【試合詳細】11・29 新日本プロレス後楽園ホール大会 ロビー・イーグルスvs高橋ヒロム BUSHIvs石森太二 マスター・ワトvsSHO エル・デスペラードvsDOUKI 田口隆祐vs上村優也

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『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』
日程:2020年11月29日(日)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:696人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○小島聡/本間朋晃
7分52秒 ラリアット→エビ固め
永田裕志/●ゲイブリエル・キッド

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
○田口隆祐【3勝3敗=6点】
11分26秒 変形オーマイ&ガーアンクル
●上村優也【0勝6敗=0点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[鈴木軍]○エル・デスペラード【4勝2敗=8点】
15分23秒 ヌメロ・ドス
[鈴木軍]●DOUKI【0勝6敗=0点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
●マスター・ワト【4勝2敗=8点】
12分58秒 ショックアロー→体固め
[CHAOS]○SHO【4勝2敗=8点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]●BUSHI【3勝3敗=6点】
15分26秒 Bone Lock
[BULLET CLUB]○石森太二【5勝1敗=10点】

▼『BEST OF SUPER Jr. 27』公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]●ロビー・イーグルス【2勝4敗=4点】
26分1秒 TIME BOMB II→体固め
[L.I.J]○高橋ヒロム【5勝1敗=10点】

ヒロムがロビーに復帰戦の雪辱を果たし石森とともにBOSJトップタイ!デスペラードがDOUKIとの同門対決で勝利!SHOは完勝もワトを高評価!

第1試合


入場時からゲイブと本間がヒートアップし、ゴングとともに額を突き合わせて睨み合いながらエルボー合戦。さらに互いにロープに飛びながらランニングエルボーを打ち合い、ゲイブがショルダータックルで打ち勝ってボディスラムを狙うが、本間が振り払ってショルダータックルでお返し。小島にタッチ。
 小島はゲイブの顔面をコーナーで踏みつけ、ボディスラムからエルボー連打。本間にタッチ。
 本間はゲイブに逆水平チョップを撃ち込み、手招きしてゲイブにも逆水平チョップを打たせていく。本間はダブルチョップでデイブを怯ませてブレーンバスターを狙うが、ゲイブが背面着地しロープにプッシュしてから跳ね返ってきた本間にドロップキック。永田にタッチ。
 永田は本間に左ミドルキックを連打し、コーナーで串刺しブートからエクスプロイダーを狙うが、本間が耐えるとロープに振ってキチンシンク。起き上がりに左ミドルキックを放つが、本間が耐えて雄叫びを上げDDTで突き刺して小島にタッチ。
 小島が出てくると永田はコーナーエルボーを連打も、小島はリバースしてマシンガンチョップから「バカヤロー!テメェ!」と叫びながら串刺しジャンピングエルボーを見舞い、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶもコーナーに上る前に永田がビッグブート。両者正面からエルボーを打ち合っていき、小島がローリングエルボーからのコジコジカッター。小島はエルボーパッドを外してラリアットを宣言も、永田がキャッチしてエクスプロイダー。ゲイブにタッチ。
 ゲイブはコーナートップからミサイルキックを突き刺し、「ブレーンバスター!」と叫びながら小島を頭頂部から突き刺し、ダブルアーム・スープレックスを狙っていくが、小島がショルダースルーで切り返し、起き上がりにラリアットを放つが、ゲイブはダブルハンマーで叩き落としてバックドロップから逆エビ固め。カットに来た本間は永田が押さえ、敬礼ポーズからのナガタロック。小島がなんとかロープブレイクすると、ゲイブはエルボー連打から顔面にビンタ。小島は左右にエルボーを連打し、右手を突き上げてロープに飛ぼうとするが、ゲイブはスクールボーイで切り返し、スモールパッケージで粘りを見せるが、ゲイブがロープに飛んだところを小島がカウンターのラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
本間朋晃
「今日まで何試合? ゲイブとやってきた中で、今日が一番小島さんが、いや、我々のチームが、危なかった。アイツは日々成長している。俺だって、負けらんねぇっつーの! こんなところで、立ち止まってらんないっつーの! ゲイブ、オマエはすげぇよ! いつでも、どこでも、シングルマッチ、“やってやる”なんて、上から言うこともない。胸を貸すとか、そんなこともない。対等の……いや、アイツが上かもしんない。そんな気持ちで、アイツとシングルマッチ、やりたいと思います。毎日が、楽しくてしょうがないです!」

