金銭トレードで移籍した河上隆一がCIMAを襲撃!GLEAT旗揚げ戦でT-Hawkが河上退治を宣言!「GLEATの若大将はこの俺だ!」
26日、東京都・新宿FACEにてGLEATが『G PROWRESTLING Ver.0』を開催し、7月1日のTDCホールでの旗揚げ戦でT-Hawkvs河上隆一のシングルマッチが行われることが決まった。
GLEATとは、かつてNOAHの親会社を務めたリデットエンターテインメントが田村潔司とともに旗揚げした新団体であり、田村は「僕の理想は格闘プロレスUWF。“THE UWF”を作り上げたい」というビジョンを示している。
まだ本旗揚げをしていない団体ながらカズ・ハヤシら元WRESTLE-1の面々やCIMAら#STRONGHEARTSの面々、そしてフリーとして全国を飛び回っていた田中稔といった大物選手たちが続々入団。さらに田村の孫弟子にあたる飯塚優の入団、河上隆一が大日本プロレスから金銭トレードで移籍するなどベテランから若手まで厚い選手層を持ち、「GLEATするかしないか」を合言葉に全選手結束して着実にその力を蓄えている。
今大会は、今年7月の本旗揚げ戦に向けてのプレ大会として実施され、ダークマッチも含めて全5試合が実施。
メインイベントでは、カズ・ハヤシ&田中稔&CIMAvsT-Hawk&エル・リンダマン&渡辺壮馬というGLEAT所属の6人によるベテランvs若手のタッグマッチが行われた。
全員が“GLEATしている”異様なハイテンションで闘い、カズら最強の40代たちが巧みな試合運びで序盤から試合を優位に運ぶ。中盤からは場数に劣る壮馬が捕まる場面が目立ったものの、GLEATしているこの日の壮馬は気迫のファイトで応戦しメキシコ修行で身につけた華麗な飛び技で猛攻。
壮馬のGLEATなファイトに呼応してT-Hawk&リンダマンも躍動。リンダマンはベテランたちを次々とジャーマン・スープレックスで投げ捨てていくパワーを見せ、T-Hawkも稔のバズソーキック、カズのファイナルカット、CIMAのメテオラと大技を立て続けに被弾しても全く怯むこと無く雄叫びを上げる。カズが放ったハンドスプリング式オーバーヘッドキックを壮馬がレッグラリアートで撃ち落とすという好アシストを見せ、最後はT-Hawkがアウトサイダーズエッジからナイトライドを決めてカズから3カウントを奪った。
試合後、6人はそれぞれ笑顔で握手を交わして全員で手を掲げて健闘を称え合い、大会は大団円に終わるかと思われたが、ここで突如河上隆一が登場。リングに上ってきた河上を全員が警戒するものの、CIMAはGLEATの仲間として受け入れようと握手を求める。
河上がその手を握り返すとCIMAは明るい笑みを浮かべるが、河上はその手を引き寄せてエルボーを叩き込み、ハリケーンドライバーで叩きつけてCIMAを足蹴にしながら中指を立てる。
河上は「俺は全部捨ててきた!俺は、宣言通りこのGLEATプロレスのてっぺん取りに来たんだよ。そして俺が今どこにいる?GLEATプロレスのど真ん中にいるぞオラ!そしてお前、メインで勝ったな?もう言わなくても分かるだろオイ!T-Hawk、俺と勝負だオラ!」とT-Hawkとの一騎打ちを要求。河上の暴挙にブチ切れていたT-Hawkも「お前今のメインイベント見てたろ?お前にこれが出来んのかよ。GLEATの、Gプロレスの若大将はこの俺だ!」と受けて立つ姿勢を見せ、両者はリング上で睨み合い火花を散らした。