KOPW2021決定戦に試合0秒で進出した矢野通が金的勝利!「昨日ほどの激闘ではなかった」
1月5日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。第1試合ではBUSHI、チェーズ・オーエンズ、バッドラック・ファレ、矢野通による『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチが行われた。
KOPWは昨年にオカダ・カズチカが提唱した新日本プロレスの新タイトルであり、「これは1つの原点回帰。IWGPという戦いがあるからこそ、自信を持って胸を張って『このプロレスが一番だ』と言えるからこそ、この戦いも認められる」とその意義を語っていた。
その意義に答えるように8月の明治神宮野球場大会で『KOPW2020』となった矢野通は独自のルールと試合運びで半年間このタイトルを盛り上げ、KOPWの名は初年度から浸透することとなった。
新たな年となり『KOPW2021』に名前が変わったこのタイトル。前日の1・4で最後に残った4選手が翌日の4WAYマッチに参加する時間差バトルロイヤルニュージャパンランボーが行われ、21選手が登場するなか最初に入場したチェーズが最後まで残りファレとの連携で次々選手を失格させていく。最終入場者である矢野通が会場に姿を表すが、リングに到着する前に残り4人となったため試合が終了。矢野は試合時間0秒で決定戦に進出が決定した。
試合が始まるとファレがチェーズをフォールして終わらせようとしたが、これは焦ってBUSHIがカット。矢野がリングに上がると早速コーナーマットを外していくが、チェーズがコーナーを奪って矢野を迎撃する。チェーズとファレは連携をとっていき、チェーズがBUSHIにジャンピングニーからファレと合体グラネード式ジャーマンスープレックスホールドも、ファレがチェーズの足を払ってカットしBUSHIをフォール。これをチェーズがカットしファレと口論になり、止めに入ったレフェリーの胸ぐらを掴んでいるところを矢野が背後から2人まとめて急所攻撃を叩き込みレフェリーを救出。倒れたままのBUSHIをそのままフォールし3カウントを奪った。
KOPW2021トロフィーを手に入れた矢野は「はい、皆さん! 2021年1月5日、勝ったのはまたしてもこの私、矢野通! 昨日ほどの激闘ではなかったかもしれませんが、親と子の縁は、簡単には、消えませ~~~ん!(絶叫)。さようなら」とわが子のようにトロフィーを大事に守り、今年もKOPWを矢野通色に染める予兆を感じさせた。