小島聡
「1試合するごとに、俺はどんどん若返っていく。ヤツらの若いエネルギーを全て吸い取って、1日ずつ、1試合ずつ、若返ってる。5歳ずつ若返ってる……いや、3歳ずつか。3歳ずつ若返ってるとして、9試合で、3×9=27、それだけ若返ってる。50-27……いくつだっけ、とりあえず若返ってる。この体のツヤ見ろよ!(※と、カメラに向かって頬を指さす)この筋肉のツヤ見ろよ!(※と、カメラに向かって腕の筋肉を誇示) オイ、あと何試合残ってる? 辻、ゲイブ、残り少ないぞ、オマエたちの時間! オイ、俺にリベンジしてみろ、次こそ!」

永田裕志
「(※「チクショー!」と言いながらインタビュースペースへ)ゲイブが伸びてたからな、今日こそ勝たせてやりたかったな。アー、残念。やっぱり、最初つかまってしまったけど、でも、やっぱり挽回して、後半の、『お返しするぞ!』という気持ちでやったゲイブの攻撃は、前よりもずっと成長した跡が見えたし。だからこそ最後勝たせてやりたかった。そういうことです。(※控室に向かいながら)あと一つ! 今シリーズは」

ゲイブリエル・キッド
「このシリーズ中、毎回ラリアットでやられてる。威力の強い技だけど、こうしてコメントを残せてるだけまだラッキーだと思う。コジマとホンマ、2人に勝てるだけの力はあるはずなのに、一勝もできてない。その事実が本当に悔しい。コジマ、ホンマ…いいかまだまだお前たちとの試合は続いてく。2人まとめて俺が潰してやる。これ以上やられっぱなしで終わるわけにはいかない」

第2試合


 ゴングが鳴ると田口は軽やかにタイガーステップを踏みながら間合いを詰め、ロックアップで組み合って行き、押し込んだ田口が両手を上げながらクリーンブレイクしてピョンピョン跳ねると上村はがら空きの胴体へ低空タックルを仕掛けてグラウンドに持ち込む。上村が足を取ろうとすると田口は急いでロープブレイクして場外にエスケープ。
 田口がリングに戻ると今度は田口が低空タックルからオーマイ・アンド・ガーアンクルを狙っていくが、上村がリバースして上から田口の足を狙う。両者上下を入れ替えながら足、首を取り合っていき、田口が足を伸ばしてロープブレイク。
 上村は再びグラウンド戦を挑み、田口はすぐにロープブレイクして焦らしていくが上村はじっくりとしたヘッドロックで捕縛。田口は腕を取って切り返しながら足を刈り倒しオーマイ・アンド・ガーアンクルも上村はすぐにロープへ。田口はロープに飛んで往復ヒップアタックも、上村がカウンターのドロップキックを叩き込む。
 上村は田口をコーナーに振ってエルボー連打から串刺しランニングエルボーから串刺しドロップキック。さらに逆エビ固めを狙うが、ひっくり返す前に田口がロープブレイク。上村は田口を引き起こすが、田口は逆水平チョップから低空ドロップキックで倒してオーマイ・アンド・ガーアンクル。上村はこれを切り返して掟破りのアンクルロックからひっくり返して逆エビ固め。上村が何度もリング中央に引き戻して田口は大苦戦もなんとかロープに辿り着く。
 上村はジャーマン・スープレックスを狙うが、田口はバックを取り返し、両者目まぐるしいバックの取り合いの末に田口がリバースDDT。さらにスリーアミーゴスを決めてからヘッドスプリングで起き上がり、たっぷり時間をかけて気を溜めながらギタって「オヤァイ!」と叫んでケツイェも、上村がスクールボーイで切り返しアームドラッグから腕を固めようとするが、田口が足を取ってオーマイ・アンド・ガーアンクル。上村は起き上がって飛びつき腕ひしぎ十字固めで切り返しあわやという場面を作るが田口は足を伸ばしてロープブレイク。
 上村は雄叫びを上げてかんぬきスープレックスを狙うが、田口が振り払うとエルボー合戦へ。上村は雄叫びを上げてエルボー連打し、田口のヒップアタックをキャッチしてジャーマン・スープレックスホールド。これを返されるとかんぬきスープレックスを狙うが田口が足を刈ってグラウンドに転がしオーマイ・アンド・ガーアンクル。ロープを目指す上村を何度も引き戻しながらどどんの体勢も、上村は回転エビ固めで切り返す。エビ固めのシーソーゲームの中で田口が再びオーマイ・アンド・ガーアンクルで絞め上げ、上村の足をクロスさせながらの変形オーマイ・アンド・ガーアンクルでタップを奪った。

