【試合結果】5・22 新日本プロレス後楽園ホール大会 高橋ヒロムvsエル・デスペラード KUSHIDAvsマーティー・スカル ドラゴン・リーvs田口隆祐 SHOvsクリス・セイビン

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『ファイヤープロレスリング ワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25』
日程:2018年5月22日(火)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,720人(満員)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●岡倫之/フリップ・ゴードン(ROH)
7分28秒 パッケージドライバー→片エビ固め
[BULLET CLUB]○チェーズ・オーエンズ/石森太二(フリー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/○金丸義信(フリー)
9分43秒 逆エビ固め
ACH(フリー)/●海野翔太

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]●外道/ウィル・オスプレイ
8分58秒 バタフライロック
[CHAOS]○YOSHI-HASHI/YOH

▼タッグマッチ 20分1本勝負
タイガーマスク/●トーア・ヘナーレ
9分58秒 デスティーノ→片エビ固め
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]BUSHI/○内藤哲也

▼「BEST OF THE SUPER Jr.25」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●クリス・セイビン(ROH)【1勝1敗=2点】
15分9秒 ショックアロー→片エビ固め
[RPG3K]○SHO【1勝1敗=2点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr.25」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[タグチジャパン]●田口隆祐【2敗=0点】
11分14秒 デスヌカドーラ→片エビ固め
[タグチジャパン]○ドラゴン・リー(CMLL)【2勝=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr.25」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○KUSHIDA【1勝1敗=2点】
19分22秒 バックトゥザフューチャー
[BULLET CLUB]●マーティー・スカル【2敗=0点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr.25」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]●高橋ヒロム【1勝1敗=2点】
22分48秒 ピンチェ・ロコ→片エビ固め
[鈴木軍]○エル・デスペラード【2勝=4点】

デスペがヒロムを倒し「これが現実だ」と格付け!ジェリコからインターコンチへの挑戦要求も、内藤は「BOSJ中にこんなメッセージを流す新日本、トランキーロ!」と批判!

第1試合


 先発は石森とゴードン。石森がショルダータックルで倒すがすぐにゴードンが起き上がり、逆にゴードンがショルダータックルで倒し倒立ヘッドシザースホイップからトペを狙うが、石森は走って避けるとゴードンはロープに飛び乗りバク転して中央でポーズを決める。両者タッチ。

 岡のエルボーから膝蹴り。ヘッドロックからショルダータックルで倒し、ボディスラムを狙うが着地したチェーズが袈裟斬りチョップから場外へ逃げるが、岡が髪を掴んだ所を石森が顔面を蹴りつけカット。ゴードンがトペを狙うが、チェーズはこれを避け、リングに上がると岡にエルボーを打ち込んでいく。岡も立ち上がるとエルボーを打ち込んでいくが、チェーズは膝蹴りから石森にタッチ。

 石森はネックツイストからフォールも2。石森はチェーズにタッチ。

 チェーズはフロントネックで捕らえるが、タッチしようとしたゴードンにエルボーから岡にロープを使ったギロチン攻撃。チェーズは石森にタッチ。

 石森は岡の後頭部に乗って潰していき、レフェリーに注意されると場外からチェーズが岡の腕をひねる。石森が投げようとするが、岡がフロントスープレックスで投げつけてゴードンにタッチ。
 ゴードンはスワンダイブミサイルキックから、走り込んできた石森にカミカゼからチェーズにDDTを狙うもチェーズは正面に投げ捨て石森が剣山で迎撃。
 BULLET CLUBは連携攻撃を狙うが、ゴードンはチェーズにオーバーヘッドキックから石森にハイキック。避けた石森に延髄斬りも、石森はビッグブーツを叩き込んで両者ダウン。両者タッチ。

 チェーズはガットショットから走り込むが、岡はカウンターのボディスラム。岡はさらにランサルセから串刺しボディスプラッシュ。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 岡はレッドインクからチンロックで捕らえ、キャメルクラッチへ移行するも石森がカット。
 岡は走り込むが、チェーズは膝蹴りで迎撃しコンビネーションチョップからショートレンジラリアットで叩き伏せフォールも2。
 チェーズはパッケージドライバーで突き刺し3カウントを奪った。

<試合後コメント>
石森太二
「フリップ……ゴードン?名前はおぼえた。ちょっとなんか相手のペースに付き合いすぎたんで次の公式戦はガッチリ持ってって勝ちます。それと、向こうはオールインだかなんだか言ってるけど、変えたほうがいいよ。It's REBORN!!」

