ウィル・オスプレイが鷹木信悟との死闘を経て負傷しIWGP世界ヘビー級王座返上&帰国へ

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20日、第2代IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイが負傷のために王座を返上することが発表された。

 オスプレイはオカダ・カズチカの進言から2016年に新日本に上陸し、またたく間にジュニア戦線のトップを獲るばかりかジュニア戦士としてヘビー級戦線で闘うなど階級を超えた闘いを繰り広げた。しかし、オスプレイは「俺はずっとあいつの影に隠れていた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった」と不満をつのらせ、昨年10月にオカダを裏切って“THE EMPIRE”を結成。紆余曲折の末に現在は“UNITED EMPIRE”としてグレート-O-カーン、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレとともに4人で猛威を奮っている。
 オスプレイは、IWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座を統一してIWGP世界ヘビー級初代王者となった飯伏幸太に対して猛反発し、今年4月の両国国技館大会で飯伏との死闘を制して第2代王座を戴冠。そして今月4日の福岡国際センター大会では、2019年のBEST OF THE SUPER Jr.決勝や今年のNEW JAPAN CUP決勝など大舞台で幾度もベストバウトを繰り広げてきた鷹木信悟との44分53秒に渡る激戦を制して初防衛に成功していた。

 その後、国内での大会を行っていなかった新日本プロレスだが、22日の名古屋大会から始まる新シリーズを前に、「ウィル・オスプレイ選手が、5/4(火)福岡大会での首の負傷により、今シリーズを欠場し、イギリスに帰国することとなりました。なお、復帰時期は未定となっており、オスプレイ選手は自身が保持するIWGP世界ヘビー級王座を返上することとなりました。新王座決定戦は、詳細が決まり次第、発表させていただきます」とオスプレイの負傷欠場&王座返上及びイギリスへの帰国を発表した。

 今月に入ってから3界の後楽園ホール大会の中止、さらに横浜スタジアム大会&東京ドーム大会の延期を発表するなど3度目の緊急事態宣言発令によって大きなスケジュール変更を余儀なくされ、オスプレイも戦線を離脱するなど逆風に晒されている新日本プロレス。この閉塞感を打ち破る新王者は誰になるのか、ここからどのような闘いが展開されていくのか、これまで幾度も逆境を乗り越えてきた新日本プロレスのこれからに期待したい。

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