“BATTvsTEAM2000”の対抗戦で蝶野正洋がシャイニングケンカキック!「レジェンドを食い物にする詐欺師」と武藤敬司を痛烈批判!

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 15日、東京都・後楽園ホールにて実施された『PRO-WRESTLING MASTERS』にて、“BATTvsTEAM2000”の対抗戦が行われた。

 武藤敬司がプロデュースする『PRO-WRESTLING MASTERS』は、往年のレジェンドプロレスラーたちが集うオールスター興行。昨年2月大会ではTEAM2000が、昨年8月大会ではBATTがそれぞれ復活を果たしていた。
 2000年代前半に武藤敬司を中心に新日本プロレスを中心に団体を股にかけ活躍していたユニット“BATT”と、同時期に蝶野正洋を中心に新日本プロレスで活躍したヒールユニット“TEAM 2000”はかつて激しい抗争を繰り広げており、nWo JAPAN時代から続く武藤と蝶野率いる両軍の対決には大きな注目が集まっていた。

 ドン・フライ&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎 with 武藤敬司vs天山広吉&小島聡&ヒロ斎藤&スーパーJ with 蝶野正洋というカードで行われたこの試合、BATTの入場時に久々の来日となるドン・フライには大歓声が贈られ、武藤が『OUTBREAK』に乗って最後に入場。続いて蝶野が『CRASH』に乗って入場すると会場は最高潮の盛り上がりを見せる。
 試合序盤、Jのパワーに圧倒されたケアがそのまま捕まる展開となり、TEAM2000が抜群のチームワークで攻め立てていく。ケアは小島へ延髄へのジャンピングヒールキックを放って逆転を狙うが、小島が耐え切ってコジコジカッターを見舞いセコンドの蝶野を呼び込むと、蝶野はケアにシャイニングケンカキック。ここでBATTのセコンドに付いていた武藤が飛び出してきてT2000の面々にドラゴンスクリュー、小島にシャイニング・ウィザードを炸裂させ、続けてケアがTKO34thを放って逆転。
 蝶野はイスを持ってケアを襲撃するが、フライがこれを止めに入る。しかし、フライは蝶野とアイコンタクトを交わすとニヤリと笑ってケアをイスで殴打し、蝶野にイスを渡す。蝶野はさらにケアをイスで殴り飛ばし、最後は小島がラリアットでケアを沈めた。

 試合後、マイクを取った蝶野は「武藤!いつまでこんな興行やってんだテメェコラ!ここに出てるOB!俺はみんな尊敬してる!まさにMASTERSだ!いいか!そのMASTERSを食い物にしてるのがお前だ!かつて新日本プロレスには、神がいた!そして今!このMASTERS、ここには“キング”武藤がいる!……お前らキングじゃピンと来ないか。分かるかお前ら!詐欺師だ!お前らも騙されてんだ!」と時事ネタを交えて武藤を批判。さらに「武藤はロクでもない奴だ!コジ!よく分かってるな?!」と話を振ると小島が思わず吹き出す場面も。
 そして最後は「我々TEAM2000はプロレス業界を守るべく!こういう興行をなくさないためにも俺は武藤をしっかりチェックする!またこのリングで会えることを楽しみに待ってる。OK! WE ARE TEAM2000!」と叫び、興行を締めた。

 ほうほうのていでバックステージに戻った武藤はフライの裏切りについて「多分、もしかしたら、俺の人望の無さと言うか。皆さん知っての通り。それが今日は露骨に出ちゃったな」とぼやき、夏頃に6度目のMASTERSを開催することを予告した。

 一方の蝶野は、一線から退いているフライとJのコンディションを絶賛しつつ武藤について「ヒザの手術の術後経過も良さそうなんで、早くリングに上ってきてもらって。リングから離れて裏方に行けば行くほど悪いこと考えますから。プロレスは、リングに上ってる選手たちってのはホントに純粋です。裏方の人間ってのはどの時代もやっぱり汚い人間が多いんで」と笑顔で揶揄し、「まだまだメンバーはたくさんいます。まだ新しいメンバーも追加していきますんで。なんかあればいつでもMASTERSに顔を出しに来るつもりなんで、よろしくお願いします」とTEAM2000の再臨を予告した。

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