グレート-O-カーンが内藤哲也との一騎打ちを前に大空スバル式羊殺しで苦しめ高笑い!「あまり強い言葉を遣うな。弱く見えるぞ」
13日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to レスリングどんたく 2021』が開催され、L.I.JとUNITED EMPIREの抗争がさらに激化した。
この日のメインイベントでは、[L.I.J]鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvs[UNITED EMPIRE]ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ&ジェフ・コブの8人タッグマッチが実施。
この8人は今シリーズ開幕から同じ組み合わせで3大会連続メインで対戦中。5月4日の福岡大会でIWGP世界ヘビー級王座戦を行うオスプレイと鷹木、4月26日の広島大会でシングルマッチが決まっている内藤とオーカーン、SANADAとヘナーレが対峙するトリプル前哨戦としてシリーズ開幕から注目を集めている。
試合はゴングと同時にオスプレイと鷹木の激しい打ち合いに始まり、互いに序盤から大技を狙い合うも間一髪でかわし続けるスリリングな攻防を展開。内藤とオーカーンの対面となると、「自慢の辮髪を引っ張り回してやるぜ」という内藤の宣言通りL.I.Jの面々はオーカーンの辮髪を掴んで引きずり回しながら4人で軽快にタッチを回しながら猛攻。
オーカーンは大空スバル式羊殺しやモンゴリアンチョップで内藤を攻め立てるが、内藤も掟破りのモンゴリアンチョップからスイングDDTで反撃する。
SANADAとヘナーレの対面では、その跳躍力で翻弄するSANADAに対してヘナーレは愚直なパワーファイトで互角に渡り合い、BUSHIとコブの対面ではBUSHIがカウンターの打撃技を軸に体格差を覆す攻撃を展開。鷹木との合体コードブレイカーであと一歩まで追い込むものの、フィッシャーマンズ・スクリューを狙った瞬間にコブが強引にぶっこ抜いてのツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけて3カウントを奪った。
NJC1回戦でオーカーンに不覚を取るも、広島での再戦に向けて「俺のホームで“逆転の内藤哲也”のきっかけになれるんだ。ありがたく思えよ」と上から目線の内藤に対し、オーカーンは「弱い犬ほどよく吠えるとは内藤のような奴を言うんだろうなぁ。日本のスラム街みたいなところで立派な学歴もないテメェに1つアドバイスを贈ってやるよ。あまり強い言葉を遣うな。弱く見えるぞ?内藤ごときが余に勝てるはずもなく、L.I.Jごときが連合帝国に勝てるわけもない。下僕のくせに、夢を見るな!」と、BLEACHの藍染惣右介隊長のような邪悪な笑みを浮かべながら一喝した。
26日の広島決戦まで、この日と同じ組み合わせの8人タッグマッチがあと6試合、8人の組み合わせを変えながらのタッグマッチが5試合組まれており、個々人の因縁戦と“L.I.JvsUNITED EMPIRE”の抗争がたっぷりと堪能できる今シリーズ。広島決戦を終えて笑うのはどちらになるのか、注目していきたい。