【試合結果】7・26 MASTERS後楽園ホール大会 藤波辰爾&長州力&馳浩vsグレート・ムタ&ザ・グレート・カブキ&TNT 平成維震軍vs大日本
武藤敬司プロデュース『PRO-WRESTLING MASTERS』
日程:2017年7月26日(水)
開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1626人・超満員札止め
▼FIRST MASTERS スペシャルシングルマッチ 15分1本勝負
●リッキー・フジ(K-DOJO)
8分30秒 バックドロップ→片エビ固め
○大矢剛功
▼ルチャマスター・ザ・ベスト スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
ザ・グレート・サスケ(みちのく)/獅龍/○SATO
17分14秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
NOSAWA論外(東京愚連隊)/MAZADA(東京愚連隊)/●FUJITA(東京愚連隊)
▼WONDERFUL MASTERS WORLD スペシャルタッグマッチ 45分1本勝負
藤原喜明(藤原組)/●冨宅飛駈(パンクラスMISSION)
12分3秒 ノーザンライトボム→体固め
獣神サンダー・ライガー(新日本)/○佐野巧真
▼MASTERS BATTLE!平成維震軍 vs 大日本プロレス スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
[平成維震軍]○越中詩郎/AKIRA(魔界)/齋藤彰俊(NOAH) with 青柳政司
15分35秒 ミサイルヒップアタック→片エビ固め
●グレート小鹿(大日本)/関本大介(大日本)/岡林裕二(大日本)
▼北斗の流星復活!そして“魔界の達人”見参!スペシャル6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)/長州力(リキプロ)/○馳浩
16分41秒 ノーザンライトスープレックスホールド
グレート・ムタ/ザ・グレート・カブキ/●TNT
馳浩が11年ぶりに復帰戦!平成維震軍と大日本軍の遺恨勃発!獅龍とSATOがサスケと組み「止まっていた時間が動き出す」
第1試合
ロックアップからリッキーがヘッドロック。大矢が潰してグラウンドからリッキーが腕ひしぎを狙う。そのままヘッドロックに移行し絞め上げると、ナックルからヘッドロック。再度ナックルからヘッドロックで絞め上げ、ショルダータックルからフォールも大矢はヘッドシザースで切り返す。これを倒立で抜けたリッキーがフォールも2。
チョップの打ち合いからリッキーがサミング。リッキーは走り込むも大矢がスリーパーで捕らえコブラツイスト。これをアームホイップで切り替えしたリッキーは大矢をロープに振るが、大矢は改めてコブラツイスト。リッキーはロープへ。
リッキーはガットショットからDDT。さらにブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
リッキーはカミカゼからフォールも2。
リッキーはトーキックから9999を狙うが、耐えた大矢にナックルから走り込むも大矢はネックブリーカーで迎撃しDDT。フォールも2。
大矢はバックドロップもリッキーが空中で切り返しフォールも2。リッキーのラリアットを避けた大矢がバックドロップを狙うが、耐えたリッキーがナックルも大矢は避けて延髄斬り。大矢はバックドロップからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
リッキー・フジ
「MASTERS!PRO-WRESTLING MASTERS!リッキー・フジ、right here!As a first match!非常に光栄なことです。ありがとうございました!デビュー30年目に入りました。ただ、今日の控室、30年目の俺が頭ペコペコ下げて回ってます。すごい大会です。みんな元気です!まだまだ俺はひよっ子です。まだまだもっと上に、MASTERSのもっと上に行ってやる、リッキー・フジ!今日はその第一歩だ。何がスゴイってな、俺はな、武藤さんのデビュー戦を見てるんだよ。そういうことだ。また会おうぜMASTERS!See you!Fooo!」
