【試合詳細】4・4 新日本プロレス両国国技館大会 【IWGP世界ヘビー級】飯伏幸太vsウィル・オスプレイ 【IWGPジュニアタッグ】エル・デスペラード&金丸義信vsSHO&YOH 棚橋弘至&小島聡vsジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ 内藤哲也&SANADA&鷹木信悟vsグレート-O-カーン&ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ
『SAKURA GENESIS 2021』
日程:2021年4月4日(日)
開始:17:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:4,484人
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[鈴木軍]タイチ/○ザック・セイバーJr./DOUKI
10分10秒 ヨーロピアンクラッチ
[BULLET CLUB]タマ・トンガ/●タンガ・ロア/邪道
▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/○矢野通/後藤洋央紀/石井智宏/YOSHI-HASHI
11分37秒 浦霞
[BULLET CLUB]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/KENTA/高橋裕二郎/石森太二/●ディック東郷(みちのく)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/●SANADA/鷹木信悟
9分51秒 Streets of Rage→体固め
[UNITED EMPIRE]グレート-O-カーン/ジェフ・コブ/○X=アーロン・ヘナーレ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○棚橋弘至/小島聡
10分5秒 ハイフライフロー→片エビ固め
[BULLET CLUB]ジェイ・ホワイト/●バッドラック・ファレ
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/鈴木軍】エル・デスペラード/●金丸義信
20分48秒 DIRECT DRIVE→エビ固め
【挑戦者組/CHAOS/ROPPONGI 3K】○YOH/SHO
※王者組が初防衛に失敗。SHO&YOHが第65代王者組へ
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●飯伏幸太
30分13秒 ストームブレイカー→片エビ固め
【挑戦者/UNITED EMPIRE】○ウィル・オスプレイ
※飯伏が初防衛に失敗。オスプレイが第2代王者へ
オスプレイが飯伏からIWGP世界ヘビー級王座を奪取しオカダを挑戦者に指名も鷹木が割り込み!復帰戦のYOHがジュニアタッグ王座を奪還しデスペラードのシングル王座に挑戦表明!帝国のXはアーロン・ヘナーレ!
オープニング
欠場中の高橋ヒロムがリングに登場。
ヒロム「皆さんこんばんは~!テレビの前のみんなも、こんばんはー!ヒロムくん、まだ復帰はできないんだ。だったら今日何しに来たかって?もちろん、前説をやりにきました。それではさっそく前説いってみようか。まず最初、注目の試合は、第3試合!我ら、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンvsUNITE DEMPIREの闘い。何が注目かって、Xとは誰なのか?あいつなのか?いやこいつなのか?一体だれなんだ?もしかして、ヒロムちゃん?その答えはもちろん!トランキーロ!あっせんなよ!ごめんなさい内藤さん、これリング上で一回やってみたかったんだぁ~。
続いての見どころ、セミファイナル!IWGPジュニアタッグ選手権試合、王者、エル・デスペラード、金丸義信組vs挑戦者SHO&YOH、ROPPONGI 3K、何が見どころかって?もちろん、YOHの復帰。なんと、前哨戦なしのいきなりのタイトルマッチ。みなさん、僕の生まれ変わった姿を見てください。やってやろうぜSHO。という自信の現れなのか?でもでも相手はデスペとのぶオジ、そう簡単にはいかないんじゃないかな?なんか、表情ひとつ変えずに、ふつ~~~~~に防衛してしまいそうな、そんな気がしなくもないでもないでもないでもないでもないでもない♪ふざけてますけど真面目です。いやこれはマジでわからない。どっちが勝つかわからない。いやー楽しみだ早く見たいと思わせてからの、メインイベント!IWGP世界ヘビー級選手権試合、王者・飯伏幸太vs挑戦者・ウィル・オスプレイ。
挑戦者のオスプレイは、先日の仙台大会であの鷹木信悟をやぶり、ニュージャパンカップを優勝し、なんと覚悟を示すために、最愛のビーちゃんにたいし、裏切りのオスカッターをかますという、普通の人間では考えつかないあたおかな行動をした人間。いやもう人間じゃない!そうだ!猫だった!あんたは猫だった!いやただの猫じゃない、彼は今やもう化け猫だぁ。そしてそして、皆さんご存知の通り、飯伏幸太という男は、生まれながらのあたおかです。そうこの試合は!あたおかの神vs化け猫!面白くならないわけがない!あぁ早く見たい見たい見たい見たい見たい見たいヒロムちゃんの声を聞いてたら話を聞いてたらプロレスが見たくなったよだったらいきましょうか、皆さん!準備はできてるか!?テレビの前のみんなも盛り上がる準備は出来てるのかよオイ。行こうか、なら行こうか、4・4新日本プロレス、サクラジェネシスの、開幕だぁ~みんな、盛り上がっていこうぜぇ~!」
ヒロムはリングから降りるとそのまま解説席へと移動した。
第1試合
鈴木軍が奇襲し試合開始。リングでは邪道が竹刀攻撃でDOUKIを迎撃し、ロープに振っていくがDOUKIがパントキックで迎撃しDDT。
DOUKIは邪道のエルボーをガードしアッパーカットから走り込むが、邪道はショルダースルーで場外に落とし、タマがDOUKIを鉄柵に叩きつける。
リングに投げ入れられたDOUKIの顔面を邪道はロープにこすりつけ、ナックル連打からフォールもレフェリーはカウントを叩かず。
邪道はスリーパーで捕らえるが、逃れたDOUKIがロープに飛ぶが邪道はショルダータックルで迎撃しタイチを挑発。邪道はロアにタッチ。
DOUKIはチョップを打ち込んでいくが、受けきったロアはエルボー一発でふっ飛ばし、ロコモーションブレーンバスターから滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。
ロアはタマにタッチ。
タマはブレーンバスターを狙うが、DOUKIは切り返してスクールボーイも2。
DOUKIは走り込んで来たタマを足を伸ばしてカットし、再度走り込んで来たところを避けてスイングDDT。DOUKIはタイチにタッチ。
タイチは走り込んできたタマをのど輪でリングに押し倒し、これはロアがカット。
タイチはロアものど輪でリングに押し倒し迎撃すると、エプロンの邪道にものど輪。レフェリーにものど輪を狙ったところへタマは背後からトンガンツイストを叩き込みストンピング連打。
タマはガットショットから担ぐも、着地したタイチが前蹴り。だがガードしたタマがエルボーから串刺しボディスプラッシュも、避けたタイチが延髄斬り。タイチはザックにタッチ。タマもロアにタッチ。
ロアはショルダータックルでザックを倒し、ブレーンバスターを狙うがザックは胴絞めフロントネックで耐える。ロアはそのままコーナーに叩き込んで逃れると、エルボー連打からコーナーに叩きつけて串刺しボディスプラッシュ。避けたザックがランニングエルボースマッシュからエルボースマッシュ連発。ロアは構わず前に出ていきコーナーに押しつぶすとパワーボムを狙うがザックは着地し腕へのオーバーヘッドキック。さらに飛びつき腕十字で捕らえるが、ロアは回転して逃れるとO.J.K.。これはDOUKIがカット。
DOUKIはロアのエルボーを避けて延髄斬り。さらにロープに飛ぶがタマがアイアンフィンガーフロムヘルで迎撃。
タイチがタマにソバットを叩き込みアイアンフィンガーを取り戻すと、邪道にアイアンフィンガーフロムヘルを叩き込むがロアがビッグブーツをタイチに叩き込み迎撃。
ロアがアイアンフィンガーを装着しようとするが、ザックが丸め込みジャパニーズレッグロッククラッチで3カウント。
試合後にレフェリーがアイアンフィンガーを拾い、菅林会長へ手渡す。タイチは取り戻そうとするが、菅林会長はアイアンフィンガーを持ったままバックステージへと帰ってしまう。
タイチは鉄柵を揺らして抗議するが、帰ってこないとわかると落ち込み、ザックが慰めながら一緒にバックステージへと消えていった。
<試合後コメント>
タイチ&ザック・セイバーJr.
