#STRONGHEARTS の山村武寛が試合中の事故で首を負傷し緊急搬送!
3日、東京都・後楽園ホールで行われた『WRESTLE-1 TOUR 2019 CHERRY BLOSSOM』にて、タッグ王座戦に挑んだ#STRONGHEARTSの山村武寛が試合中のケガで緊急搬送された。
山村は2017年の試合中に放ったミサイルキックで首を負傷し長期欠場に入っていたが、昨年12月のDRAGON GATE京都大会で同じく#STRONGHEARTSのエル・リンダマンを相手に5分1本勝負の試合を行い復帰。その後調整を続け、今年2月にはWRESTLE-1のリングで日本での本格復帰戦を行い、WRESTLE-1に継続参戦。
3月の大田区総合体育館大会では、現WRESTLE-1王者のT-Hawkとともにタッグ王座の奪取を宣言していた。
この日のセミファイナルでは、現タッグ王者組の河野真幸&アレハンドロ組がベルトをかけてT-Hawk&山村武寛と激突。
試合は、アレハンドロと山村が軽快なムーブで渡り合い、T-Hawkと山村が連携して河野の足を潰していくという#STRONGHEARTS優勢の展開でスタート。アレハンドロが攻め込まれる展開となるも、T-Hawkのチョップに耐えてロープを踏み台にした三角跳びミサイルキックで一矢報いると、河野と山村の対面を作り出す。
河野は山村へバックドロップ、ドラゴンスクリューと畳み掛け足4の字を狙うが、山村がオーバーヘッドキックで振り払ってロープに走る。これを河野がジャンピングニーでカウンター。山村は踏ん張って打撃を打ち合っていくが、この辺りから山村の目の焦点が合わなくなっていく。
そして、山村が河野の隙を突いてカサドーラの形で組み付いた瞬間、プッツリと糸が切れたように力なく倒れ込んだ。
これを見たレフリーが慌てて試合を止め、敵味方問わずリング上に集まって山村の首の応急手当。場内で「山村の意識はハッキリしている」とアナウンスが為されると、場内は山村への応援の声が飛び、山村はかろうじて動くと思われる足を動かして声援に応えた。
その後、救急隊員が到着。リング上で処置が為される中、救急隊員の問いかけに山村は自力で状況を説明。ストレッチャーに乗せられた山村が#STRONGHEARTSの面々に付き添われて会場から搬送される際には会場全体が山村へエールを贈った。
この日のメインイベントでは、WRESTLE-1王者のT-Hawkへの次期挑戦者決定戦が行われ、近藤修司が羆嵐をキングコングラリアットで沈めて勝利。
王座挑戦権を掴んだ近藤にリングに呼び込まれたT-Hawkは、「正直今動揺してるよ。だけどよ!見てみろよ、今俺の後ろには誰もいねぇよ。こういうときこそ!俺がしっかりやらなきゃいけねぇんだよ!」と想いを叫ぶ。
対する近藤は「タイトルマッチやる前から同情買ってんのか?プロレスラーはな、みんな命張ってやってんだよ!みんなだ!#STRONGHEARTSだけが命張ってんじゃない。俺もだ!今セコンドについてるみんなもだ!今控室のみんなの命かけてやってんだ。それだけは忘れんな。あと一言。……山村、頑張れ」と言い残してリングを後にした。
バックステージに戻ったT-Hawkは「今日はCIMAも居ない。吉岡さんもまだ怪我してる。山村が今の状況で、今僕しか居ない。こういうときこそ、強い心で俺がこのチームを必ず守らなきゃいけない。このベルトはたしかに今までの歴史もある。だけど俺だってな!チームの気持ち、アイツらの気持ちを背負ってんだ!その気持ちをすべて近藤修司にぶつけて、その上で必ず俺が勝つ!」とその覚悟を語り、会場を後にした。