【試合結果】7・8 アイスリボン後楽園ホール大会 【ICE×∞】藤本つかさvs柊くるみ 【リボンタッグ】星ハム子&宮城もちvs希月あおい&真琴 【氷結相撲】鈴木秀樹vs藤田あかねvs松本都
アイスリボン後楽園ホール大会『サマージャンボリボン2018』
日程:2018年7月8日(日)
会場:東京・後楽園ホール
開始:11:30
観衆:784人
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○テキーラ沙弥/ジュリア
7分20秒 グランマエストロ・デ・テキーラ
松屋うの/●つくし
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
弓李/○尾﨑妹加/本間多恵(Beginning)
10分34秒 アルゼンチンバスター→エビ固め
華蓮DATE/●星いぶき/朝陽
▼タッグマッチ20分1本勝負
○世志琥(SEAdLINNNG)/華DATE
10分25秒 ダイビングセントーン→体固め
トトロさつき/●直DATE
▼氷結相撲巴戦 15分1本勝負
【挑戦者】○藤田あかね
7分23秒 みやここクラッチを切り返し→うすDON2
【推薦者】●松本都
※もう一人は【王者】鈴木秀樹
※第26代王者が3度目の防衛に失敗。あかねが第27代王者へ
▼次期ICEx∞挑戦者決定戦 シングルマッチ時間無制限1本勝負
●世羅りさ
11分23秒 アイシクルバック・トライアングル
○雪妃真矢
▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合20分1本勝負
【王者】星ハム子/○宮城もち
13分48秒 雪崩式メタボリックサンド→片エビ固め
【挑戦者】希月あおい/●真琴
※第43代王者が初防衛に成功
▼ICEx∞選手権試合30分1本勝負
【王者】○藤本つかさ
16分33秒 たいようちゃん☆ボム
【挑戦者】●柊くるみ
※第28代王者が初防衛に成功
ICEを防衛した藤本の前に立った雪妃が「私はアイスリボンの中心になる覚悟ができてます」と叫び横浜文体での挑戦者へ!志田が登場し世羅とのシングルが決定!鈴木秀樹がベルトを強奪しカシン投入を宣言!
オープニング
まずは全選手入場式。
選手を代表して藤本つかさが「皆さん本日はご来場いただきましてありがとうございます!第28代ICE×∞チャンピオンの藤本つかさです。今日はじめてアイスリボンに来たよという方手を上げてください!(沢山の手が上がる)ありがとうございます!結構いらっしゃる!今日は皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。そしてオープニング初っ端からハッピーなご報告をさせていただきます。(ファン「結婚?」)結婚ではございません。練習生、すず、リングに上ってきてください。今年の4月から練習生としてアイスリボンの寮に住んでいます15歳のすずですけども、8月26日横浜文体でデビュー決定です!皆様になにか一言よろしくお願いします」
すず「ありがとうございます。嬉しいです(泣きながら)デビューまで頑張りますのでよろしくお願いします」
藤本「嬉し涙は素敵ですね。今日はアイスリボンの一員としてはじめてのセコンド業務をお願いしますので、皆さんすずにも注目していただけましたらと思います。それでは本日も全7試合張り切ってまいりましょう!サマージャンボリボン、スタート!」
第1試合
握手をスカしたつくしに沙弥とジュリアが奇襲し試合開始。二人はそれぞれ首投げも、つくしがジュリアに掴みかかるが沙弥がカット。つくしをロープに振ってダブル攻撃を狙うが、つくしが避けてうのとともにそれぞれドロップキックを叩き込む。
つくしはジュリアにヘアーホイップから顔面を踏み潰す。ジュリアは逃れるとエルボー連打からドロップキックでつくしをふっ飛ばしフォールも2。
ジュリアはロープに振るもつくしはカサドーラフットスタンプ。つくしはうのにタッチ。
うのはコーナーに振って串刺しドロップキック。ロープに飛んで再度ドロップキックからフォールも2。
うのは胴締めスリーパーもジュリアはロープへ足を伸ばしブレイク。
うのはエルボー連打からラリアットもジュリアは巻き込んで丸め込むが2。ジュリアは脇固めも、回転して逃れたうのにすかさず低空ドロップキックを叩き込み沙弥にタッチ。
沙弥はストンピング連打からマウントエルボー連打。お互い体勢を変えてマウントエルボーの打ち合いから、沙弥がストンピングもうのが蹴りつけ走り込むが、沙弥はクロスボディアタックで迎撃。沙弥が走り込むもうのはSTOで迎撃しフォールも2。うのはつくしにタッチ。
つくしはダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
エルボーの打ち合いからつくしがエルボー連打。沙弥もエルボー連打で返すとラリアットも、つくしは巻き込んで強烈なエルボー。ロープに飛ぶがジュリアが追走エルボーから足を刈って倒し沙弥がクロスボディアタック。ロープに飛ぶがうのが追走エルボーで倒し、つくしが飛び出せ元気。つくしはミサイルキックを叩き込んでフォールも2。
つくしはコーナーに登るとダイビングフットスタンプも、沙弥が避けてジュリアがビッグブーツ。沙弥がブーメラン式のダイビングクロスボディアタックからフォールもうのがカット。
沙弥がブレーンバスターからフォールも2。
沙弥がコーナー下にセットしコーナーに登るが、うのがエルボーでカットし肩に担ぐとサイドバスター。そこへつくしがダイビングフットスタンプを投下しフォール。これはジュリアがカット。
つくしはタイガースープレックスを狙うが、耐えた沙弥にでんでんむしも2。
つくしは走り込むが沙弥がグラン・マエストロ・デ・テキーラも、つくしはこれを切り返すが2。
つくしのラリアットを沙弥がグラン・マエストロ・デ・テキーラで3カウント。
<試合後コメント>
テキーラ沙弥&ジュリア
――つくし選手からの勝利は大きなものだと思います
沙弥「自分の中では大きな壁、強い先輩で、どこまでも勝ちにこだわる先輩で、『負けん気で強く行ったほうがいいよ』ってアドバイスを頂いたりとか、意外と引っ込み思案なところとかあって。最近つくしさんと一緒にやることが多くて負けん気の強さを学んだと言うか、勝ちにこだわる姿がプロレスで一番大事だなって気付かせてくれて、それを受け止めてくれて、今日はつくしさんから勝ったので、今日は大きな飛躍になると思いました。ホントにホントに!嬉しい!ただただ嬉しいです!ぶっ飛びました!ぶっ飛んだ!後楽園ホールで!つくしさんに勝てたなんて、デビュー当初から考えたら考えられない。怖い怖い、恐ろしいつくし先輩から勝てたなんて、すごく嬉しいです。その一言!ホントに!」
ジュリア「デビューしてから今までの自分は、プロレスが好きでプロレスを始めたはずなのに、なぜかプロレスが嫌いになってしまいそうな気持ちになってたんです。思うように出来ないことが本当に悔しくて。こんなにも出来ないんだったらやらなきゃよかったんじゃないかって思うくらい。だけど、藤本さんに39秒で自分は負けてるんですよ。その試合からは気持ちが変わりまして、ホントにさらに悔しかったので、これじゃダメだなって気持ちを切り替えることが出来て、今日後楽園ホールっていうビッグマッチに向けて心も徐々に切り替えていき、見た目も変えたんですけど、今日はホントは自分が勝ちたかったです。負けてばっかりでまだ勝てたこともなくて悔しいんですけど、今日は沙弥さんと、大好きな先輩なので……」
沙弥「誰にでも大好きって言う!(笑)」
ジュリア「誰でも大好きじゃないですよ!(笑)人によりますよ。好きな人には好きって言いますけど、そうじゃない人にはそうじゃないので(笑)」
――先輩の勝利を見て刺激を受けた?
