【試合詳細】9・26 HERO新木場大会 【WBCタッグ】ワイルド・ベアー&友龍withワイルド・バニーvsリッキー・フジ&大野“ワイルド”翔士 田中稔&藤田峰雄&瀧澤晃頼vsガッツ石島&マスクドミステリー&佐山駿介 加藤茂郎&千葉智紹vs大和ヒロシ&洞口義浩

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『HERO26~再起動』
日程:2020年9月26日(土)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○後藤恵介
5分58秒 ラリアット→エビ固め
●海和択弥

▼タッグマッチ 20分1本勝負
加藤茂郎/○千葉智紹
10分10秒 スパイビースパイク→片エビ固め
大和ヒロシ/●洞口義浩

▼タッグマッチ 20分1本勝負
真琴/○未依
8分16秒 くまちゃんフォール
関口翔/●マドレーヌ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
▲田中稔/藤田峰雄/瀧澤晃頼
14分24秒 無効試合
ガッツ石島/マスクドミステリー/▲佐山駿介
※6選手、レフェリーが急所を強打し収拾付かず

▼WBCタッグ選手権 60分1本勝負
【王者組】○ワイルド・ベアー/友龍withワイルド・バニー
12分13秒 バックドロップ→体固め
【挑戦者組】リッキー・フジ/●大野“ワイルド”翔士
※第2代王者組が初防衛

ワイルド・ベアー&友龍がWBCタッグ初防衛も“ダークソウル”加藤茂郎&千葉智紹が挑戦表明!11月20日の浅草花劇場大会で決戦へ!

オープニング


 プロレスの要素を取り入れたアクション舞台「ARG(アクション・リング・ガールズ)」が来年旗揚げ。それに向け、11月15日に新木場1stRINGでプレ公演が開催されることが発表された。「Growth」リングアナの悪斗、「HERO」リングアナの阿川祐未も出演する。

第1試合


 7月23日の「GPS無観客試合」でのタッグ後に後藤恵介との一騎打ちを熱望した海和択弥の希望が実現。海和はエルボーで奇襲を仕掛け、その後エルボー合戦、チョップ合戦に発展。海和はミサイルキック、ブレーンバスターなどで果敢に攻め立てたが、後藤のラリアット連発で玉砕した。

第2試合


 加藤茂郎&千葉智紹のダークソウルが初参戦し、大和ヒロシ&洞口義浩の実力者コンビが迎撃。ダークソウルは抜群の連係を見せるも、大和組も応戦。最後は千葉がレフェリーの死角を突いた急所蹴りからスパイビースパイクをたたき込んで勝利を飾った。

第3試合


 真琴&未依VS関口翔&マドレーヌの異色マッチは、マドレーヌのトリッキーな動きに惑わされることがなかった。未依がマドレーヌにキャメルクラッチ、フットスタンプを繰り出せば、未依と関口がダブルキックを決める。真琴も側転ニードロップなどで反撃したが、マドレーヌの隙を突いた未依がくまちゃんフォールで丸め込んで3カウントを奪取。

第4試合


 真GUTS軍のトップ3であるガッツ石島&マスクドミステリー&佐山駿介がそろい踏みし、田中稔&藤田峰雄&瀧澤晃頼と激突。のっけから峰雄が佐山の急所をつかむなど異様な展開となったが、佐山もサッカーボールキック、ワキ固めなどで応戦。その後、一進一退の攻防となったが、レフェリーが昏倒している間に、全選手が相次いで急所を痛打。峰雄の蹴りがレフェリーの股間に誤爆すると、もはや収拾がつかなくなり、悶絶したレフェリーが試合を止め、無効試合となった。

第5試合


 ワイルド・ベアー&友龍(聾レスラー)のWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王者組が、バリアフリープロレスHERO(バリアフリー・エンターテイメント・サポート、GPSプロモーション共催)の9月26日、東京・新木場1stRING大会で、難敵のリッキー・フジ、大野“ワイルド”翔士組を破り、王座初防衛に成功。加藤茂郎&千葉智紹のダークソウルが、11月20日、東京・浅草花劇場での「Growth7」で挑戦することが電撃決定した。

