グレート-O-カーンが東京ドームで戦う棚橋弘至を奴隷にすると宣言！棚橋の答えはイスで怒りの滅多打ち！
23日、東京都・明治記念館にて新日本プロレスが『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』についての記者会見を実施し、グレート-O-カーンが棚橋弘至をTHE EMPIREの奴隷にすることを宣言した。
新日本プロレスでは、例年年間最大のビッグマッチとして「1･4（イッテンヨン）」こと1月4日の東京ドーム大会を行ってきたが、昨年は史上初の4日＆5日の2DAYSの東京ドーム大会を開催。そして今年も4日＆5日の東京ドーム大会が決定し、6日にはTDCホール大会も実施することが決まった。
4日の第4試合でスペシャルシングルマッチで戦う棚橋弘至とグレート-O-カーンが会見に現れると、オーカーンは「ひれ伏せ！愚民ども！頭が高い。他の奴らがグダグダと選挙活動中の政治家のように理由や思想を語るが、理由じゃねーんだよ。勝ちてぇから戦うんだよ。だが！敵を討ち取った褒美は欲しいなぁ？歴史の問題だよ。負けた国がどうなるか知ってるか？すべてを奪われ！奴隷になるんだよ！付き人がどうとかほざいてくれたなぁ？棚橋。ならば、貴様が負けた暁には、THE EMPIREに入って犬にでもなってもらおうか！なぜ余が貴様のヒザを再三に渡り壊したか、分かるか？ヒザが痛くて立てねえんだろ？良かったじゃねーか。今後は四つん這いで過ごせるぞぉ？負け犬でも、マスコットキャラぐらいにはなれんだろぉ？棚橋ごときを支持している愚民どもも覚悟しておけ！発情期のメス犬のようにベェロベロと！余の靴を舐めさせてやるよ！ひれ伏せ愚民……！」と演説。
対する棚橋は奴隷宣言についてはさらりと流し、「2009年の東京ドームで武藤敬司選手に勝ったときに『俺は新日本プロレスのエースだ』とエース宣言をして、早12年。干支が 1周しました。エースという肩書は残っていますが、コンディション的にもあまり良くない。東京ドームでの試合順も、どんどん下がっていっている。もちろん悔しいですけど、2020年、大変な年になって、プロレスを始め色んなエンターテイメントが苦戦しているこういう状況で、奮起しなければ何がエースだよと。逆境でこそ燃えます！なので、僕がもう1度新日本プロレスを建て直すために、2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります。ただ、ここ数年、凱旋帰国してきた選手の踏み台どころかジャンプ台になってますんで。2匹目のドジョウではないですけど『2匹目の棚橋はもういませんよ』と。東京ドーム、最高のスタートを切って2021年の希望になります」と棚橋らしく明るい笑顔を見せた。
この日の夜に行われた後楽園ホール大会では、オカダ・カズチカ＆棚橋弘至＆本間朋晃vsウィル・オスプレイ＆グレート-O-カーン＆ジェフ・コブの6人タッグマッチが実施。
オーカーンはこの試合でも執拗に棚橋のヒザを攻め立てるが、棚橋はドラゴン張り手を中心に攻め込み、目には目をヒザにはヒザをのドラゴンスクリューなどで反撃。試合はコブが本間をツアー・オブ・ジ・アイランドで沈めて終わったが、試合後の乱闘でオスプレイがオカダをKOし、オーカーンが恒例となりつつある演説を始める。
ここで怒り心頭の棚橋がイスを持ち込んでオーカーンらTHE EMPIREを殴り飛ばし、オーカーンには執拗な滅多打ち。かねてよりの宣言通り“怖い棚橋”の姿を見せつけた。
しかし、棚橋は自己嫌悪しながらバックステージに現れ「凄く、冷たい気持ち。自分でもこんなに何か……冷たい気持ちになるんだなって。別に俺はイスで人をぶん殴る為にプロレスラーになったわけじゃないし。2020年を、ただ気持ちよく終わりたかっただけなんだけど……物でさ、人を殴るっていうのは史上最悪の気分だね。一年の計は東京ドームにあり。レスラーはみんなそう思ってるから。2021年、自分で下げてしまった期待感を上げていくために、オーカーンにさらっと勝って、逆境、困難、そういった時に頼りになる棚橋が2021年は帰ってきますよ」と語って去っていった。
『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』
日程：2021年1月4日（月）
開始：17：00
会場：東京都・東京ドーム
▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
棚橋弘至
vs
［THE EMPIRE］グレート-O-カーン
