飯伏幸太を病院送りにしたウィル・オスプレイが心境を告白!「憧れのアイドルに怪我なんてさせたくなかった」

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 5日、東京都・後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』でNEVER無差別級の新王者となったウィル・オスプレイが飯伏幸太の怪我について語った。

 4日の東京ドーム大会で、オスプレイと飯伏はNEVER無差別級王座をかけて対戦。
 試合はオスプレイが勝利を収めたが、試合後に飯伏は起き上がることが出来ず、そのままタンカに乗せられて搬送。その翌日、新日本プロレスは「飯伏幸太選手が脳震盪を起こし担架で運ばれましたが、幸い大事には至っておりません」と飯伏の容態を発表していた。

 この日は第4試合の6人タッグマッチで出場したオスプレイは、かつてIWGPジュニアヘビー級王座を巡って幾度も死闘を繰り広げたKUSHIDAから勝利を奪い、“無差別級王者”としての貫禄を見せつける。バックステージに戻ったオスプレイは「俺はKUSHIDAのことをリスペクトしてるよ。自分が新日本に来てとても勉強になることを教えてくれたやつだからね。またアイツと試合をすることになるかどうかはわからないが、彼のことは変わらずリスペクトしているよ」とライバルのKUSHIDAとの思い出を振り返る。

 続けて、オスプレイは4日の飯伏戦について言及。「俺はルールは守る。ルールを犯すこと無く闘い続けている。そして自分の体も100%使う与えられた環境の中で戦っているんだ。俺は100%アイツを倒してやったんだ。そこには自分も何の言い訳も説明も必要ないと思う。(対戦相手にケガをさせたことで)『もう一度練習し直せ』と言う人もいるかも知れないが、こういう戦う男の世界の中で俺たちは何をすべきか。誰もが必ず怪我なく100%終われるという保証もない世界だ。試合だろうが練習だろうが、100%安全が保証される環境なんて無いんだ。ケガもあれば脳震盪だって起こるんだ。飯伏は自分のアイドルだったし、彼にずっと憧れてきたんだから、彼を怪我させたくなんてなかったよ。だけど、そういう憧れみたいな感情は自分の中にとどめて戦わなければならない。自分自身も、身体を酷使してどれだけ選手生命を送れるのかわからない中、可能な限りお金を稼ぐためにここまでやって来ている。自分自身の気分を上げて、自分自身を捧げているんだ。今回飯伏からこのNEVERのベルトを獲ることが出来た。ジュニアでもヘビーでも関係ないというところを見せることが出来た。これからはどの国にも関係なく、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカどこででもこのベルトを防衛するために闘い続ける。これから次のシリーズはWOSに行くから参戦は出来ないが、俺が次に新日本のリングに戻ってくるまでに、俺と闘うに値する本当に強い挑戦者を見つけておいてくれ」と、勝負の世界の厳しい掟を真剣な表情で語り、会場を後にした。

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