山宮の格闘技100試合目記念試合のほか、ハードヒット11.7横浜大会の決定カード発表!テーマは“原点”

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9月30日、都内の鈴木みのるオフィシャルショップ「パイルドライバー」の店先で佐藤光留が記者会見を行い、次回のハードヒットを11月7日(土)神奈川・横浜ラジアントホールで開催することを発表した。
大会名の『starting point』については、前回9.5千葉大会ではグラップリングルールのみの大会を行ったのだが、今大会は“原点”がテーマになるということで川村亮と共に考えて命名したとのこと。現時点での決定カードは以下の通り。

ハードヒット〜starting point
日時:2015年11月7日(土)
開場:17:00 開始:18:00
会場:神奈川・横浜ラジアントホール

▼メインイベント 15分1本勝負
川村亮(パンクラスism)
vs.
KEI山宮(GRABAKA)

▼10分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs.
奥田啓介(フリー)

▼10分1本勝負
洞口義浩(KAIENTAI DOJO)
vs.
服部建太(花鳥風月)

▼10分1本勝負
伊藤崇文(パンクラスism)
vs.
那須晃太郎(フリー)

▼10分1本勝負
阿部史典(スポルティーバ)
vs.
兼平大介(ヒートアップ)

▼10分1本勝負
山本裕次郎(花鳥風月)
vs.
原学(フリー)

▼10分1本勝負
瓦井寿也(花鳥風月)
vs.
田村駿人(PsLAB東京)

<チケット>
最前列 6000円
特別リングサイド 5000円
自由席 4000円

メインの川村vs.山宮の一戦は「KEI山宮 格闘技生活100試合目記念試合」として行われる。光留vs.奥田がセミファイナルになる予定だが、プロデューサーの光留は「今大会は自分も含めて、プロレス界では一人では立てない大きさの名前の人たちばかりです。HARASHIMA選手や普段のハードヒットを彩る選手をたくさん集めても『大丈夫かな?』っていうくらいの興行なんですけど、ひと言でいえば名前のない奴らがチャンスを掴み取るために本気でやり合うだけの興行にしました。自分で言うのも何ですけど、非常に地味です。どうしても昨今のプロレス事情と自分の興行を比べてしまうが、戦う・強さを求める以外の付加価値があまりに大きくなり過ぎている状況で、ハードヒットは何を見せなければいけないのかを考えたときに、俺たちには強さしかないんだっていうのが、stating point…原点という意味になってます。強い人はたくさんいるが、強さを追い求めている人……山宮さんは強さを追い求めて100試合目ということになったので。本来であれば現行の総合格闘技ルールの試合も出来たと思うが、ぜひここハードヒットでってことで山宮さんも自分も対戦相手の川村も意見が一致したので、こちらで(記念試合を)行うことになりました」と、今大会のコンセプトを語った。

あと1試合程度増える予定だが、こちらはビッグネームを起用するようなことはなくコンセプト通りの選手になるという。また、当初エキシビジョンマッチを行う予定だったが、都合により一旦白紙になった。以下は質疑応答。

ーーラジアントホールはそこそこ大きい会場ですが、敢えて名のある選手に頼らないということですが、ファンに会場まで足を運んでもらうためのセールスポイントとかは?
光留「ないですね。一切ないです。あまり言い方ではないのかもしれないですけど、今のプロレスの興行は“カワイイ店員がいるパン屋さん”みたいなものなので。じゃなくて、(ハードヒットは)パンの美味しさを追い求めていこうやないかっていうこと自体が、もうちょっとした独立なんです。プロレス界の中で。(現在のプロレス界は)もちろんパンの美味しさも大事だけど、うちはカワイイ店員いるよ。お釣り渡すときにちょっと前屈みになっておっぱい見えるよ。両手でお釣り渡してくれるよっていうところも同時に勝負していってる。うちもゼロではないけど、ちょっとそういうところが過多になっているところが多いんじゃないかなって。やっぱりプロレス初心者の人とかって、そこから入りやすいんですよ。いわゆるプロレス女子って言う人や、男子もそうだし。そもそも論で強さを追い求めることに価値があるんですよ。だからそれを付加価値で埋めないといけなくなって、付加価値合戦みたいになるのが僕は嫌いなんです。もちろん、それは大事なことです! 僕も付加価値好きです。でもハードヒットは正直に生きようぜ、俺たちには強さしかないんだという意味で、今回は無印……どころの話じゃない! 無印とも書いてないし、良品かどうかも(蓋を)開けてみるまで分からない。でもハートのいい奴らばかり集まりましたので、全試合ボーナスがついてます。ぶっちゃけ全試合ギャラ一緒なんです。出るだけじゃ本当に鼻かんだら終わるくらいのギャラなので。勝っても倍になるだけ。でも一本勝ちしたらまあまあのボーナスが出るんです。僕がかつて総合格闘技で生き残ってきたルールにしたんです。そこで生き残ってほしいです。だから18時開始ですけど、出来れば19時にはエンディング流していたいくらいです。エキシビジョン一番長かったねくらいがいいです。昼は東京女子がやっているので続けて観ていただければちょうどいいんじゃないかなと思います」

2015-9-5ハードヒット千葉_ダークマッチ2ーー洞口選手は前回大会の大会後コメントで名前が出てましたが、やはり気持ちが伝わっての出場?
光留「今、試合が終わって『負けたのが悔しいです』って言ってくる選手って、なかなかいないんです。もちろん、本人の主張はあると思います。前回(9.5千葉大会)は急遽参戦でしたし。普段から鍛えているとはいえ、準備期間とかもありますから。『じゃあ打撃ありだけどやってみる?』って聞いたら即答で『押忍! やります。やらせてください!』って。その気持ちが僕は好きなんです。相手の服部建太は花鳥風月の大会で話したらレスリングやってたってことでハードヒットに出てもらうようになって、今やメインイベントも1回経験してますからね。だから発掘することはもちろん楽しみなんですけど、その発掘のされ方が強さへの渇望っていうのが、こんなプロレス界にとって明るいことはないと思うんですけどね。それを証明したい! 服部選手にしてみれば(9.5千葉大会で)1回勝ってるんだからやる必要ないし、意味ないわけですから。でも『いいです。やります』って。大人しいですから『返り討ちにしてやる』とか言わないですけど、僕はこのカードに結構注目しています。どっちかに一本取ってほしいですね。打撃でも関節技でもいいので、とにかく一本取ってほしいです」

ーーそういう今のプロレス界で薄れつつある勝つことへの執念だったり、負けたことの悔しさという、まさしくプロレスの原点が観られるのがハードヒットだと?
光留「ハードヒットだけになっちゃダメなんですけどね。だけど、僕は周りを否定するんじゃなくて、周りの団体で言うところのライトアップされた入場通路だったり、売店のおまけであってり、選手のコスチュームであったりが、うちでは必死こいて相手を殴る、心の奥から相手に勝ちたい、相手の関節を極めたい、勝負を終わらせたい、フィニッシュ獲りたいっていう純粋な気持ちだけでいい興行だと思っているので、敢えてほかのものを……まぁ敢えてっていうより、つけようと思ってもつけられないですね。僕が自分のブログで見どころ書くくらいですね」

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