エル・デスペラード&金丸義信がIWGPジュニアタッグ王座を戴冠し鈴木軍が新日本タッグ戦線を制圧!「やること一つだな。タッグの統一か?」

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 11日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が行われ、エル・デスペラード&金丸義信がIWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦を制して新王者となった。

IWGPジュニアタッグ王座として君臨していた“ROPPONGI 3K”のSHO&YOHだったが、7月頭にYOHが右膝を負傷して欠場に入り、年内の復帰も難しいということから同王座を返上。新王者を決めるべく、4チームによる新王者決定リーグ戦が開催され、この日はリーグ1位のエル・デスペラード&金丸義信vsリーグ2位の高橋ヒロム&BUSHIが決勝戦に臨んだ。
ともに2勝1敗ながら、9日のリーグ最終戦ではデスペラード&金丸がヒロム&BUSHIに直接勝利したことで1位通過。勢いに乗った連勝で王座戴冠を狙っていた。

 序盤からデスペラード&金丸はヒロムの首に狙いを定めて攻撃を集中させていき、BUSHIが救出に入るも金丸の好アシスト形勢逆転までは許さず終盤戦まで試合を有利に運んでいく。
 そしてデスペラードがヒロムへのピンチェ・ロコで決着を狙うが、BUSHIがこれをカットし、BUSHIのブレーンバスターにヒロムがパワーボムを合わせる合体攻撃、ヒロムのジャーマンスープレックスにBUSHIが回転エビ固めで勢いをパワーアップさせる合体攻撃、LAT(合体フェイスバスター)と怒涛の連携攻撃を見せて巻き返すも、金丸がレフリーを場外に引きずり出し、BUSHIをタッチアウトでKOしてからヒロムへ角瓶攻撃。アシストを受けたデスペラードがロコ・モノからのピンチェ・ロコで試合を決めた。

 第62代IWGPジュニアタッグ王者として勝ち名乗りを受けたデスペラードは「テメェらごときが俺らに勝てると思ってんのかこの野郎。あ?最後はノブさんが1人で2人共伸ばしちゃったから、実質2vs1じゃね?あ?俺いなくてもノブさんだったら勝ってたんじゃね?」と嘲笑。
 そして倒れ伏すヒロムへ「『楽しませる』って言ったじゃねえか。まだやり足りねえよ。もっと、もっと!……言わないです。テメェらが求めるようなことは俺たちは一切しない。ヒロム、BUSHI、お前らの挑戦はもう受けません」と吐き捨てて会場を後にした。

 試合後、デスペラードと金丸がバックステージで勝利を喜び合っているところへ、タイチが現れて2人を祝福。祝いの酒盛りをしようとするも、タイチと金丸が車で、デスペラードがバイクで会場入りしていたため酒盛りはお預け。

 そしてザック・セイバーJr.とともにIWGPタッグ王座を保持しているタイチは「(鈴木軍が保有するベルトは)5だな。凄くない?やること一つだな。タッグの統一か?おい」とIWGPタッグ王座とジュニアタッグ王座の統一戦を仄めかす。デスペラードは「え?話変わってくるぞ」と身構えるものの、タイチが「まあ、それは飲みながらあとで。いつものとこな。今日は俺がちょっとだけおごってやるよ」とおどけると仲良く去っていった。

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