ジュリア「受けましたね!つくしさんっていう高い高い壁だったわけじゃないですか。キャリアリセットされたとはいえ。そんなつくしさんから勝った沙弥さんを見て、私もまだまだこんなもんじゃないなって。もっともっと気持ちを出して勝ちに行かないといけないなって思いました」
――横浜文体に向けての抱負は
沙弥「自分はP's Partyっていうプロデュース興行をやらせてもらってるので、次回横浜文体はP's Party横浜文化体育館大会だと思ってやりたいと思います!」
ジュリア「このままではまだ未勝利のまま文体を迎えてしまうという最悪の事態になってしまいそうなので、横浜文体でちょっとでも今の自分よりもっともっと良いジュリアを見せられるように努力していかなきゃなと思って。そのために初勝利を掴まなきゃなって思います」
沙弥「今日の第1試合が面白いと思ってくれたら、P's Party、アイスリボン道場で行っておりますので足を運んでいただければと思います!」
第2試合
GEKOKU娘 From アイスリボンは with本間多恵で生歌でともに踊りながら入場。
ポーズを決めたところを10代トリオが急襲し試合開始。
トレイン攻撃で3人を串刺しにすると、多恵を捕まえ10代トリオがポーズを決める。
太鼓の乱れ打ちからいぶきがロープに飛ぶが、弓李がエプロンから蹴りつけ、妹加がキャメルクラッチでとらえると多恵とつくしが顔面にドロップキックを叩き込む。
多恵といぶきはエルボーの打ち合い。多恵がエルボー連打からロープに飛ぶがいぶきはショルダータックルで迎撃しフォールも2。いぶきは朝陽にタッチ
朝陽は三方からドロップキックを叩き込みフォールも2。
朝陽はあげようとするが、多恵が逆にボディスラム。フォールも2。
多恵は脇固めもいぶきと華蓮がカット。
GEKOKU娘で連携攻撃から多恵がジャックナイフも2。多恵は弓李にタッチ。
弓李のビッグブーツを弾いた朝陽がエルボー連打。朝陽はクロスボディも弓李はキャッチし正面に投げ捨てるとストンピングからドロップキックも2。
弓李はアームバーも朝陽はロープに足を伸ばしブレイク。
弓李はフィッシャーマンを狙うが、耐えた朝陽が逆さ押さえ込みも2。朝陽は首固めも2。朝陽はスクールボーイも2。
朝陽はロープに飛んでドロップキックからフォールも2。朝陽は華蓮にタッチ。
華蓮はミドルキック連打から二段蹴りのミドルキック。フォールも2。
華蓮はロープに飛ぶが弓李は腰投げからフォールも2。弓李は妹加にタッチ。
妹加はエルボードロップからセントーン。フォールも2。
妹加はロープに飛ぶが、エプロンから朝陽が蹴りつけいぶきと華蓮がサンドイッチ。さらに華蓮がコンビネーションキックを叩き込んでフォールも2。
妹加のラリアットを華蓮は逆打ちで切り返しフォールも2。華蓮は息吹にタッチ。
いぶきはショルダータックルも、受けきった妹加がエルボー連打からエルボーの打ち合いへ。いぶきがエルボー連打からロープに飛ぶも、妹加はショルダータックルで迎撃し、多恵がDDTから弓李がバッククラッカー。そこへ妹加がダイビングセントーンを投下しフォールも朝陽がカット。
妹加はダイビングセントーンも、いぶきが避けて朝陽がミサイルキック。さらに華蓮もミサイルキックからいぶきがダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
いぶきはライトニングスパイラルからフォールも弓李がカット。
いぶきがコーナーに登るも、弓李が頭を叩いて多恵がエルボー。妹加がアルゼンチンも息吹は丸め込もうとするが妹加が潰してフォールも切り返し合戦。華蓮がローキックで援護するも2。
息吹はロープに飛ぶが妹加がラリアットで迎撃しフォールも華蓮がカット。
妹加はロープに飛んで走り込むが、息吹がスライディングして股をくぐると丸め込むが2。
いぶきはスクールボーイも2。いぶきは担ぐが、着地した妹加がショートレンジラリアットからブレーンバスター。フォールも2。
妹加はアルゼンチンで担いでトーチャーラックボムで3カウント。
第3試合
先発は華と直。ローキックでお互い牽制し、華がハイキックも避けた直がタックル。だが避けた華が前に出るが、直がヘッドロックからグラウンドに持ち込むも華がヘッドシザースで逃れて距離を取る。両者タッチ。
ショルダータックルのぶつかり合いを世志琥が制し、コーナーに振って走り込むがトトロはショルダータックルで迎撃しフォールも2。トトロは直にタッチ。
直はローキックを打ち込んでいくが、世志琥がキャッチし足にエルボーからロープに振ってラリアット。避けた直がトラースキックからフォールも、返されるとすかさず腕ひしぎへ。世志琥はロープへ足を伸ばしブレイク。
直は袈裟斬りチョップ連発からソバット。ロープに飛ぶが世志琥はニーリフトからコンビネーションキック。さらにケンカキックを叩き込んでのセントーン。フォールも2。世志琥は華にタッチ。
華はコーナーに振ると世志琥が串刺しラリアット。さらに華が串刺しの飛び蹴りからフォールも2。
