アントニオ猪木が長州力、前田日明、武藤敬司、蝶野正洋に闘魂ビンタ!「やっぱり世の中に一番必要なのはビンタかもしれない」

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 28日、東京都・後楽園ホールにて行われた『武藤敬司プロデュース PRO-WRESTLING MASTERS』に来場したアントニオ猪木が武藤敬司、蝶野正洋、長州力、前田日明に闘魂ビンタを見舞った。

 武藤敬司がプロデュースする『PRO-WRESTLING MASTERS』は、往年のレジェンドプロレスラーたちが集うオールスター興行であり、2017年2月に第1回大会が行われてからは約半年に一回のペースで開催されるシリーズ大会となり、今回が7度目。
 毎回チケットが発売されると対戦カードが未発表の状態でありながら全席完売となってしまうシリーズであり、この日はコロナウイルス問題でプロレスのみならず世の多くのイベントが開催を自粛する中で予定通り開催された。

 この日の目玉とされていたのは、アントニオ猪木のデビュー60周年を祝う『燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー』であり、全試合終了後に猪木が登場すると会場は割れんばかりの大歓声に包まれる。
 セレモニーには武藤敬司、蝶野正洋、越中詩郎、AKIRA、藤原喜明、藤波辰爾、木村健悟、前田日明、木戸修、長州力が登場し、それぞれ猪木へと祝辞を述べる。

 しかし、現役時代からは考えられない明るいハイテンションで登場した長州は今日はですね、武藤と蝶野が是非闘魂ビンタを入れてくださいって、伝えてくださいって言われてるんで(笑)先輩としてよろしくお願いします(笑)」と猪木に水を向け、大慌ての武藤を羽交い締めにして猪木の前に引っ張り出す。
 猪木は「やっぱり世の中に一番必要なのはビンタかもしれない(笑)世の中を元気にしようということで。行くぞッ!」と武藤に闘魂ビンタ。さらに長州が蝶野も連れてきて羽交い締めにすると蝶野は恐る恐るサングラスを外し「会長、軽くお願いします!」と懇願するも、猪木はこれを笑い飛ばして蝶野に思い切り闘魂ビンタ。


 さらにここで観衆から大・長州コールが沸き起こると、今度は武藤と蝶野が嬉々として長州を押さえつけ、猪木は「前にも言ったけど一叩き100万円なんだよ?(笑)まあ金のことはいいか。日本を元気にしようという思いを持って。行くぞッ!」と叫び、長州は「はいっ!」と叫びながら闘魂ビンタを受け笑顔。
 さらに大・前田コールが沸き起こり、前田が笑顔で前に進み出てくると猪木は「前田やるのか。お前も変わったなあ(笑)よし、元気で行こうな!行くぞッ!」と叫び、前田も「はいっ!」と返事をして笑顔で闘魂ビンタを受ける。

 そして猪木は「プロレスが戦後、力道山という師匠が登場して、あの敗戦の中で元気を頂いて、我々もその中のひとりで、プロレスの道に入ることになりました。これからもプロレスがね、もっともっと世界に向けて発信して、そして世界の人達に勇気と希望を。そんな思いを込めまして……例のやつでいいのかな?俺はもう『1!2!3!ダー!』で飯食ってんだから(笑)行くぞっ!1!2!3!ダァーッ!」と叫び、大会を締めた。


 大会終了後、プロデューサーの武藤は「今回もしMASTERSをやっとかなかったらね、多分1人欠けるかもしれないから(笑)」とジョークを飛ばしつつ、コロナウイルス問題に揺れる中で大会を決行したことについて「今の時点ではまだ自己満足のなかで良かったって思ってる。ただもうジェフ(スーパーJ)は来日してるし、今更どうしていいものなのか、自分の中でまとまらなかったというか、もうやるしかないなと。今の時点ではホントにやってよかったって思ってます。今の時点はね」と語った。

 そして師匠・アントニオ猪木に対してやっぱ、遠い人、偉大な人ですよね。ホント、うん。まあまあ、まあ、師匠ですよ。マネ出来ないけどね。マネは出来ないけど参考にしながら武藤流にアレンジして追いかけていきたいと思ってますね」と想いを語った。

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