<試合後コメント>
田口隆祐
「(『鬼滅の刃』の煉獄さんを意識した口調で)これで、3勝3敗。よもやよもやだ。よもやよもやだ。3敗もしてしまった……。リーグ戦5試合、何か悪夢にでも、悪夢でも見ていたのだろうか。よもやよもやだ。しかし、これで3勝3敗……、気持ちを切り替えて心を燃やして限界に挑みます。(上村)優也さん、優也さん。そのまま、そのままの勢いで日々鍛錬に励めばいいと思う。優也さん。優也さん。いや、今まで以上だな。今まで以上に頑張ればあっという間に私なんか追い抜いてしまうだろう。頑張ってくれ。頑張ってくれ優也さん。1、2、3、3。3……。残り3試合、心を燃やして頑張ります」

上村優也
「普段はふざけているように見える先輩でも、実力は十分すぎる、ハイ。一瞬のスキを突いてどうにかしてやろうと思ったけど、そのさらに数段上、いかれて……。まあ今回、今回だけじゃないですけど。この『SUPER Jr.』、ずっと悔しい思いしてるんで。次はDOUKIさん。あなた、あなたのやってきた10年と僕のやってきたまだ2年半、キャリアに差があるのはもうみんなわかってると思います。でも! お互いの意地を出して正面からぶつかりましょう。今回、すげー悔しいけど、もう“次”をみます。全敗? 全敗対決かな。DOUKIさんは(まだ)わかんないですけど。俺が絶対勝ってやる! ありがとうございました」