華はサッカーボールキック連打も、華はキャッチして倒すと逆エビを狙う。だが華はその足を軸にソバットから走り込むが、直が担いでバックブリーカー。
直と華はミドルキックの打ち合いから華が左右のハイ。直が避けてDDTからフォールも2。直はトトロにタッチ。
トトロはコーナーに振って串刺しボディスプラッシュから、逆コーナーに振って再度串刺しボディスプラッシュ。トトロはボディスラムを狙うが華が丸め込むが2。
華がローキックからフォールも2。
華は踏みつけてから世志琥にタッチ。
世志琥はセントーンから華とダブルのミドルキック。さらに世志琥がランニング式ケンカキックから、引き起こしてチョップ。ロープに飛ぶが、直がエプロンから蹴りつけトトロが追走ラリアット。さらに直がサッカーボールキックを叩き込んでトトロがセントーン。フォールも2。
トトロは担ごうとするが、膝蹴りで迎撃した世志琥がロープに飛ぶが直が追走ラリアットからトトロがショルダータックルで倒しフォールも2。
トトロのボディアタックと直のミドルキックのサンドイッチから、トトロがコーナーに登ると直と共にファンタスティックフリップ。フォールも華がカット。
トトロはフォーリン・トトロを狙うが、華がカットし世志琥がデッドリードライブ。さらにスライディングラリアットでなぎ倒す。
世志琥とトトロはエルボーの打ち合いから、トトロはエルボー連打からロープに飛ぶも世志琥がバックを取って華がトラースキック。これをトトロが避けて誤爆させると、直と共にダブル攻撃を狙うが世志琥がダブルラリアット。さらにトトロにスライディングラリアットからフォールも2。
世志琥はダイビングセントーンを投下しフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
世志琥&華DATE
――トトロ選手が最後突っかかってきました
世志琥「正直、トトロみたいなデカい選手と当たることって中々無いので楽しみにしてたんですけど、やっぱりセントーンはやべぇってことがね。自分も使ってるんですけどね、あの技はマジでヤベーなって思って。自分も使ってるからこそ今日はその技で取りたかったし、トトロも今日負けて悔しかったんだろうけど、でもあんな張り返す力あるんだったら試合中やってこいよって話だし、張り返して来たんだったら覚えてろよって。ウチは忘れないから」
――今後もトトロ選手との対戦はありえる?
世志琥「自分はもうトトロに勝ってるんで、自分からやりたいっていうことは無いですけど、向こうがまた自分とやりたいって言うんだったら、いつでもやってやります」
――華選手は今の試合を終えていかがでしたか
華「初めて世志琥大先輩とタッグを組ませていただいて、本当にありがたいことですし、逆にホントは勝利を決めていただいて引っ張っていただいた感じがしたので、是非相手として戦える機会が来たら、是非戦いたいですし、やっぱり自分の力でしょう売りを決めてこそ嬉しいと言うか、もちろん今日勝ったことも嬉しいんですけど、ちゃんと自分の力で勝てなかったことが悔しいので、もっとトレーニングして上達していきます!ありがとうございました!」
第4試合
氷結相撲凶器戦に変更となり、ハードコアルールへ。
あかねがバット、都がカラオケのリモコンをとって鈴木に殴りかかるが、鈴木は羽交い締めにしてあかねがバットをフルスイング。鈴木にもスイングしていくが、都がそれぞれローキックを叩き込んでいくも、あかねが都を羽交い締めにして鈴木が都の腹にバットをフルスイング。悶え苦しむ都に、鈴木とあかねはダブルのジャイアントスイング。あかねは遠心力で場外に吹っ飛び、そこへ都がエプロンを走り込んでのダイビングフットスタンプ。
都はリングに戻り鈴木を蹴りつけ、バットを持つと殴っていく。微動だにしない鈴木に都はフライングクロスチョップ連発からローキック。鈴木はビンタから背中にチョップ。さらにイスをリング中央に置いてそこへボディスラムを狙うが、あかねがカットし都とともに鈴木にイスに向かってのダブルのブレーンバスター。
都とあかねはロープに振るが、鈴木はダブルラリアットでなぎ倒し、2人まとめてキャメルクラッチ。都が指に噛みつき逃れると、鈴木は背中にチョップを叩き込み、あかねをコーナーに振っていく。鈴木はあかねに走り込むが、あかねはイスを鈴木に投げつけキャッチさせるとそこへのショルダータックルで吹っ飛ばす。
あかねはプカプカあひるを鈴木に叩きつけ、レゴブロックをリングにぶちまけると鈴木を担ぐが、鈴木は着地し逆に担ぐがあかねが丸め込むが鈴木は切り返すも「痛い!」とレゴに悲鳴をあげる。
あかねはエルボー連打からロープに飛ぶも、鈴木はバックエルボーで迎撃し、鈴木はレゴを一箇所にまとめると、あかねをボディスラムで叩きつけフォールも都がカット。
都はイスを鈴木に持たせてシャイニング崖ザードからフォールも1。
都はマンマミーア式踵落としからフォールも2。
都はお卍固めを狙うが鈴木の背中から滑り落ちる。再度お卍固めでとらえるが、鈴木は都の顔面にレゴを投げつけて迎撃するとマフラーホールドから振り回して投げ捨てる。