ザック「(※インタビュースペースに着くと足を蹴り上げながら、日本語で)コノアシ、ドウダ! ヨーロピアンクラッチでチャンピオン様から3カウントを取ってやったぞ! コノ、アシ、ドウダ!」
タイチ「まぁ今日は、ザックが取ってくれたことがやっぱり、でけぇよ。こんなの分かってたんだよ。タッグ、タッグもう1回、その当たり前のことで。だけどよぉ、もう関係ねぇだろ、これはよぉ(※と、サコッシュを掲げる)。何回なくせば気が済むんだよ、これをよぉ(※サコッシュを床に投げつける)。何で、会長も一緒になって、レフェリーも一緒になって、グルかよ。何が悪いんだよ。俺じゃねぇだろ、いつも使ってんのは。何で取り上げんだよ。これがどんなに大事なものか、オマエら分かってねぇんだな。アイツが、飯塚が引退する時、俺が何て言ったか分かるか? その飯塚の思いがこもってんだ。これを取り上げるってことはよぉ、飯塚の全てをオマエらは奪うつもりか? これがある限り、飯塚はいつまでも生き続けてるんじゃねぇのか? 何でそれをテメェらは取り上げるんだよ。会長、会長、それはないでしょう。えぇ? どういうつもりですか、会長。それはないでしょう。飯塚は関係ないだろう。返してくれよ。俺のもんなんだよ。飯塚と約束した大事なもんなんだよ。返してくれよ、何が悪いんだよ。会長、どういうつもりか分かんねぇけどよぉ。分かったよ。分かったよ。もう二度と、そういう風に使ったり、使わせたりしねぇからよぉ。返してくれよ。それなりのことを考えてくれよ。それなりの条件出してくれよ。だったら俺も呑むよ。その代わり、アイツにも約束させろ。二度とこれに触らねぇって。これ使わねぇって。そしたら、俺も守ってやるよ。会長、考えてくれよ。その約束は守るよ。まず、そっからだ、話は。そして、必ず、いつも言ってる通り、俺とザックでもう一度、元の位置に戻る。あぁ!? 照ノ富士だってやったろ? 元の位置に戻る。俺らも同じ気持ちだ。両国国技館、いいじゃねぇか。俺らも元の位置に戻ってやる」
ザック「ショッパイ タッグチャンピオン様よ、聞け! 次の挑戦者チームは俺たちに決まった! このSOY BOYがヴィーガンテッカーズのパワーで勝った! 俺たちは日本で一番強いタッグチームだ。誰も俺たちには敵わない。あのショッパイ チャンピオンたちも本当は俺たちの強さを分かってる。俺たちは(週プロの)2020ベストタッグチームにも選ばれた。必ずベルトを取り返して、もう一度俺たちでベルトの価値を上げるんだ。だけどその前に、アイアンフィンガーを返してもらわないとな。なんでまたタマは取ろうとしたんだ? よそ見してないでベルトに集中してろよ。あいつは本当にバカだな。カイチョウは姑息な野郎だ」
タイチ「今日の結果、ザックが勝ったんだ。すぐにでも俺らがやってもいいだろう。でもよぉ、返せ、先に! 従ってやるからよぉ、会長の考えに。だから、それなりのことを用意してくれよ。何だってやってやる! 何だってやってやるよコノヤロー! やってやる! 俺とザックは必ず元の位置に戻ってやる」
タマ・トンガ&タンガ・ロア
タンガ「帰って来たぞ。一体全体何が起きたのかわからないが、とにかく大事なのは俺たちが戻ってきたということだ。ザック、今日のタッグマッチで勝ったぐらいで俺たちより強いと思うな。今頃、お前はバックステージで『俺たちが勝ったんだからベルトに挑戦させろ』とでも言っているかもしれない。だが、断る。ベルトに挑戦したいのなら、1対1で俺と闘って勝ってみろ。まあ、お前が勝てるわけがないが」
タマ「俺たちはお前たちから全てを奪ってきた。『WORLD TAG LEAGUE 2020』の優勝、そしてトーキョードームでお前らを倒しIWGPタッグのベルトを取り返した。あとまだ何か残ってるか? アイアンフィンガーだ! タイチ、アイアンフィンガーは俺のものだ! タイチ、アイアンフィンガーから手紙を預かった。手紙の中で俺のほうが好きだと言っているぞ(と言って、手紙を取り出して読み始める)。『タマさん、もうつまらないスズキグンの元にいるのは耐えられません。飛行機のファーストクラスにも連れていってくれないんです。というか、そもそもスズキグンはエコノミークラスで一般人と一緒に移動してます。スズキグンはBULLET CLUBとは大違いです。全然イケてないんです。タマさん、あなたが恋しいです。あなたの大親友、アイアンフィンガーより』。(手紙を読み終えると)これでわかったか? みんなBULLET CLUBとタマ・トンガのことが大好きだ。アイアンフィンガーを返しやがれ!」
第2試合
CHAOSが急襲し場外乱闘で試合開始。リングには後藤と石森が残り、石森がナックルからロープに飛ぶが、後藤は追走してかわすとラリアット。石森は避けてサミングからロープに押し込むが、YOSHI-HASHIが後藤の背中にタッチ。
後藤が石森をロープに振りガットショットからYOSHI-HASHIとともにさるかに合戦。カットに来たKENTAにはすしざんまい。
さらに裕二郎とEVILを同士討ちさせると、オカダが二人まとめてDDT。さらに東郷へCHAOSの5人で太鼓の乱れ打ちからストンピングの雨あられ。
YOSHI-HASHIが石森に串刺しチョップ。さらに逆水平チョップからソバットを叩き込みブレーンバスターを狙うが、着地した石森がバックの取り合いから場外に投げ捨て、エプロンのCHAOSも場外に落とすとそのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、石森はチョーク攻撃から東郷にタッチ。
東郷はストンピングからヘッドロックで捕らえナックル。髪を掴んで引き起こし、首投げからフィストドロップ。フォールも2。
東郷はEVILにタッチ。
YOSHI-HASHIはEVILへエルボー連打も、EVILは金具がむき出しのコーナーへ叩きつけていく。再度勢いをつけて叩きつけるとKENTAにタッチ。
KENTAもYOSHI-HASHIを金具がむき出しのコーナーに叩きつけ、ストンピングから首投げで倒しサッカーボールキック。
KENTAは顔面を蹴りつけていくが、立ち上がったYOSHI-HASHIがエルボー連打。KENTAがロープに振ってキチンシンクからナックル連打。
KENTAは棒を持ち出すが、レフェリーが棒を注意し奪う。YOSHI-HASHIが棒を取り返して場外に投げ捨てるとエルボー連打も、KENTAはソバットからコーナーに叩きつけ担ぐ。着地したYOSHI-HASHIへKENTAはバックエルボーから前蹴りを叩き込むが、逆水平チョップの打ち合いからKENTAがロープに飛ぶもYOSHI-HASHIはラリアットで迎撃。
両者タッチ。
