レイ・ミステリオJrが日本武道館の宙を舞いCHAOS軍に勝利!「オカダ選手とシングルで対戦したい」
12日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』に参戦したレイ・ミステリオJrがオカダ・カズチカとの対戦を希望した。
この日は、セミファイナルでプロレスラー戦国炎舞&KUSHIDA&レイ・ミステリオJrvsSHO&YOH&オカダ・カズチカの6人タッグマッチが行われた。
オカダは率先して前に出るとミステリオを睨みつけ、先発で出てくるよう挑発。それに応える形でオカダとミステリオのマッチアップでゴング。
オカダはミステリオの頬を張っていくが、ミステリオはミステリオラナ、さらに続けて組み付いていくが、オカダは担ぎ上げてパワーボムの体勢。ミステリオはそのまま場外に引きずり出して場外でミステリオラナ、さらにリングに戻して619を狙うがこれはオカダが回避し両者タッチ。
500年前の戦国時代からやってきたという正体不明の“プロレスラー戦国炎舞”とKUSHIDAがSHO&YOHを翻弄し、戦国炎舞がヒップアタックを連発して攻め立てていくが、オカダは戦国炎舞のマスク剥ぎを狙いその秘められた素顔を暴こうとする。しかし戦国炎舞はレインメーカー式ヒップアタックでオカダを蹴散らしていく。
アシストを受けたミステリオは、SHO&YOHをまとめてロープにもたれかからせ619を狙うが、オカダがドロップキックで妨害。これには場内大ブーイング。
しかし戦国炎舞とKUSHIDAがノータッチトペ・コンヒーロで飛んでいきミステリオをアシストすると、再びYOHをロープにもたれかからせ619。さらにスワンダイブ式でダイビングボディプレスを放ち、これでカウント3を奪った。
試合後、YOHは「負けた、負けたよ!だけどね、今日はちょっと幸せなんだ」と感想を語り、SHOは「今日これで俺の中のBOSJ対G1クライマックス28は終わりだけど、まさに完全燃焼……」と言葉少なに控室へ。
ミステリオのタッグパートナーを務めた戦国炎舞は「プロレスラー戦国炎舞でそうろう。ミステリオ殿、KUSHIDA殿との勝ち戦。いとをかし!いとをかし!」と叫んで独自の世界観を展開。KUSHIDAは「ミステリオは昔からの憧れでしたからね。今日は戦えて光栄です。次にリング上で会う時は1対1で戦いたいですね。日本じゃなくてもどこか世界でも」とミステリオとの対戦を希望。
11日の試合後、「自分の中で答えが出せていないことに明日答えを出す」とコメントし、なんらかの発表があることを匂わせていたオカダは「なんか今日俺が答えを出すって言ったら、『重大発表するんじゃないか?』『オカダ辞めちゃうんじゃないか?』『CHAOS解散するんじゃないか?』……おいおいおい。待て待て待て。なんでそんな勝手な話が大きくなってるの?」と苦笑し、「こんなに話が大きくなるとは思ってなかったけれど、ただ俺の中で答えは出て。マネージャーの外道さんに頼らずひとりでやっていきます」と6年半連れ添った外道からの独り立ちを宣言。同じCHAOSの仲間として対等な関係でともに戦っていく旨を語り、「今後もタッグを組んでいく」と笑顔。最後に「ミステリオ!またやりましょう!」とメッセージを送った。
ミステリオは「新日本という団体の一員として今日戦えたことを大変光栄に思います。これまでさまざまな国で戦ってきたけれど、日本はとてもレベルの高いプロモーションだと思います。特に会場の雰囲気などリスペクトしかありません。最高です。今回もこのように戻って来れました。お返しをするならば今日のようなパフォーマンスを今後もし続けることだと思います。今日も最高のタッグパートナーを得て、戦うことができました。対戦相手も最高の相手でした。SHO、YOH、そしてオカダ。オカダ選手とはいつかシングルで対戦したいと思います」と日本のプロレス界へのリスペクトを表し、オカダらとのシングル対決を希望した。