真霜拳號からタッグ王座を奪取したキングがシングル王者・吉田綾斗からの指名を拒否!キングは「新たな挑戦者を見つけてくる」と新メンバーを予告!
16日、後楽園ホールにて2AW『ReOStaff株式会社プレゼンツ GRAND SLAM in 後楽園ホール』が開催された。
2AWは千葉県の地域密着団体として2002年に設立されたKAIENTAI DOJO(以下K-DOJO)の後継団体。現在は9月22日に突如THE・アンドリュー"キング"拓真が建国を宣言した『THE・アンドリューキングダム(以下T・AK)』が団体内で猛威を奮っており、この日もメインイベントで吉田綾斗の持つ2AW無差別級王座にT・AKの滝澤大志が、セミファイナルでは真霜拳號&花見達也が持つ2AWタッグ王座にT・AKのTHE・アンドリュー"キング"拓真&入江茂弘が挑戦することに。
第4試合ではT・AKのCHANGO&本田アユムvs梶トマト&最上九による『敗者靴磨きマッチ』が行われ、T・AKの息のあった連携に梶が苦しめられる場面が続くが、CHANGOのスプレー攻撃を梶が切り返し自爆させ、最上が本田の持つプラバケツを奪うとCHANGOの脳天に叩き込み梶がスモールパッケージホールドで3カウント。
出鼻を挫かれたT・AKだったが、お返しとばかりにセミの王座戦にCHANGOと本田がことごとく介入しキングをサポート。入江がパワーファイトで蹴散らすと、キングが花見をパイルドライバーで突き刺し勝利。
ベルトを腰に巻いたキングはご満悦な表情で演説を始めるが、梶が背後からミサイルキックで急襲すると「お前が俺たちから抜けてまでやりたかったのはこれか!?お前変な催眠術にかかってるんだよ!」と挑発。さらに最上が「俺らの挑戦から逃げんの?俺からシングルマッチで負けて、ねば~らんどNEOから逃げて、やりたかったのがそんなヘタレな王様かよ?」と煽ると、キングは「黙れ!黙れ馬鹿者が!馬鹿なトマトにアホンダラの最上!この俺に挑戦するのか!私は王様だぞ!お前らごとき俺がいなくたって入江がぺちゃんこにしてやる間抜けが!」と、他力本願にもほどがある言葉をまくし立てながら挑戦を受けてしまう。
キングのベルト奪取に満足したのかメインにT・AKは介入せず、瀧澤が蹴りの得意な吉田の足を集中攻撃。動きの鈍った吉田は足を止めての打撃戦に持ち込むが、これも体格で勝る瀧澤が優勢になる。しかし吉田は一瞬のすきをついたカウンターのバックドロップからバズソーキックと畳み掛けて辛くも王座防衛に成功した。
吉田は「あんま人にやらせるんじゃなくて自分がやったほうがええんちゃうか王様?」とキングを挑発するが、キングは「まあ、瀧澤を倒したのは褒めてやろう。もちろんシングル王座に挑戦すればチャンピオンに私がなれる。だが残念だ、私はすでに入江とのタッグの王座戦が決まってしまったのだよ。新たな挑戦者を見つけてくる。では」と、入江に続き新たなメンバーの投入を予告しリングを去る。
「王様になって負けんのが怖なったみたいやな」と吐き捨てた吉田は「俺は自分の人生この2AWに賭けたいんや。絶対に何があってもこの2AWを諦めることはないから。2AWの王者吉田綾斗に期待しててください!」と熱い思いをファンの前で語った。