第2試合
先発は獅龍と論外。観客からのコール合戦からお互い組み合わずリングを周る。何もしないまま5分が経過。さすがに観客からブーイングが飛ぶ。両者タッチ。
SATOとMAZADAのハイスピードな攻防からMAZADAがチョップも、SATOがコーナーに振ってシーソーホイップ。
SATOはコーナーに座るとフランケンからトペをするかに見せかけてリングに戻るとサスケにタッチ。
出てきたFUJITAにサスケはヘッドシザースもFUJITAはこれを抜ける。サスケは気を練ってFUJITAに流すも、FUJITAは困惑するがセコンドの論外が吹っ飛ぶ。再度論外が吹っ飛ぶと、サスケは大きく気を練るがこれはSATOに誤爆。FUJITAがトーキックから走り込むがサスケはアームホイップで投げて、気の力でFUJITAを翻弄していく。FUJITAは「マスターと呼ばせてください」と握手を要求し、その手を掴んだサスケにDDT。両者タッチ。
論外と獅龍となり、獅龍はナックルから論外を飛び超えるもFUJITAが獅龍を羽交い締めにする。だが獅龍は論外を足蹴にするも、MAZADAが羽交い締め。FUJITAと論外がダブルチョップも、獅龍は避けてMAZADAに誤爆。これを3度繰り返し、愚連隊が仲間割れするも、論外とFUJITAはダブルチョップを叩き込んで獅龍を倒すが、獅龍はハンドスプリングから欽ちゃんジャンプ。さらに次々アームホイップからレフェリーもアームホイップしフォール。SATOがカウントを叩き3カウントも、当然これは無効。
愚連隊が獅龍をコーナに振って急所を鉄柱に当てると、FUJITAがスライディングキック。さらにSATOにも連携攻撃からサスケに合体パワーボム。
MAZADAは獅龍のマスクを剥ごうとするが、レフェリーが注意すると獅龍がチョップ連打からアームホイップ。走り込んできたまsだを論外に当てるも、論外は獅龍を羽交い締めにしてMAZADAがチョップ。これも誤爆させるとFUJITAが羽交い締めにするが、MAZADAのチョップはFUJITAに誤爆。獅龍はMAZADAにバックブリーカーから、SATOとサスケがFUJITAと前方回転エビ固め。
リングに戻ると獅龍とSATOを論外とMAZADAが中央に振るが、これをかわした二人がMAZADAと論外を同士討ちさせてフォールしようとするがFUJITAがカット。今度はFUJITAと論外を中央に振ると同士討ち。その真中にSATOがMAZADAをフランケンも2。
サスケがFUJITAにコブラツイストも、MAZADAと論外がカットし獅龍とSATOに走り込むが、それぞれドロップキックで迎撃しトペ・スイシーダ。
サスケはFUJITAをエルボーで場外に叩き出しケブラーダを発射。
獅龍がFUJITAをロープに振ってスパインバスターからサスケがサスケスペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)。さらにSATOがペディグリーからダイビングセントーン。これで3カウント。
<試合後コメント>
ザ・グレート・サスケ&獅龍&SATO
SATO「懐かしかったっすね」
サスケ「SATOのね、この出で立ちも、本当に久しぶりだよね」
SATO「会長のこの黒いコスチュームも久しぶりだよね」
サスケ「久し振りだねー」
SATO「かなりレアですよね。またこの獅龍も久々だね」
獅龍「久々ですね」
SATO「この三人がトリオ組んだっていうのも」
サスケ「レアだねー」
獅龍「なんかあんときで止まってる気がして……あの時で止まっているものが動き出しそうな気がしますね」
サスケ「そんな感じしたねー」
獅龍「まだまだ行けるというね」
SATO「やっぱり気持ちも若返りますよね。20代の時みたいに」
サスケ「身体が一生懸命思い出そうとしている」
SATO「良い機会でしたね」
サスケ「時々組みたいね」
NOSAWA論外&MAZADA&FUJITA
NOSAWA「いやー、いやー……いや、でも俺達達人だからね。ルチャ・リブレに関しては」
MAZADA「ホントですよ。全然効かないですよ」
NOSAWA「見てた人達が沸いてたんで、ちょっとテンション上がりましたね」
MAZADA「そうですね。間違いない」
