6年ぶりの王座戴冠に燃えたタイガーマスクが急所攻撃で敗北!「俺が知ってるIWGPはこんなもんじゃなかった」
8日、新日本プロレス両国国技館大会『九州三国志 presents KING OF PRO-WRESTLING』の第1試合で、エル・デスペラード&金丸義信の持つIWGPタッグに獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクが挑戦した。
2012年以来の王座戴冠に燃えたタイガー&ライガーだったが、二人が花道に入場するなり背後からデスペラードと金丸が急襲。リングに上げるとマスクに手をかけるが、ライガー&タイガーが耐えるとストンピングから場外乱闘へ。
リングに戻るとライガーがカウンターの風車式バックブリーカーからタイガーが雪崩式ダブルアームスープレックスとペースを奪うが、金丸がウィスキーを噴射し視界を奪うとデスペラードがベルトを持って殴りかかり、なんとか避けたタイガーに急所攻撃からピンチェロコを叩き込んだデスペラードが3カウントを奪った。
デスペラードは「今日の試合何分で終わったか分かってる人~?(全員無言)・・・それだけ注目もされない第一試合でございました。あー!ロートル相手にこんだけ汗かいたっていうのもなんだか恥ずかしいな~。若いヤツらもがんばればいいじゃないか。最後に3カウント聞いたヤツがあそこで頑張ってしゃべってるぞ。向こうの話も聞いてやれよ」とタイガーの怒声をあざ笑い会場を後に。
ライガーは無言でバックステージに戻り、タイガーは「今のIWGPはこんなに反則していいのこれ?!机使ってみたりやりたい放題外人が!よくこれで会社がOKしてるなこれがタイトルマッチだって!なんなんだアイツらは!俺らにとってはものすごく大事な一戦だったよ。何年ぶりとか関係ない。何年待ってこのチャンスを掴んだと思ってんだ!アイツらに勝とうがチャンピオンに勝とうが誰に勝とうが、チャンスなんて一つも回ってこないんだよ!それが神戸で結果を出してチャンスを掴んで、この両国で第1試合とか関係ない!やっと試合を掴んだんだよこのタイトルマッチを!それなのにアレだぜ?!よく会社はアレで『流石あなた達チャンピオンですね』って言えたもんだよ!でもタイチが言ってたよな。最後にレフリーがベルトかけたらチャンピオンなんですよ。まあそういうことなんでしょう。しょうがない。会社が認めたんだから。ただ俺が知ってるIWGPってのはこんなもんじゃなかったよ。ヘビーなんかそうだよ。猪木さんから始まってホーガンとやって、今じゃ机しか使わねぇ!よくこれがタイトルマッチだっていつも見てて思うよ。でも俺はIWGPヘビーとか関係ないから。見てるだけだけど。俺もIWGPジュニアのベルト持ってたしタッグも持ってた。だけどこんなに(ベルトの価値を)軽くした覚えは一つもない!一つもない!軽いと思いません?なんか!反則して、1つ2つ数えれば反則、何がスゴいのこれ?お客さんもそんなの望んでんのかな?俺は望んでないと思いますよ。まあ、いつもタイトルマッチがあった後、負けたやつってリマッチ権があるんでしょ?じゃ次自分たちが出来るんじゃないの?ま、そんなこと言ったって出来ねぇんだろうけど。まあ、気持ちを切り替えろと言われたらそれまでだけど、次のジュニアタッグリーグ、非常に楽しみですね。誰が出るか知らないけど。あとは、このIWGPの権威をもっとちゃんと戻すべきだと僕は思います」と憤慨しまくしたてた。