 聴覚障害をもつ選手も所属するHEROは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、5月30日(新木場)、7月26日(東京・板橋グリーンホール)に予定していた2大会が中止となったため、2月23日の新木場大会以来、実に7カ月ぶりの有観客興行の開催にこぎつけた。同大会でワイルド軍、正規軍の枠を越えてタッグを結成し、WBCタッグ王座に戴冠したベアーと友龍がようやく初防衛戦に臨んだ。

7月23日の「GPS無観客試合」(神奈川・川崎市ディアナ道場)で、ワイルド軍の大野が下剋上でタッグ王座挑戦を表明。後日、大野が指名したパートナーは、よもやのリッキーだった。リッキーはワイルド軍の指令塔で、昨年5月5日に急逝した故ワイルド・セブンさんが「闘いたい」と熱望していた選手で、ある意味セブンさんの導きともいえた。

 序盤は本来なら同門のベアーと大野がグラウンドレスリングの攻防から、バチバチのヘッドバット合戦を展開。またもないチャンスが巡ってきた大野は、友龍に厳しい攻めを見せたが、友龍もチョップ、WARスペシャルなどで反撃。その後も一進一退のめまぐるしい闘いもようとなったが、ベアーを捕らえたリッキーがカミカゼを見舞い、後を受けた大野がスイングDDTからデスバレーボムにいくも、マネジャーのワイルド・バニーがレフェリーの足を引っ張り、カウントを阻止。さらにバニーが乱入し、大野に張り手を一閃。ベアーはサイドスープレックスからバックドロップを大野に見舞うもカウントは2。

 ベアーは2発目のバックドロップを繰り出すも、これはリッキーがカット。それでも、ベアーは3発目のバックドロップを決めると、さすがに大野に返す力は残っておらず、3カウントが入った。

 マイクを持ったバニーが「ワイルド正規軍、勝ったわよ! 初防衛。これからももっと防衛していくわよ!」とアピールすると、この日、HERO初参戦となった加藤&千葉のダークソウルが現れた。

 加藤は「クマ! 久しぶりだな。オレらに勝てなくて、どこに行ったのかと思ったら、随分出世したもんだな。見つけた以上、ベルトもらわないといけない。挑戦させてもらう」と表明。ベアーが「アンタたちの実力はイヤと言うほど知ってる」と言うと、加藤は「そのベルト一発で獲ってやる」と応じた。

 GPS・豊島修二会長は「初出場だったけど、うまいし、11月20日、浅草でいいんじゃない。よその団体でいろんなベルトを巻いてきた2人なんで、ベアーも友龍も、十分用心して!」とタイトル戦を即決した。

 バックステージでベアーは「大野はデビュー前から知ってるし、ここまで来てくれてうれしい。そのパートナーのリッキーさんは、セブンが最後まで『やりたい』と言っていた相手。保坂(秀樹)さんの兄弟弟子でもあるし、意味があった。勝てたのはうれしい。(バックドロップ3発は)そこまで大野が上がってきた証拠。ワイルド軍はセブンが旅立って、(ワイルド)シューターは療養中で、自分と大野だけ。大野には右腕になってもらわないと厳しい」とコメント。ダークソウルについては、「遠い昔、加藤選手と因縁がある。再会できてうれしいやら。難敵が現れた。自分にも友龍にも試練になる。一発で獲らせるわけにはいかない。コロナ禍で防衛戦ができなくて、やっと初防衛。これからどんどん防衛する」と警戒感を示した。

 友龍は手話通訳を介して、「加藤選手、千葉選手は1度FMWで対戦したことがある。強い相手ですけど、絶対防衛したいと思います」と必勝を期していた。

エンディング


エンディングでは、11カ月ぶりの開催となる「Growth7」、11月20日、浅草花劇場大会の所属外の出場決定選手として、スーパー・タイガー、金原弘光、土方隆司、大和ヒロシ、藤田峰雄、田中稔、リッキー・フジ、真琴、ガッツ石島、マスクドミステリー、佐山駿介が発表された。
 11・20浅草で、練習生の荒木武が洞口義浩とエキシビションマッチ(5分)を行うことが決まった。「3月よりHEROの練習生になりました。1日も早いデビューを目指していきます」(荒木)。
 9月26日がリアル誕生日だった真琴と、27日が誕生日のリッキーに豊島会長からお祝いの花束が贈呈された。

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