棚橋弘至・KUSHIDA時代の終焉…ロス・インゴベルナブレスがベルト席巻!

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 1月4日、東京ドームで開催された新日本プロレス『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』。
 年間最大イベントということもあり様々なタイトルマッチが開催されたが、ロス・インゴべルナブレス・デ・ハポンがベルトを席巻した。

 第3試合で行われた『NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ガントレットマッチ』ではバッドラック・ファレ&高橋裕二郎&ハングマン・ペイジのBULLET CLUB、邪道&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイのCHAOS、小島聡&リコシェ&デビッド・フィンレーの第8代王者組を抑えBUSHI&“キング・オブ・ダークネス”EVIL&SANADAが勝利。
 BUSHIは「全く思い入れのないベルト…誰か興味ありますか?このベルトを踏み台にIWGPジュニアに辿り着く」とベルトをぞんざいに扱う。

 第7試合で行われた『IWGP Jr.ヘビー級選手権試合』では、凱旋帰国した高橋ヒロムが東京ドーム初出場でKUSHIDAに挑戦。
 ホバーボードロックを切り返しTIME BOMBを叩き込んだヒロムが勝利し「笑いが止まんないよ、最高だよ。夢にまで見た瞬間だよ。幸せだよ。KUSHIDAさん、本当にこの3年半の間新日本ジュニアを支えてくれてありがとうございました。もうあなたの好きなように、自由に楽しんで、何も背負わずにプロレスを、新日本プロレスを楽しんで下さい。俺はこっから始まるんだ。俺はこのIWGPジュニアのベルトとともに旅をしていくよ。俺はこのベルトを取るために、そしてゴールデンタイムで試合をするっていう願いを叶えるために今頑張って試合をしてる。そのためにはKUSHIDAより強い新しい敵が必要だ。もっと色んな選手来てくれよ!」と、KUSHIDA時代の終了を宣言しベルトを抱きしめキスをする。

 そしてセミファイナルでは内藤哲也が持つ『IWGPインターコンチネンタル』に棚橋弘至が挑戦。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成し、2016年プロレス大賞MVPを受賞した内藤はこの一戦で棚橋を介錯する宣言していた。
 一方、7年連続東京ドームのメインが潰え、いまや崖っぷちに追い込まれた棚橋は長年愛用してきた入場テーマ曲『HIGH ENERGY』を捨て、背水の陣で内藤からインターコンチを奪取してV字回復を目論む。新テーマ曲に乗り、ビッグマッチ仕様のポニーテール姿で入場した棚橋の背後のビジョンには『LOVE&ENERGY』の文字。一方、紫のスーツ姿で現れた内藤は花道の途中でお面を外すと、ベルト片手に「トランキーロ(焦るなよ)」とばかりにゆっくりと入場するとリングインしてベルトを投げ捨てる。
 25分以上の激闘は内藤がデスティーノを叩き込んで勝利。大の字に倒れた棚橋を見下ろした内藤は、右の拳を天に突き上げ、その拳を棚橋の心臓辺りに置いてから敬礼。宣言通り棚橋を介錯し、憧れだった存在に終止符を打った。

 NEVER6人タッグ、IWGPジュニア、IWGPインターコンチネンタルと全メンバーがベルトを巻いたロス・インゴペルナブレス・デ・ハポン。
 内藤は「まあこれで一つの時代が完全に終わったのかな。寂しいけどね。これもDestino……運命だよ。かつて彼が俺にこう言ったよ、2006年の7月だったかな。『早く俺のところまで来いよ』と棚橋は言ったよ。でも今現在、棚橋は俺の目の前にはいないからね。もう俺のはるか後ろを歩いている存在だから。今この場で彼にメッセージを送るよ。『棚橋、早く俺のところまで戻ってこいよ』。まあさ、彼はもう終わった人間だからね、もう戻ってくることはないと思うけど、戻ってこようとするのは自由だから楽しみに待っててくれ」とベルトを投げ捨て棚橋時代の終焉を宣言。

 この日、IWGPタッグ、IWGPジュニアタッグ、NEVER無差別級、IWGPヘビー級のベルトはCHAOSの手に。新時代の新日本プロレスはCHAOSとLos Ingobernables de Japonの2チームが中心となっていきそうだ。

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