第3試合


 デスペラードとDOUKIの鈴木軍ジュニア対決。ゴングが鳴るとロックアップからアームドラッグ、足払いの応酬となりメキシコ仕込みの変則的な首の取り合いを見せてからDOUKIがバックマウントを取ってネックロックに捕らえていき、DOUKIがアームドラッグで切り返してドロップキックで場外へ放り出す。DOUKIはトペ・スイシーダのフェイントからハンドスプリング式でリング中央に戻りデスペラードを挑発。
デスペラードは「オイオイオイ相手になんねーかオイ。お前のほうが上かもしんねーな?かかってこい!殴れんのかこの腰抜け!根性なし!」と罵倒していくとDOUKIもリングに降り、エルボーの打ち合いとなるもデスペラードがサミングからDOUKIの持ち込んだ鉄パイプを手に取る。しかしDOUKIがこれを奪い返し、命乞いをするデスペラードを構わず鉄パイプで殴り倒して首を絞めあげていく。レフリーに鉄パイプを取り上げられるとDOUKIはデスペラードを鉄柵に叩きつけてからリングに上げる。
 DOUKIはデスペラードのマスクを掴みながら「終わりか?終わりかオイ!」と挑発していくとデスペラードはエルボーを打ち込んでいくがDOUKIはサミングで怯ませ、顔面を踏みつけていく。DOUKIはデスペラードをロープに振ってバックエルボー。さらにブレーンバスターを狙うが、デスペラードが耐えると顔面かきむしりから再びブレーンバスターの体勢も、デスペラードが逆にブレーンバスター。
 デスペラードはDOUKIのヒザを低空ドロップキックで打ち抜き、逆回転のドラゴンスクリューからヌメロ・ドスを狙うもDOUKIは素早くロープブレイク。デスペラードはお返しとばかりにDOUKIの顔面をグリグリ踏みつけ逆水平チョップ。DOUKIが逆水平チョップで返していくもデスペラードはノーダメージをアピール。両者エルボーで正面から打ち合っていき、デスペラードがヒザへのトーキックで怯ませるもDOUKIは地獄突きで反撃してロープに飛ぶ。デスペラードはスパインバスターで迎え撃ってヌメロ・ドスを狙うも、DOUKIはすんでのところで極めさせずに保ちながらロープブレイク。デスペラードはDOUKIのヒザへニードロップ、ボディプレスを落とし、再びマフラーホールドの体勢もDOUKIが下から丸め込み、イタリアンストレッチNO.32。デスペラードはなんとか足を伸ばしてロープブレイク。
 DOUKIはエプロンに出てデイブレイクを狙うが、デスペラードがキャッチしてエプロンに担ぎ出して突っ込んでいく。DOUKIはロープを下げてデスペラードもエプロンに誘い出すとエプロンから場外へと放り出すモンキーフリップ。さらにDOUKIは奥の手のDOUKIボムを決め、両者満身創痍。
 両者ふらふらとリングに戻ると、DOUKIがエプロンからデイブレイクで突き刺し、スープレックス・デ・ラ・ルナの体勢も、DOUKIが回転エビ固めで切り返してマフラーホールドからヌメロ・ドス。DOUKIが抜け出そうとしてもローリングしながらさらにヌメロ・ドスで絞り上げるとDOUKIは無念のギブアップ。
 デスペラードは倒れ伏すDOUKIの足元へ鉄パイプを投げ捨て、ジュニアタッグのベルトを誇示しながら「これは俺のだ」と吐き捨てて去っていった。

<試合後コメント>
エル・デスペラード
「(※インタビュースペースにたどり着くと座り込んで、スペイン語で)あのヤローめ。クソッ! (※ここから日本語で)あー、クソッ! クソッ! (※上体を起こして)強えぇなぁ、アイツ。強えぇんじゃん(笑)、何だよ。まぁでも、結果勝ったのは俺だし。クソッ……(※天を仰いで)クソッ! もうちょっと俺の型にハメて、ガッチリ、痛めつけてやろうと思ったけど、やっぱ、ルチャリブレのフィールドに下りると、どうしたってアイツには、ちょっと敵わないな。クソッ! あー、悔しい。悔しいねぇ。でもいいことだ。仲間内で悔しいってことはいいことだよ。……(※立ちあがり、控室に向かいながら)と、自分に言い聞かせないと、今日は素直に帰れませんね。あとなぁ、DOUKI、言っとくぞ。オマエ、パイプ使ったな。1回は1回だからな、覚えとけよ!」

DOUKI
「(※パイプを杖代わりにヨロヨロとインタビュースペースにたどり着くと仰向けに寝転がり、スペイン語で)チクショー! この野郎! クソ! この野郎が! (※体を起こし、ここから日本語で)クソッ! あー、チクショー、すげぇな! あー、コノヤロー! オマエら知ってるようによぉ、エルマノと俺は、ずっとメキシコでも一緒だったし、日本に帰ってからも一緒だよ、ずっと! エルマノのことは、何でも知ってるつもりだぞ、オイ! 全レスラーの中で俺が一番知ってんじゃねぇか、オイ! だから楽しみたかったけど、アー、強えぇなコノヤロー! アー! (※何とか立ち上がって控室に向かいながら、スペイン語で)クソ!チクショー!ふざけんじゃねーぞ、この野郎!」