石井が走り込むが裕二郎がビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶが、石井はエルボーで迎撃し走り込むも、お互いラリアットを避け合いバックの取り合い。石井がコーナーに振って走り込むが、裕二郎が足を伸ばしてカットし走り込むも石井はショルダータックルで迎撃。
次々選手が出てきてスイッチするが、裕二郎へCHAOSがトレイン攻撃から石井がパワースラム。石井は担ごうとするが、裕二郎は手に噛み付いて逃れるとエルボー。さらにボディへ膝蹴りからロープに飛んでビッグブーツも、石井はキャッチしラリアット。石井へ裕二郎がラリアットも、避けた石井へネックブリーカードロップ。裕二郎はフィッシャーマンバスターからフォールもオカダがカット。
BULLET CLUBはオカダにトレイン攻撃を狙うが、オカダは石森をショルダースルーで場外に落としKENTAにリバースネックブリーカードロップ。裕二郎にエルボースマッシュから石井が裕二郎へラリアットを狙うが、前蹴りでカットした裕二郎がインカレスラム。裕二郎はEVILにタッチ。
EVILは石井を金具がむき出しのコーナーへ叩きつけ、石井もお返しとばかりにEVILを金具がむき出しのコーナーへ叩きつける。石井は矢野にタッチ
矢野はコーナーマットを外し、EVILはキャッチするとレフェリーに投げる。矢野が走り込むがEVILは金具がむき出しのコーナーへ叩きつけようとするも、矢野は踏みとどまり走り込んできたEVILを避けるとスクールボーイも2。
EVILがロープに振ってくが、矢野はロープを掴んでスカそうとするも東郷がエプロンから殴りつけ、EVILが矢野を金具がむき出しのコーナーへ叩きつける。
EVILはロープに飛ぼうとするが、髪を掴んで動きを止めた矢野はEVILへ前蹴り。だがEVILはキャッチするとレフェリーに持たせてトラースキックを叩き込み東郷にタッチ。
矢野をコーナーに振りトレイン攻撃からEVILがフィッシャーマンバスター。東郷がフォールもCHAOSがカット。
東郷がスポイラーチョークも矢野は急所蹴りで逃れる。カットに来たEVILにも急所攻撃から、東郷の頭に袋をかぶせて視界を奪うとそのまま裏霞で丸め込み3カウント。
<試合後コメント>
矢野通
「(※KOPWトロフィーと黒い袋を手に)オイ! EVIL、オイ! 何度も何度も! 暗い! 見えない! 怖いんだバカヤロー、オイ! 暗い! 見えない! 怖い! 怖いんだバカヤロー、テメェ! テメェがその気ならなぁ、(※KOPWトロフィーを突き出して)KOPWでやってやるよバカヤロー、オイ! テメェがその気ならな、オイ、テメェがその気なら、オマエにも、(※黒い袋を突き出して)前が見えない、暗闇の怖さを、分からせてやるバカヤロー!」
石井智宏
「(※NEVER6人タッグ・ベルトを示して)やりてぇんだろ? もちろんやってやるよ。だけど、BULLET CLUBに一個だけ聞きてぇことがあるんだ。オイ、メンバーに裕二郎入れていいのか、裕二郎? 裕二郎だぞ? 取れる可能性がグーンと低くなる裕二郎。もう一回メンバー考えてこい!」
YOSHI-HASHI&後藤洋央紀
YOSHI-HASHI「オイ!(※NEVER6人タッグ・ベルトを示しながら)NEVERのオイ、6人、やってやるよ、オイ」
後藤「もちろんだ」
YOSHI-HASHI「棒がほしいのかオイ、このベルトがほしいのか、どっちだオイ! 俺はなオイ、両方もらってくからな、オイ」
後藤「どっちがほしいのか分からねぇけどよぉ、どっちみち、どちらもオマエらじゃ務まらねぇよ。俺らが全部取り返すぞ」
YOSHI-HASHI「オマエらにはオイ、1本も残んねぇよ。俺らが全部持ってってやるから!」
高橋裕二郎
「石井ちゃん、憶えてるか? 7年前、7年前だよ。この両国で俺はお前に、NEVERのシングルのタイトルマッチで負けてるんだよ。それによ、去年の『G1』でも負けた、お前によ。だからよ、このケインでお前の顔面を何回ぶん殴ろうが、バチは当たんねえだろう、オイ!」
石森太二
「毎回のようによ、CHAOSとやってたらよ、なんか変な欲が出てきちゃってよ。まあ、俺ら、棒ちゃんとチームワークもいいし、KENTAさんと裕二郎さんが良ければ、NEVER6人タッグ、これ一丁ありだろうな、ウフフフ。あっ! それでもデスペ二冠チャンピオン様のベルトは、もちろんずっと狙ってっからよ。今日はチャンピオン様がな~んか、なんちゃってリボーンした3Kを潰してくれるだろうから、じっくり見させてもらうよ」
EVIL&ディック東郷
EVIL「(股間を押さえながら)ああ、矢野、てめえ、ふざけんなよ、この野郎。くだらないことしやがって。(東郷に向かって)大丈夫か、オイ?」
東郷「(股間を押さえながら)前が見えねえじゃねえか、この野郎! ふざけんじゃねえ、コラ!」
KENTA
「(棒に向かって)だから、離さねえって言っただろ。(自分の顔に棒をぶつけながら)ちょっ、待てよ。人前だよ。わかったよ。なあ、俺はゼッテーお前のことを離さねえ。(TVカメラマンに向かって)見た? ちょっちょっちょっ、座ろう。棒ちゃん、おいで。膝枕ね、膝枕(と言って、自分の太ももに棒の先端を乗せる)。見た、あいつ? 強引に、嫌がってんのに連れ去り? これ完全に連れ去りだろ。この間のコメント、見た? (うなづくTVカメラマンに向かって)いや、だからあんたがうなづいてどうすんですか。この間のコメント、なんか棒が、俺のことを使って殴ってくれって言ってるって? いや、思考がストーカーやん。言ってもないことをそんな自分の都合のいいように聞こえちゃってんの? ヤバイよ、あいつ。(棒に向かって)ねえ、怖かったね。(声色を変えて棒がしゃべっているように)アイツ、マジデブス! (自分の声に戻して)そうだよね。怖かったよね。ほんで、トモとゴトヒロのおかげで獲ったベルトを、さもてめえの実力で巻いてるかのように誇らしげに抱えやがって、お前。あれも奪ったろうか、お前。なあ? お前の本当の実力、みんなに見せてやるよ。お前なんかな、ベルト持つには値しねえ人間なんだよ。それを思い知らせてやるよ。(棒に向かって)ねえ、怖かったね、あいつね。ああいう思考の人ね。気をつけな。心当たりのある奴、それぞれの人生あるから、しつこくすんなよ! (立ち上がって)だから結局、俺たちが何を言いたいかって言うと、YOSHI-HASHIはブスってこと!」
第3試合
オーカーン「ハッ!なんだ愚民ども?そんなに帝国の新たな同盟者が気になるか?ハッハッハッ、ほんとに貴様ら愚民は、世の手のひらで簡単に踊ってくれるな?貴様らの大好きな、言葉を、英語で教えてやる。カームダウン、あっせんなよ。そろそろだ、これが、帝国の、兵器だ!」
現れたのは本名のアーロンをつけたヘナーレ。
