ひめかがパートナーを変えての連続挑戦で悲願のタッグ王座戴冠!刀羅ナツコが「一回負けたぐらいで相方をすぐ捨てるのか?」と怒りの挑戦表明!
14日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『Go to BUDOKAN! STARDOM Valentine Special~Day-2~』が行われ、“Donna Del Mondo”の舞華&ひめかが悲願のゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)戴冠を果たした。
Donna Del Mondo(DDM)は、昨年1月にジュリアによって結成され、現在は舞華、朱里、ひめか、なつぽいによる5人のユニット。ユニット結成1周年を迎え、今年1月になつぽいが正式に入団したことでメンバー全員が所属選手となったDDMは、この勢いのままにタッグ王座の奪取を宣言。
先月30日の高田馬場大会では、“ひめぽい”ことひめか&なつぽいが“大江戸隊”小波&ビー・プレストリーの持つゴッデス王座に挑戦するも、小波がトライアングル・アームロックでなつぽいからギブアップを奪って防衛に成功。しかし、ひめかはその場で「私はお前らにまだ1度も倒されていない。私にはもう1人パートナーが居る」とDDMの仲間であり、昨年7月にスターダムへ同期入団を果たした舞華との“舞ひめ”タッグで再びビー&小波に挑戦を表明していた。
大江戸隊はセコンド介入や場外での鉄柵攻撃などのラフファイトでリングの内外を支配していく反面、スターダム屈指の一転攻め職人でもあるビー&小波は舞華の腕に集中攻撃を展開し正統派のプロレスの力でも挑戦者組を圧倒していく。
舞華は2人がかりの攻撃を耐え忍ぶと、得意の柔道殺法で一矢報い、怒りのひめかが秋山準直伝のジャンピングニー、そしてその怪力で2人まとめて担ぎ上げるアルゼンチン・バックブリーカーなどで大暴れ。舞華は小波を相手取り、ひめかとビーの一騎打ちの場面を作り出すアシストを見せる。
ビーはカミゴェからのプラン・ビー(レッグロック・スープレックス・ホールド)と大技を畳み掛けるも、ひめかは根性でキックアウト。ならばとビーはニーパッドを引き下げ、生のヒザでのカミゴェを発射するが、この瞬間を待っていたひめかが電光石火の首固めで捕らえカウント3。スターダム1のパワーファイターが意表を突く丸め込みで王座をもぎ取った。
悲願のゴッデス戴冠を果たし大喜びの舞ひめの元へ、大江戸隊の首魁たる刀羅ナツコとその相棒である鹿島沙希の“豚もやし”の2人が登場。
マイクを取ったナツコは「ずっと思ってたんだけど、ひめか?お前はスターダムに来た理由も中途半端、DDMでやる肉体改造もお前だけ中途半端だよな?この間のタッグの試合も、一回負けたぐらいで相方すぐポイしちゃって。それに比べて、沙希は私が反則で負けても嫌な顔せずついてきてくれる。それに、私は沙希が負けても恥ずかしいとは思わない。お前はどうだ?ひめか。恥ずかしいと思っただろ?タッグに対する思いも、中途半端だな!日本武道館、どっちのタッグの絆のほうが強いか試してみようか?」と挑戦を表明し、ファンもナツコの言葉に大喝采を贈った。
バックステージに戻ったひめかは「ほんっとうに、ホントにホントにホントにホントに、嬉しいッ!!嬉しい!!デカい奴の倒し方は、このデカい私が一番わかってる!スターダムに来て、ベルトが獲れて!ほんっとうに嬉しい!」と涙で声を詰まらせながら喜びを爆発させるが、挑戦を表明してきた豚もやしの2人について話が及ぶとキッと表情を引き締め、「私らが豚もやしに負けるわけ無いだろ?肉体改造?3・3までにやってやるよ。DDMナメんなよ?!」と気炎。
舞華も「まあ、これからがスタートなんで。DDM、今年こそはベルト総取り。必ずこの夢を私たち、DDMが叶えてみせるよ」と日本武道館での初防衛戦に向け静かに闘志を燃やした。