チェーズ・オーエンズ
「今日の試合を見たか?ボーンソルジャーとのタッグもいい感じに仕上がってきた。そして明後日は石森が勝つだろう。そして最終的にAブロックを勝ち上がるのは石森だ。Bブロックでもしスカルが勝ち上がってきたらBULLET CLUB同士の戦いだ、楽しみだね。いいんじゃない?……俺は撮るな、疲れてるんだ」

第2試合


 鈴木軍が急襲し場外乱闘から試合開始。
 リングに鈴木が海野を投げ入れると、顔面を蹴りつけて挑発。そのまま腕固めで捕らえ、張っていく海野に逆エビ固めから脇固め。さらにフェイスロックも、海野はなんとかロープへ足を伸ばす。鈴木は金丸にタッチ。

 金丸はロープに振って水車落としからストンピング。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 海野はエルボーを金丸と鈴木に交互に打ち込むが、金丸はビッグブーツで倒し鈴木にタッチ。

 鈴木は海野の髪を掴んでエルボー。倒れた海野を起こして再度エルボー。海野はふらつきながらエルボーも、鈴木は張り手から金丸にタッチ。

 金丸と鈴木は顔面を踏みつけ、金丸が起こすとロープに振るが、海野はパントキックからドロップキックも金丸はこれを避けてストンピング。金丸が走り込むが海野はドロップキックで迎撃しACHにタッチ。

 ACHはランニングエルボーから鈴木にエルボーも鈴木は微動だにしない。金丸がガットショットも、ACHはリープフロッグから背中にストンピング。続けてスライディングキックを顔面に叩き込み鈴木にエルボー。
 鈴木はリングに出てきてチョップの打ち合い。鈴木がエルボーで打ち抜き、倒れたACHはなんとか海野にタッチ。

 海野は鈴木にエルボーから金丸にランニングエルボー。エプロンの鈴木にエルボー連打も、鈴木がエルボーで返し、髪を掴んでいくが海野はエルボー連打。エルボーの打ち合いから海野がドロップキックで鈴木を場外に落とし、金丸にランニングエルボーからミサイルキック。フォールも2。
 海野はジャーマンを狙うも、耐えた金丸に走り込むが、金丸はニーリフトから串刺し攻撃を狙う。足を伸ばしてカットした海野がミサイルキックも、避けた金丸がファイナルカット。フォールもACHがカット。

 鈴木がACHにビッグブーツを狙うが、ACHはランニングエルボー。さらに走り込むも、鈴木はスリーパーで捕らえ、海野は金丸に首固めも2。金丸はラリアットから逆方エビ固め。これで海野はギブアップ。

 試合後も金丸はACHの肩を攻撃し続けた。

<試合後コメント>
金丸義信
「オイ、明後日のACH……間違いねぇだろオイ。あんなとこにテーピング巻いてよ。攻めてくださいって言ってるようなもんだろオイ。まだまだ、たかが2敗だよ。始まったばかりだ。よく覚えとけよ」

第3試合


 先発はオスプレイとYOH。オスプレイがロープに押し込むが、YOHが逆に押し込みクリーンブレイク。
 リストの取り合いをオスプレイが制して小手投げ。ヘッドロックからリープフロッグ。シーソーホイップからアームドラッグの応酬となりドロップキックの相打ち。拍手からグータッチも、オスプレイはハイキック。YOHは避けて両者タッチ。

 握手からグータッチ。ロックアップからYOSHI-HASHIがロープに押し込むとクリーンブレイク。だが外道がサミングからヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきったYOSHI-HASHIが走り込むがオスプレイがスワンダイブクロスチョップ。場外に落下したYOSHI-HASHIを外道が鉄柱に叩きつける。
 リングに戻ると外道がYOSHI-HASHIの腕を極めたままオスプレイにタッチ。

 オスプレイは肩を蹴りつけると、エルボースマッシュ連発。YOSHI-HASHIも立ち上がると逆水平チョップを打ち込み、エルボーとチョップの打ち合い。オスプレイはガットショットからコーナーに振って走り込むが、YOSHI-HASHIはバックエルボーで迎撃し走り込むもオスプレイはミドルキックで迎撃。YOSHI-HASHIは走り込んできたオスプレイにバックキックの延髄斬りからYOHにタッチ。

 YOHはランニングエルボー連発から外道にサミング。オスプレイはYOHをロープに振るも、YOHはエプロンに降りてハイキックから股をくぐってリングに戻ると背中を蹴りつけ、さらにエプロンに飛び降りトラースキック。
 YOHは投げようとするが、耐えたオスプレイにエルボー。串刺し攻撃を狙うが足を伸ばしたオスプレイがコーナーに登るもYOHはランニングキック。だがオスプレイはチーキー・ナンドス・キックから投げようとするが、YOHは切り替えして投げようとするもオスプレイがスタナー。しかしYOHもアイルビーバックからトラースキック。両者タッチ。