NOWASA「あとね、まだ俺人気あるね」
MAZADA「なんか、これ行けそうですね。愚連隊再結成」
FUJITA「行けますね」
NOSAWA「とりあえず、次、9月27日」
MAZADA「あれ。なんかベルト持ってますよねあの二人」
NOSAWA「俺はさ、ホラ。もっちーと……」
MAZADA「ちょうどここに二人いる」
FUJITA「ちょっと今日は、かしこまりすぎた。諸先輩方に……」
MAZADA「巻き込まれまくりましたよ諸先輩方に」
NOSAWA「(サスケの気功波が)すげぇ痛かった……」
MAZADA「SATOさんも吹っ飛んでましたけどね」
FUJITA「いやいやいや!効かない効かない。でもみんな吹っ飛んでた」
MAZADA「みんな吹っ飛んでた」
NOSAWA「世の中にはね、理屈じゃない、分からないことがたくさんあるっていう」
MAZADA「エンパワーですね」
NOSAWA「エンパワー。達人だからねあの人も。まあ、MASTERS、次いつあるかわからないですけど、ルチャ・リブレの担当は我々と獅龍なんで。非常にお客も盛り上げたし、我々の仕事としてはグッドじゃないですか。みんな馳先生を見に来てんでしょ?」
第3試合
先発はライガーと藤原。ライガーがロープに押し込みチョップ。ライガーが走り込むも藤原は脇固めで捉えるがライガーはロープへ。
ライガーがアキレス腱固めも藤原が取り返しライガーがロープへ。
ライガーがトーキックからコーナーに押し込んでチョップ連打。さらに膝で押し付けナックルからストンピング連打。さらに鉄柱に藤原の頭を叩き込むが藤原はノーダメージ。
藤原はヘッドロックから一本足頭突き。さらにストンピングから再度一本足頭突き。両者タッチ。
冨宅がローキックからグラウンドに押し込みボディシザース。だが冨宅が膝にエルボーを打ち込み冨宅がロープへ。
佐野が冨宅にスリーパーも、藤原が佐野にスリーパー。これを注意されると藤原はストンピングからコーナに戻る。佐野はローキックからライガーにタッチ。
冨宅は自軍コーナーにライガーを押し込み、藤原がスリーパーから冨宅が顔面を踏みつける。冨宅は藤原にタッチ。
藤原はトーキックからチョーク攻撃。藤原はストンピング連打から冨宅にタッチ。冨宅はストンピング連打から股裂き。さらにサッカーボールキックを叩き込んでフォールも2。
ライガーは藤原に突っかかっていくが、藤原は強烈なビンタから冨宅とタッチしリングに入ると、もう一発ビンタもライガーは前に出ていく。だが藤原は一本足頭突きで倒すとロープに振ってチョーク攻撃。レフェリーに注意されると反対の腕でチョーク攻撃。藤原は冨宅にタッチ。
藤原と冨宅はストンピング連打から冨宅がコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットしたライガーが掌底も、避けた冨宅がバックエルボーで逃れ走り込むがライガーは掌底で迎撃。ライガーは佐野にタッチ。冨宅も藤原にタッチ。
佐野は藤原にソバットからダイビングフットスタンプ。フォールも1。
チョップの打ち合いから藤原が脇固め。これはライガーがカット。藤原は冨宅にタッチ。
冨宅はローキック連打からバックドロップ。さらにサッカーボールキックでフォールも2。冨宅は腕ひしぎも佐野はロープへ足を伸ばす。
冨宅はローキック連打からロープに飛ぶが、佐野はソバットで迎撃しライガーが串刺し掌底。さらにボディスラムでセットし佐野がダイビングフットスタンプ。フォールも2。
佐野は垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
藤原喜明&冨宅飛駈
藤原「悪かったな、お前の足引っ張って」
冨宅「いえいえ、こちらこそすみません……」
――ライガーも佐野も久しぶりの対戦だったと思いますが如何ですか
藤原「みんな元気だね。まだ元気だ。嬉しいことだね。嬉しいというか、ありがたいというか」
――ああやってムキになってぶつかるというのは
藤原「気持ちはね、30年前と同じだと思うんだけどね。ごめんな、助けに行ければよかったんだけど」
冨宅「いえいえ。最後は自分が藤原さんの足を引っ張ってしまったので……」
藤原「なぁに言ってんだ。今日はありがとう!」(握手を求める)
冨宅「ありがとうございました!」(握手に応じる)
