滝澤大志が盟友対決に勝利し至宝防衛も吉田綾斗を門前払い!真霜拳號&ナカ・シュウマがタッグ王座V8達成で絶対王者化

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28日、千葉・TKPガーデンシティ千葉にて『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』が開催。滝澤大志が2AW無差別級王座を、真霜拳號&ナカ・シュウマが2AWタッグ王座の防衛を果たした。

 6月23日に行なわれた2AW 旗揚げ5周年記念大会では、滝澤がベテランの意地をぶつけて仁木琢郎から至宝を奪取。
 滝澤に挑戦名乗りを上げたのは、【ぶっとべ☆ミサイルキッカーズ】としてタッグを組んでいる若松大樹。若松は「団体の顔である人間がKAIENTAI DOJOのときから変わらないのは、2AW生え抜き1号として黙ってられない」と世代交代を宣言していた。

 試合は、互いの手の内を知り尽くした2人による高度な読み合いと切り返しの応酬となり、パートナー対決ならではのスイングを生み出す。いがみ合うことなく純粋に頂点を争う2人は楽しみながら闘っているようにも見えた。
 しかし、終盤戦には小細工抜きの真っ向勝負が展開。最後はヘッドバッドの打ち合いで無骨な削り合いを見せ、打ち勝った滝澤がダブルチョップで若松を沈めた。

 マイクを取った滝澤は「なにはともあれミスター2AW滝澤大志、1度目の防衛成功しました。1度目に同門対決。でも試合が終わったらノーサイドってことでいいのかな」と笑顔。
 これを受けた若松は「滝さんは仁木に言ってましたね。『戦った後に”滝澤大志とは何ぞや”の答えがわかる』って。僕は今日戦ってその答えがハッキリしました。パートナーであり後輩である僕を、一回もご飯に誘ってくれない!そういう先輩です滝澤大志は!」とプライベートの滝澤の姿を暴露。
 滝澤は苦笑いで「はま寿司行こう。1人で食べに行くのが好きだけど、一緒に行こう」と返答。バチバチした雰囲気はなく、両選手のやり方でお互いを称えた。

 そこへ挑戦表明に現れたのは、【吉田綾斗だけ】の吉田綾斗。
 【吉田綾斗だけ】は、藤田ミノルが吉田を胴上げしたいという不思議な動機で生まれた稀有な1人ユニット。吉田の周りには藤田ミノル、ヤス・ウラノ、チチャリート・翔暉がおり、事実上のユニットメンバーのようではあるがそうではないという非常に複雑な人間模様の上に成り立つ一見さんお断りユニットだ。
 吉田は滝澤に挑戦表明を行うものの一蹴され、しつこく食い下がったところを藤田ら3人に連れ出されて退場。すっかり愛されキャラ(?)になってしまった吉田の明日はどっちだ。

 また、今大会では真霜拳號&ナカ・シュウマvs藤田ミノル&ヤス・ウラノの2AWタッグ王座戦も実施。
 真霜&ナカは2AWタッグ王座&NWAインターコンチネンタル王座の二冠王であり、2AW内では無敵の強さを誇るタッグだ。

 試合は真霜&ナカがダーティファイトで優位に運んでいくが、これがベテラン2人の心に火を点ける形となり一進一退の好勝負へ。王者組が追い込まれるシーンも多くついに陥落かと思われたが、最後はナカがナイトフォールを決めてヤスから3カウント。8度目の防衛に成功した。


 絶対王者と化しつつある2人に挑戦名乗りを上げたのは【スターライトドリーマーズ】吉野コータロー&笹村あやめ。好勝負必至の対面にファンの期待が集まるものの、王者組は挑戦を拒否。2大王座の両方で次期タイトルマッチが決定しないまま今大会は幕を閉じた。
 迫る8月25日のビッグマッチ『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』に向けてどのような動きが起きていくのか。2AWのリングに注目していきたい。

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