 YOSHI-HASHIはヘッドハンターから串刺しチョップ。さらにヘッドバスターからフォールも2。
 YOSHI-HASHIはカルマを狙うが、オスプレイが延髄斬りでカット。YOHがオスプレイにトラースキックから走り込むもオスプレイは延髄斬りで迎撃し、プランチャを投下するが、YOHは避けてエプロンへバックドロップ。YOSHI-HASHIが外道に走り込むも避けた外道がスクールボーイもYOHがカット。

 外道はYOHにサミングからYOSHI-HASHIにソバット。さらに首固めも2。
 外道は外道クラッチを狙うが、YOSHI-HASHIは足を刈って倒すとバタフライロック。これで外道がギブアップ。

<試合後コメント>
YOH
「僕は楽しみでしょうがないよ、オスプレイとの試合が。メチャクチャ楽しみでしょうがない。今チャンピオンでしょ?彼が最高なんでしょ?彼と試合できるなんて光栄だよ。オスプレイが空を舞うとしても、僕は元・風の神様なんでね。滋賀県にいい風吹かせますよ」

第4試合


 先発はBUSHIとタイガー。BUSHIはロープにもたれて挑発。タイガーは走り込んでガットショットも、BUSHIはサミングから走り込むがタイガーはショルダータックルで迎撃。BUSHIは場外へ。
 タイガーが追うも、先にリングに戻ったBUSHIはストンピング連打からマスク剥ぎを狙う。なんとか耐えたタイガーがコンビネーションキックからソバットで倒し、逆にマスク剥ぎを狙うがヘナーレがこれを止めてタッチ。BUSHIも内藤にタッチ。

 ロックアップからヘナーレがロープに押し込みエルボー連打。走り込むも前蹴りで迎撃した内藤がバックエルボーからツバを吐いてロープに飛ぶも、ヘナーレはショルダータックルで迎撃しストンピング。ヘナーレはブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 ヘナーレはロープに飛ぶが、BUSHIがエプロンから蹴りつけ、内藤がガットショットからBUSHIが場外から足を引っ張り倒し、内藤が顔面にスライディングキック。
 内藤はロープを使ったネックブリーカーから、ネックブリーカードロップで叩きつけてフォールも2。内藤はストンピングからBUSHIにタッチ。

 BUSHIはストンピングからTシャツを使ったスリーパー。BUSHIは走り込むもヘナーレはカウンターのスパインバスターからタイガーにタッチ。

 タイガーはフライングクロスボディからガットショット。コーナーに振って串刺しハイキックからタイガードライバーを狙うが内藤がカット。
 内藤はコーナーに振ってBUSHIが串刺しエルボー。避けたタイガーが内藤にソバットからBUSHIを内藤に叩きつける。
 BUSHIはエルボー連打も、タイガーは腕を巻き込んでタイガードライバー。フォールも内藤がカット。
 BUSHIは延髄斬りから走り込むが、タイガーはカウンターのパイルドライバーを狙うも内藤がカット。

 タイガーは走り込むが、BUSHIはオーバーヘッドキックで迎撃しコーナーに登るも、タイガーは正面に駆け上がり雪崩式アームドラッグ。タイガーはヘナーレにタッチ。BUSHIもタッチ。

 ヘナーレはエルボー連打から内藤のラリアットを避けてジャンピングショルダータックル。さらに串刺しラリアットからバックフリップ。フォールも2。
 ヘナーレはコーナーに登るが、BUSHIが足を掴んで動きを止め、内藤がエルボーから正面に登るも、着地したヘナーレが担ぐも内藤は着地。ヘナーレはエルボーから走り込むも、内藤がガットショットからBUSHIが丸め込み内藤がスライディングキック。
 内藤はデスティーノを狙うが、チアが―がカットしヘナーレがスピアー。
 ヘナーレはロックボトムを狙うが内藤が延髄斬りからBUSHIがコードブレイカー。内藤がジャックナイフも2.内藤はデスティーノで叩きつけて3カウント。

