天龍源一郎が藤波辰爾の愛息・LEONAに喝!「『泥臭いプロレスをやれ』って言ったのがまだ通じてないのが歯がゆい」

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 25日、東京都・新木場1stRINGにて天龍プロジェクトが『SURVIVE THE REVOLUTIONVol.3』を開催し、天龍源一郎がLEONAにアドバイスを贈った。

 天龍プロジェクトは、天龍源一郎の個人事務所及びプロレス団体であり、2015年に天龍が引退を迎えてからはプロレス団体としての活動を休止していた。しかし、昨年11月の天龍の引退5周年記念大会の開催を機に精力的な活動を再開し、今年4月から定期的に大会を開催中。
 復活した天プロにレギュラー参戦しているLEONAは“炎の飛龍”藤波辰爾の長男であり、2013年にプロレスデビュー。イギリスでランカシャースタイルを学び、国内ではU.W.F.スネークピットジャパンで修行。さらには父直伝のドラゴン殺法も身につけた若きいぶし銀。
 NOAHやDRAGON GATE、HEAT-UP等多数の団体に参戦していたが、2018年に左足首の距骨を骨折。約1年半の欠場期間を経て2019年10月に復帰したものの、同年12月に鈴木秀樹と対戦した際には「みんな0からやってるのに10とか15くらいから始めるから、1から15までが分からないんですよ。思ったよりもダメでした。僕はプロレス辞めたほうがいいと思います」と酷評されてしまう。

 前回大会ではタッグマッチで河野真幸のランニングニーに沈んだLEONAに対して、天龍は「藤波家の坊っちゃんのLEONAが一生懸命闘ってるのを見て、藤波家の親じゃないけど親心が出てきたよ。泥臭くなってもっと一皮も二皮も剥けて欲しいと思ったよ」とエールを贈っており、天龍の期待を受けたLEONAがどのような試合をするかに注目が集まっていた。

 この日の第1試合では、佐藤耕平&那須晃太郎&LEONAvs河野真幸&進祐哉&矢野啓太の6人タッグマッチが実施。
 耕平と河野の大型選手同士のどっしりとした肉弾戦や、那須と進が互いの間合いを読み合いながらの蹴り合いを展開する互角の試合運びとなり、終盤にLEONAと矢野が対面。LEONAは父譲りのドラゴンスクリューやダブルアーム・スープレックスも見せ、耕平&那須のアシストを受けつつコブラツイストを仕掛けていくが、矢野がこれを切り返して逆にコブラツイスト。LEONAも丸め込みでの対応を狙うものの、バトラーツ仕込みのグラウンドテクニックで矢野が上を行き、矢野のゆりかもめに捕まって無念のギブアップ。前回大会で天龍が絶賛した矢野がその実力を見せつけた。


 全試合終了後、大会の総括を求められた天龍は「LEONAに『泥臭いプロレスをやれ』って言ったのがまだ通じてないというか、理解出来ないのかなと歯がゆいんだよね。泥臭いプロレスって、何ていうのかなあ。あとでLEONAに直接言うけどね、ちょっと違うんだよ。それを得てないからLEONAが攻められて連敗したって俺は感じてるんだよね」とLEONAへ“泥臭いプロレス”について直接指導するつもりであるという意向を語った。

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