鈴木は弓矢固めでとらえるが、あかねがそこへダイビングボディプレス。都は避けて鈴木をフォールさせるも都がカット。
都はカラオケのリモコンで鈴木の顔面を殴りつけ、あかねにもリモコン攻撃からみやここクラッチもあかねが切り返して丸め込み3カウント。
勝利したあかねの腰にベルトが巻かれるその瞬間、鈴木がベルトを強奪。
鈴木「レゴ痛いっす。レゴ痛かったっす。女将さん今日とったけど、僕が(ベルト)盗んだので、もうちょっとだけ続けましょう。もっとエーって言ったほうがいい。俺が一番これおかしいと思ってる。次は、文体ですかね。文体、これは3WAYのベルトですが、私はこちらの人を用意しました。(モニターにカシンが映る)出てきません。来てくださいって言ったんですけど嫌ですって断られました。ですので、これ文体まで僕が預かりますので、文体で、パートナーにします僕は。誰か見つけてきてください。4人でトライアングルやりましょう」
あかね「初めてなんですよ。タイトルマッチ勝ったの。6年めにしてやっと、ベルトが巻けると思ったのに、なんなのもう!何文体?そんな大一番であいつとやんの?もっといいことやりたかったよ。けどやらないとあのベルト返してもらえないそうなんで、あいつらに負けないパートナーを探して必ずベルト取り戻したいと思います。ありがとうございました」
<試合後コメント>
藤田あかね&松本都
都「くやしぃ~っ!うぅ~!くやしいですぅ~!ベルトがこの場に無いっていうね」
あかね「どういうことぉ?3WAY、トライアングルなのにタッグマッチって言ってましたよね?」
都「次のね、文体。カシンさんもこんな使い方して良いんですか?!私は悲しいです!」
あかね「ねぇ?初めてなんすよ、(ベルトを)獲ったの?それを持ってもっちゃんとくるみを迎え入れるっていう約束をしてたんすけど、なんなんすか?」
都「好き勝手やりすぎですよね。ベルト取り戻したのに」
あかね「いや、もう終わりですよ?もうホントに完全に」
都「ベルトが戻ってこないと困っちゃいますから!」
あかね「ていうかね、痛いですよ」(都にデンモクで殴打されたおでこをさすりながら)
都「まあね、真剣勝負なんで」
あかね「ここ!」(殴打されたところを見せる)
都「きゃ~っ!たんこぶ!(笑)」
あかね「……もう、松本都きらい」
都「きらい?」
――スクリーンにカシン選手が映し出され、二人で来ることを示唆しました
都「いいなぁ、カシン様」
あかね「いや、だって、やらないとベルト返してもらえないですもんね?」
都「ベルトは今どこにあるんでしょうか」
あかね「……高円寺?」
都「高円寺に持って帰った?」
あかね「高円寺に向かってるの?えぇ……どうして?やって勝たないといけないんですか?別に勝たなくてもいいんですか?ねぇもうホントやだ!」
――自ら望んでこの戦いに関わっていたのでは
あかね「いやいやいや!違う!なんかもう、終わるかなって思ってて。だって文体とか、なんだったらフランクでタッグとか挑戦したかったっすよ!まあ、もっちゃんいるけどね?くるみさんと組んだりとか。なんなのこれ?あっ、でも10周年でベルト無くて残念でしたね」
都「でもまだチャンスはあるんで!ビッグマッチもあ……トライアングル無い!どうしよ~!じゃあ早く奪い返してきてください」
あかね「じゃあもう一回同じカードでやります?」
都「もう一回同じカードでやる?氷結相撲ファイナル!」
あかね「ファイナル!」
都「ファイナル!」
――鈴木&カシン組vs女将&都組での挑戦?
二人「違う違う違う!」
都「私はもう別なカードをちゃんと……」
あかね「そんなのもう1vs3みたいなもんじゃないですか、こんな味方だったら」
都「でもいいな~!カシン様とやりかったです」
あかね「代わる?」
都「いや代わるのは嫌だけど、カシン様だけ欲しい」
――女将さんはパートナーをどうする?
あかね「えっ、いやっ……どうしよう。まあ、ワシと言えば尊敬できる信頼できるパートナーが約一名いるじゃないですか。……スケジュールはどうなんですかね?」
都「どうだろうねー」
あかね「ちょっとあの、自分のできる限り当たってみたいと思いますけど、ホント旅に出ないとですね。探す旅に……。まずどっから行けばいいと思います?」
都「難しい質問ですね~。でもカシン様は当日会場に来ないとか普通にあるらしいですよ」
あかね「ハァ~~ッ?!」
都「そう聞いたし、ベルトとかも着払いで送ったりするとか聞いた」
あかね「最悪来なかったらトライアングルでやればいいんじゃない?」
都「え~!今日で絶対最後だと思ってベルトだって獲ったのに~!」
あかね「なんなの?!セミ・メインで出る二人がセコンドに付いてくれてですよ?どういうこと?!もう許さない。一生高円寺に足を踏み入れない」
都「高円寺に?」
あかね「うん。高円寺に行かない」
都「私はでも、望まない形ですけどあの人からベルトを剥がせたので私の役目は終わったなって感じです。私は文体にあるので、そっちに集中!頑張ってね!鈴木くんに関わってないとすっごく面白いから。私は楽しみです」
――鈴木秀樹からは卒業?
