無口な王者が挑戦者の暴挙にブチ切れて突然のマイク!至宝を戴冠したWRESTLE-1の遺児がカズ・ハヤシを挑戦者に逆指名し世代交代に臨む!
26日、千葉・2AWスクエアにて『千葉ファイトシリーズ〜同期のきずな2017年・2018年〜』が行われた。
今大会は“同期のきずな”をテーマに各大会毎に設定されたデビュー年の選手を中心に戦っていく4日間に渡るシリーズ。
しかし、和気あいあいと絆を深める闘いがあるのと同時に、殺伐とした闘いもあるのが2AWのリングだ。
12月3日に開催される『GRAND SLAM in 後楽園ホール』にて行われる本田アユム&CHANGO vs真霜拳號&ナカ・シュウマの2AWタッグ選手権試合。この日はその前哨戦としてCHANGOvs真霜拳號、本田アユムvsナカ・シュウマのシングルマッチが実施。
現在、2AWのユニット戦線は均衡が大きく崩れて群雄割拠に突入。
ナカが長年付き従ってきた吉田綾斗を裏切って真霜と結託。真霜も長年属していたユニット“紅炎”を脱退した形となり、突然の新勢力が誕生した。
「馴れ合いを捨てて勝ちにこだわる」という意識で共鳴した2人は、2AWタッグ王座を持つCHANGO&本田に強引に挑戦を認めさせて王座戦にこぎつけたという経緯がある。
この日の前哨戦でも、CHANGOと真霜の試合にナカが介入してラダーで殴打したことから真霜が勝利。本田とナカの試合では、ナカの暴挙に珍しく感情を露わにした本田が怒涛の攻勢を見せ、ランニングニーを叩き込んで勝利を収めた。
その後は、普段は無口を貫く本田が「おい。俺たちがチャンピオンなんだよ。あんまり、なめんな」と挑発するという異常事態を見せた。
また、12月3日の後楽園ホール大会では、仁木琢郎vsカズ・ハヤシの2AW無差別級選手権試合も決まっている。
仁木は2019年10月23日にカズ・ハヤシを相手にWRESTLE-1でデビュー。えげつない角度の逆片エビ固めによって敗れている。そんな仁木も4年の月日を経て2AWの至宝を戴冠するまでに成長し、初防衛戦の相手に恩師・カズを指名。
GLEATのリングに乗り込んでいって逆指名を行った仁木に対し、カズもその思いに応えないわけにはいかないと快諾。団体をまたいだ世代交代劇に期待が高まる。