黒潮“イケメン”二郎がWRESTLE-1ラストマッチで号泣!「新しいプロレスの旅をして、強敵としてこのリングに帰ってきたい」

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 3日、東京都・後楽園ホールで行われた『WRESTLE-1 TOUR 2019 CHERRY BLOSSOM』にて、黒潮“イケメン”二郎がWRESTLE-1ラストマッチを行った。

 イケメンは、2011年にSMASHでデビューし、その後はWNC、WRESTLE-1と活躍の場を移して活躍。福山雅治の『HELLO』をフルコーラスで流しながら中々リングインせず観客席になだれ込んでいく特徴的な入場で観客を沸かせ、イケメンサルト(ムーンサルトプレス)などの華麗な空中技でも魅せるWRESTLE-1の“顔”として最前線で戦ってきた。
 しかし、イケメンは「アメリカで一番でかい団体でチャンピオンになりたい」という目標のために先月末付での退団を発表。この日は、翌日からアメリカに飛ぶというイケメンのために壮行試合が行われた。

 大勢の観客がイケメンの門出を祝福するボードを掲げる中でイケメンが入場し、コーナー上で三点倒立を行うアピールをパートナーの征矢学、対戦相手のカズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナルにもやらせると、選手たちも観客もみな笑顔に。
 試合は、WRESTLE-1社長のカズがムキになってイケメンを執拗に攻撃していく展開からスタートし、カズが「イケメン!今日は最後だからお前の技全部受けてやるよ!」と両手を広げる。これを信じたイケメンがミサイルキックを投下も、カズはこれを回避。これに怒った征矢がカズとペガソをまとめて蹴散らすと、イケメンが場外に逃れたカズ&ペガソへケブラーダを発射。カズもハンドスプリング式のオーバーヘッドキックを放って反撃していくが、イケメンはこれを空中で捕らえてバッククラッカー。さらにハイブリッドブラスター、バズソーキック、イケメンスラッシュと畳み掛け、カズに大きく頭を下げてからのイケメンサルトでトドメを刺した。

 試合後、マイクを取ったイケメンは「なんて言っていいか分からねぇけど!ホントにありがとう!俺はきっとWRESTLE-1で会社に一番迷惑かけました。リングの中でも外でも色んな人に頭下げました。そんな俺を切らないで最後までかわいがってくれて本当にありがとうございました!」とカズに大きく頭を下げた。
 そして、「なんかみんな俺が泣くのを期待してたと思うんですけど、俺泣かないよ~?」と笑ったものの、プロレスデビュー前から親交があり、その後もずっとキャリアを同じくしてきた盟友・土肥孝司がリングに上がり、新人時代に「いつか後楽園ホールのメインでシングルマッチやりたいね」という夢を語り合ったという思い出話から「お前が日本に帰ってきたら、必ずその夢、実現させよう」と語りかけると、感極まったイケメンは号泣しながら四方に頭を下げてから退場していった。

 バックステージに戻ったイケメンは「WRESTLE-1には6年しかいなかったんですけど、その6年間の思い出が多すぎる。でももっとこれから色んなことが待ってると思います。俺はこのWRESTLE-1を離れると自分で決めました。だから俺を引き止めてくれたWRESTLE-1の人たちにしっかりと『アイツ頑張ってんな、大きくなったな』って思ってもらえるようなプロレスラーにこれから上り詰めます!俺は、WRESTLE-1でもSMASHでもWNCでもない、自分で新しいプロレスの旅を始めて、必ず皆に認めてもらえるレスラーになって、このWRESTLE-1の強敵としてこのリングに帰ってきたいと思います。それまで僕のことを見ていてください!」と語り、WRESTLE-1を後にした。

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