都「卒業です!ありがとうございました!今まで!」
あかね「い~な~……。今日で終わりにする予定だったんだけどな~」
都「文体でね、ベルトね」
あかね「でも今日で別に自分は事業部を抜けてもいいってことですよね?」
都「もう解散してもいいってことですよね。簡単だから」
あかね「もう知らない。でも女将って名前は好きだからなぁ……。とりあえず頑張って取り戻します」
第5試合
世羅がヘッドロックからショルダータックル。さらにロープに飛んで雪妃はハイキックを避けるとランニングダブルニー。避けた雪妃を丸め込むが、切り替えした雪妃に走り込むとお互いアームホイップで切り返し合う。
手4つも世羅がガットショットから背中にエルボー連打。さらにヘアーホイップから顔面を踏み潰す。
世羅は雪妃をリバースしてリングに叩きつけると逆エビ固め。さらに背中にダブルニーを投下してフォールも2。
雪妃がコーナーに振って走り込むが、世羅がショルダースルーも雪妃はエプロンに着地しロープを使ったアームブリーカーからミサイルキック。フォールも2。
雪妃は脇固めも世羅はロープへ。雪妃はその腕を踏みつけ、世羅はたまらず場外へ。
世羅はリングに戻りエルボー合戦へ。雪妃はエルボー連打から走り込むも、世羅は強引に担いでセラリズムバスター。フォールも2。
世羅はコーナーに振って串刺しエルボーから串刺しダブルニー。フォールも2。
世羅は担ぐも雪妃はアームホイップで切り返し、走り込んで来た世羅にSTOからフォールも、切り返されると三角絞め。世羅が腕を抜いて腕ひしぎも、抜けた雪妃が引き込み腕ひしぎからシーソーホイップで投げ捨て腕ひしぎ。世羅はロープへ。
世羅は投げようとするが雪妃が逃れてロープに飛ぶも、世羅はドロップキックで迎撃してアティテュード・アジャストメント。フォールも2。
世羅はダイビングダブルニードロップも避けた雪妃がスライディングレッグラリアート。フォールも2。
世羅はファルコンアローからフォールも切り返し合戦。世羅は走り込むが雪妃はハイキックで迎撃。両者ダウン。
エルボーの打ち合いから、世羅がエルボー連打。担ぐも雪妃が丸め込むも2。
雪妃はスクールボーイも2。雪妃は再度丸め込むも世羅が切り返すも2。
世羅がロープに飛ぶも雪妃は避けてトラースキック。フォールも2。
雪妃はバズソーキックからフォールも2。
雪妃はコーナーに上るが、世羅はエルボーから担いでスパイラルボムを狙うが雪妃がフランケンで丸め込むも2。
雪妃はミドルックも世羅がキャッチしスパイラルボム。フォールも切り返し合戦から雪妃がアイシクルバックトライアングル。これで世羅がギブアップ。
世羅「(客席に向かって)なんでそこにいるんですか!」
志田「すいませんなんか大切な後楽園ホールの途中で。元アイスリボンの志田光です。今日は、ほんとに、アイスリボンで見たい選手が居て、その人を見に来たっていう、後楽園ホールの打ち合わせのついでではあるんですけど、アイスリボンでどうしても見たいなっていう人が居たので来ました。チケットも買ってきました」
世羅「そういう問題じゃないですよ志田さん」
志田「ほんとに、ほんとに久しぶりにアイスリボンを見て、相変わらずだなって」
世羅「どういうことですか相変わらずって」
志田「そんなに怖い顔しないでよ。いい試合だったし試合後友情タッグで、そんな怖い顔しなくてもいいよ。で、私今年で10周年迎えるんですよ。10月の9日にここで自主興行やることになったんです。で、そのアイスリボンでどうしても見ておきたいなって居た人が、自主興行に出てほしいなって思ったんですよ。それが世羅。負けたけれども、私は世羅のアイスリボンに居た頃世羅のコーチとしてやってたし、負けたけれどもやっぱりすごく闘志とか、なんかこう、くすぶってる感みたいなのが私は世羅好きだなって思いました。是非10月9日私の自主興行に出てくださいお願いします。見たいよね!出てほしいよねお願いします!」
世羅「志田さんだって何も変わってないですね。何も変わってない。自分のコーチやってた時も辞める時だって今も何も変わってない。やめる時なんで自分とシングルやってくれなかったんですか?根に持ってるんですからね。コーチとして育てて頂いて志田さんが辞める時闘わせてももらえなくて悔しくてここのリングでずっと闘い続けてるんですよ。だから今そこにいるなら自分とシングルマッチやってください」
志田「いいけど、自主興行じゃないよ。自主興行でシングルは」
世羅「アイスリボンの興行に決まってるじゃないですか!こっちのリングで」
志田「…はは、わかりました。シングルマッチやりましょう。お客さんの声も聞こえてますけど私はどこでもいい。どこでもいいよやりましょう」
世羅「もちろんふさわしい場所を用意しておきますよ」
志田「シングルマッチやりますので私のオファーも考えといてください」
世羅「ここをぬるま湯って言ったこと、後悔させてやりますから」
<試合後コメント>
雪妃真矢
――久しぶりの世羅選手とのシングルで勝利しました。今のお気持ちは
「どうだろう……楽しかった。緊張したし。でも世羅さんとじっくり1対1で相対することがタッグを組んでベルトを取ってから無くなってたから、隣りにいると心強いとは思うんです。それは分かってるけど、面と向かったときの怖さって都合よく忘れてるんですよ。去年闘ったとき敵わなかったとか。でも、なんでしょう、闘って分かったというか、なんでしょうね。別に多分この先も世羅さんとの絆は壊れないっていう確信があるから、こんだけやっても大丈夫だし、私は多分世羅さんのことを一番よく知ってるから、世羅さんが壊れないのも知ってるし、世羅さんが譲ってくれる人じゃないっていうのも知ってるし。世羅さんの中に迷いがあったっぽくて、それを試合前に吹っ切ってくれてたらいいですけどね。どうなんだろう。笑顔で『お願いします!』って言ってるんだから笑顔で『お願いします!』って言ってくれればいいじゃん。なんかね、こう……(握手の手を出しては引っ込める世羅を真似て)『どうしよっかな?』みたいな。なんか私は、闘っても壊れないし、世羅さんが私に勝って挑戦するってことになっても多分私は恨んでないし。私は倒しに行こうって思って。世羅さんはどうだったのかな。私はでも、やれること全部やって出し切ったし、世羅さんも手抜きしないでやったなら良かったなって思います」
――今日は腕攻めにこだわってフィニッシュも腕への関節技でした
「そうですね。私はいつも世羅さんのテーピングを巻いてるし、世羅さんの肩がどういう状態か、どうしたら痛いかも知ってるし、壊さないためにどうしたらいいかも知ってるし、多分一番知ってる私だからこそ出来るんじゃないですか?ああいう攻めは。多分そうだと思う。私だからこそ、私じゃなかったらしてないと思う。怖いと思うし。私だからこそ、勝てた勝ち方だと思うし」