第4試合


 ゴングが鳴ると両者両手を高く上げながらローキックで距離を刻み合う。両者ミドルキック、ハイキックを放っていくも回避しあい、距離を取ってクリーンブレイク。
 両者ポジションを入れ替えながら目まぐるしいロープワーク合戦を展開し、ワトがボディへのバックエルボー、裏拳、ミドルキックでSHOを場外に叩き出し、トルニージョを狙っていくがSHOが素早くリングイン。ワトはエプロンに着地しトップロープ越しにSHOにハイキックを叩き込むと、スワンダイブ式の攻撃を狙うが、SHOが回避して着地を水面蹴りで倒して場外に出すと、エプロンを駆けての空対地PK。
 SHOはワトをバックエルボーでなぎ倒してサッカーボールキック。さらにハンマーロックからチキンウイングアームロックに捕らえつつヒジへのストンピング。さらにSHOはクロスアーム式の腕固めから足を刈ってチキンウイングアームロック。ワトがロープに逃れると、SHOは仁王立ちで「来てみろ」とワトにチョップを打たせていき、ワトの腕へのミドルキックを叩き込んでブレーンバスターを狙うが、ワトが着地してティヘラで場外に放り出し、場外へのトルニージョ。
 ワトはスワンダイブ式のエルボースマッシュからレシエントメンテを狙うが、SHOが転がしてPKを放つ。ワトはこれを回避してスクールボーイで転がしてから阿吽。さらにロープに飛ぶが、SHOが十字ロープワークで翻弄してスピアーを突き刺す。
 SHOはワトの腕を取りながら裏表からミドルキックを見舞い、ワトのエルボーをキャッチして腕十字へ。ワトがこれをブレイクするとSHOはショルダーアームブリーカーを連発し、「そんなもんじゃねえだろ!」と叫びながらミドルキックを連打。ワトもミドルキックを連発していき、ロープに飛ぶがSHOは追走ラリアット。SHOもロープに飛ぶがワトは追走ドロップキックからバックを取るが、SHOがバックを取り返して腕十字。ワトは上から潰していくがSHOは裏十字で取り返してギブアップを迫る。ワトがブレイクするとパワーブリーカーを狙うが、ワトがウラカン・ラナで切り返し、さらにSHOのジャンピングニーをかわして旋風脚。そしてレシエントメンテで叩きつけ、RPPを発射するもSHOが回避したため自爆。
 両者満身創痍で膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、ワトが右の連打。SHOが左右の連打でラッシュをかけていくが、ワトは裏拳からSHOのジャンピングニーを耐えてハイキック2連発。そしてTTDの体勢も、SHOが着地し延髄ラリアットから正面に回ってラリアット。さらにSHOはパワーブリーカーからショックアローで突き刺し、カウント3。

<試合後コメント>
SHO
「(※右肩を気にしながら)マスター・ワト! おめえは本当にすげーよ。もう少しで、あ〜もう少しで、ていうかもう99%ぐらい俺、おまえにいてこまされてしまったよ。チキショウ! 俺がおまえと同じ年なんかヤングライオンで、第1試合の前に吐きそうになってたんだ。それがおまえは今、『SUPER Jr.』のメイン、勝ってマイクで締めてんだ。ああ凄すぎるよ。マジ尊敬してる。末恐ろしいなこの先。もっともっと、ああ、おまえはもっともっと強くなるだろうな。だがっ! この俺はそれよりもっと、もっと強くなるぞ」

マスター・ワト&天山広吉 
天山「オイ、大丈夫かオイ?」
※ワトはバックステージに倒れるように現れると
ワト「SHO……」
天山「大丈夫か?」
ワト「こんなはずじゃなかった……。俺はまだあきらめてへんから……。『SUPER Jr.』、優勝……。SHOいつか潰してやる!(と言って這うように控室へ)」
天山「まだまだ終わってない! これで終わりちゃうぞ、ワト。今日でね、2敗かもしれないけど2敗だったらまだまだいけるよ。後半戦もね、あと3つ。まあ今日勝ってそのまま勢い乗って行きたかったけど、しょうがないですよ。まあワトはもう、やっぱり、しっかり……まあなんて言うのかな。試合もいい試合するし、最後の詰めはね、“TTD”も決めて欲しかったけども、まあSHOの、やっぱり何というのかな、意地も感じたし、蹴りの、蹴り合いでね、バチバチやってて。もっともっといってほしかったってのはあるしね。まだまだコイツに負けるかって気合を見せて欲しかった。まあ負けてしまったけどこんなんで諦めるなって。絶対まだまだ、最後あと3つ。BUSHI、石森、そしてヒロムね。まあ強いやつばっかりやけど、この3人、やったれ。もう優勝や。あとはもう負けないようにしっかりと優勝目指して。絶対ワトが1番やと思ってるから。最後まで諦めない。OK」

