元WWEのジョン・モクスリーが鈴木みのるをデスライダー葬!「キング・オブ・プロレス、これは戦争だ」
6日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』が行われ、現IWGP US王者のジョン・モクスリーと鈴木みのるが因縁を深めた。
モクスリーはWWEではディーン・アンブローズの名でセス・ロリンズ、ローマン・レインズとともに“ザ・シールド”を結成して長年活躍していたが、昨年4月にWWEを自主退団。翌月のAEW旗揚げ戦でケニー・オメガvsクリス・ジェリコ戦の後に乱入し、AEWと複数年契約を結びつつ新日本プロレスにも参戦。
新日本ではUS王座戦線を賑わせ、4日の東京ドーム大会では自身が昨年10月の両国国技館大会に台風19号の影響による飛行機トラブルで来日出来なかったため返上することになったUS王座を奪還。翌5日にはジュース・ロビンソンから初防衛。
5日の試合後には鈴木みのるがリングに現れゴッチ式パイルドライバーでモクスリーをKOしてしまったことで印象が薄れているが、“東京ドームでシングル王座戦2日連続勝利”という内藤哲也とモクスリーしか為していない偉業を達成している。
この日はモクスリーの試合は組まれておらず、すでにアメリカに帰国してしまったものと思われていたが、セミファイナルで行われたオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスvs鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&タイチ&ランス・アーチャーという“CHAOSvs鈴木軍”の構図となる8人タッグマッチでタイチがアイアンフィンガーフロムヘルで満身創痍のオカダをKOして反則負けを喫し、さらにタイチ式ラストライドで葬ろうとしたところで突如会場にモクスリーの入場曲が鳴り響く。
観客席から乱入してきたモクスリーがリングに上がると、みのるが立ちはだかり両者はエルボー合戦から張り手の打ち合いとなり、モクスリーがみのるへデスライダー。モクスリーがベルトを掲げてみのるを挑発するも、みのるは大の字になりながらも満面の笑みを浮かべた。
バックステージに戻ったモクスリーはベルトをいじりながら「キング・オブ・プロレス、キング・オブ・デスマッチ。なんとでも言え。これは戦争だ。骨が折れようが腱が切れようが脳震盪を起こそうが戦わなければならない。すべての疑問にはリングの上で試合で答えよう」と言い残して会場を後に。
対するみのるは「オイ!ジョン・モクスリー!シビれるじゃねえか。これが俺とアイツの戦争の始まりだ。テメー、ただで日本から帰れると思うなよ。この野郎。テメーふざけんなよ……へへっ、ジョン!ジョン!ジョン・モクスリー!俺とアイツの決闘の日、早く決めろ。(記者の一人に掴みかかりながら)身体が痛いとさあ、ぶっ飛ばされるとさあ、気持ちいいの知ってる?へへ、知ってる?へへ、殴られるとさあ、気持ちいいの知ってる?アーハハハハハ!ハハハハハ!」とハイな気持ちのままコメントして去っていった。