 突如場内が暗転し、ジェリコから内藤へVTRメッセージ。
ジェリコ「ナイトーサン、俺に対するコメントを読んでオマエの気持ちはよく分かった。オマエが新日本、そしてプロレス界の主役なのは認めてやる。だが俺に言わせれば…お前はこのマヌケな亀だ。マヌケな亀はクリス・ジェリコというスーパースターを目にして、全く動けずショックを隠せなかった。オマエに群がってるバカなファン共と同じリアクションだ。オマエを叩き潰して、インターコンチのベルトを奪ってやる。ベルトは必要ないんだろ?俺はトランキーロではいられない。6月9日ドミニオンで、俺のヤバさをオマエに教えてやる。6ヶ月間、クソ生意気なオマエを潰すチャンスを待ちわびてたぜ。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンなどクズの集まりだ。俺が10度目のインターコンチネンタル王座に輝く。オマエは俺よりも優れたレスラーだと言ってたな?その通り、オマエが新日本の“主役”で間違いない。だがポッと出てはすぐに消えていく他のクソレスラー共と何も違わない。俺はクリス・ジェリコ“アルファ”だ。世界最高のスターだ。だから日本までオマエを潰しに行ってやったんだ。ミスター・メインイベントさん、オマエは何年かかっても俺のようなスターにはなれない。だが俺のおかげでオマエも晴れて有名人だ。俺のおかげで名前が売れただろ。そしてドミニオンで俺に潰されてもっと有名になれるぞ。インターコンチのベルトを俺によこせ。バカな日本人には勿体無い。ベルトの価値を高めてやるぜ。ナイトー分かったか?余計な事を言わなければ良かったと後悔させてやる。6月9日ドミニオンを楽しみにしてるぜ。FA●KFACE!」


内藤「暗転するものだからさ、てっきり襲撃に来るものかと思ったぜ。彼もオクパード、忙しいんだろうね。まあでも、こんなちっぽけなメッセージを送ってくる方も送ってくる方だけど、流す方も流す方だ。だって、今は、ジュニアの祭典。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの、真っ只中だぜ?クリス・ジェリコそして、このVTRを流した新日本プロレス、こんな時こそ、まさに、トランキーロ!あっせんなよ。カブローン」

<試合後コメント>
内藤哲也
「まあ噛んでしまいましたが、リング上で言ったとおりだよ。今、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア真っ只中ですよ?確かに大阪城ホールの煽りも大事かもしれない。でも、今いちばん大事なのは、リング上で命をかけてるジュニアの選手たちなんじゃないの?もうちょっとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアなんだから、ジュニアの選手にスポットが当たるようにしないと、新日本がやらないで誰が変えるの?クリス・ジェリコがアピールしたいのは分かるよ?でもそれを良しとする新日本プロレスの姿勢がね、どうなのかなって思いますよ。まあ、一つ今日のメッセージを聞いて安心したことは、彼がインターコンチネンタル王座にちょっとでも興味があるってことかな。だって、1月5日、襲撃にきたとき、俺は前日に東京ドームでオカダに敗れてるからね?IWGPヘビー級王座を獲りそこねた俺を、彼は襲撃してきたんだよ?ケニー・オメガへのリベンジではなく、チャンピオンのオカダ・カズチカに行くわけでもなく、丸腰の俺に来たんだよ?それくらい彼の目に俺は輝いて見えたんでしょう。だから一番の目的は内藤哲也なんだろうって。タイトルマッチにする必要ないじゃんって思ってたけど、彼の口からインターコンチネンタル王座がなんちゃらかんちゃらって出てきたんでね、タイトルマッチとして行う意味があるんだなって。彼にその意志がないならやる必要はないと思ってたよ。だって俺も挑戦の意思がないのに挑戦させられた身だからね?彼には俺のような思いをしてほしくないと思ってたけど、彼が欲しいっていうなら賭けようよ。まあ、とりあえずそんなとこですかね。リング上で言ったとおり、今はベスト・オブ・ザ・スーパージュニア真っ只中ですから、俺の話なんかよりBUSHIの話を聞くことのほうが大事でしょう。というわけで、あとはBUSHIにおまかせします。アディオス!」

BUSHI
「実はさ、このベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、Aブロック発表されて、今二番目に楽しみにしてる相手がいるんだよ。それは、タイガーマスク。俺の記憶違いだったらアレなんだけどさ、過去に一回のタッグマッチ、そしてシングルマッチでたった一回ずつしかタイガーマスクと戦っていない。別に俺はそれでタイガーマスクを超えただなんてこれっぽっちも思ってないよ。本人だって『過去の栄光にはすがらない』って言ってんだ。だったら俺も恥ずかしくて言えないよね。俺のこの新日本プロレス、マスクマンとしての永遠のテーマは、ライガータイガーを超えるマスクマン、BUSHI……『新日本プロレスのマスクマンはBUSHI』って言われることが、俺のマスクマンとしての最大にして永遠のテーマだと思ってるから。だからこそ、次の公式戦、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、大津でのタイガーマスク戦、引導を渡してやるからな。楽しみにしとけ。エンセリオ!マ・ジ・で!」