LIJが入場するとUNITED EMPIREが奇襲し試合開始。ヘナーレがSANADAにエルボー連打からストンピング。ロープに負って前蹴りも、避けたSANADAが低空ドロップキックからドロップキック。SANADAは内藤にタッチ。
内藤はエルボー連打からコーナーに振っていき、SANADAが走り込むがヘナーレはショルダースルーで場外に落とし、内藤もエルボーで迎撃するとフラップジャックでコーナーに顔面を叩き込む。カットに来た鷹木をバックエルボーで迎撃し、内藤の髪を掴んで引き起こすと首投げからサッカーボールキック。
ストンピングからぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
ヘナーレはコブにタッチ。
コブは内藤の背中にヘッドバッドからサミング。さらに頭頂部にエルボーから前蹴りをキャッチし担ぐとコーナーに叩きつける。さらに抱き上げて背中に膝蹴り連発からコーナーに叩きつけてオーカーンにタッチ。
オーカーンは内藤の顔面を踏みつけ、大空スバル式羊殺し。フォールも2。
オーカーンは内藤を挑発するように寝そべり、さらに目を開いて挑発していくが、内藤はボディブロー連発もオーカーンは膝蹴りからモンゴリアンチョップ連発。ロープに飛ぶが、内藤はドロップキックで迎撃し鷹木にタッチ。
鷹木はカットに来たコブとヘナーレを同士討ちさせて二人まとめてラリアット。だが受けきったヘナーレとコブはダブルのガットショット。ロープに飛ぶが、鷹木は再度同士討ちさせるが、ヘナーレが鷹木にガットショットから投げようとするも、鷹木がブレーンバスターで迎撃。ロープに飛んだオーカーンに鷹木はナックルから龍魂ラリアットでなぎ倒す。
鷹木は串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしたオーカーンの足をキャッチしショートレンジ串刺しラリアットからロープに飛ぶ。だがオーカーンは一本背負いで迎撃。オーカーンはコブにタッチ。
エルボーの打ち合いから鷹木が左右のエルボー連打。コブがナックルも鷹木もナックル。鷹木がロープに飛ぶが、コブがバックエルボーで迎撃しナックルからラリアットも、鷹木は避けてバックドロップ。
鷹木はSANADAにタッチ。
SANADAはエルボー連打もコブがコーナーに振り走り込む。SANADAはバックエルボーで迎撃し、フランケンを狙うがコブが力づくで止める。SANADAはラリアットを交わして投げようとするが、コブはぶっこ抜きアバランシュホールド。コブはヘナーレにタッチ。
ヘナーレはサッカーボールキックから顔面を踏みつけ、左右のナックルからロープに振ると旋回式ドクターボム。
UNITED EMPIREでSANADAにトレイン攻撃から、ヘナーレがトラースキックを叩き込みフォールも鷹木がカット。
ヘナーレはフィッシャーマンから担ぐが、SANADAはドラゴンスリーパーで切り返すも、オーカーンが王統流二段蹴りでカット。内藤がオーカーンにスイングDDTを狙うが、耐えたオーカーンがラリアット。避けた内藤が走り込むが、オーカーンはジャンピングエルボーで迎撃し、ロープに飛ぶが鷹木がオーカーンへ追走ラリアットからロープに飛ぶが、コブが鷹木へアスレチック・プレックス。SANADAがコブへドロップキックも、ヘナーレがSANADAにガットショットからコーナーに振るが、SANADAはエプロンに降りてスワンダイブも、コブがSANADAをキャッチしツアー・オブ・ジ・アイランド。ヘナーレがSANADAをStreets of Rageで叩きつけて3カウント。
試合後にヘナーレがSANADAへナックル連打から、鷹木にコブとヘナーレでダブルのヘッドバッド。さらにオーカーンが内藤をリングに投げ入れ、コブとヘナーレが手足を掴んで動きを止めるとオーカーンが内藤の膝へイス攻撃連打。
オーカーン「ひれ伏せ!愚民ども!理解できただろ!これが、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、そして、アーロン・ヘナーレ、ユナイテッド・エンパイアの力だ!」
<試合後コメント>
UNITED EMPIRE
オーカーン「デハハハハ! 楽しいなあ、(声を震わせながら)蹂躙は楽しいなあ! しかも、あの内藤とか言うヤングライオン、いたぶるのは一番気持ちいいぜ! あんな雑魚! なんだっけ? 制御不能だっけ? フハハハハ! どこがだよ。帝国に何回も支配されてんじゃねえかよ。カリスマ? はあ? そんなニックネーム、返しとけよ。ああ、ダメだ。いつもは饒舌にしゃべれるんだけど、奴に対しての感想はただただ弱い者いじめが楽しいというだけだな」
コブ「どうだ! ついに俺たちの秘密兵器が明かされた。前々から言っているように、ここから俺たちがニュージャパンを浄化する! そのためにトップに立ってる奴らを片っ端から潰していくしかない。ここで、俺から紹介させてくれ。アーロン・ヘナーレだ。勝った今の気分はどうだ? タナハシやマカベの影に隠れてるより何倍もいいだろ? お前はもう一人で、ロスインゴでも誰が相手でも倒していける。俺たちUNITED EMPIREがトップに君臨し、ニュージャパンを立て直す」
ヘナーレ「5年間、ホンタイでやってきたが、きっとファンのお前たちには俺が日々どれだけの努力を重ねて来たのか想像もできないだろう。タナハシもマカベも誰も責めるつもりはないが……いや、もしかしたらあいつらの後ろに隠れていなければ……いいや、責めるべきは自分自身だ。ずっと自分で自分を抑えつけていた。本当の自分の姿を見せられずにいた。(本隊として)求められるイメージに合わせないといけないとばかり思っていた。でもそれが間違っていたんだ。自分を偽ってまで他人が望む自分を演じる必要はない。今日拍手が聞こえたけど、2週間前の俺はファンから拍手なんてもらえなかった。それぐらいみんなに注目されてなかった。興味を持たれるのは(マオリ族の民族舞踊の)”ハカ”だけ。でもこれからはもう自分を偽らない。俺の人生で戦いより大事なものはない。本当の俺はこんなもんじゃない。俺はもっと危険だ。(カメラに向かって)何だ、また俺のコメントをカットしようってか? やっと自分の進むべき道がわかった。その道は、血と金と栄光で覆われている。それがUNITED EMPIREだ!」
鷹木信悟
「(※『ふざけやがって!』とつぶやきながらインタビュースペースに来ると、手に持っていたトレーニング・チューブとペットボトルを床に投げつけ)ヘナーレ! 上等だコノヤロー! 俺たちに、ケンカ売ったことを後悔させてやる。何がUNITED EMPIREだ! 今になっても、俺は何がやりてぇのか分かんねぇぞ。まぁオスプレイに対してもなぁ、負けたまんま、引き下がるわけにはいかねぇからな。いつでも! 全面戦争してやるよ、コノヤロー」
内藤哲也