――信頼しているからそこまでやれたと
「そうですね。そうだと思います。分かんない。向こうがどう思ってるか分かんないけど壊れてたらウケますね。『もう組みません』とか。でもそうなったらそうなったでしょうがない!戦友でありライバルでありパートナーでありだから、絶対こんなことで壊れないと思います」
――その結果、王座挑戦権を得ました
「はい!挑戦権を獲得しまして、私はアイスリボンに所属してからデビューして3年7ヶ月。それでシングル挑戦したのが二回なんです。藤本さんが所属全員と王座戦やるぞ!って
言ったときと去年の世羅さんに挑んだときの二回しかやってなくて、シングルのタイトルマッチとしての経験値はものすごく浅いから、不安っちゃ不安だけど、自信があるかって言ったら『自信あります!』って堂々と言えないかもしれないですけど、でも、自信があるとかあるとかないとか関係ないですよ。あるのは覚悟ですよ!後輩見てても思うけど、『自信ないです』って、だからなんだって話で、私もそうだったし自信なんて無かったし、多分いつまで経っても自信なんて持てないと思うんですよ。『これが出来るようになった、あれが出来るようになった、去年より成長した』って思ってももっともっと上があるから、100%自信が持てるってことはないと思うし。でも、なんだろ。私、後輩見てて気づけるのかなって思った。自分がホント新人として扱われてたときには覚悟なんて無かったし、欲も出していいのかわかんない感じだったし、でも、今の私には欲があるし野心があるし、覚悟があるので。ビッグマッチのメインイベント、怖いと思ってるだろうし、私も怖いと思ってるし。怖いと思うけど、でも大丈夫。覚悟があるから。アイスリボンの中心になるには自信じゃないですよ。覚悟ですよ。持つべきは。そう思います」
――その相手はメインイベントの結果次第です
「そう!見ないといけないですね。どっちでしょうね!どっちが来ても最強だから、うん。でも世羅さんに勝ってるっていう自信があってシングルに挑むので、どちらと当たることになっても怯むこと無くやれる覚悟はあると思います」
第6試合
乱戦で試合開始、らぶっちゃが串刺し攻撃からダブルのお・し・り・だー!!。ロープに振るも真琴とあおいはそれぞれフェイスバスターで倒し元・アイストレインからの青春ピラミッド。
あおいがもちをコーナーに振って「アイスリボンただいま!」と串刺しボディスプラッシュ。さらにモンゴリアンチョップ連発。もちは走り込むもあおいはバックブリーカーからフェイスバスター。あおいは真琴にタッチ。
真琴は顔面を蹴りつけ、ロープに振ってからケンカキック。フォールも2。
真琴はボディスラムを狙うがもちが逆にボディスラム。さらにランニングヒッププレスからフォールも2。
もちがハム子の腹に叩きつけて、ハム子ともちでサンドイッチ腹ウォッシュ。もちはハム子にタッチ。
ハム子が逆エビ固めも、あおいが真琴の手を引っ張りロープへ、真琴がビッグブーツからフォールも2。
真琴はWWニーも、ハム子は避けて真琴のビッグブーツを腹で弾き返したハム子が真琴の顔面に腹を叩き込み、担ぐも真琴は着地しDDT。フォールも2。真琴はあおいにタッチ。
あおいはチョップ連打からランニングエルボー。さらにセントーンからダイビングセントーン。フォールも2。
あおいは担ごうとするも、耐えたハム子にガットショットからロープに飛ぶが、もちがエプロンからキャッチしハム子がボディスプラッシュ。さらにランニングボディアタックからシャイニング腹ザード。フォールも2。ハム子はもちにタッチ。
もちはランニングボディアタックから担ごうとするが、耐えたあおいが腕をもって回転し丸め込むも2。
あおいは走り込むが、もちはキャッチしブラックホールスラム。フォールも2。
もちはアルゼンチンで担ぐがあおいはローうを掴んで逃れようとする。そこへもちは走りこむも、あおいは奇声をあげて動きをとめるとカッターから真琴がダイビングクロスボディ。さらにあおいもダイビングクロスボディからノーザンライトスープレックスホールドも2。
あおいは足を刈って倒すとスノーブロウ。避けたもちがラリアットも、あおいは避けてジャンピングラリアット。フォールも2。あおいは真琴にタッチ。
真琴はビッグブーツ2連発からフォールも2。
もちは真琴をコーナーに振って串刺し攻撃も、避けた真琴がランニングショルダーからセカンドロープに寝かせて断崖式ダブルニー。フォールも2。
真琴は踵落としからWWニー。フォールも2。
真琴はエルボー連打からロープに飛ぶが、もちが追走ボディスプラッシュから、ハム子とともにもちハムバーガー。さらにダブルのバックドロップを狙うが、耐えた真琴をロープに振ると真琴は2人まとめてスピアーで迎撃。あおいがもちにスノーブロウから真琴がネックハンギングボムからフォールもハム子がカット。
ハム子は次々ラリアットでなぎ倒すと、真琴にダブルのバックドロップからもちを真琴に投げ捨てフォールも2。
もちはメタボリックサンドを狙うが真琴はリバース。もちのラリアットを真琴が丸め込むが2。
真琴は雁之助クラッチもハム子がカット。
真琴はもちを担ぐも、着地したもちが膝蹴りからメタボリックサンド。フォールも真琴が切り返すが2。
あおいはジャーマンから真琴がブレイジングキック。フォールも2。
真琴は走り込むがもちはもっちりバディシザースで迎撃するが2。
ハム子がダイビングボディプレスからもちが棚からぼたもち。フォールもあおいがカット。
ハム子があおいにラリアットで迎撃し、もちがまことにラリアット。フォールも2。
ハム子はコーナーのもちに真琴をホイップし、もちが雪崩式メタボリックサンドで3カウント。
<試合後コメント>
真琴&希月あおい
希月「ありがとうございました!負けたけれども、アイスに所属していた頃から言っていた『負けてハッピー』って言葉があるんですけど、その通りかなと。いざアイスのリングに戻って来て、あのブルーのマットの上に立ってみて、すごく感慨深いものがありすぎてこみ上げてくるものが抑えきれず、ちょっと試合前に涙してしまったんですけども、まあこれも含めて全部あおいなのかなって思いますし、歴史を作るっていうのには叶わなかったですけど、ハム子たちの初防衛戦の相手として自分たちの名前が残ったっていうことで!いやー、でもメッチャ悔しいです。ホントに悔しいです。最後にあのベルトをアイスで巻くチャンスは二度と無いと思ってるんで。うーん、すごく悔しいです!でもアイスに戻ってこれたっていう喜びのほうが、喜びでカバーしてるっていうところもがあります!それでも悔しいね、まこちゃん!自分と真琴が居なかったら絶対今のアイスリボンは無いし、アイスリボンすら旗揚げしてなかったと思うんで。今まで道は違ってきたけど進んできた道は間違ってないって自信はあるけど、これからもハッピー貫いて、アイスリボンにもうちょっと参戦してハッピーに出来たらなって思ってます!ありがとうございました!」