第5試合


 セイビンがヘッドロックからリストの取り合い。グラウンドの攻防から一度距離を取る。
 ロックアップからリストの取り合い。セイビンが走り込みショルダータックルも、SHOは受けきり再度セイビンがショルダータックル。これも受けきったSHOにソバットから走り込むと低空ドロップキックからラ・マヒストラルも2。
 セイビンはSHOのミドルキックをキャッチしドラゴンスクリューからカサドーラからの膝殺し。セイビンは膝の上に登りジャンプして潰すと、場外に転がり逃げたSHOにエプロンを走り込んでのキック。SHOはこれをキャッチし足を刈って倒すと、エプロンでのパッケージドライバーを狙うがセイビンはリバース。SHOのボディにショルダータックルから場外へのブレーンバスターを狙うが、SHOはロープを使ったアームブリーカーから足を刈って倒すと低空ドロップキックで場外に叩き落とす。SHOはこれを追うと、鉄柱での腕殺し。

 リングに戻り、SHOがストンピングから腕固め。そのままリングに肘を叩きつけて、首投げからグラウンド卍。そのまま回転しフォールも2。
 セイビンはエルボー連打も、SHOはラリアットを避けてスリーパーから胴締めスリーパー。そのまま腕ひしぎもセイビンは切り替えしてフォールも、返したSHOは膝固め。セイビンはロープを掴みブレイク。

 セイビンはヘッドロックからDDT。セイビンはマンハッタンドロップからソバットを叩き込み、ロープに振るもSHOは丸め込もうとするが返したセイビンがサッカーボールキック。場外に降りたSHOを追ってエプロンを走り込んでのサッカーボールキックから、エプロンを走り込んでのトペ・スイシーダ。

 リングに戻り、セイビンはミサイルキックから串刺しビッグブーツ。コーナーに座らせると、耐えたSHOへ延髄斬りから再度正面に登ると雪崩式ブレーンバスターを狙うが、耐えたSHOにエルボー連打から雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 SHOはエルボー連打からロープに飛ぶが、セイビンは追走ニーからブーメラン式DDTを狙うも、SHOは力づくで止めるとアバランシュホールド。両者ダウン。
 
 チョップの打ち合いからラリアットの相打ち。SHOがジャンピングニーもセイビンは延髄斬り。セイビンが走り込むとラリアットの相打ち。SHOが走り込むもセイビンがラリアットで迎撃し、再度走り込みラリアットからフォールも2。

 セイビンはクレイドルショックを狙うが着地したSHOがローリングエルボーからロコモーションジャーマンも2。SHOは脇固めで捕らえ、セイビンは回転して逃れようとするもSHOは腕ひしぎ。セイビンは足を絡めて逃れるとスゥインギング・クルスフィックスも2。
 セイビンはトラースキック2連発からクレイドルショックを狙うもSHOはバッククラッカーから腕ひしぎ。これを切り替えしたセイビンがストンピング連打からフランケンを狙うも、SHOは力づくで受け止めパワーボム式バックブリーカー。フォールも2。
 SHOがショックアローで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>
SHO
「この勝利!この勝利の価値はリーグ戦の勝ち点2……そんなちっちぇーもんじゃねぇ!セイビンからの勝利!セイビンからの勝利だよ!シングルでだ!勝ち点2……そんなちっぽけなものより意味のある勝利だよ。公式戦、2日連続でBブロックの最初だよ。そんなの関係ねぇよ。俺はメイン食ってやるつもりでやってんだよ。あとのことなんて考えてねぇよ。それがなぜ出来るかって?メインイベンターの二人がそれを超える試合をしてくれるって信じてるから俺は思い切り試合ができるんだよ、俺は思い切り戦えるんだよ。この公式戦、今決まってるリーグ、俺はメインイベント0試合だ!メインはねぇんだよ!でも、優勝決定戦……まだメインイベント決まってねぇだろ?奇跡を起こしてやる。そしてマイクで俺がずっっっと前から、ずっっっと前から言いたかったことを、メインイベントのあとのマイクで言ってやるよ。そのためにも、俺は必ず優勝しなきゃいけねぇんだよ!」

