夢闘派プロレス活動休止前最後の4・20岐阜大会の全対戦カードと見どころが発表!夢闘派集大成の珠玉のカードに全戦熱闘必至!
「プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターテイメントである」をコンセプトにプロレス道を追求する夢闘派プロレスリング。
この4月をもって一旦活動を休止する事となり、それに伴い”夢闘派プロレスの集大成”として岐阜と東京で連続興行を行う。
4月20日に行われる岐阜大会は言うなれば遺恨清算の大会と言える。
昨年7月に加藤茂郎とディアブロの完全決着を宣言した夢闘派代表吉野に対し、決着に納得していないディアブロは抗争の継続を要求、さらに会場内で襲撃する等実力を行使。この一連の行動に納得いかない吉野が岐阜に乗り込んでディアブロに報復する為の興行が4.20岐阜大会の主たる目的である。とはいえ、他のカードも注目度が高く、見ごたえ十分の大会になっているのは間違いない。
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
佐藤 泰(格闘家族佐藤一家)
vs
浦博旭(DEP)
その持ち前の明るいキャラクターで関東のプロレスファンのハートを鷲摑みにした浦は地元中京に戻ってからも絶好調、知名度も含めメキメキ頭角を現し始めている。
今回あえてその浦に対し夢闘派は”技巧派”で名高い佐藤を対戦相手として指名、チャレンジマッチとして行われる。
浦の最大の特徴はその”勢い”にある。その明るさと元気力は観る者を勇気づける何かを与えてくれる。
それに対し佐藤の試合スタイルはオーソドックスなレスリングスタイル。それでありながら所々に散りばめられる小技で相手を翻弄するというまさに業師と言える存在。
この試合に関しては浦の猪突猛進ぶりがどこまで佐藤に通じるか?が最大のポイント。実力に関しては歴然とした差があるのは間違いないが、若い浦がどこまで佐藤に対し爪痕を残せるのか、ここで浦がインパクトを残す闘いをすれば、さらにそのブレイクに拍車がかかるのは間違いない。チャレンジマッチとはいえ、浦の頑張り次第ではメインを食う一戦になる可能性があるのは間違いないといえる。
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
田馬場貴裕(F.W.U)
vs
安藤雅生(フリー)
前回の中京大会でのアンケートで”見てみたい選手”に挙げられていた田馬場貴裕が中京地区に初参戦。
そして相手は柳ケ瀬プロレスのレギュラーであり、田馬場のライバルの一人である安藤雅生という一触即発のシングルマッチが組まれた。
田馬場と安藤はいわゆる総合格闘技をベースにした闘いを得意とし、二人とも佐藤光留主催のハードヒットにも定期的に参戦。しのぎを削っている間柄でもある。以前対決した際は安藤が勝利したが、この時もほぼ紙一重の差であり、田馬場からすればまさにリベンジのチャンスでもあり、初参戦の地では勝っておきたいところ。それに対し安藤もレギュラー参戦しているホーム的な会場で行われる以上、負けは許されない。
既にSNS上でお互い「叩き潰す」と宣言しており、お互い喧嘩上等ファイターゆえに、どちらかスイッチが入った段階でイッキに殺伐とした闘いになっていくのは確実である。さらに田馬場はSNS上で「俺達の試合こそがメイン」と豪語しており、危険度でいけばメインと同等の闘いと言える。メインとはまた違ったインパクトを残す試合になるのは間違いないだろう。
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
加藤茂郎(フリー)
vs
根本薫(DEP)
ディアブロと因縁の深い加藤茂郎が今大会も参戦。その対戦相手にはディアブロ軍の片腕的存在である根本薫を指名、今回の対決となった。実はこの加藤と根本も遺恨関係にあり、この対決もかなり危険な対決と言える。
昨年7月に両者は激突しているが、度重なる根本の反則により加藤の反則勝ちとなったものの、直後にディアブロが乱入し集団で加藤に襲い掛かり、結果として加藤は大きなダメージを受ける事になる。
試合終了後、加藤は「勝ち負けを気にしていないあいつらはプロじゃない」と激怒、その後は距離を置いていたが、ディアブロに散々襲撃された夢闘派代表吉野が対根本薫の刺客として加藤を送り込む形となった。
加藤からすればディアブロ同様、根本も叩き潰しておきたい1人であり、ディアブロの目の前で片腕を潰す事で精神的優位に立っておきたいところ。だが、根本の目的は勝ち負けではなく、あくまで”加藤茂郎潰し”を重点に置いており、なりふり構わず反則攻撃を仕掛けてくるのは確実。
また、両者はこの前週にちがさきプロレスでタッグ対決が決定しており、この結果次第でこの試合の流れが大きく変わる事も考えられる。
まさに遺恨試合という名にふさわしい、緊迫感あふれる闘いになるのは間違いないだろう。
▼第4試合 シングルマッチ
ホー・デス・ミン(フリー)
vs
ディアブロ(フリー)
昨年7月の加藤・ディアブロ戦をもって、夢闘派プロレスでの同大会に終止符を宣言した夢闘派代表吉野だが、結果に満足していないディアブロが抗争の継続、並びに対加藤茂郎戦を要求。受け入れない吉野に対し会場内で襲撃を繰り返す。激怒した吉野はかつてインディーで残虐の限りを尽くしたホー・デス・ミンをディアブロの刺客として指名、今回の対決となった。
ホー・デス・ミンは昨年12月に突如復活、若手の高杉を足4の字で勝利を奪う等絶好調、それに対しディアブロは復活したばかりの奴に用はないとばかりにこの試合の後に加藤茂郎とのシングルマッチを要求、吉野はその要求は聞き入れられないとと断固拒否の姿勢を貫いているのが現状である。
復活したホー・デス・ミンは12月、2月とテストマッチを行い、万全の体制で岐阜に乗り込んでくる。しかも現在の得意技は加藤と同じ足四の字固めである。
前回の対加藤戦で四の字固めに苦しんだディアブロを想定して、吉野が仕掛けたのは想像に難しくはない。
しかし、ディアブロもホー・デス・ミンの弱点であるスタミナの部分に重点を置いて、場外乱闘や流血戦等、早期の段階からスタミナを奪う作戦に出てくる可能性が高い。
また、この試合の後、ディアブロの要求通り加藤茂郎との対決が実現するのかも大きな見どころ。
現状では吉野が拒否の姿勢を貫いており、その実現は難しいと思われるが・・・
活動休止前の興行でありながら、ひと波乱もふた波乱もありそうな岐阜大会、夢闘派プロレスの「闘いこそ極上のエンターテイメント」というコンセプトを是非堪能してほしい。
『夢闘派プロレス 活動休止前中京地区ラスト興行』
日程:2019年4月20日(土)
開始:19:00
会場:岐阜・SPORTSBAR M’s cafe