――久々に闘ったらぶりーぶっちゃーずは如何でしたか
あおい「なんかもうホントに当たれるのが嬉しくて夢みたいで。当たるの多分最後じゃないんですけど、なんか“引退”ってここまでそうさせるんだなっていうのをすごく実感します。二人とやれてよかったです!」
――戻ってきてよかったですね
あおい「はい!隣に真琴がいたっていうのも結構大きいですね。ありがとう!」
(真琴に話を振るも真琴が涙に詰まって話出せない)
あおい「変わってない!(笑)今も変わってないんじゃない?あぁ、面白い(笑)」
真琴「希月さんが最後のアイスリボンのタッグ挑戦のパートナーに私を選んでくれたのが嬉しくて舞い上がって、絶対勝つぞって気合い入れてきたんですけど、でも、試合前に(希月さんが)泣かれてて、そこで動揺するなぁっていう部分もあるので(笑)」
あおい「もー!動揺しないでよ~!(笑)」
真琴「ダメですね。私もREINAを退団してからフリーで頑張ってるんですけど、背負うものが無くなってしまって、ちょっと弱くなったかなぁと自分でも思っているので、こっからバッチリ巻き返します。希月さんの引退まで出来ることがあるならサポートします!」
希月「おっ!言ってくれたね!よろしくね!一緒にハッピーになろう!」
真琴「なります!」
二人「プロレスでハッピー!アイスリボ~ン!」
第7試合
ロックアップからリストの取り合い。くるみがグラウンドに持ち込むも藤本はヘッドシザースで逃れ距離を取る。
ロックアップからヘッドロックの応酬。くるみがヘッドロックで絞り上げて潰し、ショルダータックルで倒すとボディプレス。フォールも2。
藤本はドロップキックからサッカーボールキック。藤本はトーホールドから足へのサッカーボールキック。そのまま膝を極めていくが、くるみは髪を掴んでこれを逃れる。藤本はストンピングから足4の字。くるみはロープへ。
藤本はロープにくくりつけて背中にドロップキック。場外に落ちたくるみへダイビングクロスボディも、くるみはキャッチし場外に投げ捨てる。くるみは藤本を客席に叩きつけてからリングに投げ入れ、膝立ちの藤本の顔面へジョン・ウーからフォールも2。
くるみは投げようとするが着地した藤本がサッカーボールキック。これをキャッチしたくるみがエルボーからロープに飛ぶが、藤本が追走して走り込むとウラカンラナも2。
藤本はサッカーボールキック連発からフォールも2。
藤本はインフィニティを狙うが、くるみは巻き込んでブラックホールスラムからセントーンを投下しフォールも2。
くるみはスタイルズクラッシュを狙うが藤本は延髄斬りで迎撃。
藤本はコーナーに振って串刺しドロップキックから串刺し低空ドロップキック。さらにミサイルキックからフォールも2。
藤本はフェイスロックから極楽固め。藤本はビーナスシュートを狙うがくるみがバックを取って丸め込むが藤本は切り替えしてサッカーボールキック。藤本はたいようちゃん☆ボムを狙うがくるみはスプラッシュマウンテン。
エルボーの打ち合いから藤本がダブルチョップ連発。ロープに飛ぶがくるみはトラースキックからフォールも1。
藤本は水面蹴りから顔面に低空ドロップキック。フォールも1。
くるみはラリアットも、避けた藤本が走り込むがくるみはボディアタックで迎撃しキャノンボール。
くるみは藤本をエプロンに出してジャーマンを狙うが、耐えた藤本に人でなしドライバー。くるみは改めてリングで人でなしドライバーで突き刺しフォールも2。
くるみはダイビングボディプレスから、再度コーナーに登ろうとするが、藤本が追い抜くとビーナスシュート。両者ダウン。
エルボーの打ち合いからくるみがエルボー連打。さらに顔面を踏みつけていき、ロープに飛ぶが藤本はカサドーラも2。
藤本はロープに飛ぶがくるみは足をコケさせてラ・マヒストラルを狙うも、藤本は切り替えしてロープに飛ぶがくるみはラリアットで迎撃しフォールも2。
くるみは担ごうとするが藤本はモンキーマジックからインフィニティ。フォールも2。
藤本はビーナスシュートからフォールも2。
藤本はソバットから走り込むと直伝・たいようちゃん☆ボムで3カウント。
藤本「くるみやっぱすげぇな。負けるかと思った。あぶねぇ。でも、ほんとに10周年という目標、この気持ちだけで後輩ですけど、尊敬する後輩のあなたからとれて、初防衛戦できて本当に嬉しいです。ありがとう。くるみ、勝ったら、対戦したい相手がいるって言ってたよね。教えてもらえるかな?」
くるみ「今日、ほんとはつっかさんに勝って、そのベルトを取って、試合したい相手を言おうと思ってたんですけど、でも、そのベルトが無くても、試合がしたいです。それは、つくし(つくしがリングへ)色々あって、自分は、ずっと、悔しい思いをしてました。でも、それは、誰に言っても、多分、気持ちをわかってくれる人は居ないと思って、自分はずっと、一人で抱え込んでました。この1年何も喋ってないよね?挨拶ぐらいしかしてないよね?このままじゃ、だめだと自分は思うんです。そして、第1試合で、後輩に負けるつくしを、自分はもう見たくありません。この1年間、溜まった悔しさと気持ちを、横浜文体のシングルで、試合、しましょう」
つくし「お願いします(握手)」
藤本「第5試合、そこに雪妃がいるってことは世羅に勝ったのかな?勝ったら、挑戦したいって言ってたよねこのベルト。いいですよ。お約束どおり、挑戦してください」
雪妃「私、場所はどこでもいいって言いました。チャンピオンが決めてくれればどこでもいいって言いました。だけど希望だけお伝えしておきます。横浜文体でやらせてください」
藤本「私は決めてました。このベルト、このベルトをとった時に、私に一番最初に横浜文体で挑戦させてください。こういった人と試合をするって。決めてました。雪妃が来ると思ってたよ」
雪妃「よろしくお願いします!」
藤本「私も文体のメインに立った事ないよ相当なプレッシャーだと思うけどできんの?」
雪妃「他の後輩と違って、私はアイスリボンの中心になる覚悟ができてますからね!」
藤本「よろしくお願いします。文体に向けて、色々、色々動き出しました。2つ前の試合で、どっかで見たことあるやつが、ここに見に来てましたけど、私はぶっちゃけよくここにのこのこ来てくれたなと思いますよ。アイスリボンのリングにまたがってほしくない。それだけは言っておきます。では、これから、出場した全選手が、笑顔で、私のように鬼のような顔じゃなく笑顔で皆様のもとに握手に行きますのでギューっと握り返してください」
(握手を終えて)
