石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIがNEVER無差別級6人タッグ王座初防衛!石井はSHOへ「悔しさを乗り越えたときに強くなる。田中、お前なら大丈夫だ」とエール

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 11日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』が行われ、後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIがCHAOS同門対決を制してNEVER無差別級6人タッグ王座の初防衛に成功した。

 先月9日に行われたNEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメントでオカダ・カズチカ&矢野通&SHOを相手にしたCHAOS同門対決を制して王座を戴冠した後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIだったが、この試合で石井の垂直落下式ブレーンバスターに沈んだSHOが猛烈にリベンジマッチを要求。
SHOはパートナーのYOHの負傷による長期欠場でIWGPジュニアタッグ王座を返上し、階級を超えた無差別級戦線への参入を宣言したばかり。SHOが殻を破って新たなステージへ進むことが出来るのかどうかに注目が集まる試合となっていた。

 試合はSHOが石井を強く意識し、ゴング前を待たずジャンピングニーからのラリアットで奇襲。SHOの心意気に応え、矢野はコーナーマットを外したり場外からの妨害行為を行ったりとアシストに回り、オカダも主に後藤とYOSHI-HASHIを相手取りカットプレーを中心に立ち回ってSHOをサポート。
 SHOはヘビー級の石井との打撃戦でも一歩も引かずに正面からエルボーを打ち合っていき、ジャーマンスープレックスやクロスアーム式パイルドライバーなどのパワーファイトやチキンウイングアームロックや腕十字などの関節技を変幻自在の攻撃を見せていくものの、後藤&YOSHI-HASHIのGYRを被弾し、最後は石井の延髄斬り、スライディングラリアット、垂直落下式ブレーンバスターのラッシュを受けて3カウントを聞いた。

石井は倒れ伏すSHOに歩み寄ると、右手を差し出す。SHOはその手をしっかりと握り返し、6人で輪になって全員で手を掲げた。そして石井とSHOは抱き合って健闘を称え合ってからSHOが深々と座礼し、勝者への敬意を称した。

 試合後、石井は「田中(SHO)、悔しいだろう?あれだけタンカを切って負けたんだからな。でも気にすんなよ。あいつの悔しい気持ちがどれだけ大きいか知んねぇけど、その悔しさが大きけりゃ大きいほど、それを乗り越えたとき、そのぶん強くなるよ。田中!毎試合、こういう気持ちで来いよ。俺が相手だろうが関係ねぇんだ。毎試合、こういう気持ちで相手に向かっていけ。悔しい思い、辛い思い、情けない思い、これをたくさんした人間っていうのはよ、それを乗り越えたとき、必ずそれ以前よりも大きい力を発揮すんだ。田中、お前なら大丈夫だ。まあ、偉そうに言ってるけどよ、俺も常に、俺の前に、高い壁が立ちはだかんだよな。乗り越えても、乗り越えても。だからいまから、その壁を乗り越えようとしてんだよ。待っとけよ『G1』」とSHOにエールを贈りつつ、自らの壁に向けて吼える。

 そしてSHOは、パートナーのオカダ&矢野、そして対戦相手の3人への感謝の気持を語り、「いまはCHAOSの先輩方に感謝しかねぇよ。俺にできることはただひとつ。いまより強くなって、その強さの証を、結果として残すことだ」と前を向いた。

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