「東京ドームを歩けた、そしたらガンなんて倒せる」ガンの手術を直前に控えたフジタ"Jr"ハヤトが1・4新日本プロレスにサプライズ参戦!飯塚高史もアイアンフィンガーとともに復活!?
1月4日、東京ドームにて新日本プロレス『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』が開催。第0試合で行われた20選手参加『KOPW 2024』進出権争奪ニュージャパンランボーにフジタ"Jr"ハヤトと飯塚高史が登場した。
KOPWとは、オカダ・カズチカが提唱して創設された新日本プロレスのタイトル。特殊ルールでの闘いを経て勝利した者にタイトルが移り、その年の最後の段階で保持していた選手が覇者となる特殊性を持つため、通常のプロレスの強さとはまた違うプロレス脳が求められるこの試合。
ここ最近の東京ドーム大会ではKOPW 4WAYマッチ出場権をかけてのロイヤルランブルが行われており、かつてのニュージャパンランボーのようにゲスト選手の参戦も期待されている。
試合が始まると14人目までUNITED EMPIRE、BULLET CLUB、TMDK、HOUSE OF TORTUREらが乱戦を繰り広げていたが、第15入場者としてガンの再発で今月からの手術と欠場が発表されているフジタ"Jr"ハヤトが登場すると会場が歓声に包まれる。
ハヤトは花道で乱闘を続けるSHOとYOHにブラジリアンキックを叩き込みリングに連れ戻すと、金丸義信・石森太二・マスター・ワトを蹴撃。さらにDOUKIをK.I.Dで絞り上げるが、その状態のままSHOと石森が担ぎ上げて場外に投げ捨てると、DOUKIとともにオーバー・ザ・トップロープで失格となった。
第19入場者として飯塚高史が現れると会場が歓声と悲鳴に包まれ、最終入場者のタイチが飯塚から引き継いだアイアンフィンガーを持って入場すると、飯塚はアイアンフィンガー・フロム・ヘルで大暴れ。金丸・高橋裕二郎・SHOのHOTを失格させるとタイチが握手を求めるが、これに噛みつきで返す。そこを石森太二・グレート-O-カーン、チューズ・オーエンズが投げ捨てオーバー・ザ・トップロープで失格させた。
試合を終えたハヤトは「初めての東京ドーム、花道、最高だったね!マジで、『こんなにも緊張しねえんだ』って思ったぐらい緊張しなかったけど、俺ってやっぱこういう舞台が似合うなって改めて再確認したんで、今日はサプライズ的にこうやって呼んでいただいたんでね。ファンの人たちもビックリしたと思うんで、せっかくだったら俺がドームに立ってる姿を見たかったと思いますけど、それがまた実現できるように、とりあえず今目の前にあるガンというものを倒して、また元気な姿で、この場所に帰ってきたいと思います。ドームを歩けた、そしたらガンなんて倒せる。それぐらいの俺の夢だった新日本プロレスさん、1・4東京ドーム大会、マジで特別でした。こんな素敵な場をいただいたんで、ガンなんかに負けるわけにいかないんでね。絶対勝ちます。そしてまたドームに呼んでもらえるように頑張るんで、今日はちょっと負けちゃって悔しいっすけど、これで手術までとりあえず持ちそうなんで、あとは手術を乗り越えて、また皆さんの前に元気で帰ってきたいと思います。ありがとうございました」と笑顔で挨拶。
飯塚はどこかに消えてしまったがタイチが「飯塚の体を見て分かる通り、たぶんアイツやりたがってんだよ。まだまだできんじゃないの?今日はあんな形で終わったけど、そうだな、さっきアイアン・フィンガーも盗まれちまったし、この続きは3月の『聖帝ツアーin札幌』で続けようぜ、飯塚。そこで決着つけよう」と感慨深げに語った。
試合の最後に残った矢野通、YOH、石森太二、オーカーンは明日5日の墨田区体育館でKOPW戦を制限時間10分で最後にフォールを獲った選手が勝利となるルールをバックステージで提案。本当にそのルールで試合が行われるかは明日の試合時に発表予定だ。