「(※足を引きずりながらインタビュースペースに着くと、ヒザに手をついて、時折足首を気にしながら)昨日の東京スポーツで、オーカーンが言ってたよ。『一回だけじゃ足らぬ。何度も何度も蹂躙し、いたぶり、心の底から挫折させるのが楽しみ』って。俺、心の底から挫折、したっけなぁ? してないと思うけどなぁ。なら今度こそ、俺を心の底から挫折させてくれよ。心の底からの挫折を味わわせてくれよ。そう、シングルマッチでね。どう? 自信あるんでしょ? そして、俺とプロレスするのが楽しいんだろう? なぁ、オーカーン。自信があるんなら、また俺と遊んでくれよ。カブロン!」
第4試合
先発はジェイと棚橋。ロックアップから棚橋がヘッドロックで絞り上げる。ジェイは髪を掴んで逃れ、髪の引っ張り合いからジェイがコーナーに押し込み膝蹴りからガットショット連発。さらにナックルからエルボーを叩き込み、コーナーに振って走り込むが、棚橋はバックエルボーで迎撃しブーメランアタック。棚橋は小島にタッチ。
小島はストンピング連打から棚橋とともにロープに振ってダブルのショルダータックルで倒す。
小島はマシンガンチョップからコーナーに振っていっちゃうぞバカ野郎エルボーを狙うが、エプロンから外道が足を掴んで動きを止め、ジェイがデッドリードライブ。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、ジェイは小島の顔面をコーナーに叩きつけマシンガンチョップ。サミングからネックブリーカードロップで叩きつけフォールも2。
ジェイはファレにタッチ。
ファレはボディブローから背中にエルボー。さらにボディスラムから小島の背中に乗って潰していく。ファレはジェイにタッチ。
ファレが羽交い絞めにした小島にジェイがマシンガンチョップからロープに飛ぶが、小島は足伸ばしてカットしファレにコジコジカッター。タッチしようとするがジェイが担いでいくも、小島は着地しジェイの腕にラリアットからコジコジカッター。小島は棚橋にタッチ。
棚橋はエルボーからボディブロー、エルボースマッシュからエプロンのファレに低空ドロップキック。さらにジェイのラリアットを避けてジャンピングエルボーで倒し、ボディスラムからコーナーに登りサンセットフリップ。フォールも2。
棚橋はロープに飛ぶが、バックの取り合いからジェイが髪を掴んで動きを止めると棚橋の膝へリバースドラゴンスクリュー。
ジェイは串刺しエルボーからコードバスター。フォールも2。
ジェイは足へのストンピング連打からテキサスクローバーホールドを狙うが、棚橋は下から蹴り上げて逃れると、ジェイの前蹴りもキャッチしドラゴンスクリュー。ジェイはファレにタッチ。
ファレは串刺しボディスプラッシュからエルボードロップ。フォールも2。
ファレはグラネードを狙うが、棚橋はナックルで逃れてロープに飛ぶが、ファレはラリアットで迎撃し投げようとするも、小島がラリアットでカット。ジェイが小島の髪を掴んでリングに叩きつけ、棚橋にブレードランナーを狙うが切り返した棚橋がスリングブレイド。ファレが棚橋にグラネードを狙うが棚橋はツイスト・アンド・シャウトで迎撃。小島がファレをラリアットでなぎ倒し、棚橋がハイフライフローを投下し3カウント。
棚橋は走り込んできたジェイの足を刈って倒すとテキサスクローバーホールド。ジェイがタップするとこれを離してマイクを持つ。
棚橋「ジェイ、アイアクセプトユアチャレンジ。ビコーズ、ユータップアウト、トゥー、マイ、テキサスクローバーホールド、ジェイ、J,T,O」
<試合後コメント>
棚橋弘至&小島聡
小島「棚橋弘至と、『G1 CLIMAX』のリングで戦ったのが11年前。この両国国技館で戦ったのが11年前。それから11年経って、こうやって2人きりのタッグチーム組めるなんて、ホントにプロレス人生なんか分からないよ。だけど、俺はもう、後ろを振り向いてないから、別に。それはそれでいい思い出だけど、俺は今はもっともっと先のことを見てる。今日、勝ったこともそう。棚橋弘至と組んだこともそう。もっともっと先の未来、まだまだ俺にはあると思ってる。そして、まだまだあると信じてるから。天山もいる、永田もいる、他の選手もまだまだいっぱいいるけど、その中で、俺はまだまだ頑張ってやっていこうと思ってるから。ありがとうございました」
※と、小島が控室に向かおうとすると、棚橋がやってくる。
棚橋「小島さん!」
小島「あ、また! 棚橋選手!」
棚橋「テンコジは歴史も伝統も、とてもすごいチームだけど、僕、ヘナーレがUNITED EMPIREに行っちゃって、今、タッグパートナーがいません」
小島「えぇっ!?」
棚橋「だから、“タナコジ”も考えてください」
小島「(※食い気味に)あーっ、もう、全然! もう、はい、大丈夫です、もちろん」
棚橋「“タナコジ”のポーズもできてますんで」
※2人で背中合わせに並び、腕の筋肉を見せつけるようにして
棚橋「タナ!」
小島「コジ!」
棚橋「ありがとうございました!(※と、小島に握手を求める)」
小島「(※握手を返しながら)ありがとうございました!(※と、先に控室へ)」
棚橋「ヨシ! 調子に乗っちゃうぜ? プロレス界一番のお調子モンは俺だから。100年に一人のお調子モンだから。(ジェイは)ギブアップしたよね?(※と、手の甲を何度も叩く)もう、これでもかって、10回ぐらいギブアップしたよね? (※通路の反対側でジェイがコメントしているのを確認して叫ぶ)You Tap Out!!!! タップアウトしたからね。ヨシ、準備は整った。俺の準備は整った。向こうの準備は整ってたけどね。ヨーシ、ヨーシ! ジェイは、年齢、勢い、相手にとって不足はないよ、最初から。いろんなものを、ちょっとしたことを、少し変えるだけで、プロレスってまだ可能性が広がるから。今回、実験的にいろいろやってみるよ。今の時代だからこそ、みんなに、皆さんにプロレスを届ける、そして楽しんでもらうことに努力を怠っちゃいけないと思うから」
ジェイ・ホワイト&外道&上村優也
ジェイ「(上村の肩を借りてコメントスペースに現れ、床に座ると)俺はタップしてないぞ。タナ、こんなもので俺が動揺するとでも思ったか? 俺はタップしてない、そうだろ?」
外道「(英語で)もちろんだ」
ジェイ「(上村に向かって)俺、タップしたか?」
上村「はい」
ジェイ「ハイ?」
上村「イエス」
ジェイ「してないだろ!」
外道「(日本語で上村に向かって)タップしてないな?」
ジェイ「俺がタップしたと言いたいのか?」
上村「イエス」
ジェイ「本当に? この俺がタップしたって?」
上村「イエス」
外道「ノーノーノー」
ジェイ「いや待てよ……タップしたのかもしれない……これでタナハシはようやく俺の挑戦を受けた。タップしたのかもしれない。『ギブアップ』と言ったのかもしれない。(上村に対し)こっちに来い。(上村を座らせて、その胸を触りながら)もしかしてお前が言うように、俺は堪えきれずにタップしたから、やっとあのプライドの高いタナハシが挑戦を受ける気になった。そう言うことか?」
