“BATTvs平成維震軍”の対決で勝利した馳浩が継続参戦を熱望!武藤敬司が来年の復帰を約束!
21日、東京都・後楽園ホールにて武藤敬司がプロデュースする『PRO-WRESTLING MASTERS』が開催された。
この日は、2000年代前半に武藤敬司を中心に新日本プロレスや全日本プロレス、みちのくプロレスなど団体を股にかけ活躍していたユニット“BATT”が復活することで話題を呼んでいた。
メインイベントでは、“BATTvs平成維震軍”のスペシャル8人タッグマッチが行われ、馳浩&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎 with 武藤敬司vs越中詩郎&AKIRA&青柳政司&齋藤彰俊 with ザ・グレート・カブキという夢の対決が2018年の世に実現。
試合は馳と越中のマッチアップに始まり、ショルダータックル合戦から越中がパワーボムを狙うも馳が逆エビ固めで切り返す互角の攻防から両軍入り乱れての場外乱闘へ。リングに戻った馳はチョップで応戦するも越中がヒップバッドで応戦し両者タッチ。
AKIRAと人生のマッチアップとなると、AKIRAは鋭いソバットを放つも回避した人生が拝み渡りからのブレーンチョップを放つと両者タッチ。青柳と大谷のマッチアップとなると、大谷が青柳をコーナーに押し付け顔面ウォッシュからBATTメンバーと共に同時にドロップキック。ケアが斉藤とショルダータックルで互角に渡り合うが、維震軍が出てきて太鼓の乱れ打ち。
その後、馳が捕まる展開となるも、青柳の延髄斬りを避けた馳がジャイアント・スイングで22回転振り回して一矢報いるも、さらに維震軍の集中攻撃を受けてしまう。
これを人生がダイビングショルダー、大谷が顔面ウォッシュ、ケアが飛びつきDDTを放つなどして救出すると、馳はAKIRAに裏投げからジャーマンを狙うが、維震軍のセコンドに付いていたカブキが毒霧で妨害。
BATTのセコンドに付いていた武藤はこれに激怒してリングに上がり、斎藤、青柳、AKIRAに次々ドラゴンスクリュー。さらにシャイニングウィザードをAKIRAに発射してアシストすると、馳が北斗原爆固めで3カウントを奪った。
試合後、リング上でマイクを取った馳はBATTメンバーや観客に感謝の言葉を述べ、武藤へ「武藤、来年試合できるのかよ?」と問いかける。
武藤は「全然政治家らしくないね。ちゃんと政治家としての仕事してる?コンディション良すぎないか?この真っ黒な肌何これ?時間が有り余ってんの?」と誤魔化そうとするが、最後は「いやー、俺も、まあ来年、やりましょう!」と来年の復帰を宣言した。
バックステージに戻った武藤は、「センセ、無茶振り今日されたんだけど……今日、俺の主治医も来てるんですよ」と苦笑い。馳は「(リング上で復帰するって)言ったよな?(笑)言ったよな?!(笑)」と武藤を煽り、BATTメンバーに「来年一緒にやりたいよな?一年あるよな?」と問いかけると、大谷は「やりたいです!」と即答。これに対しては武藤も「ただ、また組みてぇよな!また集まろうぜ」と笑顔を見せた。
改めて試合の感想を聞かれた武藤は「いやぁ……俺、退院して初めてプロレスの技出したんだよ。何年か培ってきた身体のアレって覚えてるもんで。ちょっと不格好だったけど、決めることが出来て。意外とね、セコンドっていうのは初めてしたんだけど、自分がどこにいていいのかわからなくてさ。何をして良いかもわからなくてさ。勉強になりましたよ」とコメント。
今後もMASTERSに継続参戦するのかどうかを聞かれた馳は、分かんないですけど、武藤がこうやって頑張ってるから、それに少しでも報えればなと。体調次第です。一応俺は引退してる身ですから(笑)武藤が呼んでくれれば。国会あると絶対ダメだから。国会議員なんだから一応」と笑顔を見せ、公務の間を縫っての継続参戦に意欲を見せた。