獣神サンダー・ライガー&佐野巧真
――久々の藤原組長相手でしたが、ライガーさんは最初からつっかかっていきました
ライガー「藤原さんには色々お世話になってますけど、レスラーはどう恩返しをするかっていうと、リング上で戦って、師匠から勝ち星をあげると。それが最高の御礼、感謝だと思うんです。藤原さんも、リングに上ったら呼び捨てですよ。『藤原出てこいよ』って。それは藤原さんも楽しんでくれたんじゃないですか。『おっ、コイツいっちょ前にいうようになったな』って。また、パートナーが佐野さんっていう。普通なら若いのを先に行かせて様子見て、試合を自分の頭のなかで作っていくっていうのがあるんですけど。佐野さんのフットスタンプ決まったとき、お客さんもすごい盛り上がりだったよね。フットスタンプやった瞬間びっくりした。それくらいパートナーには恵まれてたし、言ってみれば周りが敵だらけの中、敵だったのかなって。こういう言い方すごく失礼ですけど(笑)」
佐野「同じ練習した仲間、っちゃ仲間だけど敵っちゃ敵だなあ」
ライガー「(笑)」
佐野「まあ、それが集まって、この年令で試合ができるっていうのは嬉しいし、また、まだまだやるって糧にはなるし元気もらえるんでね」
――二人はジュニアで戦ったライバルですが、もとを正せば切磋琢磨した仲だと思いますが、年月を経てタッグを組むというのは
ライガー「今佐野さんも言われたように、敵ですよ。結局レスラーっていうのはリングに上ったら一人なんです。昨日までタッグを組んでた相手と今日は戦わなきゃいけない。やっぱり頼れるのは自分だけですよ。でも、佐野さんとは組めて嬉しかったし、新日本プロレスで育った人間っていうのはそういう考えなんですよ。自分以外は敵だと。タッグを組んでも。でも、そういう人と組めるというのは最高の幸せだし、信頼置けるし、自由に試合できるし、任せて大丈夫という安心感が僕にはあります」
佐野「全く同じ気持ちで戦えたのは良かったね。多分、藤原さんもそういう気持ちでやってたんじゃないかな。現役でやってる以上は藤原さんにも負けられないね」
ライガー「最後に一つ!あのおとっつぁんは、異常だね!なんであんの強いの?!打たれ強いし、相変わらずおでこカテェし!もうそろそろコーナーのアレにぶつけても大丈夫かなと思ったら全然平気なのね(笑)おかしいって!頭から血ィ出てたよ!無理!俺はもういいや(笑)今日は佐野さん、本当にありがとうございました!」
佐野「ありがとうございました!」
第4試合
リングに田中ケロが上がると会場から大歓声。コールを終えると平成維震軍が急襲し、青柳が小鹿に仕込み杖攻撃。そのまま場外乱闘となり、リングに戻ると関本に太鼓の乱れ打ち。
AKIRAと越中がロープに振るも、関本はダブルラリアットでなぎ倒しAKIRAに串刺しスピアー。そこへ越中がヒップアタックを叩き込み、ヒップアタックを顔面に連発するとフェイスロック。越中が齊藤にタッチ。
齊藤と越中がダブルのショルダータックルから、齊藤がミドルキックでふっとばす。関本は岡林にタッチ。
ショルダータックルのぶつかり合いから手4つ。齊藤が岡林のラリアットを避けてチョークスラムも、岡林はラリアットでなぎ倒すが齊藤はニールキック。両者タッチ。
小鹿はヘッドロックで捕らえるが青柳が仕込み杖でカット。そのまま場外乱闘へ。
リングに岡林と越中が戻り、AKIRAの足に岡林を叩きつけると越中はAKIRAにタッチ。
AKIRAは腕固めから腕へのエルボー連打。AKIRAは齊藤にタッチ。
齊藤はエルボー連打からロープを使って腕を捻り上げる。その腕へ二段蹴りから「来いよオラ岡林!」と挑発。岡林はチョップを打っていくが、齊藤はミドルキックからローキック連打。齊藤は越中にタッチ。
越中はロープに振ってヒップアタックから河津落とし。フォールも2。越中はストンピングからAKIRAにタッチ。
AKIRAはミサイルキックからフォールも2。AKIRAはロープを使って腕を捻り上げると、腕へのハンマーブローから走り込むが岡林は足を伸ばして迎撃するとショルダータックルでふっ飛ばし関本にタッチ。
関本はAKIRAをコーナーに振って反動で戻ってきたAKIRAにバックブリーカーから逆エビ固め。これを越中がカットも関本は越中に投げ捨てジャーマン。さらに岡林が越中をアルゼンチン、関本がAKIRAをアルゼンチン、小鹿が齊藤をコブラツイスト。これは青柳がカット。