上村「イエス」
ジェイ「(上村に対し)これで俺が狙った通りになった! タナに、『俺の思い通りに動いてくれてありがとう』と伝えて来い(と言って、ようやく上村を解放する)」
外道「(英語で)アイツ、わかってないよ」
ジェイ「わかってたことだけど、(上村は)やっぱりバカだな。英語が全然わかってない。タナハシはお前よりもっと英語が上手いぞ。しかも全部英語でアピールするとは大したものだ。お前のテキサスクローバーホールドで俺がタップアウトしたから、“JTO(ジェイ・タップド・アウト)”だと言ってきたな。そうだ、俺はタップしたんだ、ゲドー!」
外道「そうか?」
ジェイ「ああ、JTOだ! 俺がギブアップしなければ、挑戦を受けてはくれなかっただろう! でもテキサスクローバーホールドは効いたぞ。タナ、お前がここまで焦らさなかったら今日、リョーゴクのスモーアリーナでタイトルマッチをすることだってできたのに。でも、お前はリョーゴクと世界中のファンが見てる中で俺の挑戦を受けたんだから、もう逃げられないぞ。ありがとう、タナ」
第5試合
先発はYOHとデスペ。YOHがタックルもデスペが切り返しリストの取り合いへ。デスペがカニバサミで足を刈って倒しヘッドロック。YOHがヘッドロックで取り返し絞り上げるが、デスペがヘッドシザースで切り返し、YOHはハンドスプリングで逃れて距離を取る。
デスペはサミングからロープに振ってラリアットも、避けたYOHがジャンピングエルボーで倒し、SHOとともに連携攻撃でYOHを倒し、カットに来た金丸にもダブルのドロップキックで迎撃。
YOHはSHOにタッチ。
SHOはストンピングも、デスペはボディスラムを狙うがSHOは背中にエルボーを落とし逆にボディスラム。フォールも2。
SHOはコーナーに叩きつけYOHにタッチ。
YOHはエルボー連打からエルボースマッシュ。デスペがコーナーに振って走り込むが、YOHは足を伸ばすもデスペはキャッチし逆の足を蹴りつけドラゴンスクリュー。さらにマフラホールドで捕らえ絞り上げるとヌメロ・ドス。これはSHOがカット。
YOHはSHOへタッチ。
SHOはショルダータックルで倒し、デスペの腕を掴んで前から後ろからサッカーボールキック。さらにミドルキックも、キャッチしたデスペが投げようとするが耐えたSHOがバックエルボーで逃れミドルキックで蹴倒す。フォールも2。
SHOはショルダーアームブリーカー連発からロープに飛ぶが、デスペはカウンターのスパインバスターを狙うもSHOは耐える。デスペはロープに振って場外から金丸が足を掴んで倒し場外に引きずり落とし、そのまま場外乱闘へ。デスペは金丸にタッチ。
金丸はロープに振ってショルダースルーで倒し、ブレーンバスターからフォールも2。金丸はデスペにタッチ。
デスペはストンピングから指を踏みつける。SHOはロープに振ってキチンシンクからタッチしようとするが、金丸がカットしデスペがストンピング連打。
デスペは金丸の足にSHOの顔面を叩き込み金丸にタッチ。
金丸とデスペはストンピング連打。SHOは立ち上がると交互にエルボーから金丸にエルボー連打。デスペがサミングから金丸とともにロープに振るが、SHOは二人まとめてスピアーで迎撃。SHOはYOHにタッチ。
YOHは次々バックエルボーで倒し、金丸にラリアットも避けた金丸が羽交い絞め。デスペが走り込むが、YOHは金丸を突き飛ばして同士討ちさせると二人まとめてドロップキック。
YOHは金丸をコーナーに振り串刺しバックエルボーからネックブリーカードロップ。フォールも2。
YOHは担ごうとするが、金丸がリバースして膝裏へ低空ドロップキック。
デスペが膝へのマンハッタンドロップから金丸が膝への低空ドロップキック。さらに足4の字で捕らえるがSHOがカットしようとする。だがデスペがSHOを迎撃し、金丸が絞り上げるがYOHはロープを掴みブレイク。
金丸はボディスラムからムーンサルト。フォールも2。
金丸はディープインパクトを叩き込みフォールもSHOがカット。
金丸はYOHの膝をリングに叩きつけていくが、YOHは丸め込むが2。
金丸は担ぐが着地したYOHの膝へ前蹴り。二発目をキャッチしたYOHの顔面にナックルから前蹴りも、YOHはコークスクリューキック。デスペがYOHにスピアーからSHOにラリアットも、SHOはデスペにジャーマンからロープに飛ぶが、デスペはスパインバスターで迎撃。
YOHは金丸にハイキックも避けた金丸は前蹴りもキャッチし膝を蹴りつけエルボー。さらに前蹴りからロープに飛ぶが、SHOが走り込みダブルのジャンピングニーからSHOがバッククラッカー。YOHがドロップキックから3Kを狙うが、デスペがYOHへロコ・モノからSHOとエルボー合戦。SHOが左右のエルボー連打もデスペはサミングからコーナーに振ろうとするが、SHOが担いでYOHも走り込むと3Kで叩きつける。
SHOが金丸に串刺しラリアットからYOHがSHOを踏み台にしての串刺しバックエルボー。YOHがコーナーに登るが、金丸がSHOを叩きつけて落下させると、金丸が正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
金丸がディープインパクトを狙うが、YOHはトラースキックで迎撃しSHOがラリアット。さらにストロングXからフォールもデスペがカット。
YOHが旋回式ダブルアームスープレックスで叩きつけて3カウントを奪った。
YOH「いろいろな、いろいろな方に、たくさんの応援してくれてるファンの皆さまが居たから、俺は、今日、このリングに帰ってこれました。新生・ROPPONGI 3Kとして、そして、自分自身、今日、タッグベルトはここにあります。次は、デスペラードの持つIWGPシングルに挑戦します」
<試合後コメント>
CHAOS
※SHO、YOHを祝福するため、オカダ、石井、YOSHI-HASHIがZIMAを手に待ち構える。SHOと、足を引きずりながらのYOHがやってくると、CHAOSメンバーがいることに驚く。メンバーは口々に「おめでとう!」と言いながら2人と乾杯。2人は恐縮しながら乾杯を受ける。
YOH「ケガしてから、今日までたくさん悩んだし、たくさん悔しかったし、たくさん迷ったけど、でもその分、たくさん練習したし、たくさん考えたし、たくさん、支えてくれる人たちがいたから、ここまで来れました。たくさん不安だったけど、リングに上がったらそんなの関係なくて、楽しくて、そして心の底から思ったことがあります。パートナーが、SHO君でよかったです。ロッキーさんがいてよかったです。ROPPONGI 3Kで、CHAOSでよかったです。プロレスやってて、よかったです。感謝の気持ちを忘れずに、これからもプロレス、頑張っていきます。そして、今日がゴールじゃなくて、今日が再スタートだから。さっきも言った通り、次、狙うのはIWGPシングルのベルトです」