藤本「私と都とハム子さんの10周年記念興行、8月26日、あと一ヶ月ちょっとです。ハム子さんは、ベルトを防衛して、私も、このベルトを防衛して、都もこのベルトは…ない。ベルトはない。ベルトはなくした。まあ、予想通りの結果だったんですけども、三本の矢は折れない。アイスリボンの3本の矢は私達です。2008年3本の矢はハム子都私この3人です。文体まで突っ走って突っ走ってじゃんじゃん上に行って、超満員の会場で試合させてください!それでは私がプロレスでハッピーと言いましたら、アイスリボンとおっしゃってください。この円陣がもっともっと大きくなりますように、プロレスでハッピー、アイスリボン!」
<試合後コメント>
くるみ
――メインは残念な結果に終わってしまいました
「そうですねー……。つっかさんと今まで試合してて自分が結構勝ってたので、行けるかなーって思ったんですけど、ダメでしたね。自分は勝ってやりたい相手がいるって大阪で言ったので、勝ってベルトを獲りたかったんですけど、やっぱりつっかさんを乗り越えられない……って言うんですかね?通り越せないと思いました」
――最近のシングル戦績は良好でしたが、今日は何が足りなかったと思いますか
「つっかさんに勝つときはダイビングボディプレスをして、ナッツクラッカーで勝ってたんですよ。今日狙ったんですけど、その前にビーナスシュート決まってしまって。そこが敗因だったかなと思います」
――本当は勝って言いたかったとは思うのですが、つくし選手との対戦を口にしました
「この一年、去年の夏に色々あって、つくしも多分悔しい思いが色々あったと思うんですけど、ずっと自分も悔しい思いを一年間ずーっと持ってきて、このままじゃダメだなって。許す気はないんですけど、このままでずっといるのもお互い何のメリットもないだろうし、文体で試合をして気持ちを伝えられたらなって思いました」
――お互いが先に進むための試合ということでしょうか
「そうですね。スッキリして……どうなるかは分からないですけど、気持ちをスッキリさせたいです」
――復帰してからのつくし選手の試合はどのような思いで見ていましたか
「なんだろうなぁ……印象は、今まで以上に頑張ってるなっていうのとともに、もっと“つくしらしさ”が出るんじゃないかなって。出てない気がして。今までのバチバチ感が無いなぁっていうのがあるので、そこを取り戻してほしいなって思いますね」
――かつてのアイスリボンの象徴的なカードだったと思うのですが、そこにまたたどり着きたいという思いはありますか
「うーん、どうだろ。今までどおりの試合には自分的にはならないような気がするんですよ。やっぱり色々な思いがある中で試合をするので。だから、なんですかね。今までとは多分違ったシングルになるんですけど、それが終わってから『アイスリボンといえばつくしvsくるみ』って言われるようになりたいと思います」
藤本つかさ
――文体前の後楽園で防衛に成功しました
「何度も苦手意識があるくるみだったので、何度も危ないシーンや心が折れそうなシーンがあったんですけど、でもやっぱり10周年で横浜文体がある。それが自分の中でモチベーションになって勝つことが出来ました」
――“気持ちの勝負”という意識はあった?
「そうですね。このタイミングだからこそ、苦手なくるみを克服したいというのがありましたし、あとは2つ前の試合が、その試合後が……いいときに上がってきて、『よくのこのこ上がってこれたな』って不思議でしょうがないです。今アイスリボンが盛り上がってて、急にパッと捨てセリフを吐いて辞めていった人が、こうやってホントよくのこのこ来れたなって。『やっぱ去っていく人って忘れてるんだな』っていうのを彼女を見て思い出しました。ホントに、アイスのリングに上って欲しくないという気持ちは私の中にはありますけど、それがあったから尚更勝たなくちゃなという気持ちはありました」
――世羅選手は「文体で志田選手とやりたい」という話をしていました
「そうなんですか。……世羅の気持ちは、聞いときますけど、あとはちょっと要相談です」
――出来れば上げたくはないと
「私だけじゃなくて、あのとき、リング上で私が『のこのこよく来たな』って言ったときに、後輩たちが、都もハム子さんもそういう顔してて、私が言葉に発しているだけで他の選手に聞いても同じことを言うんじゃないかなって思いますね。三本の矢は、私と都とハム子さんなので。2008年の三本の矢は。彼女の居場所はないですよ?」
――記念の自主興行にはアイスリボンの選手にも出てほしいという言葉がありました
「えーっ、スゴイですね。自分が言ったこととか忘れちゃうんですね。感心します」
――アイスリボンの試合については「相変わらず」と言っていました
「どういう意味ですか?私も実際会ってないので。モニター見て後輩が飛んできて、『お客さんが乱入してきました』って。今のアイスリボンのお客さんも含めて、彼女の存在が元アイスリボンっていうことが伝わってない。ホントに、なんていうんですかね。『過去なんだな』って思いました」
――同じ10周年ということで、かつての同期という気持ちはないですか?
「無いですよ。無いです!それより雪妃が『文体で』って言ってくれて。私はこのベルトを持ったときに、『横浜文体でやらせてください』って一番最初に言った人とやろうと決めていたので。雪妃が言ってくれました」
――雪妃選手に対しての最近の印象は
「自信がつきましたよね。世羅とアジュールレボリューションをやって、V7で止まってしまいましたけど、ホント『ベルトと一緒に成長した』っていう言葉がよく似合う選手だと思います」
――前に一度タイトルマッチをやったときとは違いを感じますか
「アレ以来シングルをやってないので、なんとも言えないですけど、変わってなかったらOKはしてないですよね」
――文体のメインは初めてということですが
「はい!初めてです私!楽しみですね!楽しみしか無いです。逆に雪妃は震えながらリングに立ってましたけど、自分自身のプレッシャーに勝てるのかな?っていう面でも彼女は色んなものと闘うと思います。私の10周年の相手なので!」
――10周年の記念の相手として相応しいと思いますか
「そうですね。はい!」
――文体のメインが所属同士の対決になったことについて
「私の理想通りです。ハイ!やっぱり『10周年くらい好きな人とやらせてよ』って思うので。好きな人っていうのはアイスリボンの選手なので、ホント理想通りです」
――雪妃選手は「覚悟を持って臨む」と言っていましたが、藤本選手はどういった思いで臨みますか
「私は文体の11年目のスタートにしていくつもりなので、文体を防衛して、自分の持っている最多記録も超えて、文体以降もこのベルトを使って女子プロレスを全盛期に戻します!」