第5試合


 石森が入場してポーズを決めた瞬間、先に入場していたBUSHIがドロップキックで奇襲し、場外へ逃れた石森へトペ・スイシーダを狙うが、石森が場外からの地対空ジャンピングハイキックで撃ち落とす。
 石森は場外鉄柵を使ったアームロックで痛めつけた後にBUSHIをリングに上げてフォールも、反則攻撃からのフォールをレフリーが認めず。石森はBUSHIのTシャツを剥ぎ取るとBUSHIのお株を奪うTシャツスリーパー。さらに腕取りメイヤーからアームスクリュー、自身のヒザでBUSHIのヒジを押さえながらの腕固め。さらにネックロックからのネックツイスト。さらに肩から何度もコーナーに叩きつけていき、十字架固めから腕固め+アームブリーカー。
 石森は逆水平チョップを連打してコーナーに振ってから突っ込んでいくが、BUSHIはティヘラで迎え撃ち、ミサイルキックで場外に叩き出してトペ・スイシーダ。さらにリングに戻して低空ドロップキックからのDDT。さらに石森の足をコーナーに引っ掛けてのバッククラッカーからコードブレイカーを放つが、これをかわした石森が脇固めからYes Lockを狙うが、BUSHIは即座にロープへ。
 石森はショルダーバスターからYes Lockも、BUSHIはなんとかロープへ。石森が突っ込んでいくとBUSHIは丸め込みからBUSHIロールを狙うも、石森はキックアウトして石森はハンドスプリング式オーバーヘッドキックを叩き込み、コーナーへと上がっていくがBUSHIはスワンダイブ式かつ雪崩式のフランケンシュタイナー。ロープに飛ぶ石森へBUSHIが追走ドロップキックからエプロンに出てエプロンに突き刺すハングドマンDDT。さらに旋回式コードブレイカーの体勢も、石森が振り払ってブラディークロス狙い。BUSHIが振り払うと正面からのエルボー合戦となり、打ち勝ったBUSHIがロープに飛ぶと石森がフロントハイキックで迎え撃つも、BUSHIは倒れず耐えて延髄斬りからバックドロップ。BUSHIはカナディアンデストロイヤーからエムエックスを放つも、石森はこれをキャッチしてサイファーウタキ。
 石森は雄叫びを上げ、ブラディークロスの体勢も、BUSHIはBUSHIロールの切り返しを狙う。石森は回転させずにYes Lockで絞り上げ、BUSHIがロープに逃れようとするとBone Lockに切り替える。BUSHIはしばらく耐えたものの、無念のタップアウト。

<試合後コメント>
石森太二
「(※インタビュースペースに着くと座り込んで)今日も無事、勝ったけど、BUSHI、正直、BUSHIには負ける心配はしてなかったな。だってアイツ、『絶対、この《SUPER Jr》優勝してやる!』とか、(※肩にかけていたIWGPジュニアのベルトを叩きながら)俺からこのベルトを獲るとか、そういう意地とか執念が、全然感じねぇもん。どうしたんだよ、BUSHI。あぁ!? オマエは金持ちでも、このベルトは、金ではかえねぇぞ? (※笑いながら)ヒロム戦で燃え尽きたか? ていうかさぁ、ただのヒロムの、相方になってんじゃねぇのか? なぁ、オマエもさぁ、Rebornして、このベルト、狙いに来いよ! ハハハ! と、いうことで、(※と言いながら立ち上がり)マッスルチワワの大逆襲、5勝目! 勝ち越し!」

BUSHI
「(※左ヒジを押さえながら)ああ……アー、クソッ! 今日の負けは、大きいぞ。もうちょっとだったんだ。今日の1敗は、メチャクチャ大きい。アー、クソッ! アーーーッ!(※と叫びながら、フラつきつつ控室へ)」