SHO「まず、一つ、最初に。YOHさん、戻ってきてくれて、本当にありがとう。復帰、本当におめでとうございます。そして、(※肩にかけていたIWGPジュニアタッグのベルトを叩き)不本意ながらも手放したこのベルト、戻ってきたこと、それがメチャクチャうれしいよ。本当にね、この世の中、何が起こるか分かんねぇ。今日、YOHさんがリング上で言った、今ここでも言った、シングルのベルトを狙うって。あー……、このタイミング? でっかい会場、控えてるだろ、新日本。そこで、まだ何にも決まっちゃいねぇけど、会社がどうするのか、チャンピオンがどうするのか、何にも決まっちゃいねぇけど、もしYOHさんがシングルのチャンピオンになってくれたなら……これはただ、俺個人の思いだ。俺だけの思いだけど、このタッグチャンピオンベルト、巻いた同士で、シングルのベルト懸けて戦うってのもいいんじゃないか。YOHさん、何が何でもシングルのベルト、取ってくれよ」
エル・デスペラード
「(通路で一旦立ち止まり、会場のYOHのIWGPジュニア王座挑戦のマイクアピールを聞いてからコメントスペースに現れ)負けたことに言い訳なんかしないよ。恥ずかしいね、あんなのに負けてしまったっていうのがよ。クソが! どの面下げて、シングルに挑戦とか……と、言いてえところだが、暫定王者様だし、たった今負けたばっかりだしよ。だけどな、条件つけるぞ。言いたかねえが、もっぺんやらせろ。俺とノブさんだ。俺とノブさんのベルトなんだ、それは。ご祝儀と思ってくれ、今日はな。復帰なんだろ? 忘れてたけど。ああ、久々にこれ(3K)食らったら気持ち悪い。新日本、前チャンピオンとしてタイトルシップを……タイトルシップだって。なんだろう? 頭打ってんな。チャンピオンシップだ、失礼。タイトルマッチを要求します。タッグ。で、ど~~せ、復帰戦でタイトルマッチでそのまま要望が通っちゃうようなあいつらが言ったことだから、シングルも通るんだろ? いいよ。やってやるよ。条件だよ。もっぺん俺とノブさんでタイトルマッチを。3Kと俺たちで。それが条件だ」
第6試合
バックの取り合いからグラウンドの攻防へ。これはオスプレイがロープに足を伸ばしブレイク。
オスプレイがタックルも飯伏が潰してグラウンドの攻防へ。これは一度距離を取る。
手4つにみせて再度グラウンドの攻防。バックの取り合いから飯伏がヘッドロックで絞り上げ、オスプレイが髪を掴んで切り返しヘッドロック。ショルダータックルも飯伏はすぐに起き上がり、オスプレイはビンタからヘッドロックで捕らえロープに飛ぶが、飯伏はフランケンで迎撃し場外に落とすとプランチャを投下。
リングに戻り、飯伏が背中にエルボーを落としていく。エルボーの打ち合いから飯伏が腕へのエルボー。飯伏はローキックからロープに振ろうとするが、耐えたオスプレイにエルボー連打。オスプレイは担ぐとトップロープへのマンハッタンドロップからビッグブーツで場外に落とす。そのまま鉄柵を使った場外乱闘へ。
リングに戻るがすぐにオスプレイは飯伏を場外に落とし場外乱闘へ。オスプレイは飯伏をエプロンにうつ伏せに寝かせて後頭部への断崖式フットスタンプ。
飯伏はなんとかリングに戻ると、オスプレイはストンピングからコーナーに叩きつけフォールも2。
オスプレイはチョップから引き起こして首元へのエルボー。さらにロープに振ってバックエルボーで倒しフォールも2。
オスプレイは首4の字でとらえるが飯伏はロープに足を伸ばしブレイク。
オスプレイはフロントネックで捕らえ、飯伏は逃れるとオスプレイはボディスラムからダブルニードロップ。避けた飯伏がローキック連打。ロープに飛んだオスプレイをドロップキックで迎撃しエルボー連打。オスプレイがロープに振るが、飯伏はレッグラリアートで倒し、その場飛びムーンサルトからフォールも2。
飯伏は串刺し攻撃も、オスプレイが避けて串刺し攻撃。飯伏が避けてスクールボーイからのバックドロップで叩きつけてフォールも2。
オスプレイはエルボー連打からチョップ。飯伏はハイキックで膝をつかせると、ロープに振るがオスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックを叩き込む。両者ダウン。
オスプレイは串刺しバックエルボーからコーナーに座らせ逆さ吊りにすると、後頭部を蹴り上げ串刺しドロップキック。
オスプレイはヒッピーチェリオからフォールも2。
オスプレイは投げようとするが、耐えた飯伏へ右ストレートからリバースブラディサンデーの体勢。だが飯伏はその体勢のまま鼻への膝蹴りを叩き込む。近づいた飯伏のボディへエルボーを叩き込んだオスプレイは投げようとするが、飯伏は着地しミドルキック。キャッチしたオスプレイは足へのエルボーからチョップをはなち、バックを取るがバックエルボーで逃れた飯伏がロープに飛ぶがオスプレイは延髄斬りで迎撃。だが飯伏はすぐさまラリアットでなぎ倒し両者ダウン。
飯伏はシットダウン式ラストライドで叩きつけフォールも2。
飯伏はカミゴェを狙うが、オスプレイは急所へのヘッドバッドで逃れる。
膝立ちでエルボーの打ち合いから、エルボー合戦。オスプレイが打ち勝ちビッグブーツからステップキック。飯伏は受け切るとオスプレイは左右のビンタ。飯伏は左右の掌底からソバットを叩き込みミドルキックを発射するが、オスプレイはローリングエルボーで倒しリバースブラディサンデー。フォールも2。
オスプレイはコーナーに登るが、正面に登った飯伏をオスプレイはボディブローでエプロンに落とす。だが飯伏はトップロープに飛び乗るも、オスプレイがボディブローを叩き込んで飯伏をトップロープにかけると、飯伏の後頭部にシューティングスタープレス。さらにコーナーに登ると改めてシューティングスタープレスを投下しフォールも2。
オスプレイはネックブリーカードロップを狙うが、バックエルボーで切り返して飯伏を担ぐも飯伏は耐える。オスプレイはチョップも飯伏がロープに振るがオスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキック。飯伏はキャッチし担ぐがダメージのせいかそのまま崩れてしまう。
飯伏はオスプレイをコーナーにのせ、雪崩式リバースフランケンもオスプレイは着地。
オスプレイは手招きすると、走り込んできた飯伏を担ぐが飯伏はリバースフランケンで投げ捨てオスプレイは場外へ。
エプロンに上がったオスプレイへ飯伏はミドルキックから垂直落下式ぶっこ抜きスワンダイブジャーマン。フォールも2。