AKIRAが関本にドロップキックから延髄斬り。さらにDDTで突き刺し齊藤にタッチ。関本も岡林にタッチ。
ショルダータックルのぶつかり合いからエルボーとチョップの打ち合い。齊藤は袈裟斬りチョップからロープに飛ぶが、岡林はラリアットで迎撃し串刺しラリアット。さらにブレーンバスターからフォールも2。
岡林はキャメルクラッチ。これをAKIRAがカットすると、岡林は越中にチョップから齊藤に走り込むが齊藤は延髄斬り。齊藤は越中にタッチ。岡林は小鹿にタッチ。
小鹿はチョップ連発から越中に噛み付くも、青柳がカットに入る。関本が青柳の髪を掴み岡林が走り込むも、青柳が避けてラリアットの相打ち。AKIRAが小鹿にムササビプレスから越中がダイビングヒップアタック。これで3カウント。
小鹿「テメーら、これが終わりじゃねーぞ始まりだこの野郎!何だこのインチキ野郎!詐欺師かこの野郎!偽物の刀みたいなの持ってこのやろう、もっといいもん持ってこんか!まだまだ続くぞテメーこのやろう!何だこのインチキ野郎。おい越中、越中テメーこの野郎偉そうにしやがって新弟子の頃俺の胸で泣いただろ!今なんだこの声援!まだまだ行くぜこの野郎!わかったこの野郎テメー!」
越中「行くぞー!やってやるってー!!」
<試合後コメント>
越中詩郎&AKIRA&齋藤彰俊&青柳政司
――熱くなっていたように思えましたが、試合はいかがでしたか
越中「いや、いつも通りだって。そこのけそこのけだって。ガタガタ言ってんじゃないよ。ふざけんじゃないって」
齋藤「年月経っても勢いは変わらないですね維新軍は!」
越中「益々だよ」
青柳「オイ!新日本でもいいぞ!勢いがいいからなこの野郎!どこのリングでも上がってやるからな!」
越中「急かすなって。見とけよ!」
グレート小鹿&関本大介&岡林裕二
小鹿「まあ、彼らもやるね。ただ、彼らの言うとおり、プロレスの世界は年功序列じゃない。実力主義だと。だけど、リング内のコンビネーション。これは新弟子よりベテランのほうが長けていると俺は思う。まだまだ彼らは分散して攻める余地がいっぱいある。相撲じゃないけど、負けてもっと燃えるかなと。悔しいのは悔しいけど、これは返しましょう。あれだけのメンバーが維新軍で最強と言って出てきてるんだ。俺はどうか分からんけど、大日本プロレスは最強ですから、まだまだ行かせてもらう。お客さんに長い目で見て欲しい。どうだ、関本?」
関本「はい。会長の言うとおり。だけど、維新軍!なんだ青柳!3対3じゃねぇよ3対4になっちゃうよお前。まあまだチャンスは有るから、行きたいです」
岡林「ホントに、ただ単純に悔しいですね。もっともっとやり合いたいです。維新軍と試合したい。単純にそういう気持ちです。悔しい」
小鹿「まあ今日はおとなしく負けを認めます。でもこの次は組み合わせが決まったら策を練って来ます。これを見ている大日本プロレスファンの皆様、応援して下さい。よろしくお願いします!」
第5試合
先発は長州とムタ。ムタは場外に降りるとリング下から何かを探す。
リングに戻ると、サミングからトーキック。さらに首投げからフラッシングエルボー。ムタはトーキックからミドルキックも、長州はキャッチしドラゴンスクリュー。長州は藤浪にタッチ。ムタもカブキにタッチ。
カブキはロープに押し込むも、藤浪はリストを取っていくが、カブキはコーナーに押し込みブレイク。カブキはTNTにタッチ。藤浪も馳にタッチ。
手4つからTNTがガットショット。さらに地獄突きからコーナーに叩き込みムタにタッチ。
ムタはガットショットからグラウンドに引き込んでいく。腕を捻ってカブキにタッチ。
カブキは羽折り固めも、馳はボディブローから長州にタッチ。カブキもTNTにタッチ。
TNTは地獄突き連発からチョップ。さらに袈裟斬りチョップも長州はエルボーからスリーパー。長州はこれを離すとストンピングから藤浪にタッチ。
藤浪がロープに振るとTNTと藤浪はもつれてリングに倒れるが長州がストンピングでカット。TNTはムタにタッチ。
ムタはロープに振ってスリーパー。そのまま下がりカブキにタッチ。
カブキは地獄突きで倒すが、藤浪は立ち上がりチョップから馳にタッチ。
