成人式を終えた渡辺桃へ“赤いベルト”の岩谷麻優が「そのブヨブヨのお腹をもうちょっと引き締めて」と苦言
13日、東京都・門前仲町にてスターダムが記者会見を行い、赤いベルトを持つ岩谷麻優と挑戦者の渡辺桃が舌戦を展開した。
スターダムには“赤いベルト”ことワールド・オブ・スターダム王座、“白いベルト”ことワンダー・オブ・スターダム王座の二大シングル王座が存在し、この赤いベルトは「団体内外、国内外を問わず争う女子プロレスの最高峰を目指すタイトル」と位置づけられているベルト。
岩谷は2011年にスターダム一期生としてデビューしてから今日までスターダム所属で活躍し続けている唯一の選手であり、数々の王座戴冠やトーナメント&リーグ優勝などの実績も残している名実ともに“スターダムのアイコン”たる選手。昨年11月には新体制始動を前に不退転の決意を胸に絶対王者として君臨しつつあったビー・プレストリーを撃破して赤いベルトを奪還し、自身初となる女子プロレス大賞2019を受賞。先月24日の後楽園ホール大会では自身が「最大のライバル」と呼ぶ花月を破って初防衛に成功している。
対する渡辺桃は、2014年に14歳でデビューし、現在はNTXで活躍する紫雷イオがV10の防衛記録を打ち立てていた白いベルトを奪取。その後はイオの記録を更新するV13を達成し、絶対王者として君臨していた。そして赤いベルトへの挑戦を表明してからは岩谷との前哨戦で岩谷の必殺技であるドラゴン・スープレックスを繰り出す掟破りを見せるなど、王者に対して対抗意識をむき出しにしていた。
この日、成人式を迎えた桃は、振り袖のまま会見に登場し「なんか自分で言うのもなんですけど、振り袖すごく似合ってますよね?(笑)そこで、岩谷麻優さん。貴女、女子プロレス大賞の授賞式、なにを着ていくんですか?まあ興味ないですけど。岩谷麻優さん、貴女、細すぎてなんにも似合わないでしょうね。その赤いベルトも同じ。貴女には似合いません。今年二十歳になるこの渡辺桃こそ、その赤いベルトがよく似合っていると思います。なんならドラゴン・スープレックスで勝ってもいいんですよ?」と挑発。
これに対して岩谷は「ガリガリだから着物が似合わないとか言ってるけど、そんなお腹ブヨブヨで、こういう(自身の服を指して)服似合う?色んなことを喋るのはいいと思うんだけど、身体をしっかりと、だら~んとお餅みたいにさ、ぶよ~んとしてないでさ、もうちょっと引き締めた方がいいと思います」と桃の体型を揶揄。
さらに、「自分はドラゴン・スープレックスっていう技に誇りを持って、何年もかけて何年もやって、今の形で完成してるんで。あんたのブリッジ力で勝てると思わないでください。自分が本家のドラゴン・スープレックスで勝つのか、ムーンサルトプレスで勝つのか、はたまた桃の技、ピーチ・サンライズ、テキーラ・サンライズで取るのか。まあ、皆さんご想像で楽しんでいただければと思います」とスターダム最古参のアイコンとして毅然とした態度で桃を突き放した。
しかし最後は「あっ!ご想像で楽しむんじゃなくて実際に見に来て、目で見て楽しんでもらえればと思います!」と“岩谷節”を炸裂させ、9周年記念大会への来場を促した。
岩谷麻優と渡辺桃が赤いベルトをかけて雌雄を決するワールド・オブ・スターダム王座戦は、19日に後楽園ホールにて行われる。