第6試合


 攻略本を読みながら入場したヒロムは、ロビーのページを公開するとそこには「ロビー・イーグルス 来てくれてありがとう」の文字。
 ゴングが鳴ると両者ゆっくりとリングを回り、ロックアップからロビーが押し込んでアームドラッグを狙うも、ヒロムが耐えてスクールボーイの形で転がして低空ドロップキックを発射。これをかわしたロビーがPKを発射も、ヒロムもこれを避けてロープワーク合戦となり、ロビーがカサドーラから足を取ってロン・ミラー・スペシャルを狙うも、ヒロムは決まり切る前に脱出して場外へエスケープ。
 ヒロムはリングに戻ると逆水平チョップで攻め込んでロープに振ろうとするが、ロビーはロープを踏み台に飛んでアームドラッグからティヘラで場外に放り出し、リングに上ってきたヒロムをニールキックで再び叩き出してからトップロープ下から飛んで回転するトペ・コンヒーロ。
 ロビーはヒロムをリングに戻してロン・ミラー・スペシャルを狙うが、ヒロムが下から蹴り上げてエプロンに出すとサンセットフリップパワーボムを狙う。これを耐えられるとヒロムはエプロンにパワーボムで叩きつけ、逆水平チョップや場外鉄柵攻撃でロビーを痛めつける。さらに鉄柵へと叩きつけるショットガンドロップキック。さらにリングに戻すとテキサスクローバーホールドの形からモンキーフリップのように倒れ込んで足+背中にダメージを与え、キャメルクラッチで固めながら「ロビロビロビ~!オイオイオイ!ロビロビロビ~!オイオイオイ!」とロビーの本国でのコールを煽りながらロビーの額にナックルを見舞う挑発。さらにサードロープに叩きつけるギロチンシーソーホイップ。
 ヒロムは再び先程のロビーコールを煽りながら逆水平チョップを打たせていき、ヒロムも逆水平チョップでコーナーまで追い込んで対角コーナーに振り突っ込むが、ロビーはエプロンに着地してロープ越しの延髄斬りからヒザを撃ち抜くミサイルキック、スライディンラリアットでロープ際に吹き飛ばしてからの619。さらにスワンダイブ式のエルボースタンプを見舞うと両者ダウン。
 先に起き上がったロビーはミドルキック連打からスライディング式レッグラリアート。さらに串刺しダブルニー2連発からアサイDDTを狙うが、ヒロムが着地して串刺しラリアットから低空ドロップキック。場外に逃れたロビーをエプロンを駆けての空対地ショットガンドロップキックで追撃し、リングに戻してファルコンアローから串刺しデスバレーボムの体勢もロビーが着地。ヒロムはトラースキックを発射も、これをキャッチしたロビーがターボバックパックを狙うフェイントからスピニングレッグブリーカーからのトラースキック。さらにワープ4.5を発射も、ヒロムが剣山で迎撃。
 両者ふらふらと起き上がろうとし、ロビーがゆっくりと足を取っていくがヒロムも必死に振り払う。ロビーはローキック、ヒロムはエルボーで打ち合っていき、ヒロムがロープに飛ぶとロビーはカウンターのゼロ戦キック。
 ロビーはコーナーにもたれるヒロムへ突っ込んでいくが、ヒロムはコーナーに叩きつけるフロントスープレックス。ヒロムはダイナマイト・プランジャーから串刺しデスバレーボムからTIME BOMBの体勢も、ロビーは回転エビ固めからのジャックナイフ。ヒロムがキックアウトするとヒザへのスライディングキックからさらにロープに飛ぶも、ヒロムはカウンターのトラースキック。これを倒れず耐えたロビーは雄叫びを上げるもヒロムはもう一発トラースキックで倒してTIME BOMB狙いも、ロビーはエプロンに着地。ヒロムはサンセットフリップパワーボムを狙うが、組み付いた途端に腰を押さえて場外でうずくまってしまう。ロビーはエプロン上でのアサイDDTを狙うが、ヒロムが振り払ってトラースキックを放つとロビーはこれをキャッチしてエプロン上でのターボバックパック。両者場外で大の字に。
 両者場外カウント19でリングに戻ると、ロビーがワープ4.5を狙っていくが、ヒロムが追いすがって雪崩式ジャーマン・スープレックスを狙う。ロビーはこれを耐えて雪崩式アサイDDTで叩きつけると、ヒロムの背中にワープ4.5。さらにロン・ミラー・スペシャルの体勢も、ヒロムが下から組み付いて首固め。これをキックアウトしたロビーはヒロムの膝裏へのローキックを叩き込んでからロン・ミラー・スペシャル。ヒロムは大苦戦も、なんとかロープに辿り着く。
 ロビーは指で作った銃口をヒロムに突きつけ、コーナーを駆け上がるアサイDDTを狙うが、ヒロムも空中でファイヤーマンズキャリーに担ぎ直してTIME BOMB狙いも、腰のダメージから倒れ込んでしまう。ロビーはソバット、蹴り上げ、低空ドロップキックのコンビネーションからロープに飛ぶが、ヒロムがカウンターのラリアット。ヒロムはロビーの名を叫びながらロープに飛んでラリアットを叩き込み、TIME BOMBの体勢も着地したロビーがハイキック、トラースキック、延髄斬りのコンビネーション。さらにロビーがウラカン・ラナを狙うが、ヒロムはこれをキャッチして持ち上げ、強引にビクトリー・ロイヤル。そして最後はTIME BOMB IIで叩きつけて3カウント。