馳はダイビングエルボーをカブキの背中に落とすと、ボディスラムからジャイアントスイングで20回転。腰を振ってムタを挑発した馳にTNTがナックル。カブキはTNTにタッチ。
TNTはストンピングからナックルを落とし、袈裟斬りチョップ連発からムタにタッチ。
ムタはドラゴンスクリューからアキレス腱固め。馳はロープへ。ムタは馳を場外に投げ捨て客席に叩き込む。
リングに戻るとムタは馳をロープに振るが、馳はラリアットからネックブリーカー。馳は長州にタッチ。
長州はリキラリアットからサソリ固めを狙うがTNTがカット。ムタはロープに振ってラリアットも、長州はロープを掴んでこれをスカすとサソリ固めを狙うが、ムタが下から毒霧を噴射。長州は藤浪にタッチ。
藤浪はドラゴンスリーパーもカブキがカットし地獄突きからTNTにタッチ。TNTは地獄突きからミドルキックも藤浪はドラゴンスクリューで投げ捨て馳にタッチ。
馳はミサイルキックから逆水平チョップを連発。だがガードしたTNAがチョップからラ・ペインキラー。フォールも2。
TNTの袈裟斬りチョップに馳がチョップを返すが、TNTはブレーンバスターからフォールも長州と藤浪がカット。
馳にトレイン攻撃からムタがドラゴンスクリュー。さらに閃光魔術からTNTがニールキックを叩き込んでフォールも藤浪がカット。
TNTが藤浪を羽交い締めにするとカブキが毒霧も、これは藤浪が避けて誤爆。ムタが戻ってきて、カブキが羽交い締めにした長州に毒霧も長州が避けてカブキに誤爆。長州がリキラリアットでムタを吹っ飛ばすと、馳がTNTに裏投げからフォールも2。馳はノーザンライトスープレックスホールドで3カウント。
馳「今日、今日、夏の夜の夢に終わらせたくないと思います。藤浪さん長州さんありがとうございました。よし、1,2の3、レジェンドでしめさせてください。みんな立って。お前らみんなに感謝を込めてやるよ。1,2,3,レジェンド!!!」
<試合後コメント>
藤波辰爾&長州力&馳浩
――まずは馳さん、11年ぶりのリングは如何でしたか
馳「尊敬する藤波さんと、長州さんがそばに居られて、思う存分やらせていただきました。ありがとうございました!」
長州「心配はしてたけど、全然心配することなかった」
藤波「人のことより自分のことが精一杯でした(笑)でも、思った以上に、自分の長年の記憶なのか、自分の持ってる技を思う存分出し切って、このまんま第一線のリングに立てるんじゃないかという(笑)素晴らしかった!」
――現役自体の技は一通り出していたと思うのですが、実際に動いてみて如何でしたか
馳「無我夢中でしたね。全盛期の頃の後楽園で、藤波さんと長州さんのそばに居た後輩として、先輩はこんなにすごいんだから足手まといにならないようにって思いましたね(笑)だって、俺だけだもん。サポーターしてんの。恥ずかしいですよ」(自らのヒザのサポーターを指差して)
――久々のプロレスのリングは如何ですか
馳「リングにいるときは政治家・馳浩は、無し!国会にいるときは、プロレスラー・馳浩は無し!それだけですよ」
長州「考えてやってんだねぇ!(笑)」
藤波「まあ彼も、発言にすごく難しさはあるでしょうけどね、今日会場入りして一番早くリングに上がってウォームアップは一番早かったからね。一番最後までリングにいたからね。やっぱり、リングがいいんだろうねぇ。いい顔してたね!」
馳「気持ちいいですね」
藤波「いやいや、本当に」
馳「相手も良かったしね。ムタ、カブキ、TNT……目の前にしてたら自然と動けましたね」
長州「この間台湾で……」
馳「あ。アレはレスリング部の後輩で……教え子たちです」
長州「色々やってんだねぇ」
馳「そういえば、おかしな奴らも居たな」
――長州さんから見て、馳さんはまだまだリングに上ってほしいですか
長州「国会で素晴らしい仕事をしてほしいよね。どうせリングに上ったら、彼は器用だからこなせるけど。今こそ活躍してほしいと思いますよ」
――馳さん、今回はリングに上がりましたが10月に金沢で興行をやるという発表もありました
馳「金沢の興行なので、お世話させていただきますけど、国会は始まっているのでケジメを付けて、興行の後援はしますけど、リングには上がりません。国会中ですから」
――今後継続的にリングに上っていきたいという気持ちは
