UWFインターを目指していた巌流島ファイター関根シュレック秀樹がプロレスデビュー!佐藤光留は特別協賛のTENGAにシンパシー!

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 7日、神奈川県・横浜ラジアントホールにてハードヒット『fight 4 da future』が行われた。

 セミファイナルでは、ハードヒット公式プロデューサーの佐藤光留とHEAT-UPの若手・飯塚優が対戦。
 飯塚が開始直後から鋭い蹴りで攻めていき、飛びつき腕十字で光留から先にブレイクを奪う。しかし、これで火が点いた光留はローやミドルを交えたキックの怒涛のラッシュでダウンを奪うと、飯塚のアキレス腱固めを切り返して逆片エビ固めに持ち込み、飯塚からタップを奪って快勝。

 メインイベントでは、佐藤光留が“日本で一番柔術が強い人”と解説する関根シュレック秀樹のプロレスデビュー戦が行われ、阿部諦道と対戦。
 ゴングと共に阿部が飛び膝蹴りで奇襲し、そのままラッシュをかけてコーナーダウンに追い込む。そのまま速攻を狙う阿部だったが、シュレックは阿部に組み付いてベリー・トゥ・ベリーを二連発。さらにベリー・トゥ・バックを狙うが、阿部も堪えて膝十字固めで切り返す。
 しかしシュレックは極まりきる前に態勢を立て直しベリー・トゥ・バックで叩きつける。これで阿部が後頭部を痛打し、レフリーの和田良覚がKOを宣言し試合を止めた。

 UWFインターに入りたかったというシュレックは、リング上で「UWFルールは僕の青春でした。でも、UWFの火はまだ消えていません」と観客席で見守っていた垣原賢人を見つめながらコメントし、次回のハードヒット出場に対して「次回もまた出たいですし、出られなかったらまた1ファンに戻って客席から見たいと思います(笑)」と意欲を示した。
 バックステージに戻ったシュレックは、プロレスデビュー戦を終えた感想を「泣きそうになっちゃって。涙出そうになっちゃって。UWFは二十歳くらいのとき、就職するまでの青春だったんでね。そのリングに20年以上経って上がれたっていうのは、UWFの火はまだ消えていなくて感無量ですね」とコメント。さらに在りし日のゲーリー・オブライトの思い出と憧れを語り、オブライトの試合も裁いていた和田良覚のレフェリングの下で試合が出来たことに対して喜びを示した。
 勝利者賞のTENGAの使いみちについて聞かれると、苦笑しながら「使ったことがないので……(笑)正直スゴイとは噂に聞いているんで、妻に内緒で使ってみようとは思います(笑)あと、たくさんあったんで、ジムにTENGAがスゴイ好きな単身赴任のおっさんがいるんで、今日のための練習にも付き合ってもらったのであげようと思います」とコメントした。

 佐藤光留は、大会の総括として「欲張りすぎて、少し狙いとズレたところと会場の問題があったんでそこは少し改善が必要だなと思ったのと、それがあったからこそ後半戦が良かったのかなと。すべて繋がっているんだと思いました」とコメント。
 対戦相手の飯塚優については「プロレスも含めて初対戦なんですけど良かったですよ!彼に足りないのはキャリアだけなんですよ。身体もいいし蹴りもいい。心もいいし、もっと言えば顔もいいし(笑)ああいう人がUを背負っていくといい」と評価。
 プロレスデビューを果たしたシュレックについて聞かれると「あんな身体してて、あんな投げで阿部をKOして『次呼ばれなかったら観客として見に来ます』ってどんだけ謙虚なんだって(笑)UWFの選手ってみんなイケイケだったじゃないですか。でも現代で憧れていた人っていうのは謙虚なんですね。プロレスに対するハードルっていうのを設けてくれている人が多いんです。次ももちろん選手としてオファーします!」と絶賛した。

 そして、特別協賛に付いた株式会社TENGAについて話が及ぶと、「実は違うところでコラボする予定だったんですけど、某教育委員会が付いているところだったので、『そこでTENGAはないだろう』と関係者各位に怒られまして(笑)『じゃあ僕の興行ならなんでも出来るんで』って言ったら特別協賛を出していただきました。TENGAがどうこうっていうか、別に悪いもんじゃないじゃないですか。なのにそうやって公に出したら深く知らない人たちにイメージで排除されることになるんですよ。言うたらプロレスって強さを求める格闘技としてのプロレスもそうかもしれない。勝手にシンパシーを感じています。わざとバラバラにせず5本セットで渡すように指示しました!」と熱い想いを語った。

『fight 4 da future』
日時:2018年7月7日(土)
開始:12:00
会場:神奈川県・横浜ラジアントホール
観衆:チケット完売率92%(満員)

▼ダークマッチ 5分1R(延長3分1R)
○安藤雅生(フリー)
2分31秒 ジャーマン・スープレックス
●井土徹也(HEAT-UP)

▼ダークマッチ 5分1R(延長3分1R)
○SUSHI(フリー)
2分57秒 スリーパーホールド
●清水来人(夢闘派プロレス)

▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○ポアイ菅沼(USポアイ王国)
2分41秒 三角絞め→レフリーストップ
●中台戦(TEAM OVER KILL)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○青木篤志(全日本プロレス/第47代・世界ジュニアヘビー級王者)
3分46秒 チョークスリーパー
●小池秀信(GRABAKA)

▼第3試合 グラップリングタッグマッチ 15分1本勝負
○クリスMAN太郎(クリス事務所)/鶴巻伸洋(フリー)
5分38秒 フロントチョーク
中村大介(夕月堂本舗)/●服部健太(花鳥風月)

▼第4試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○中森華子(PURE-J) /沙紀(Beginning)
9分14秒 レフリーストップ
WINDY智美(フリー)/●関有紀子(花鳥風月)

▼第5試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●高橋“人喰い“義生(藤原組)
7分53秒 アームロック
○和田拓也(フリー)

▼第6試合 シュートボクシングルール SBエキスパートルール 3分3ラウンド/延長無制限ラウンド
●唐澤志陽(M16ムエタイスタイル)
判定 3-0
○元貴(SB日本フェザー級2位)

▼第7試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
23秒 腕ひしぎ逆十字固め
○松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)

▼セミファイナル 10分1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
5分37秒 逆片エビ固め
●飯塚優(HEAT-UP)

▼メインイベント シングルマッチ 15分1本勝負
○関根シュレック秀樹(ボンサイ柔術)
3分4秒 ベリー・トゥ・バック→KO
●阿部諦道(浄土宗西山深草派)

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