二択です」
CIMA「よし!」
稔「よし!」
カズ「よし!行きましょう!」

T-Hawk&エル・リンダマン&渡辺壮馬
T-Hawk「勝ったなオイ!」
リンダマン「おいっしょぉ!」
T-Hawk「しゃあコラ!おし!声も戻ってきた!」
リンダマン「あぁ~いいっすねえ~」
T-Hawk「おい壮馬!もっと声出せオラ!」
壮馬「ホイッ!!(雄叫び)」
リンダマン「もっと声出せオラ!」
壮馬「ホイッ!!(雄叫び)」
リンダマン「いいじゃァ~ん!」
壮馬「しゃあっ!」
リンダマン「なんか今日はね、壮馬も試合前のマイクからなんか違ったし、相手のカズ・ハヤシさんもね?いつもと違う感じじゃなかったですか?」
T-Hawk「よく言えばね。俺らのパクりだからね」
リンダマン「GLEATみんなで、今日メインに上がった6人でどんどんどんどんGプロレス、GLEATプロレス、活性化させていかなきゃいけないわけですから。今日の6人!GLEATEST OF GLEATにふさわしい試合になったんじゃないでしょうか。ちょっとね、40代の……言わないでね?元気なオッサンたちがやかましかったんで、やかましい試合になったけどそれも1つのGLEATらしさというか。実際声は負けてなかったからね。7月1日に向けて、今日いいステップっていうか、お客さんたちも期待したくなったんじゃないですか」
T-Hawk「7月1日といえばよぉ、河上の野郎!お前俺アイツのこと思い出したら声も戻ってきたよ!アイツ、オイ!今さらよぉ、姿現したと思ったらシャツも切ってお前!土足でリング上がってコラ!会場前で鬼塚が消毒してんのに!謝れコラ!あぁ?!調子乗りやがって!いいか!今日のメイン見たろお前。お前にアレが出来んのか?俺たちがGプロだ。俺たちがメインイベンターだ。俺がGプロの若大将だ!お前覚悟しとけよコラ!もうねえよ!」
リンダマン「河上の野郎、おいしいとこだけ持ってくような汚い真似したけど、7月は美味しいとこ持ってくの、俺も狙ってるからよ。さっきリングで発表したとおり、6月14日の王子大会に、7月1日の旗揚げ戦でこの俺と闘う対戦契約書、LIDETから預かって6月14日のリングに俺は上がるからよ。どんなレスラーでもいいぞ。今のコンディションよりもっと上のコンディション、過去最高のリンダマンが7月1日、TDCホールのリングに上がる。その俺と対峙できる、そんな勇気がある奴がいたら、6月14日王子大会にお越しください!(※壮馬の肩をバチンと叩きながら)あとは宜しくお願いします!」
T-Hawk「(※壮馬の肩をバチンと叩きながら)壮馬ァ!」
壮馬「6月9日にUWF、試合があります」
T-Hawk「からの?!」
壮馬「今日、俺は内に秘めているものがどんどんどんどん出てきました。そして7月1日に向けて内にこもっているものを全部出して!」
リンダマン「おう!もっと出せ!」
壮馬「旗揚げで大爆発します!」
T-Hawk「おいしょぉ!行くぞォ!1!2!3!オォーッ!!」
(※3人で手を合わせて叫ぶ)
T-Hawk「オラァ!(※壮馬に逆水平チョップを叩き込んで気合を入れる)」
壮馬「ギャァーッ!……(※起き上がってカメラを威嚇しながら)ウォオオオーッ!!」

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