第6試合


 手4つを田口が翻弄しなかなか繋げず、リーが困惑するがしっかり捕まえると捻り上げる。リストの取り合いから田口が自ら前転していくも、リーがスライディングキックを放つが田口はこれを避けていきグータッチ。

 リーが手4つのフェイントからガットショット。ロープに飛ぶと田口のラリアットをかわして田口を走らせる。田口はタイムを要求するが、リーは構わずドロップキックで場外に叩き出しトペ・コンヒーロ。

 リングに戻りドロップキックからエルボー連打。さらに「行っちゃうぞバカヤロー」と串刺し低空ドロップキックを顔面に叩き込みフォールも2。
 リーはエルボーを要求し、エルボーの打ち合いからリーがソバット。さらに走り込んで来た田口を丸め込むが、切り替えした田口がドロップキックで場外に叩き出し三角跳びプランチャを投下。

 リングに戻り、スワンダイブヒップアタック。フォールも2。
 田口はロープにもたれかかるリーに往復ヒップアタックから、リーのドロップキックを避けてヒップアタックからの「オヤァイ」。そこへリーはドロップキックを叩き込み、肩に担ぐも着地した田口がどどんを狙うがリーが丸め込むも2。
 田口はハンマーブローからフォールも、リーが切り替えしていきお互い丸め込み合戦も、田口がラ・マヒストラルで捕らえるが2。りーも丸め込むが2。

 リーが走り込むも田口はショルダースルーでエプロンに落とすがリーが延髄斬りからコーナーに登るも、田口は足をカットし正面に登るがリーも足を刈って倒すとパタラス・エネル・ペチョ。避けた田口が低空ドロップキックからオーマイ&ガーアンクル。リーは回転して逃れようとするが田口はすぐにオーマイ&ガーアンクル。リーはロープへ腕をかけてブレイク。

 田口はストンピングからロープに振ってヒップアタックも、リーはマンハッタンドロップで迎撃しジャンピングニー。田口もヒップアタック連発で返していくが、リーはそのままキャッチしジャーマンで叩きつけるが2。
 リーはデスヌカドーラを狙うが田口は丸め込むも2。
 リーはジャンピングニーからデスヌカドーラで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
ドラゴン・リー
「もう1勝できてとても嬉しい。俺はこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに、ドラゴン・リーの人生、心、魂……すべてを懸けてリングの上でファンのみんなに戦いを見せている。毎日毎日鍛えて、毎日毎日鍛えている。スーパージュニアの全員に勝つためだ。特にヒロム・タカハシを倒したい。他に、SHOもリストに入れた。そして次はお前だ、デスペラード。メキシコを知っているお前とベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで戦えることを嬉しく思うよ。アリガトウゴザイマシタ」

――試合中に「行っちゃうぞバカヤロー!」と叫んだことについては
「素晴らしいアミーゴであるコジマへのリスペクトの気持ちだよ」

第7試合


 ロックアップからリストの取り合い。両者距離を取り、再度リストの取り合いからスカルが潰すもKUSHIDAはブリッジ。無理やり潰してフォールも1。強引に潰すも2。KUSHIDAがヘッドシザースホイップからフォールも、抜けたスカルを再度ヘッドシザースホイップからバックを取るが、スカルは尻をボディに叩き込み、KUSHIDAの卍を丸め込むがお互い切り替えしあい、KUSHIDAがヘッドシザースで捕らえるがスカルは倒立して抜けるも、KUSHIDAはすぐにヘッドシザース。スカルはそのまま足でKUSHIDAをフォールも2。

 スカルはアンクルホールドも、KUSHIDAは倒立してこれを抜けるとヘッドロックからリストを取る。逃れようとしたスカルの足を取りアンクルホールド。抜けようとしたスカルに弓矢固めも、回転して潰したスカルがフォールも1。

 スカルがガットショットからチョップ。KUSHIDAもチョップを返しコーナーに振るが、スカルはすぐに抜けてからKUSHIDAの股を抜けてスクールボーイを狙うもKUSHIDAが潰すがスカルも切り返し、お互い丸め込み合戦も2。
 スカルがソバットから走り込むがKUSHIDAはアームドラッグから顔面への低空ドロップキック。エプロンに出たスカルがKUSHIDAの腕をとってロープを使ったアームブリーカーから延髄斬り。場外に落ちたKUSHIDAにスカルはエプロンを走り込んでのトラースキック。

 リングに戻り、スカルがサミングから膝裏へのストンピング。さらに肘へのストンピングから肘を叩きつけるボディスラム。
 スカルはチョップからKUSHIDAがナックルもスカルは足を刈って倒しロメロスペシャルを狙うがKUSHIDAはロープを掴む。

