“筋肉アイドル”才木玲佳が “RIZINファイター”堀田祐美子とのシングル戦で完敗し悔し泣き!

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 3日、東京都・後楽園ホールで行われた『WRESTLE-1 TOUR 2019 CHERRY BLOSSOM』にて、“筋肉アイドル”才木玲佳と“暴走RIZINファイター”堀田祐美子がシングルマッチで激突した。

 才木玲佳は、今月17日まで応援アイドルグループ『Cheer1(チアワン)』に所属し、慶應義塾大学卒業後にはBLEA女子高等部で国語と日本史の講師をしながら、武藤敬司が設立したプロレス総合学院の一期生として2016年にプロレスラーデビューしたという文武両道の高学歴の持ち主。
 さらに格闘技大会『Krush』のラウンドガールを務めていたが、『第1回K-1チャレンジ全日本大会』で格闘技デビュー。これを卒業すると、DDTプロレス所属の“ヒゲ女装外国人”レディビアードと霊長類最強アイドルユニット『DEADLIFT LOLITA』を結成し、海外での活動も注力的に行っている。
 選手としてはフリーで活動しており、東京女子プロレスでTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座を獲得するなどの活躍を見せていたが、今年2月にWRESTLE-1への入団を表明。先月の大田区総合体育館では所属初戦でRIZINファイターとしても名高い堀田祐美子とタッグを組み、木村花&朱崇花のタッグに激勝。試合後には才木の実力を認めた堀田とシングルマッチの約束を交わした。

 約束が果たされたこの日シングル戦では、ゴングと共に才木が吼え、手4つで力比べも堀田が圧倒。才木はエルボー連打で反撃していくが、堀田は微動だにせず、逆に打撃一発でなぎ倒してサッカーボールキック、逆エビ固め、雪崩式ブレーンバスターなどで痛めつける一方的な試合展開に。
 しかし才木も粘りを見せ、堀田のピラミッド・ドライバーを抜け出してラリアット、武藤敬司直伝のシャイニング・ウィザードと畳み掛けて丸め込みで貪欲に勝利を狙う。追撃を狙って走る才木だったが、堀田が掌底でカウンターして動きを止めると、タイガードライバー、バズソーキック、ピラミッド・ドライバーと苛烈なラッシュを見せた堀田が3カウントを奪い貫禄勝利。
 試合後、才木の勝利への執念を認めた堀田は自ら才木に歩み寄って助け起こし、2人で肩を組んで観客席へ頭を下げてから退場していった。

 バックステージに戻った才木は、目に涙を浮かべながら「悔しいです!全てにおいて差があるは分かってましたけど、リングで実際に戦ってみて、これほどまでに差があるのかというのを思い知らされました。勝利へのイメージはしていたんですけど、全然出しきれなかったです。でも私の目標は強くなること!ここまでぶちのめされても負けずにもっともっと頑張ろうと思いました」と悔しさに顔を歪ませた。
 対する堀田は、自らがプレイングマネージャーを務めるアクトレスガールズの選手たちを引き合いに出し、「彼女はハートが強いので、アクトレスガールズで才木玲佳に勝てる選手はいない」と才木に太鼓判。
 そして、今後ベテラン女子選手との対戦が続くという才木に対して「彼女は頭がいいから一戦で全部色んなものを吸収する力を持ってる。次に当たったときには手強いかなと感じます。それくらいの選手が出てきてくれると私たち大御所の選手も負けてはいられないという気持ちが出てくるので、刺激になります」と真剣な表情で語った。

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