飯伏はボマイェを狙うが、オスプレイはその場飛びスパニッシュフライで迎撃。
オスプレイはオスカッターを狙うが、キャッチした飯伏がハイキック。避けたオスプレイが再度オスカッターを発射しフォールも2。
オスプレイはチェルシーグリンを叩き込み、ストームブレイカーの体勢も飯伏は着地。飯伏はスタンディング式のカミゴェからカミゴェ。フォールも2。
飯伏はカミゴェもオスプレイは丸め込むが、オスプレイはトラースキックから、ボマイェを避けてスナップキックからジャンピニングニー。さらにヒドゥンブレイドからストームブレイカーで叩きつけて3カウント。
試合後にコブが倒れたままの飯伏へツアー・オブ・ジ・アイランド。
オスプレイ「拍手はやめろ! さっさとそいつをつまみ出してくれよ。まだ勝利のスピーチをしてないんだから! サヨナラ! グッバイ! ここからは俺の時間だ。ミサワ、とっととそいつを連れて行け!(観客に向かって)何ヘラヘラ笑ってんだ?見ろよ、あいつ、立つのも精一杯って感じで哀れだな。俺があの神に何をしたのかわかるか!ずっとイギリス人のお前がプロレスラーになんかなれない、お前が日本でスターになれるわけがない、お前にSUPER Jr.優勝は無理だ、お前がIWGP Jr.のベルトを巻けるわけがないと言われ続けてきたが、結果、俺は2回もSUPER Jr.を制覇し、3回もIWGP Jr.のベルトを巻いた。いまもここにいるお前らは、直前まできっとこう思っていたに違いない。イギリス人のお前がIWGP世界ヘビー級王者になれるわけがない!と。だが、いまここに立っているのは誰だ!ニュージャパンに来て5年。再びこのリョーゴクの舞台で、俺がデビューしたこのリングに俺は立っている!俺は良い人間ではないし、間違えだって犯してきた。しかし、ここで謝る…気はさらさらない!俺たちUNITED EMPIREはこれからも思うがまま、好きなようにさせてもらうぞ。俺たちにはそれだけの力がある! そして、まずは『WRESTLE KINGDOM』の借りを返させてもらおう…オカダ!」
(オカダがリングへ現れマイクで拍手を煽り、喋ろうとするが鷹木が横からマイクをひったくる)
鷹木「ちょっと邪魔するぜ。シャラップ黙っとけ、おい、お前ちょっと、調子のりすぎじゃねーかオラ。王様にでもなったつもりかコラ!東京ドームで、オカダに負けたリベンジか、馬鹿野郎、そんなのな、誰も覚えちゃいねーんだ!だけどな、先のニュージャパンカップ一回戦、ここにいるオカダがこの俺に、豪快に負けたのはみんなよーく覚えてるよなオイ!そんなオカダが、このタイトルに挑戦できるならば、ならば!ニュージャパンカップ、全戦メインイベント、さらには見事、初の準優勝のこの俺にも、いやいやいや、この俺のほうが挑戦権利あるだろうがオイ!(英語で)オスプレイ、俺がお前のベルトに挑戦させてもらう。心配するなオカダ、心配するな。このベルトをとったあかつきには、初防衛戦はお前を指名してやる。これで誰も文句はねーな?文句はねーな?俺はもう言いたいことは、以上だ」
(オカダはマイクを持つとオスプレイに手渡す)
オスプレイ「まずはシンゴだ。その次にお前(オカダ)とやってやる」
(鷹木と睨み合い、オカダを睨みつける。オカダは一言も喋らずにリングを後にする)
オーカーン「くそ野郎の邪魔が入ったが、関係ねー。こっからは帝国の時代だ。今宵限り許してやる。愚民も、帝国民も、面を上げて帝国のキングビン、ウィル・オスプレイを讃えろ!聞こえねーよ、もっともっと、万雷の拍手をよこせ!もう説明なんかいらんねぇだろ。見りゃわかることだ。だがあえて説明をしよう。これが、ジェフ・コブ、アーロンヘナーレ、グレート-O-カーン、そして、IWGP世界ヘビー級王者、ウィル・オスプレイ。これが、ユナイテッド・エンパイアだ!」
<試合後コメント>
UNITED EMPIRE
「コブ、イブシを片付けてくれてありがとな。(ピンクのバスローブを羽織りながら)バスローブを着てオシャレにコメントさせてもらおうか。(記者たちに向かって)お前らの中の何人が俺、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、そして新メンバーのアーロン・ヘナーレのことを疑っていたんだ? お前たちは見抜けなかっただろうが、俺たちは初めから自分たちの可能性を信じていた。俺たちがトップに立つとわかっていた。イブシ、凄い勝負だった。ここまで俺を突き動かしてくれたことに、そして俺たちUNITED EMPIREの踏み台になってくれたことに、礼を言わせてくれ。まだ俺たちのことを嘲笑っている奴がいるのか? でもお前らがそうすればそうするほど、俺たちはもっと輝くんだ。これはまだほんのスタートだ。ここからもっと宝をいただくぞ。(メンバーに向かって)ボーイズ、ZIMAでカンパイしようじゃないか。ちなみにこのバスローブは£500 (日本円で約76,000円)もしたんだから、ビールはかけてないでくれよ。じゃあ、俺たちUNITED EMPIREの新たなチャプターに、新IWGP世界ヘビー級王者誕生に、ニュージャパン・プロレスリングの未来にカンパイだ」
ヘナーレ「(ZIMAを口からこぼしながら)6カ月ぶりの酒だ」
オスプレイ「このあとはもちろん飲みに行くんだろ? でもその前に質問に答えてやるよ。ほら」
──今後、どんな防衛ロードを描いていきたいか?
オスプレイ「俺は防衛ロードを通して、世界で俺より強いプロレスラーはいないと教えてやる。このベルトが世界ナンバーワンの証だ。狙われる立場になったが、誰が挑戦してくるのか今から楽しみだ。もし俺より強いと思う奴がいるなら、相手になってやる。だが、誰が挑戦しようと一人残らずレベルの違いを叩き込んでやる。このベルトはニュージャパンだけに留まらず世界で最も価値のあるベルトだと身をもって証明していく。質問は以上か? ないなら仲間とカンパイに行かせてもらうが? じゃあ、写真を撮れ。それから、こっちのベルト(ブリティッシュヘビー級)は俺がイギリスプロレス界の王である証だ。俺たち次世代がニュージャパンの未来を率いていく。今まで見たことのない舞台に連れて行ってやろう。まだ始まったばかりだ。さっさと写真を撮れ。じゃあ、もう行くぞ? お前たち、新たな歴史が生まれたこの瞬間に居合わせることができてよかったな」
鷹木信悟
「まぁオスプレイの勢いは、本物ってことだな。まさかあの飯伏から勝つとは思わなかったよ。いやでも、アイツの勢いを、俺はこの身をもって感じてるからな。オスプレイに対してなぁ、一番腹立ってんのはなぁ、オカダでもねぇ、他の誰でもねぇ、俺なんだよ。このまんまじゃなぁ、次に進めねぇんだよ。なぁ、アイツのイングリッシュ、俺はしっかり聞き取れねぇけどよぉ、次の、いや初防衛戦の相手は、オカダじゃねぇ、この俺しかいねぇだろ」