 スカルはKUSHIDAの腕を取りコーナーに座らせると、正面に登りコーナー上でエルボー合戦。スカルは猫騙しもKUSHIDAは腕固め。そのまま雪崩式の腕殺しから、ミドルキックを連打。スカルはガットショットから走り込むもKUSHIDAはアームホイップ式腕ひしぎ。スカルはロープをつかみブレイク。

 KUSHIDAは腕へのドロップキックから人工衛星DDTを狙うも、避けたスカルへ延髄斬りも、これもかわしたスカルがロメロスペシャル。そのままカベルナリア。これを離すとエルボースマッシュから走り込むが、KUSHIDAはローリングエルボーで迎撃し走り込むも、スカルはスネを蹴り上げ倒しラリアット。避けたKUSHIDAがオーバーヘッドキックもスカルはすぐさまジョー・ブレイカー・ラリアットでなぎ倒す。
 スカルはリバースネックブリーカードロップからフォールも2。

 スカルはフロントネックも、切り替えしたKUSHIDAが膝蹴り連発からハンドスプリング。だがスカルはキャッチしリバースブレーンバスター。フォールも2。

 スカルのラリアットを巻き込んでKUSHIDAはシェルショック。KUSHIDAはバックトゥーザ―フューチャーを狙うがスカルが丸め込むも2。スカルは走り込んできたKUSHIDAをコーナーに座らせ、雪崩式リバースブレーンバスター。フォールも2。

 スカルはチキンウィングを狙うが、KUSHIDAはショルダーアームブリーカーからオートマティック・ミッドナイト。
 膝立ちでエルボーの打ち合いからスカルがエルボー連打。KUSHIDAはミドルキックから飛びつきDDT。さらにV1アームロックもスカルは切り替えしてハイキックも避けると投げようとするが、KUSHIDAは丸め込もうとした所をスカルが潰して丸め込み合戦。KUSHIDAはコーナーに座らせ倒立キックから正面に登るが、スカルは指折り。KUSHIDAは飛びつき雪崩式DDTから腕を極めようとするが、指が痛くて極めきれず腕へのパントキックからバックトゥーザフューチャーで3カウント。

<試合後コメント>
マーティー・スカル
「普段俺は言い訳をするタイプじゃない。そういうことを言うのも嫌いだ。だが、今日の試合を終わってみて、このベスト・オブ・ザ・スーパージュニアはフェアだと思うか?こっちはこのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの前にROHのトーナメントで日々メインイベンターを務め続けてきたんだぞ。そして4時間にも及ぶファンミーティングに出続けたんだ。毎日、毎日ファンに会って写真を撮ったり握手をしたりしていたんだ。そしてベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場するためにアメリカから飛んでこようと思ったら、悪天候のためにフライトがキャンセルになるアクシデントに見舞われ、それだけならまだしも、なぜか俺の荷物だけがニューヨークに行ってしまった。俺は着替えもないままシカゴで30時間も待ったんだぞ。そこでは下着を洗濯するくらいしかやることがなかった。そんな中、俺はどうにかこうにかベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの記者会見に間に合うように日本へ来れたけれども、この最初の二戦の俺の相手は、二人ともここから20分くらいのところに住んでいるじゃないか。奴らはしっかり休養を取ってリフレッシュして、きっとマッサージなんかも受けてるんだろ?マッサージを受けたいのはこっちの方だよ!でも、まだ終わっちゃいない。近年稀に見るカムバックをしてみせる。2敗なんてのは問題じゃない。これはまだ俺のプラン、スタイルの内だ。俺は天才だからな。次は同じようにコトが進むと思わないほうがいいぞ。なぜなら、俺は長年生き延びてきた“ヴィラン”だからな」

第8試合


 ヒロムが急襲し試合開始。マウントエルボー連打からレフェリーを突き飛ばし、さらにデスペを場外に投げ捨てると場外乱闘へ。南側客席通路を走り込んでのジョン・ウーで沸かせると、カウント19でリングへ投げ入れる。

 ヒロムはマスク剥ぎを狙うが、耐えたデスペの顔面を蹴りつけスライディングキック。避けたデスペがハイキックも、避けたヒロムへスピアーからチョーク攻撃。お互いリングを転がり押し込み合うが、レフェリーがこれを引き剥がすとデスペがレフェリーに詰め寄る。そこへヒロムが走り込むが、デスペが避けて場外に落とすとトペ・スイシーダ。場外でヒロムの背中を机に叩きつけイス攻撃連打からリングに戻り、コーナーを外すとリングに戻ってきたヒロムの背中を金具がむき出しのコーナーに叩きつけてフォールも2。

