頂点を賭けた『親友』対決は無差別級王者・吉田綾斗に軍配!タッグ王座は花見達也&真霜拳號が防衛!

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14日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて「ReOStaff株式会社プレゼンツ GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉」が開催された。

この大会では2AWの二大王座戦として、2AWタッグ王座戦と2AW無差別級王座戦が行われた。

セミファイナルの2AWタッグ王座戦では王者組の花見達也&真霜拳號に吉野コータロー&タンク永井が激突。
あくまで「個」の強さを追求する王者組に対し挑戦者組はチームであるToll Glänz(トルグランツ)の絆を武器に闘った。
お互いのイデオロギーが交錯した試合は花見が公認ハイフライバムで粘る吉野を下し、見事2AWタッグ王座を防衛した。


メインイベントではお互いを『親友』と語り合う王者・吉田綾斗と挑戦者・テイラー・アダムスが2AW無差別級王座を懸けて闘った。

挑戦者のテイラーは何度も来日し、その度に2AWの道場で日々練習を行ってきた。5度目の来日で初めて掴んだ2AW頂点のベルトを奪い取るチャンスを逃さない為にも、王座戦が決定してからの勢いは目を見張るものがあった。
しかし、この王座戦が決定してから吉田は右側肋骨を骨折し満足に前哨戦を行えない状況が続いた。王座戦の1週間前に復帰した吉田だったが、テイラーのSick Kickで直接3カウントを奪われる結果となり、王座防衛に暗雲が立ち込めていた。
「100%ではなく110%の吉田と闘ってベルトを勝ち取りたい」と語るテイラーに対し「親友のテイラーを真っ向から迎え撃つ」と言い放った吉田。お互いを知り尽くした『親友』同士の闘いは熾烈を極めるものとなった。

テイラーが吉田の首に狙いを定め攻めたと思いきや、一瞬の隙を突いて吉田が反撃。テイラーの右腕に狙いを定め徹底的に攻め上げた。
敢えて痛む右腕で攻撃を加え、身長の高さを活かしたスパインバスターなどで勝機を見出だすテイラーだが吉田の腕攻めの前に攻めきる事が出来ない。
しかし、何度顔面を撃ち抜かれても、必殺のバックドロップを喰らっても、テイラーの心は折れなかった。顔面の張り合いを制し、吉田の顔面に膝を叩き込み、ライガーボムを決めたがカウントは2。吉田のバズソーキックもカウント1で返したテイラーだったが、最後はクロスホワイトでギブアップし吉田が6度目の防衛に成功した。

試合後リング上で吉田は「テイラー・アダムス、センキューベリーマッチ!アダム、これが初めての俺達の夢の舞台だったけど、また、ベルト賭けてやろうぜ」と挑戦者の健闘を称えた。
すると、滝澤大志がリング上がり「またかと思う人もいるかもしれませんが、そのベルト、また俺に挑戦させろ」と2AW無差別級王座への挑戦を表明したが、そこに浅川紫悠も登場。「そのベルトの活かし方をお前は分かってない。そのベルト、俺が貰うぞ」と語り、新たに挑戦を表明。吉田は「お前ら強い方が俺のベルトに挑戦して来いよ」と挑戦者決定戦を要求。滝澤と浅川もこれを承認した為、滝澤vs浅川の次期挑戦者決定戦を行う事となった。

ベルトを防衛した吉田はバックステージで「浅川も滝澤も2度目の挑戦や。でも、2人のうちどっちが来ても、最後にベルトを巻いてるのは俺や」と語り、王者としてのさらなる飛躍を誓った。

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