“DDTのエース”竹下幸之介が「D王」で初白星を挙げるも左腕負傷発覚で暗雲立ち込めた!

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 “DDTのエース”竹下幸之介が、同じユニット「オールアウト」の彰人に辛勝し、「D王 GRAND PRIX 2021」Aブロックで初白星を挙げるも、左腕の負傷が発覚し、今後のリーグ戦に暗雲が立ち込めた。

 DDTプロレスは27日、「D王 GP」2日目となる東京・成増アクトホール大会を開催。メインイベントでは竹下が彰人との同門対決が実現した。初戦(22日=東京・後楽園ホール)で佐々木大輔に敗れた竹下にとっては、絶対に落とせない一戦となったが、彰人が足、左腕を徹底攻撃して防戦一方。竹下はエルボー連発などでなんとか活路を見いだそうとするも、なかなかペースをつかめず。それでも時間切れ目前の28分過ぎ、竹下は投げ捨てジャーマンからヒザ蹴りを連打。さらにブレーンバスターからサプライズローズを決め3カウントを奪取。残り時間わずか28秒で、なんとか勝利した。

 22日の竹下VS佐々木戦で、勝った佐々木は肋骨を骨折し、残りの公式戦を欠場する事態に陥ったが、竹下は、その試合で左腕の筋肉を切っていたことが明らかになった。竹下は「今年の『D王 GP』は、なんとしてでも、今までにないくらい勝ち上がりたいんです。Bブロック、秋山(準)選手が勝ち上がってくるかはわからないけど、もう1度秋山選手と闘って、自分のプロレスをぶつけて、誰にどう言われようと、DDTを背負って、秋山選手にリベンジするまで、がむしゃらにこのリーグ戦を勝ち上がっていきます」とマイク。

 バックステージでは「今が正念場と思って勝ち上がるつもりでいるんで。ギブアップは絶対しないと決めてるんで。左腕は使いものにならないと思ってテーピングして。おそらく、このリーグ戦中、動くことはないと思いますけど、今日は勝ちました。1勝1敗で、あと4戦。あきらめずに必死に闘っていきたい。1試合1試合全力で闘っていきたい」(竹下)と話した。

 竹下は3日の東京・大田区総合体育館大会で秋山との一騎打ちに敗れ、「僕が信じてやってきた道は正解じゃなかったかもしれない」と発言し、迷いが生じていた。それに加え、手負いとなったことで、まさに心身共にボロボロ状態で、今後の公式戦は厳しい闘いが続きそうだ。

 また、同門対決になったことに関して、竹下は「僕も勝俣(瞬馬)も、DDTサウナ部としての活動が多くなってきて、彰人さんは若手通信世代で(KO-D)6人タッグのベルトを獲って、飯野(雄貴)は欠場してる。でも、3年半前、この成増で結成した『オールアウト』はまだまだ上にいける可能性があると信じてます。これからもよろしくお願いします」とユニット継続をリング上でアピール。

これに対し、彰人は「オレのなかで、『オールアウト』は、もういらないものだと思ってるよ。竹下だって、勝俣だって、自分の居場所見つけて。俺は、『オールアウト』にいる意味なんだろうって思って。このまま今日で終わらしちゃおうと思ってた。だけど、竹下はまだまだ『オールアウト』でやっていきたいことがあるって。もともと仲良しこよしのユニットじゃなくて、お互い高め合うユニットって言って組んだんだよ。それに戻っただけだから。俺はベルト持ってるし、そっちに専念させてもらうけど、ベルト落としたときに、またいっしょにやってちょうだい」と条件付きで継続を承諾していた。

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