 デスペはボディスラム2連発からフォールも2。デスペはキャメルクラッチから背中へのボディプレス。フォールも2。

 ヒロムが膝立ちでチョップ連打も、デスペは場外に投げ捨てリバースDDT。カウント18でヒロムはリングへ。
 デスペはヒロムの首へ乗り、レフェリーに注意されると髪を掴んで起こしチョップ。ヒロムもチョップを打ち込むが、デスペがチョップでなぎ倒しフォールも2。

 ヒロムはデスペにバックエルボーからロープに飛ぶが、デスペが追走バックエルボーからロープに飛ぶもヒロムはコルバタで投げ捨て串刺しラリアット。さらに低空ドロップキックを顔面に叩き込みフォールも2。

 ヒロムはチョップも、デスペがロープに振るがヒロムはロープを掴み、足を伸ばしてカットするとタランチュラ。これを離すと場外に引きずり出してどどん。さらにエプロンを走り込んでのダイビング・ジョン・ウー。

 リングに戻り、ヒロムがダイビング・ヒッププレスでフォールも2。
 ヒロムが投げようとするが耐えたデスペにヒロムがチョップから走り込むもデスペはカウンターのスパインバスター。フォールも2。

 デスペは逆エビ固めもヒロムはロープを掴む。
 デスペは投げようとするが、耐えたヒロムへ膝蹴りも、ヒロムはチョップを叩き込むがデスペはサミングから前蹴り。デスペはブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。

 デスペはギターラ・デ・ラ・ムエルタを狙うが着地したヒロムがトラースキックも、避けたデスペがスピアー。デスペはギターラ・デ・ラ・ムエルタを狙うも、ヒロムはリバース・フランケンで切り返す。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからデスペがエルボー連打からのヘッドバッド連打。デスペはピンチェロコを狙うが、耐えたヒロムの顎へエルボー。
 デスペは再度ピンチェロコを狙うがヒロムはリバース。ヒロムは走り込むが、デスペはスピアーで迎撃し走り込むがヒロムはカウンターのコーナーへのフロントスープレックス。
 ヒロムは担ぐとダイナマイト・プランジャ。フォールも2。
 ヒロムは担ぐも着地したデスペが急所攻撃も、避けたヒロムがコーナーへのデスバレーボム。
 ヒロムは担ぐもデスペが丸め込もうとするが、力づくでぶっこ抜いたヒロムがジャーマンスープレックスホールドも2。
 ヒロムはTIMEBOMBを狙うが、デスペはレフェリーを突き飛ばしてこれを脱出すると、ベルトを抱きしめる。
 ヒロムが近づくと、デスペはベルトで殴りかかるが避けたヒロムがベルトごとトラースキックからフォールも2。

 ヒロムはマスクを掴んで引き起こすと、レフェリーがベルトを奪うがそのすきにデスペは急所攻撃からギターラ・デ・ラ・ムエルタで叩きつけてフォールも2。
 デスペはピンチェロコで叩きつけて3カウント。

デスペ「おい、ヒロム、あんなに待ってたのに、大嫌いなんて寂しいこと言うなよ。答え合わせしてやってもいいぞ。お前、わかるっつっただろ?じゃ隠したって意味ねーよな。(マスクを脱ぐかに見せて)なわけねーだろバカども。いつもいつも自分たちのハッピーエンドになると思うなよ。これが現実だ、俺のほうがヒロムより強かった」

<試合後コメント>
エル・デスペラード
「あぁ……バケモンめ……。俺は負けねぇよ。なぜだか分かるか?チャンピオンだもん。これはシングルのリーグ戦だ。ってことは、今日見栄えのために持ってきたタッグのベルトなんてなんも意味がねぇ。まぁ~、だけどコイツらのお陰で俺は助かった。やっぱ離せねぇなコイツは(二本のベルトを抱きしめる)。だが俺はどうしても欲しいもんがある。それはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで優勝しただけじゃ手に入らねぇ。だが、優勝すれば必ずその道が開けるはずだ。あぁ、なんかKUSHIDAと、ヒロムと、マーティー・スカルも似たようなこと言ってたな。ジュニアの誇り?てっぺんに上げる?おぉ~、頑張っておくれ。君たちが持ち上げてくれたそのステージの中で俺が一番を持っていく。俺がステージに上るんじゃない。お前らが押し上げてくれるんだ。ありがとよぉ~。愛してるぞお前ら。俺のために働いてくれ」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る