千葉を支配する悪の王国を打倒すべくVOODOO-MURDERS、真霜拳號ママが立ち上がる!

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 13日、 千葉・TKPガーデンシティ千葉で『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』が行われ、悪の王国・THE RULEがシングル&タッグ王座の防衛に成功した。

 第5試合では、2AWタッグ選手権試合として、吉田綾斗&THE・アンドリュー"キング"拓真vs本田アユム&CHANGOの試合が実施。
 千葉県内に悪の王国を建国した“THE RULE”の吉田&キングの手段を選ばぬ悪政に対し、小柄ながらインディー回屈指のテクニシャンタッグである“BUG's MUTATION”の本田&CHANGOは序盤から華麗に王座組を翻弄し終盤まで勝敗の行方が分からぬ熱戦を展開するものの、かつては正統派エースとして2AWを牽引していた吉田が地力で勝り、最後は吉田のUNREALで本田が沈んだ。

次期挑戦者に名乗りを上げたのは、プロレスリングZERO1で“VOODOO-MURDERS”として横山佳和とクリス・ヴァイスだ。
2AW会長である十枝利樹がその場で挑戦を許可し、23日2AWスクエアの『2AW INFINITY ~2022 WINTER~』で2AWタッグ選手権試合が決定した。
 “悪vs悪”、THE RULEとVOODOO-MURDERSの試合は間違いなく荒れることになるだろう。

 セミファイナルでは、2AW無差別級選手権として入江茂弘vs梶トマトの試合が実施。
 現在、入江は2AW無差別級王座&GAORA TV王座&OWE無差別級王座と3本のベルトを持つシングル三冠王であり、2AWではTHE RULEの一員として無敵の強さを発揮している。
 ヘビー級としてメジャー団体でも評価されている入江に対し、今回挑戦した梶はジュニアヘビー級の選手。「ヘビーのお前を俺が倒して、ジュニアの俺が勝つ。ジュニアの戦いを見せてやる」と気炎を上げて挑戦を表明したものの、最初は相手にされず。その後、タッグマッチながら入江から丸め込みで3カウントを奪い挑戦を認めさせたという経緯があり、2AWに至宝を奪還すべく気炎を上げていた。

 試合が始まると、梶は自身の武器であるスピード&テクニックを生かして多彩な丸め込みを見せ入江を翻弄していくが、最後は入江が梶の逆さ押さえ込みを切り返してのエビ固めで勝利。テクニックをパワーでねじ伏せるのではなく、梶の得意とするテクニックで上を行って勝利するという王者・入江の貫禄が光る試合となった。

試合後、THE RULEのスポークスマンであるナカ・シュウマが入江を称えるヒーローインタビューを行い、「さすが三冠チャンピオンですね。これで梶トマトはケチャップになっちゃったかもしれないですねぇ。おいこれでよ、滝澤からベルト取って、花見、浅川、梶ケチャップ。もうこの団体に入江兄さんに敵うやつはおらんやろ」と声高らかにアピールしていると、そこに真霜拳號が現れた。

客席からの大きな拍手を背に受けてリングに上がった真霜は「入江茂弘に敵うやつがいない?俺がいるだろうが。俺が、真霜拳號がテメーの持つそのベルトに挑戦してやるよ」と挑戦表明。

 ナカが「いまさら出てきて、最後の壁のつもりか?お前らんとこのチーム紅炎。俺らと同じくらいに出来たユニットだけど、なんの結果も残せてないやろ。俺たちんとこにはベルトがたくさんあんねん。お前んとこのリーダー花見ちゃうんか。 あいつがダメやったから、ママの真霜がくるんか?」と嘲笑すると、真霜は「ママだって?そんな甘っちょろいもんじゃねえよ。お前たちは誰がリーダーだよ。吉田か?キングか?はっきりしろよ。リーダーじゃなきゃ挑戦できねえって言うならよ、ナカ……お前から相手してやるよ」とナカに詰め寄る。

 これにうろたえたナカとともにTHE RULEは退場。真霜は「なんだよ。逃げんのか。じゃあよ、こっちで決めさせてもらう。次の挑戦者は俺でいいよな?決定だ!覚悟しとけよ!」と叫び、真霜が次期挑戦者に決定した。

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