ロビーが退場しようとすると、ヒロムは大の字になりながらもマイクを取り「ロビロビロビ~!オイオイオイ!」のコールを煽ってから「楽しかった。センキュー、ロビー!」とロビーの健闘を称える。

ヒロム「あぁ!足が痛い!腕が痛い!前歯も欠けたし、背中だっていてー。精神的にもいてーよ。……でもさ、辛ければ辛いほど、痛ければ痛いほど、俺の中からパワーが燃え上がってくんだよ!それがヒロムちゃんスタイルだぁ~!さぁ、スーパージュニア優勝まで後4試合!もっと!もっと!!もっと、もっと、もっと、もっと、もっと!みんなで楽しもうぜぇ~!」

 ヒロムは公式戦は残り3試合だが、すでに決勝戦まで勘定に入れた上での“4試合”の勝利を誓い、大会を締めた。

<試合後コメント>
高橋ヒロム
「なんて心地いい痛みだ。なあ、プロレスラーはな、プロレスラーって最高だよな。だって、普通はさ、痛かったら“やだもういきたくない。え、なんで痛いのになんかやらなきゃいけないの、やだやだやだ。痛いんだから明日休む〜。やだやだ行きたくな〜い”。これが普通だろっ! でもさ、プロレスラーは関係ねーんだよ。痛くてもやるんだよ。当たり前のこと言ってるだけだけどな。でも、それが快感だろ! それが気持ちいいんだ! それが気持ちよくてプロレスラーやってんだよ。なあ。痛くて気持ちいいよ。こんなの1日あったら治る。次の相手誰だ? おい、“飯伏幸太の大ファン”だぞ! “飯伏幸太の大ファン”とやるんだぞ。なあ、楽しみでしかたねーよ。大丈夫だ、安心しろよ。最高の、今、ヒロムちゃんは凄い最高潮だ。このまま、このまま……。もう戻ってもよろしいでしょうか。何か、ご質問等がなければこのまま戻らせて頂きます。まあとりあえず、今言えるのは“飯伏幸太の大ファン”の選手と戦えることが非常に楽しみなので皆さん、大阪にいる皆さんはぜひ、生で見たらいかがでしょうか。(※笑顔から真顔になり)スゲーものを見せてやるよ! ハッハッハ」

ロビー・イーグルス
「これであいつは完璧に俺に借りを返したってわけだ。今日がリーグ戦の中で一番長い試合時間だったんじゃないか? 何分だった? まるで30分以上あいつと闘ってたように思える。それくらい始まる前からこの一戦に気合が入ってたし、序盤でエネルギーを全て消耗してしまった。ヒロム、次は60分でどうだ。なんなら90分でもいいぞ。(試合時間は)お前が指定してくれ。あとでビデオで試合を見返してダメだったところを振り返って、次は必ずお前を倒す。でもお前のその脚じゃ、(SUPER Jr. )最後まで持たないと思うぞ」

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