馳「そんなのは、色気も出さないし、自分のやることをしっかりやります」
長州「それが一番でしょうね。みんなも期待してますから。今だから余計期待してるよ。これから出番が多いんじゃないですか」
馳「まあ安倍政権も色々足下が揺らいでいる中で、私も正直中堅を超えてベテランになりましたから、若い国会の後輩諸君を育てないといけないし、自分が裏方を支えることも大事ですし、そこが大事なことだと思うんですよね。仕事はたくさんありますから、それをしっかりやります」
長州「(議員になって)何年?」
馳「この間の7月23日で、丸22年になりました。23年目ですね。ありがたいことです」
――今政治の話が出ていましたが、自民党の支持率が低下している中で、地方選もかなり自民党は苦戦しています。それで来年の春にですね、石川県知事選があるようなんですが、県連会長として一言いただければと思うんですが
(長州力、藤波は退場)
馳「方針は県連会長としてもう出していますから、県連会長として盛り上がること無く、一つ一つ県民の声を拾い上げて、多選という批判とですね、現職が健康に問題がなければ認める人も多いというのが両方事実でありますから、その声を聞いて、9月中には方針を決めたいと思っております。そういう丁寧な作業を進めたいと思います」
――プロレスの話に戻りますが、ジャイアントスイング20回というのは
馳「20回回したっけ?」
――本当は19回なんですが、お客さんのカウントが早かったです(笑)
馳「みんなが早く数えちゃう。優しいから、みんな(笑)精一杯やっただけです。今度は、安西(記者)を回してやろうか(笑)安西、皇居に放り投げてやろうか(笑)……なんか切り返せよ(笑)せっかくイジってるのに。……NHK、何かありますか?……あっ、ダメだよ!NHKは公正中立な放送をしなきゃいけないのに馳のTシャツ着て応援してちゃダメだよ(笑)」
――12年ぶりとは思えないコンディションに見えたんですが、この日に備えてどんなトレーニングをやってこられたんですか
馳「武藤に頼まれたのが2月だったかな。1日1時間、体育の時間というふうに決めて、朝早く起きたり、国会の合間にも1時間はなんとか。1日24時間ある中で、寝る時間さえ削れば、休みなく1日1時間ずつ身体は作ってきました。せっかくリングにこうやって上げてもらってんのにさ、政治家の臭いがあったら嫌じゃん?(笑)それが一番のプライドだから」
――リングで受け身の練習とかはやってたんですか
馳「しないよ」
――してなかったんですか?!
馳「んなわけねぇだろ!(笑)真に受けるんじゃない!(笑)……朝日新聞はなんかない?」
――今、安倍政権が苦しい状態ですが、今日の試合で喝を入れたいとか、そういうのは
馳「今日の試合はすごく意味があると思うんですけど、プロレスなんてさ、みんなスターだとダメなんだな。国会も一緒だよ。スターは安倍さん一人でいいんだ。みんな裏方になってね、泥まみれになって、汗流して、黙って仕事しなきゃダメだよ。ピーチクパーチク喋ってるようじゃダメだよ。総理が方向を決めるんだったら、そこに向かって、犠牲の精神がないと自民党もダメだなと思いますね。今日も俺は、長州さんと藤波さんのおかげだし、ムタとカブキとTNTと、いい相手が居たからね、ここまでやれたと思いますよ。『俺が俺が』ってのは、ダメだよな」
――最後にマイクで「真夏の夜の夢で終わらせない」とありましたが
馳「続きはあるだろ。武藤がやるべき話でね、リングの上は。俺は一番のMVPは今日、小鹿さんだと思うんだけどね。小鹿さんいくつ?」
――75歳です
馳「神様だよな、俺達にとってみれば。覚悟を決めてやってるよね。なんか、表彰しなくてもいいけど、このリングがあるってことが、真夏の夜の夢だよな。そこにリングさえあって、お客さんがいれば、最高だよ。日本のプロレスの殿堂そのものだよ。表彰状も何も要らない」
――武藤さんはその殿堂を作りたいと言っていますが
馳「このMASTERSがそのものだよ。俺達は背広着て、『盾どうぞ』なんてね、そんなつまんないよ。この汗が一番の勲章だよ」
――このリングに上ったことが、馳さんにとっての勲章だと……
馳「何言ってんだ、俺は今日デビュー戦だと思ってリングに上ってんだよ(笑)また、会う日まで!by 馳!以上!」