モンゴリアンチョップ封印中の天山広吉が真モンゴリアンチョップを披露!「普通のモンゴリアンちゃうねん。ウソも偽りもないまことの真実の“真”や」

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 28日、大阪城ホールにて新日本プロレス『CASTLE ATTACK』が開催。第1試合では天山広吉&小島聡vsウィル・オスプレイ&ジェフ・コブのタッグマッチが行われた。

 1月6日のTDCホール大会にてTHE EMPIREのウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&ジェフ・コブvs天山広吉&小島聡&辻陽太の6人タッグマッチが行われ、勝利したTHE EMPIREのオーカーンが試合後に天山にモンゴリアンチョップ連発から掟破りのTTDで突き刺すと、天山はこれで動けなくなりリングドクターとトレーナーの確認のうえ担架に乗せられると首と身体をしっかり固定されてリングから搬送された。
 幸い大事には至らずに1月23日の大田区体育館大会で復帰し、オーカーンをイスで滅多打ちにして反則負け。これに逆上したオーカーンが「モンゴリアンチョップ敗者封印マッチ」を要求し、1月31日の愛知県体育館大会で行われたこの試合ではオーカーンがエリミネーターで天山を叩きつけ勝利。天山は代名詞とも言えるモンゴリアンチョップを封印されたままジャイアント馬場追善興行などにも出場し、日々試合を行いながら苦悩していた。

 この日の試合でも天山はギリギリでモンゴリアンチョップを打つのを踏みとどまり、代わりに小島がモンゴリアンチョップを連発。だがこれを挑発するかのようにオスプレイとコブが天山を羽交い締めにして交互にモンゴリアンチョップを打ち込んでいく。ぐったりとする天山だったが、何かが吹っ切れたように雄叫びを上げて立ち上がるとオスプレイとコブに交互にモンゴリアンチョップ連発からコブにモンゴリアンチョップ連打。怯んだコブにテンコジカッターから小島がラリアットでなぎ倒し3カウントを奪った。


 試合後に天山は「モンゴリアンなくして俺自身ストレスっていうか、試合の中で使えへんっていうのが我慢の限界でした。さすがにあそこまでおちょくられたらね、誰だってやるしかないやろ。封印されたかもしれないけど、俺自身はそんなもん知ったこっちゃないよ。普通のモンゴリアンちゃうねん。モンゴリアンチョップ改め、真モンゴリアンチョップや。これはもう、ウソも偽りもない、真(まこと)の、真実の“真”や。真モンゴリアンチョップ、もうそれでブチのめしていくよ。EMPIREのクソどもが!俺がもう1回、真モンゴリアンチョップ、これ出したら、お前らひとたまりもないって。覚悟しとけって。バッチシ、これで決めるってんだ!なんか文句あったら言ってこい!モンゴリアンチョップ、真モンゴリアンや。わかったなって。蹴散らしてやらあ」と新技であることを強調した。

 かつて1996年に武藤敬司を相手にムーンサルトプレス封印マッチで負けた天山は、翌年に「これは天山プレスや」と別名で解禁していた過去を持つ。「指の角度が違えば違う技」という明言もプロレス界には存在するゆえ、真モンゴリアンチョップは新たな技としてプロレス界に誕生した。

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